画像 Asmik Ace オフィシャルサイト より引用
トランスポーターシリーズのコンプリートには避けては通れない、テレビ版『トランスポーター ザ・シリーズ』ですが、皆さんはご覧になりましたでしょうか?
主役のフランク役は、映画版のジェイソン・ステイサムではなく、『プリズン・ブレイク』などで活躍した、クリス・ヴァンスです。
観た人の中には「ジェイソン・ステイサムが出ていない!」と、主役のキャスティングにお怒りになる方もいらっしゃるようです。
シーズン1は『トランスポーター ザ・シリーズ』
シーズン2は『トランスポーター ザ・シリーズ ニューミッション』
と、順番がはっきりしないタイトルがつけられていて、少々分かりにくい感じもします。
そんな取っ付きにくさもあるテレビ版ですので、映画版のファンでも、観ようかどうか迷っているという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、そんな方に向けて、シーズン1にあたる『トランスポーター ザ・シリーズ』の全12話について、その全体像に迫っていきたいと思います!
結論からいいますと、面白いんです。
目次
テレビ版『トランスポーター ザ・シリーズ』とは
ストーリーを一言でいうと
トランスポーターのフランクが、毎回様々な依頼を受けて、仲間たちとともにその仕事を達成していく物語です。
基本情報
シーズン1
2012年 全12話 フランス・カナダ作品
原題:(仏) Le Transporteur : la série /(加)Transporter: The Series
原作:リュック・ベッソン / ロバート・マーク・ケイメン
アクション監修・振付:シリル・ラファエリ
アクション監修アシスタント・振付:モハメッド・エラチ
ジャンル:カーアクション / アクション/ ドラマ
プロダクションサイト:【Atlantique Productionsオフィシャルサイト】
日本配給元オフィシャルサイト:【Asmik Ace オフィシャルサイト】
日本配給元オフィシャルサイト:【KADOKAWA映画 オフィシャルサイト】
・ ・ ・
ここではあえて、アクション監修の二人をあげてみました。というのも、二人とも『トランスポーター2』のアクションに関わっていたからなんです。
しかも、あの「消火ホース」アクションの場面です。シリル・ラファエリは、コーディネータとして、また、モハメッド・エラチは、スタントマンとしてクレジットされていました。
あの斬新なアクションシーンを作りあげた二人が、テレビ版の監修をしているということで、映画版ファンの方にも期待をもって頂きたいと思います!
Trailer
こちらがトレーラー動画です。
動画 Atlantique Productionsオフィシャルサイト より引用
早い話、映画の劣化版ってことでいいの?
「映画の劣化版」・・・こんなふうに思っている方はいませんでしょうか?
たしかに、映画版『トランスポーター』のファンなら、ジェイソン・ステイサムが主演ではないというだけで、不安に駆られる方もいるはずです。
しかも、予算も少なそうな「テレビ版シリーズ」と聞くと、「どう考えても映画に劣る出来じゃない?」と、鑑賞を躊躇してもおかしくありません。
主人公のフランク・マーティン(クリス・ヴァンス)の雰囲気も、ジェイソン・ステイサムの骨太な系統というよりは、線の細いジェームズ・ボンド寄りの風采で、同じキャラクターとしては少なからず違和感を感じます。
やっぱり、これまで『トランスポーター』に求めていたものが得られそうには思えてきません。
どうして、あんなに映画版は面白かったのでしょうか?ひとまずその魅力を思い出してみましょう。
映画版の魅力
[1]トランスポーターというキャラクター
なんといっても、ジェイソン・ステイサムの魅力がほとばしる作品でしたよね。メリハリの効いた所作と演技で、トランスポーターというキャラクターを見事に作り上げていました。
[2]安定感も多様性もあるアクション
ジェイソン・ステイサムの身体から繰り出されるアクションは、観ていて本当に安心できました。飛び込みのイギリス代表チームで培った身体能力は、さすがに伊達ではありません。
そして、そのアイディアも豊富で、観ていて楽しいものでした。
[3]モビリティアクション
カーアクションは言うに及ばず、バス、トレーラー、飛行機、自転車、列車とさまざまなモビリティ(乗り物)を駆使して、面白さを発掘していました。
[4]タルコニ警部の魅力
全作品に登場したタルコニ警部のユーモアも楽しみでしたよね。フランクの理解者としても安心感があり、その人物像にも魅力がありました。
[5]フランクのルール
そしてまた、物語の仕組みという点では、独特の「ルール」の存在がストーリー展開に緊張感をもたらして魅力的でした。
念のため、フランクのルールを、今一度確認してみましょう。
フランクのルール
[1]仕事のルール
この三つのルールはシリーズ共通でした。
ルール1 契約変更は受け付けない
ルール2 名前はお互いに伏せる
ルール3 荷物は開けない
[2]その他のルール
さらに『トランスポーター2』で、車に乗るときのルールなどが追加されました。
ルール1 人の車には敬意を払うこと、そうすれば君に敬意が返ってくるだろう
ルール2 人に挨拶をすること
ルール3 シートベルト装着
ルール4 守れない約束はしない
このルールを読むだけで、ジェイソン・ステイサム版のシーンが次々に甦りますよね!
