【真夜中に見たいチル映画】「ナイト・オン・ザ・プラネット」の魅力について個人的に考察!

こんにちは!

本記事では、これまでに約300本の映画を見てきた映画大好き筆者がオススメする作品

「ナイト・オン・ザ・プラネット」についてご紹介致します。

ミニシアター映画の巨匠であるジム・ジャームッシュ監督のこちらの作品は、公開から今年で丁度20年目を向かえますが、色褪せる事のない独特な魅力により、時代を越えて多くのファンに愛され続けています。

今回はそんな「ナイト・オンザ・プラネット」の魅力について、徹底解説致します!

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映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」とは

pixabayより引用

 

オムニバス映画の最高峰作品‽

オムニバス映画とは複数の独立した短編を集めた映画の事で、エピソード映画とも言われます。

それぞれの物語が独立している様で何かしらの一貫したテーマに沿って表現されていることに視聴後気付かされるのもオムニバス映画の面白い所です。

本作品「ナイト・オン・ザ・プラネット」は数多く存在するオムニバス映画の中でも最も評価・知名度が高い映画の1つです。

監督 ジム・ジャームッシュ

1953年アメリカオハイオ州生まれの映画監督、脚本家。学生時代はノースウェスタン大学とコロンビア大学に通っており、かなりの高学歴であると言えます。

その後、映画を学ぶためにニューヨーク大学のフィルムスクールに入ります。卒業制作で1980年に自身初の長編「パーマネント・バケーション」を製作しますが、授業料を全て製作費用に投入した為卒業ができなかったという逸話を持ちます。

初商業映画作品として1984年「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を発表すると、カンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞。

以降孤高の天才監督として数多くの名作を生み出しています。本作品「ナイト・オン・ザ・プラネット」は1991年に製作され、1992年にはインディペンデント・スピリット賞を受賞しました。

あらすじ

pixabayより引用

物語のはじまりは”地球のどこか”。
ロサンゼルス、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市を舞台に、
タクシードライバーはそれぞれの乗客を乗せて今日も夜の街を走ります。

同じ日の夜にそれぞれ違う場所で巻き起こる、5つの物語。
それでは各都市のお話をのぞいてみましょう。

ロサンゼルス:時刻は午後7時7分。タクシー運転手のコ-キー空港で居合わせた金持ちそうな中年女性を乗客としてつかまえます。

女性は芸能プロダクションのキャスティングディレクターで、新人の発掘をすることを本業としていました。
女性を乗せた車の中でコーキーは煙草を吸い、ガムを噛み、対向車には乱暴な言葉で罵倒するという荒々しい運転っぷりを見せます。

しかし言動こそガサツなものの、華奢な体でハンドルをさばく彼女は美貌に恵まれていました。

目的地まで着いたタイミングで、女性はコーキーに映画スターになってみないかと自分の業界にスカウトします。唐突な話にコーキーは驚きますが、今の仕事に満足しているからそれはできないとはっきり断りました。

NY:時刻は午後10時7分。凍えるような寒さの中、黒人の男ヨーヨーはやっとの思いでタクシーを捕まえて行き先を指定します。

しかし運転手ヘルムートは、今日が初出勤でニューヨークの道を全く知らないポンコツドライバーでした。
更にマニュアル車を運転できないヘルムートを見かねて、ヨーヨーは代わりに自分が運転すると言い出します。

目的地についたヨーヨーはヘルムートにわざと実際のメーター金額より少ない代金を渡しますが、疑う事を知らないヘルムートは簡単に受け取ってしまいます。そのことを指摘したヨーヨーに対し「お金は必要だが、重要ではない」とほほえむヘルムート。

ヨーヨーに教えてもらったルートを頼りに帰り道は自分で走行しますが、相変わらずのへたくそな運転で夜の街をさまよい続けるのでした。

パリ:時刻は午前4時7分。黒人運転手イザールは、若い盲目の女性を乗せます。彼女は盲目にも関わらず、まるで目が見えているかのように正確に運転に指示をしたり、慣れた手つきで身だしなみを整えます。

イザールは彼女に「目が見えていないのに映画館に行ったりするのか」とか「俺の肌の色が分かるか」と様々な質問をします。

しかし彼女は「私は目が見えなくても心で色や物を感じられる」と話します。

目的地に着いた時、メーターでは49フランを示していましたがイザールはそれより少ない金額を言い渡します。すると彼女は「同情なんていらない。この距離だと48か49フランのはずだ」と言って50フランを渡し颯爽と降りていきました。

ローマ:時刻は午前4時7分。タクシー運転手のジーノは今晩も乱暴な運転で深夜のローマを駆け抜けていました。

ジーノは広場で1人の神父を乗せます。神父は心臓病を患っており、体調があまりすぐれない様子でしたが、神父を乗せた事に喜びを感じたジーノは懺悔と称した自身の身の上話を始めます。

