【ネタバレ】『卒業生』受験から卒業式までの二人の波乱万丈恋物語

ごままめくん

今回は漫画オタクがおすすめする学園BLを紹介します!

中村明日美子先生『同級生』の続編『卒業生』。

優等生の佐条とバンドマンの草壁は恋に落ちました。

『同級生』では、二人の恋は近づいたり、離れたりしながらも確実に深まっていきました。

そして、高校三年生になった2人はそれぞれの進路に向かって進みはじめます。

それと同時に一緒にいられる時間もあと少し。

卒業を間近にした二人の行方とは。

あらすじ

『同級生』のその後を描いた『卒業生』。

いよいよ佐条の受験も大詰めに。

そして、草壁も佐条を支えながらも自身も夢に向かって歩みだしていました。

しかし、そんな大事な時期に突然佐条の母親にがんが見つかってしまいます。

その日から、家事に予備校とだんだん精神的にもいっぱいいっぱいになっていく佐条。

果たして二人は無事に卒業式を迎えることができるのか…

登場人物

草壁 光・・・私立東府第一高校に通っている。ふわふわとした金髪でバンド「ズゴック」のギター担当。

佐条 利人・・・私立東府第一高校に通っている。父、祖父ともに京大出身であり、利人自身も京大を目指すほどの優等生。

原 学・・・ 佐条と草壁の音楽教諭。佐条を狙っていたが、教師と生徒ということで躊躇してしまい、草壁に取られてしまう。

ネタバレ

草壁の進路

佐条の受験もいよいよ大詰め。

受験生たちがピリピリし出す時期に佐条は草壁とカフェで待ち合わせをしていました。

草壁にも佐条はそんなにピリピリしていないなと談笑していると前のライブに来ていた子からの電話が。

しかし、草壁は佐条の時間を大切にしたいとその電話を切りますが、次にきた「山崎」と言う女性の電話にすごい勢いででます。

その時に佐条は嫉妬してしまいます。

後日、佐条は原先生に歌の再テストを受けていました。

歌の再・再テストが決まった後、原先生にご飯の誘いを受けます。

佐条は行くことにしますが、その時に草壁が以前話していた女性との電話で「渋谷」に行くということを思い出しました。

そして、佐条は原先生と「渋谷」でご飯を食べることに。

原先生に佐条はどんどん自分の感情がコントロールできなくなってきていると話していると、窓越しに草壁の姿が。

草壁の姿に佐条は「山崎」という女性に草壁を奪われてしまったのだと思うと、佐条は耐えきれずに店を飛び出してしまいます。

そんなことが起こっているのも知らずに「山崎」という女性と話していると、佐条から電話が入ります。

しかし、その電話は原先生だったのです。

原先生が佐条のケータイから電話していることにも腹が立った草壁でしたが、事情を聞くとすぐに店を出て佐条の元へ向かいます。

その頃、佐条と原先生はとあるホテルに居ました。

取り乱した佐条はぐったりとして椅子に座っていましたが、その姿に原先生も自分の理性を保つのに精一杯でした。

その時、ドアから草壁の声が。

そこにはパスタを髪の毛につけた草壁の姿がありました。

パスタは急いで店を飛び出した時にウェイターが運んでいたパスタに当たってしまったと説明します。

そして、原先生は草壁を確認すると二人を残してホテルを後にします。

その時に草壁が初めて自分の進路について話しました。

「本気で音楽やりたいんだよね」

そして、今日会っていた人が音楽事務所の人だと草壁は説明しました。

そこで佐条は草壁が改めてかっこよく見えました。

その後2人はベットに倒れ込みますが、時間はもう少しで午後8時。

佐条にも進路があると言い、草壁をホテルに残して予備校へ向かいました。

母が倒れる

佐条は草壁と昼食をとっていると公衆電話から着信があることに気付きます。

草壁はイタ電では?と言いますが、なぜかその電話が気になる佐条。

放課後、佐条のクラスに行くと佐条は早退したと聞きます。

草壁は佐条に電話しますが、つながりませんでした。

実は、公衆電話の着信は佐条のお母さんからでした。

会社の健康診断で腫瘍が見つかり、急遽検査することになったのです。