さて、こんなに面白かった映画版を胸に抱えた私達は、どうテレビ版に向き合えばいいのでしょうか?
テレビ版は並行世界のフランクと考える方が自然
テレビ版も面白いのですが、「フランク・マーティン = ジェイソン・ステイサム」と思ってしまっては、あらゆる違いがマイナス方向にしか働かず、たとえ観てもがっかりという事になりかねません。
でも、並行世界のフランクと考えてみてはどうでしょうか?実は、作り方も、そう考えた方が自然なように出来ているんです。
実際にどこが似ていて、どこが違うのかを眺めてみると、その辺も納得していただけると思います。
(1)キャラクター像はかなり違います
クリス・ヴァンスのトランスポーターは、よりビジネスマンのようです。
仕事をバックアップする相棒もいれば、友人と呼べる車の整備士もいます。映画版の孤独そうな感じはまったくしません。
また、通りすがりに女性のお尻を振り返ってみるなど、少なからず、女性好きな人物になっています。
(2)安定感も多様性もあるアクションは健在
クリス・ヴァンスもアクションの見せ方がうまいと思います。身のこなしも軽いですし、どんな状況のアイディアにもしっかり対応していて、観ていて一定の安心感があります。
斬新なアクション・アイディアも健在です。
(3)モビリティアクションも大がかりではないですが面白いです
モビリティを使ったアクションでは、映画のアイディアを少し変えて、より低予算で実現したシーンも確かにあります。
しかし、それはオマージュとして楽しめば全然問題ありません。
そもそも1作目のカーチェイスも、というよりも、トランスポーターというアイディア自体も、クライヴ・オーウェンが主演した「The Hireシリーズ」の真似なくして生まれませんでした。
また、テレビ版独自のアイディアもありますので、面白いシーンが観られると思います。
(4)タルコニ警部はより脇役側に変化しました
唯一、映画版とテレビ版で共通のキャスティングとなっているのが、タルコニ警部です。
しかし、フランクには相棒や友人の整備士がいることから、映画版ほど、フランクに欠けてはならない人物としては描かれていません。ユーモアもちょっと控え目になっています。
(5)ルールは映画のものを踏襲していますが、結構ゆるいです
一応ルールを掲げていますが、人情次第で臨機応変に対応しています。
また、いくつかの面白いルールも追加されていきます。
(6)過去の所属軍隊の変化
そして、特筆したいのは、1作目では米軍の特殊部隊所属という設定でしたが、ザ・シリーズで描かれる過去は、イギリス軍の特殊部隊所属となっていることです。
過去の設定がそもそも違うんです。似ているけど違うキャラクターなんですね。
下記サイトで、フランクのアメリカ軍のIDカード(撮影用小道具)が紹介されています。
また、ライが米軍の勲章を手に取るシーンもありましたので、ここではシンプルに、アメリカ軍の特殊部隊に所属していたという前提にしています。
参考 Frank Martins House / Cassis, FranceTHE TRANSPORTER
アクションもしっかり魅せてくれますし、映画三作分のオマージュ素材も揃っている状況で制作された「ザ・シリーズ」は、「故きを温ね新しきを知る」を、地でいく面白さがあると考えていいと思います。
ジェイソン・ステイサムが出ないことを理由にするのはもったいないです。
似ているけれども、違う世界の出来事と考えて、大いに楽しみましょう!
