マンガ『MARS RED』2巻 アニメとは違う展開の最新刊とは?

2021年4月から放送を開始したアニメ『MARS RED』。この放送に先立ち『月刊コミックガーデン』で連載されているのが、マンガ『MARS RED』です。昨年発売の1巻に引き続き、2巻が2021年4月に発売されました。

アニメを見た方や単行本1巻を読んだ方の中には、お気づきの方もいると思います。実はアニメとマンガでは物語の展開が違うのです。じつは『MARS RED』の世界はパラレルワールド。アニメとマンガでは、別のストーリーになっています!面白いですね!こうなると、ますます2巻の内容が知りたくなります。

原作の朗読劇からこの作品が大好きなわたしが、マンガ『MARS RED』2巻の内容と魅力についてご紹介したいと思います。

※以下単行本2巻のネタバレがありますので、ご注意ください。

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『MARS RED』1巻についても記事を執筆しています。こちらもあわせてお読みください。

“朗読劇”が原作? 謎だらけのマンガ「MARS RED」の正体とは?

登場人物

唐々煙ツイッターより引用

栗栖秀太郎

本作の主人公。零機関所属。国内最高位、Aクラスのヴァンパイア。白川葵とその兄とは幼なじみ。

白瀬葵

栗栖秀太郎の幼なじみ。両親や祖父の死後、兄も戦死。兄の死を共に悲しんだ秀太郎も陸軍の任務中に死亡との知らせが…。しかしそれを信じることができず、新聞記者となり、秀太郎の行方をさがす決意をします。

前田義信

零機関の指揮官。人類最強の陸軍大佐。中島宗之助は命の恩人。

中島宗之助

佐賀県の士族出身の陸軍大将。戦場で前田の命を救い、今は彼の後見人となっています。

山上徳一

零機関所属。かつてはイギリスにいたこともある陸軍のエリートでしたが、今はランク外のヴァンパイア。前田とは同期入隊ですが、前田の山上に対する態度は高圧的でとても同期に対するものとは思えません。

タケウチ

零機関所属。Dクラスのヴァンパイア。科学技術部門主任。零機関のヴァンパイアたちは彼の発明に助けられることも多いのです。

スワ

江戸の昔からのヴァンパイア。ランクはCクラス。2巻の第七夜では、ヴァンパイアになった経緯が語られます。

1巻あらすじ

煉獄に笑う公式ツイッターより引用

「MARS RED」は、軍に使役されるヴァンパイアたちの活躍を描く物語です。時は大正時代。目下の彼らの任務は、ヴァンパイアの能力を生かし、諜報特殊任務に従事する事。しかし、任務にあたるなかで次第に浮かび上がる謎がありました。

ひそかに出回る血清に含まれていた、“ヴァンパイアウイルス”とは? またその血清の出どころは?もうひとつ気になるのは、葵に近づく舞台役者の少年。彼は一体何者なのでしょうか?

『MARS RED』2巻のあらすじを紹介します

マグカン(マッグガー関事業部事業部)ツイッターより引用

第五夜 『カハタレ』

 

・ 帝国劇場でスワが目撃したヴァンパイアは、金髪の男児でSクラス。名前は「デフロット」であることが判明しました。劇場で人に紛れて役者をしているようです。

・中島はまだまだ謎が多い存在であるヴァンパイアを、軍が金剛鉄兵として利用しようとしているのは、危ういことだと前田に告げます。

・それを聞いた前田は、もし彼らが軍にとって危ない存在だとしたら、排除することもいとわないと思っている様子でした。

・一方タケウチは、零機関のヴァンパイアのために、装備などの研究開発を進めていました。

MEMO
「カハタレ」とは

ヴァンパイアが眠りにつく、夜明け前の時間を「彼誰時(かわたれどき)」といいます。作品内の中島のセリフによると

向こうから歩いてくる人間が判別できず「彼は誰そ?(かは たれそ)」と尋ねるほどにくらいから

と書かれています。美しい日本語だなあと思いました。

第六夜 『地方捜査』

 

・その頃地方でも、ヴァンパイアが犯人と思われる殺人事件が起こっていました。零機関は「内務省警保局」(現在の警察にあたる組織)の身分で現地に入ります。

・ヴァンパイアの案件は零機関の担当です。前田は現地の警察署長に対して、捜査は自分が連れてきた担当者があたるので、手を出さないでほしいと強い口調で指示をします。

・署長は、それでも地元の事件なので自慢の部下を使ってほしいと迫ります。前田は実力をみようと部下たちを剣道場に集め、勝負をします。しかし、前田は軍の修練でも無敵です。もちろん、誰も前田を倒すことができませんでした。山上は秀太郎に、前田の強さは「人間じゃない」レベルだと話しています。

・零機関の活躍で殺人事件の元凶であったヴァンパイアは退治されました。しかし秀太郎は、襲ってくるヴァンパイアに対して非情になることができませんでした。

第七夜 『吉原狂乱』

 

