『ティアムーン帝国物語 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』は、餅月望さんによるライトノベルです。
小説投稿サイト「小説家になろう」で連載を開始し、小説版は7巻まで発売されています。
今回取り上げる漫画版は杜乃ミズさんによってコミカライズされ、単行本が3巻まで発売され、続刊中。
2020年には舞台化されアニメ化を望む声が大きい大人気作品です。
舞台『ティアムーン帝国物語 THE STAGE』公式Twitterより引用
*記事は2021年5月時点での情報です。
『ティアムーン帝国物語』は、断頭台というショッキングな展開とは対照的にコメディ要素が強く明るい雰囲気の作品です。
主人公が女性なので女性向けの作品のようですが、男性にも楽しめる作品ではないでしょうか。
次々に訪れる問題を主人公ミーアが乗り越えていく爽快感や、周りの勘違いから物語が進展していくコメディテイストの強い愉快な世界観をぜひ楽しんでほしいです。
今回は漫画版の内容からミーアの魅力を中心に考察していきたいと思います。
ネタバレされたくないという方は、ご注意ください!
TO BOOKS 公式サイトより引用
目次
あらすじ
20歳のミーアが断頭台にのせられ、「ティアムーン帝国に栄光あれ」の掛け声とともに処刑されてしまうというショッキングな場面から物語はスタートします。
断頭台で処刑されたミーアは、処刑されたことが夢で自身が幼く若返っていることに気付きます。
「今のわたくしは10代前半 長い夢を見ていたのかしら あんなこと起こるはずないですわよね!」
気持ちを整理しているミーアは、ベッドの上にある古い日記を発見。
日記には自分が書いたと思われる処刑されるまでの恐ろしい経緯が記載されています。
どうやら未来で処刑されるらしいと悟ったミーアは、第二の人生でギロチンを回避するため、あらゆる手段を講じることを決意します。
過去の人生ではわがまま姫と蔑まれた皇女ミーアのやり直し人生は果たしてどうなるか・・・・・
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ティアムーン帝国物語の魅力的なキャラクター
【死に戻り】ティアムーン帝国のワガママ姫・ミーア
主人公の皇女、フルネームはミーア・ルーナ・ティアムーンです。
未来で処刑される運命を知り、自身の残した日記をもとに第2の人生をやり直すことを決意し、帝国の立て直しや人間関係の改善に着手します。
没年齢は20歳ですが、処刑以前の過去の記憶を持ったまま12歳まで時間が巻き戻った所から物語がスタートです。
断頭台を回避するため、日記の知識を活用したり反乱を抑制しようと内政に力をいれたりすることから後に「帝国の叡智」と呼ばれるようになります。
【ドジっ子メイド】アンヌ・リトシュタイン
主人公ミーアの専属メイドです。
処刑ルートでは、収監され嫌な性格だったミーアを励ましこっそりクッキーを差し入れるなど、献身的に身の回りのお世話をしていました。
収監時のアンヌとミーアの関係が何度も描写されますが、投獄され権力を失ったミーアに心から接するアンヌの優しさには心を打たれます!
当時を覚えているミーアがドジっ子メイドにも関わらずアンヌを重用し、大切な人として接する態度は涙がでそうになります。
私は、アンヌとミーアの関係が読んでいて一番楽しいです!
本編のやり直しルートでは、アンヌとの関係が親密になりアンヌの家族との交流も描かれます。
アンヌの妹も物語のキーパーソンとして物語に関わってきます。
【実力派公務員】ルードヴィッヒ・ヒューイット
ティアムーン帝国の文官で、優秀な頭脳を持った眼鏡男子です。
ミーアは、処刑ルートの時にルードヴィッヒから内政について皮肉たっぷりに説教されたことを思い出します。
当時の内容を詳細に日記に記していたミーアは、当時説教された内容をそのままルードヴィッヒにドヤ顔で説教。
説教されたルードヴィッヒは、ミーアを自分と比べ物にならない知性を持った聡明な姫と勘違いします。
ルードヴィッヒと親しくなったミーアは便利な「知恵袋ゲット!」と思っており、頭脳明晰なルードヴィッヒは自分には及びもつかない聡明な姫と思い込んでいるギャップが最高です!