テレビ版だからこその魅力に満足
映画版は大がかりなシーンを作りあげるという魅力がある反面、絶対的にテレビ版に敵わない点もあります。
それはズバリ、映画版では6年間で3話しか楽しめなかった物語が、テレビ版では1シーズンで12話も楽しめるという点です!
ここからは、テレビ版ならではの楽しみ方をご紹介したいと思います。
各話のアバンタイトルの魅力
タイトル前に展開するシーン(アバンタイトル)が、それぞれ面白いんです。
映画版へのオマージュもあれば、映画版よりも見応えのあるドライビングシーンもあったりと、今回はどんなアバンが待っているんだろう?と楽しみになります。
セクシー場面がてんこ盛り!マーティン・ガールズの魅力
映画版でも、個性的なヒロイン達が登場しましたが、テレビ版ではさらにボンド・ガール的な楽しみが増えています。
全話ではありませんが、行く先々でとにかく、美女が登場し、フランクのと熱いキスを交わします。女優のサービスシーンやベッドシーンも豊富で、映画版フランクでは設定できない楽しみが増えています。
映画版にはない「ドラマ」の魅力
映画版でもドラマはありましたが、どちらかといえば「従」の役割が強かったと思います。
しかし、ザ・シリーズではドラマを「主」とした展開も味わえます。もの悲しい出来事や、切ないほどの物語の幕切れなど、映画版にはない、ずっしりと心に響くドラマも用意されています。
レギュラー陣との毎度の展開も楽しみ
映画版では、フランクが引き起こす問題を、タルコニ警部が受け止めていくという、鉄板の楽しみがありました。
一方、テレビ版では、整備士ディーターが引き起こす問題を、フランクが受け止めるという、新たな楽しみが増えています。
相棒のカーラとのテンポのあるやりとりも新鮮ですし、謎の女性ジュリエットとの、先の読めない駆け引きも見どころです。
各話の特徴
ではここで、各話の特徴についてご紹介したいと思います。
「ドラマ度」「アクション度(カーアクション含む)」「セクシー度」について、星評価をしてみました。あくまでも主観的な評価ですが、各話ともバランスがまちまちで、バラエティに富んでいることがわかって頂けると思います。
なお、各話の並び順は、日本語版の順番になっています。
(#1)父の秘密
ドラマ ★ アクション ★★ セクシー ★★★
ヒロインのデリアのセクシーショット、そして、フランクとのサービスシーンに目が釘付けです。全話中最高のセクシー度を誇る回といえます。
さらにマネキンを使ったアクションや、飛行機に飛び乗るアクションなど、見どころの多い回になっています。
[関連記事]トランスポーター ザ・シリーズ 第1話 あらすじからトリビアまで(ネタバレ)
(#2)敵からの贈り物
ドラマ ★★ アクション ★★ セクシー ★★
フランクの元戦友、ジミーのお尻に釘付けとなること間違いなしです。女性目線では星一個追加かも?です。
男目線ではちょっと微妙ですが、ジミーの相手役のアデラインがしっかり魅せてくれますのでご安心を。
本話では、フランクの過去が具体的に描かれます。特殊部隊の作戦において「仲間を見捨てた」というフランクの過去が見どころです。
[関連記事]トランスポーター ザ・シリーズ 第2話 あらすじからトリビアまで(ネタバレ)
(#3)未来のエンジン
ドラマ ★ アクション ★★★ セクシー ★★
本話は1作目トランスポーターへのオマージュに満ちています。1カット目から「トランスポーター!キター!」と思うこと間違いありません。
アクションでは、エンジンを切ってのドライブが、必然性のあるアイディアでとても面白いです。
(#4)盗まれた心臓
ドラマ ★★ アクション ★★★ セクシー –