・吉原で体が変色した遊女の死体が発見されました。葵も取材をしますが、軍の圧力で記事になることはありませんでした。

・遊女の死はヴァンパイアとの関係が疑われたため、零機関で捜査をすることになりました。

・スワは潜入した店で、遊女のあけさとに出会います。スワはあけさとと話すうちに、彼女と忘れかけていた妹の面影を重ねていきます。スワはひととき人間だった頃の優しい気持ちを取り戻すのでした。

・あけさとが眠りについた頃、スワはタケウチから、山上がヴァンパイアを発見したと知らせを受けます。

・Aクラスの高い能力でいち早く現場にかけつけた秀太郎でしたが、泣いて謝るヴァンパイアを前につい手を緩めてしてしまい、取り逃がしてしまいます。

第八夜 『スワ』

 

・ついにここでスワの過去が語られます。

・夢の中で”あの日”の記憶がよみがえったスワ。夜になり目覚めた彼らの元に再び吉原の遊女が殺害されたとの知らせが入ります。

遊女の名はあけさと。動揺を隠せないスワ。自分の逃がしたヴァンパイアの仕業かと青ざめる秀太郎。

しかし歯型からヴァンパイアは何人もいるのではと推測されました。零機関の面々は再び吉原にむかい、捜査を開始しますが、ひとりで活動していた山上に危機が迫ります。

第九夜 『敵と仲間と味方』

 

・山上は大勢のヴァンパイアに囲まれ追い詰められていました。

・いち早く山上の救命信号を受け取った秀太郎。病気で亡くなった遊女を投げ込むという寺へ向かいます。どうやらここがヴァンパイアの隠れ家のようです。

・山上は命の危機にありました。しかし、そこへ秀太郎がいち早く駆けつけ、山上を救うのでした。

・あけさとの遺体と対面したスワは、彼女とのさいごの別れを惜しみます。

・この隠れ家で、零機関の面々は、市中に出回っていたものと同じ血清を発見します。酒樽に隠してあった血清の出どころを議論していたところ、突然前田が胸を押さえて倒れてしまいます。

・デフロットは、どこからか一部始終を見ていたようです。なぜか葵と一緒にいます。恐ろしい目で葵を見つめています。葵に何をしようとしているのでしょうか。

第十夜 『思考なきヴァンパイア』

 

・任務中に倒れた前田は入院。軍の上層部は零機関の解散と金剛鉄兵計画の中止を決めます。

・山上は入院中の前田を見舞います。タケウチの聞き取りによると、山上を襲ったヴァンパイアたちは何も話せない「思考なきヴァンパイア」だったというのです。

・捜査によると、血清を持ち込んだのはおそらくデフロット。持ち込みの拠点は横浜の赤レンガ倉庫のようです。山上は前田に今夜、中島の指揮のもとで踏み込む計画だと話します

・山上はいったん病院を離れますが、嫌な予感がして病室へ戻ります。すると、前田がベッドから姿を消していました。

・前田の失踪の報告のため本部に戻った山上でしたが、そこには幼なじみの葵の行方がわからないと戸惑う、秀太郎の姿もありました。

・その頃、前田は横浜の赤レンガ倉庫にいました。その様子を屋根の上から見下ろすデフロットのうしろには無数の怪しい影が。さらに仮面を被った謎の一団も姿をあらわしました。

いったい何が起きようとしているのでしょうか。

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2巻の見どころ~感想

煉獄に笑う公式ツイッターより引用

マンガ『MARS RED』2巻では、登場人物たちの躍動感があふれる格闘シーンが、めじろ押しです。唐々煙(からからけむり)によって、キャラクターの表情が豊かに描かれているので、おのずと親近感が沸いてきます。これから彼らの魅力が伝わってくる、2巻の見どころをご紹介します。

戸惑う秀太郎

秀太郎は、ヴァンパイアになってから日が浅いため、ヴァンパイアの力や衝動をうまくコントロールできません。国内で最高クラスのヴァンパイアなのに、その能力を出しきれていないのです。秀太郎はもう人間ではないと分かっていながらも、化け物に変わってゆく自分が許せないです。だからこそ、人間らしくありたいと願っているようです。

秀太郎はもともと優しい人なのでしょう。第七夜では、ヴァンパイアに対して非情になりきれず、取り逃がしてしまいます。

スワからは「捕まえられないなら殺せ」と責められ、前田からは「その甘さがいつか仲間を殺す」と指摘されてしまいます。

第九夜では、吉原で捜査に当たっていた山上が、大勢のヴァンパイアに囲まれピンチに陥ります。山上を思う秀太郎の優しさが、自身の潜在能力を引き出すことになるのです。

いくらヴァンパイアでも、首を落とされてしまったら一貫の終わりです。まさに、山上の首が飛びそうになった瞬間

「その甘さがいつか仲間を殺す」

あの日の前田の言葉が、秀太郎の脳裏にこだまします。

ついに秀太郎はヴァンパイアの能力のすべてを解放します。恐ろしい姿へと変貌した秀太郎は、ものすごい力で、つぎつぎとヴァンパイア達を切り刻んでいきます。その様子は、常に冷静な前田も驚かせるほどに凄惨(せいさん)を極めていました。