始めは一生懸命話を聞こうとしていた神父でしたが、彼のあまりのマシンガントークに嫌気が差し、持参の薬を飲もうとします。

しかし薬が足元に散乱し、体調はどんどん悪化していきます。ようやく神父が意識を失っている事に気づいたジーノは、この異常事態に驚愕します。

焦ったジーノは、目を開いたまま死んでしまった神父にサングラスをかけ、公演のベンチに座らせて夜の街を逃走するのでした。

ヘルシンキ:時刻は午前5時7分。雪がちらつく明け方の街を、ドライバーのミカは運転していました。

ある所に3人の男が立ったまま寄り添うように眠っていました。

最もうなだれている男をアキといい、「今日こいつは人生最悪の日だったんだ」と友人2人が話します。
彼は今日会社をクビになり、家に帰ると娘が妊娠していた事が発覚し、さらに妻に失業をした事を伝えると家を追い出されてしまったようです。

人生の最悪な出来事が同時に起きてしまった事でうなだれるアキを見て、ミカは淡々と自分の身の上話を話し始めます。

ミカと愛する妻の間には子供ができませんでした。ようやく生まれてきた子供は未熟児で医師からは1週間も生きられないと通告されました。2人は、これ以上悲しみを増やさない為に感情を押し殺します。

しかし小さい体で懸命に生き続ける我が子を見て、やはり愛情を注ぐ事を決心した翌朝、子供は静かに息をひきとったのでした。ミカの話にただただ涙を流す2人。そしてアキの不幸話なんて不幸に入らないという結論を下すのでした。

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本作品の考察

pixabayより引用

名言紹介!タクシーという狭い空間で紡ぎ出す会話のドラマ

あらすじでも分かる通り、この映画はタクシーの車内で運転手と乗客が淡々と繰り広げる会話のやりとりが魅力の1つです。
そんな全編の中でも、特に心打たれるやりとりがありますので皆さんにご紹介致します。

「私には私の人生プランがあって、それに進んでいる最中なの」

このセリフは最初のエピソード、ロサンゼルスでのヒトコマ。
芸能事務所のキャスティングディレクターである女性が運転手コーキーに自身の業界にスカウトした際にコーキーが言ったものです。

女性は彼女の美貌を見て、目を輝かせながらコ-キーを説得します。
「このままドライバーをしていてはもったいない、あなたは映画スターになれるのよ‽」

しかしコーキーには整備士になる夢があり、その夢を叶えるために今はドライバーとして働いていました。

恐らく給料もドライバーや整備士に比べて何倍も高いであろう華やかな職業へのスカウトを受けたコ-キー。一見誰もがうらやむビッグチャンスだと思われますが、彼女とってはそれはあまりにも唐突すぎる話でした。

コーキーは少し困った表情をしつつも、上記のセリフを申し訳なさそうに、しかし淡々と話すのでした。

周りの評価や雰囲気に流されず自分の軸をしっかり持ってる女性って本当にカッコいいですよね!

コーキーの風貌は20代前半か、それすら満たないまだ純粋無垢な女の子に見えるのですが、彼女の心には既に大人顔負けのはっきりとした人生プランが立てられている、という所にしびれます!

このシーンを見ると、私も自分自身の生き方に胸を張っていけるようになりたい!と思えます。

まとめ

pixabayより引用

ズバリ本作品のファンが絶えない理由とは!

本作品の5つの物語の共通項として、車を走らせている時間帯が”夜中”ということが挙げられます。

人や街のネオンが消え、静まり返った世界でも、
どこかで自分を必要としている人がいるので今日も車を走らせ続ける。そんな”タクシー運転手”という仕事は、一見地味でも素晴らしい職業ですよね!

人は生きていればふとした瞬間に孤独や不安を感じる生き物だと思います。
そんな時、人とのふれあいや温かさを感じる瞬間があれば、
自分は1人じゃない、と救われる気持ちになるのではないでしょうか。

本作品では、誰もが心に秘めているであろう孤独という感情を、夜中という世界観に置き換えて演出している様に思えます。

そして目的地に着くまでのほんのひと時の時間を、運転手と乗客のかけあいを通じて抱えていた孤独感から少し解放される。
この作品を見ている間は、私たちも同じ感情に浸れるのではないでしょうか・・・。

また、国籍・性別・年齢・宗教・価値観、何もかもが違う5人の運転手達が、タクシーという同じ空間を共有することで全く違うストーリーが展開されることに焦点を当てている所も面白いです!

普段私はタクシーに乗る事はあまりないのですが、たまに乗った際は運転手さんに目的地を告げて後は到着までずっと外の景色を見たりスマホをいじったりしている気がします。恐らく多くの人がそうなのではないでしょうか。

しかしこの映画では、乗客が運転手を自分の業界にスカウトしたり、乗客が運転手の代わりになったり、挙句には運転手が乗客を死なせてしまったり…。

そんな日常ではありえない事が次々と巻き起こります。しかしそういった非日常的な出来事のはずが、一連の流れで見た時にどこか非常に自然で現実的なリズムで見ている感覚になるんです!

そういった演出で魅せてくるのも、この映画の面白い理由の1つだと思われます。

どこか不思議で、温かい気持ちになれる作品「ナイト・オン・ザ・プラネット」
まだ見ていない方はこの機会にぜひご観賞ください!

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