ドナーから提供された一つの心臓を巡って、父の子に対する愛情が描かれる回です。
カーチェイスシーンも迫力ですが、徒歩で荷物を運ぶシーンも描かれていて、なかなか新鮮です。
(#5)盲目の友人
ドラマ ★★★ アクション ★★★ セクシー ★
フランクのアクションも素晴らしいですが、盲目の諜報部員のジャックの見事な白杖さばきが見物です。
また、ジャックとその世話をするフランクの姿は、どこか映画「レインマン」風でグッときます。仲間に裏切られながらも、淡々としているジャックの心の強さも魅力でしょうか。
(#6)ブラッド・ダイヤモンド
ドラマ ★ アクション ★★★ セクシー ★★
女性警備員ダーシーのアクションが素晴らしいです。フランクと手錠でつながれたまま、彼のアクションに付き合うのですが、その身のこなしが見事なんです。
同僚にDカップと揶揄されるだけに、胸元の開いた青シャツ姿がとてもセクシーです。思わずサムズアップしてしまうイチオシのアクション・ヒロインです。
(#7)冷たい手
ドラマ ★ アクション ★★ セクシー ★★
ミステリー度があれば星三つの評価ですが、話をひねりすぎていて、出来事の理解が難しい回だと思います。かなり強引な作りに感じてしまいます。
手の真空パックもちょっと気持ち悪い回ですが、カーラのビキニシーンや、ディーターが他の顧客に乗り換える場面など、いつもと違うレギュラー陣を観られるところが救いです。
(#8)プロの誇り
ドラマ ★★★ アクション ★ セクシー ★★
ベテラン同業者を通して、トランスポーターという生き方を、正面から描いた作品です。トランスポーターとして最後まで走り抜いたピート、その姿を思い出すと涙が出てきます。
また、『トランスポーター3 アンリミテッド』でマルコムを演じていた、デイビッド・アトラクチが、冴えないトランスポーター役で出演しています。
(#9)復讐の炎
ドラマ ★★ アクション ★★★ セクシー ★★
復讐にとりつかれた弟に対する、姉のもの悲しい結末が印象的です。
パリで爆弾テロを起こそうとするシナリオなんですが、本作から数年後、現実にパリでテロが起こってしまいました。そのことを考えると、放送当時よりも、ぐっと身に迫ってくる話といえます。
そんなシリアスな回なのですが、スマート(下写真)に乗ってのカーアクションは必見の面白さになっています。
イメージ画像 CC BY-SA 3.0
この車で階段まで走ってしまいます!
(#10)すり替えられた名画
ドラマ ★★ アクション ★ セクシー ★★
ボンテージな女王様が登場します。SM好きな方には星一つ追加な回かもしれません。
依頼品は絵画で、前衛的な現代アートやパフォーマンスアートも出てくるなど、アーティスト系の感性の持ち主に、しっくりくる作りになっているかと思います。
(#11)消えた試作品
ドラマ ★★ アクション ★ セクシー ★
12時間以内に解毒しないと死ぬ・・・というストーリーから、英語版タイトルはズバリ「12 Hours」。カーラも本気でフランクの命を心配することになる本話は、ハラハラ度評価なら星3つです。
これは逆に映画版の『トランスポーター イグニッション』がオマージュしていた元ネタでもありますね。
(#12)真実を知った女
ドラマ ★★ アクション ★★★ セクシー –
各話でずっと顔を見せなかった謎の登場人物がいるのですが、最終話にしてようやくその素顔を見せます。
ただ、引っ張った割には、汚職で私欲を肥やす人物というオチで、ちょっとがっかりでした。
しかし、フランスやドイツでは、この回が最終回ではなかったりするので、「ラスボス的な悪役」とは考えない方がいいかもしれません。
その代わり、大物相手にとぼけるタルコニ警部が輝いています!