命が助かった山上に腕をつかまれわれに返った秀太郎は、自らの行動が招いた惨状を嘆きます。そんな秀太郎に向かって前田は「その力で仲間が救われた」と礼をいうのでした。

秀太郎は山上を救えて本当に良かったと思います。しかし化け物になった秀太郎の姿を見るのは、とてもつらかったです。強さとは何だろうと改めて考えてしまいました。

前田と山上

前田は同期入隊の山上に対して高飛車な態度を取りますが、それは見下しているのではなく、山上に好意を持っているからだと思います。前田は、山上のことを「山上レーダー」と呼んで「ヴァンパイア発見器」のように扱いますが、山上も嫌な顔をしながらも従っている様子からはふたりの信頼関係をみることができます。

山上は前田の強さを認めていて、またその内側に秘められた優しさも知っています。第六夜では秀太郎にかつて前田と剣道の勝負をした時の話を聞かせます。むかし話をする山上の言葉の端々から、秀太郎も前田の優しさを知るのでした。

前田はヴァンパイアになってしまった山上を哀れに思っています。その様子は、第5夜でもうかがえます。

山上も心臓に疾患を抱える前田の健康を気遣っています。第10夜で山上が前田を見舞ったシーンでは、山上と前田が互いを思いやる気持ちがよくあらわれています。

ふたりの関係を見ていると、心がほんのりとあたたかくなります。

秀太郎とスワ

スワは、大正時代から数えて300年前のヴァンパイア。つまり江戸時代初期にヴァンパイアになったようです。

スワがヴァンパイアになったのは10代の頃。興味本位で妹と一緒に外国船に忍び込んだ時、大勢のヴァンパイアに一気に襲われてしまったのです。かまれた痕は全身の11カ所。だからヴァンパイアに対する恨みが強いのです。零機関に従わないヴァンパイアを始末するときに、躊躇(ちゅうちょ)しないのはそのためです。

長い年月をヴァンパイアとして生きてきたスワは、人間らしい感情が乏しくなってしまっているところがあります。

スワは自分よりも格上、Aクラスのヴァンパイアである秀太郎の能力を、大いに認めています。しかしまだヴァンパイアになりたてで、人間らしい感情を持ち続けてようとする秀太郎に、危うさを感じずにはいられません。

秀太郎はスワに自らの弱さを指摘されながら、零機関のヴァンパイアとしてたくましく成長していくことでしょう。でも優しい心も忘れないでほしいです。

アニメとマンガの相違点を楽しむ

煉獄に笑う公式ツイッターより引用

同じところを楽しむ

 

アニメとマンガ。たとえストーリーが違っていても、ヴァンパイアは無敵ではない。むしろ弱い存在であるという設定は同じです。

主な登場人物も変わりませんし、タケウチの発明品も登場します

またヴァンパイアが人間のらしくありたいと思う一方で、目的のためには非情にならざるを得ない人間の姿が描かれているところも変わりません。

アニメもマンガも物語の根っこの部分は同じです。安心して楽しんでください。

違うところを楽しむ

 

マンガでは、原作の朗読劇にはなかったもの。またはアニメでも取り上げることがなかった、マンガオリジナルのお話が楽しめます。

2巻の内容では、第六夜『地方捜査』はマンガだけで読めるお話。第八夜『スワ』は朗読劇でも語られなかったエピソードです。

また、アニメではマンガでは登場しないキャラクターも登場しています。だから物語の展開も違ってくるのです。

マンガとアニメを比較しながらみるのもおもしろいです。せっかくですから、相違点も含めて『MARS RED』の世界を楽しみましょう。

まとめ

マグコミ&マッグガーデンツイッターより引用

・マンガ『MARS RED』2巻では、登場人物たちの躍動感があふれる格闘シーンがめじろ押しです。唐々煙によって、キャラクターの表情も豊かに描かれているので、彼らの魅力がよく伝わって、親近感が沸いてきます。

・アニメを見た方や単行本1巻を読んだ方の中にはお気づきの方もいると思います。実はアニメとマンガでは物語の展開が違うのです。

・せっかくですから、相違点も含めて『MARS RED』の世界を楽しみましょう。

『MARS RED』はマンガ、アニメのほかに、今後、ゲームや舞台作品も作られるそうです。それぞれの作品がパラレルワールドのように、別の世界観の作品となるのでしょうか?とてもワクワクします。

マンガ『MARS RED』は引き続き『月刊コミックガーデン』で連載中です。果たして今後、どのような展開が待っているのでしょうか。とても楽しみです。

 

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