後にミーアが「帝国の叡智」と呼ばれるようになる大きな原因はこの人だと思います。
【公正・正義】サンクランド王国の第一王子・シオン
サンクランド王国の第一王子で、「公正」と「正義」を心がける好青年です。
処刑ルートでは、ミーアを「無能な統治者」と断罪してミーアの処刑にも立ち会った一人です。
本編では、ミーアに対して敵意ではなく好意や敬意を抱いているようにみえます。
【希代のプレイボーイ】レムノ王国の第二王子・アベル
レムノ王国の第二王子です。
処刑ルートだと兄に劣等感を抱き、プレイボーイとして名を馳せていました。
本編のやり直しルートでは、ダンスのパートナーを探していたアベルを兄が卑屈に女にヘコヘコしているとして罵倒して殴ります。
殴られているアベルの元に駆け付けたミーアがアベルをダンスのパートナーであると宣言し、その場が収まります。
その後、アベルは自分と不釣り合いであるとの理由でダンスパートナーの辞退を申し入れますが、ミーアは自分を磨き研鑽を重ねるように助言。
二流王子の人生を歩むはずだったアベルの未来をミーアがひっくり返し、アベルは才能が無いと諦めていた剣や乗馬の訓練に熱心に取り組むようになります。
ミーアとアベルはお互いに相思相愛であるような描写があり、今後の展開が気になるところです!
やさぐれていたアベルが、一生懸命になっていく様子をみてしまうと応援したくなります!
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ミーアが断頭台から逃れる方法について考察
原作の小説では物語が大きく進行していますが、今回は漫画版で明かされている内容から、どうすれば断頭台回避ルートを選択できるのか考察してみたいと思います。
最新話の3巻第14話までを読む限り、決定的に運命を変えるような内容は出てきません。
ただし、ミーアと敵対していた登場人物達が続々とミーアに好感をいだいていく展開となっているので、徐々に運命が変更されていっているように見受けられます。
日記帳をもとに少しずつ断頭台を回避する未来に近づいていき、その後に運命を変える決定的なイベントが起きるのではないでしょうか。
日記帳は、当日分の内容が変更になる仕様であることが判明しています。
未来を変える決定的なイベントが何なのか特定するのは難しそうですが、日記帳に起因するイベントではないかと思います。
ミーアが日記を入手した経緯や、なぜ日記の内容が自動で書き換えられるのか、何より処刑ルートの情報を保有しているのはミーアと日記だけです。
日記帳は間違いなく重要アイテムですね。
今後の展開も日記がらみに注目してみると面白いかもしれません。
ミーアの思惑と周囲の誤解が面白い!ネタバレ有でご紹介!
『ティアムーン帝国物語』はミーアと周囲の勘違いから物語が進展していく物語です。
「どこまでも他力本願である」
「勘違い続行中」
「マジギレである」
などツッコミのような解説が登場するので、テンポが良くコミカルな雰囲気の作品です。
一例をあげると、ミーアは貧困街の状況を改善するために、自身の髪飾りを売却するように
ルードヴィッヒに命令します。
大事にしていた髪飾りを手放すミーアに周囲は驚きますが、ミーアは意味のある使い方をすべきだと主張。
髪飾りを託されたルードヴィッヒは各貴族にミーアが大切な髪飾りを手放したことを喧伝し、各貴族もそれなりの寄付をしなければならない状況になります。
貧困街の為に献身するミーアは聖女と評されるように。
ところが、処刑ルートで汚い連中に髪飾りを奪われた記憶があるミーアは、さっさと売り払って自分の為に使った方がマシという聖女とはかけ離れた思惑で動いています。
ミーアの本当の目的は、数年後に起こる疫病により市民の不満が高まることを回避し、自分の処刑を回避することです。
自分のことしか考えていないミーアが聖女と呼ばれ名声が高まっていくギャップの面白さがたまりません!
こんな感じの勘違いイベントが多発することに加え、ツッコミのような解説が面白さを倍増させてくれます!
感想 ミーアのここが好き!
ミーアの行動原理はズバリ未来の処刑を回避することです。
他には未来で敵対した人に対しての私怨だったり、場当たり的な思いつきだったりします。
ところが、どれも国を良くして反乱を防ぐという理想的な政治につながっていきます。
結局、ミーアの言動は周囲の人や帝国を良い方向へ導く結果になってしまうので、とってもカッコいいんです!
勧善懲悪の時代劇をみているような爽快感があります。
スカッとする気持ちとミーアの自分勝手で腹黒な思惑のギャップがたまらなく魅力的な作品です。
勘違い系の作品が好きな人にはたまない作品ではないでしょうか。
まとめ
・本作は、断頭台というショッキングな展開とは対照的にコメディ要素が強く明るい雰囲気の作品
・主人公ミーアと関わる中で、変化していく魅力的な登場人物たち
・断頭台から逃れるには、日記帳がキーになるかも
・勘違いから評価が高まるミーアと、実は自分勝手で腹黒なミーアの本心とのギャップがたまらない!
・ミーアがとってもカッコいい!
今回は『ティアムーン帝国物語 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』のミーアの魅力を中心にとりあげてみました。
ぜひ、『ティアムーン帝国』の面白さを味わってみてください!
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