悩ましい楽しみ1:各話をどの順番で観るか
「ザ・シリーズ」は、製作したカナダとフランスだけでなく、その他の各国で放送されています。
しかし、その放送順がバラバラなんです。前述した通り、上記の#1〜#12の順番は、日本語版の順番です。
実は、上記の順番でそのまま観ると、最初の三話で次のような違和感を感じるはずです。
● 1話目のレギュラー陣の登場の仕方が唐突に感じられる
● 1話目で乗り回した赤いオープンカーを、何故か3話目で手に入れる
私の推測ですが、もっともサービスシーンが多く、アクションシーンも見応えのある「父の秘密」を1話目に持ってきたのだと思います。
視聴者・消費者を引きつけ、シリーズ全体に期待を持たせようという、マーケティング上の狙いがあったのではないかなと。
Wikipedia英語版によると、フランスとドイツも、日本と同じく「父の秘密」が「#1」として放送されています。
しかし、カナダ、アメリカ、イギリス、オランダその他の国では「未来のエンジン」が「#1」として放送されているようなんです。
実際、話の流れ的には「#3 未来のエンジン」を1話目にするのが、もっとも適切だと思います。その理由は、「未来のエンジン」が次のような作りになっているからです。
(1)冒頭から映画『トランスポーター』へのオマージュがちりばめられていること
(2)主要人物が序盤で登場して名前も分かること
(3)相棒役のカーラだけは登場が遅れますが、相棒だということをしっかり示すこと
(4)赤いスポーツカーをこの話で手に入れること
です。
つまり「未来のエンジン」は、映画一作目への敬意を表しつつ、「人物紹介」や「状況設定」を、しっかり行っている回なんです。
ですので、まだ観ていない人は「#3 → #2 → #1 → #4 〜 #12」の順番で観ることをおすすめします。
特に映画版を観ている人なら、間違いなく、こっちの方が『トランスポーター』シリーズにふさわしい始まりに感じられると思います。
ただ、一点だけ難点があります。
それは、カーラが登場するシーンで、「カーラ」と呼びかけるフランクのセリフが翻訳されていない点です。ですのでショートカット美女が出てきたら、それは「カーラ」だと思っていただければ大丈夫です。
本記事のトップに引用させていただいたオフィシャル画像では、左端に写っている女性ですね。
もちろん、官能的シーンが待ちきれない人は、#1から観るのがベストです!
悩ましい楽しみ2:吹き替え版・字幕版どちらを観るか
これも、ちょっと悩ましい問題なんです。
例えば、ジョークなんかは、吹き替え版の方が、空気感をうまく表現していて、すんなり腑に落ちます。しかし、簡易にしすぎるあまり、字幕では表現される「味わい深さ」がなくなっているシーンもあります。
ただ、見ている途中で頭に「?」が浮かんでしまうと集中できないと思いますので、おすすめは吹き替え版ということにしたいと思います。
レギュラー・キャストのご紹介
では、レギュラーで出演している登場人物とその相関関係をご紹介します。
主人公 フランク
俳優クリス・ヴァンス
フルネーム:フランク・マーティン
元イギリス軍SAS所属のトランスポーターです。南フランスのニースに居を構え、裏世界の運び屋をしています。
前述した通り、女好きな一方で、友人ディーターの面倒もみるという、映画版とは違う「ザ・シリーズ」のフランクです。
演じるクリス・ヴァンスは、全会一致で主役にキャスティングされたそうです。そのマスクは、ジェイソン・ステイサムよりも女性受けするかもしれませんね。
アクションの切れもあります。
友人 自動車整備士 ディーター
俳優チャーリー・ヒュブナー
フルネーム:ディーター・ハウスマン
ドイツ人の自動車整備士です。
天才的な開発者のローラン(「未来のエンジン」で登場)に、車のすべてを教わったというだけあって、整備士としての腕は一流です。
一方、車以外の事はまったく不器用で、ちょくちょくフランクに人生相談を持ちかけるところが面白いです。
相棒 カーラ
女優アンドレア・オズヴァルト
フルネーム:カーラ・ヴァレリ
出来る秘書といった感じのフランクの相棒です。大抵はニースの拠点で情報収集をして、オンラインでフランクをバックアップしています。
フランクのピンチに懸命に対処する姿がいじらしいですが、怒らせると怖いです。フランスの中央情報機関にも人脈を持つなど、顔の広さもあります。
警部 タルコニ警部
俳優フランソワ・ベルレアン
ニースの老警部。
フランクの仕事内容を知りつつも、それを見守る人物です。また、必要があれば、フランクへの支援も惜しまない警部です。
演じるフランソワ・ベルレアンは、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の受賞歴もある俳優です。
映画版の時よりも、ずいぶん恰幅が良くなっている気がします。お年を召したからなのか、ちょっと健康状態が気になってしまいました。
謎の女 ジュリエット
女優デルフィーヌ・シャネアック
フルネーム:ジュリエット・デュボア
フランクの家の裏にあるビーチで泳いで、フランクに接近したジュリエット。その後、謎の人物と連絡を取りながら、フランクを監視します。
実はフランス中央情報局の人間で、フランクを逮捕することに心血を注いでいたのでした。しかし、フランクに近づいていくなかで、次第に心はフランクに・・・、という人物です。
本記事のトップに引用させていただいたオフィシャル画像では、真ん中に写っている女性になります。
謎の男 エドワード
俳優ジュリアン・リッチングス
フルネーム:エドワード・オーランド
ジュリエットと連絡を取り合うものの「#12 実を知った女」まで顔を出さない人物です。
各話紹介のところでも書きましたが、「ザ・シリーズ」全体を牛耳っていた黒幕的ボス、という感じではまったくありませんので、がっかりしないようにしましょう。
エージェント ケイガン
俳優J.P.マヌー
カーラに仕事を持ってくるエージェントです。しかし、その仕事内容には問題が多く、シリーズ早々にカーラに見切りをつけられてしまいます。坊主頭にひょろりとした外見と、甲高い声が特徴です。
具体的には#2、#4にしか出ませんが、#2での登場の仕方があまりにも唐突すぎて「誰?」となると思いますので、ここでご紹介しました。
関連作品
(1)『トランスポーター』
映画『トランスポーター』シリーズの第一作目、フランク役はジェイソン・ステイサム
関連記事 映画『トランスポーター』 ネタバレ作品紹介+つかみ度チェック!
ファン垂涎の製作時の情報が詰まった海外オリジナルサイトも紹介しています。
(2)『トランスポーター2』
映画『トランスポーター』の続編、フランク役はジェイソン・ステイサム
関連記事『トランスポーター2』ネタバレ作品紹介、あらすじから車まで一気に把握
アクションシーンはもちろん、BMW735iとアウディA8の比較や、タルコニ警部の料理話まで、映画の魅力をたっぷりお伝えします。
(3)『トランスポーター3 アンリミテッド』
映画『トランスポーター2』の続編、フランク役はジェイソン・ステイサム
関連記事 『トランスポーター3』ネタバレ、あらすじと分かりにくさを一気に把握
字幕がネタバレをしている件をはじめ、話題となったヒロインの素顔や、物語のわかりにくいところをしっかりご紹介します。
(4)『トランスポーター ザ・シリーズ ニューミッション』
TVドラマ、シーズン2、フランク役はクリス・ヴァンス
(5)『トランスポーター イグニッション』
映画『トランスポーター』のリブート作品、フランク役はエド・スクライン
関連記事 『トランスポーター4 イグニッション』ネタバレ解説・あらすじも消火栓の場所も一気に把握
新生フランクと娼婦たちの物語・リブート版トランスポーターの魅力を、しっかり掘り下げてご紹介します。
(6)『The Hireシリーズ』
BMWのプロモーションムービー、主演はクライヴ・オーウェン
※リュック・ベッソンがインスピレーションを得た作品
まとめ
最後まで読んで頂きましてありがとうございます!
では、改めてどんな作品なのかを、ざっと振り返ってみましょう。
製作関連
● 映画『トランスポーター』シリーズからスピンオフしたテレビドラマ
● 『トランスポーター2』でアクションを監修したシリル・ラファエリも参加している
テレビ版の面白さ
● 女優達のアクションやサービスショットも楽しみの一つ
● 映画版にはない斬新なアクションもしっかり登場
● ドラマが「主」、アクションが「従」の回もあり新鮮
● 映画版とは違う世界のフランク・マーティンの物語と考えるのが自然
● 映画版を知っている人こそ、楽しんでほしいオマージュに溢れた作品
各話の特徴
● シーズン1は、1話完結型で全12話のストーリー
● ドラマ、アクション、セクシーショットなど、各話ごとに多様なバランスで盛り込まれている
観る順番
● 各話の放送順は国ごとにまちまちとなっている
● 日本語版は #3 → #2 → #1 → #4〜#12の順番で観るのが状況的にもっとも自然
吹き替え版と字幕版
● まずは吹替え版を楽しむのがおすすめ
登場人物
● フランクを演じるのは全会一致で起用されたクリス・ヴァンス
● フランクの相棒役や、愛車の整備士もレギュラーで登場し、新たな魅力を生み出している
● タルコニ警部だけが、役も演者も同じ条件で登場している
です。
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