検査の結果によっては入院する可能性もありました。

佐条は突然の母の出来事に動揺し、草壁が手伝うことを提案しますが、いっぱいいっぱいの佐条はつい草壁にきつく当たってしまいます。

でも、草壁は佐条が精神的に苦しんでいることを理解していました、

検査の結果、やはりがんであることが分かり、佐条の母は入院することに。

そこから、佐条は家事をこなした後に学校に登校し、放課後は母の病院に行ってから予備校に行くという生活をしていました。

草壁から見ても明らかに痩せた佐条。

買ったものが喉を通らない上に自分でも作ることができないという状態でした。

そんな佐条に草壁はお弁当を持っていきます。

そのなかには草壁の手作りの卵焼きが。

佐条はおいしいと言って卵焼きを食べますが、草壁は味に納得できず、卵焼きづくりを頑張ると言い出し、佐条も少しだけ元気になります。

そんな夜を過ごしていたのですが、明日は佐条の母の手術。

佐条と草壁は病院で待ち合わせをすることに。

そして、無事に手術が終わると草壁の肩に熱い雫を落としました。

京都

いよいよ佐条は試験のために京都へ向かいますが、実は少し前に草壁と喧嘩してしまっていました。

原因は「結婚」について。

草壁は佐条に結婚の話を持ちかけますが、佐条は普通のことからはみ出すこのとの難しさを分かっていないと強く言ってしまいます。

そのことに対して草壁も反発してしまいました。

そうして、2人はしばらく口を聞いていませんでした。

佐条は京都に行くために新幹線に乗りますが、つい草壁を探してしまいます。

そして、京都に着くと親戚の叔父が待っていてくれました。

そして、カフェで話をしていると急に草壁から電話が。

電話に出ると同時に窓の外をみると、そこには草壁の姿がありました。

なんと、バイクで東京から京都まで駆けつけたというのです。

そして、草壁は以前の喧嘩のことについて謝りますが、「根本的に俺は間違ってないと思う」と言います。

2人は試験のある京都大学へと下見にいき、その後佐条の叔父が買ったという古い町屋へ。

さすがに疲れが限界にきている佐条をみて、草壁はお弁当を買ってきてあげることに。

そして、2人は寝床に着きます。

なかなか寝付けない2人は、少しぎこちない会話の中で突然佐条が「来てくれて嬉しかった」と伝えます。

そして2人は一夜を共にしました。

フランス

佐条は無事に京都大学薬学部に合格しました。

合格したにもかかわらず、あまりにもサラッとした佐条の姿に草壁は少し疑問を抱きますが、草壁は「おめでとう」の一言に佐条は嬉しそうでした。

受験でデートもまともにできなかった2人は佐条の提案で水族館に。

しかし、どこか元気のない草壁。

すると突然草壁のケータイが鳴り出します。

すると、音楽事務所の人からあるアーティストのギターの子が盲腸になってしまい、サポートに入ってくれと頼まれます。

しかし、卒業式も間近ということで一度電話を切ります。

行くかどうか迷っている草壁に佐条は

「行くべきだ」

と言い放ちます。

この佐条の言葉で草壁は急遽フランスへ。

フランスに行く前に2人はお互いの持ち物を交換して、草壁は飛び立ちました。

一週間。

2人は離れ離れになっている間もお互いのことを思い続けていました。

卒業式

卒業式当日。

草壁はギリギリ卒業式に間に合うことができました。

そして、佐条と草壁は式を抜け出して初めて2人が出会った教室へと向かいました。

そこで草壁は佐条と京都に行くと言いますが、佐条は否定します。

「別れるつもりなの…?」

そう草壁が言いますが、佐条はそうではなく、東京で草壁が夢に向かって音楽を続けてほしいと言い、

「そういうお前が僕は好きなんだよ…‼︎」

と初めて草壁に好きと伝えます。

そして草壁は

「俺が20歳になったら結婚して」

と言い、佐条は首を縦に振りました。

こうして2人は卒業していきました。

感想

受験期に突然の母のがん宣告。

この時の佐条を支える草壁の姿にはとても感動しました。

特に、佐条があまりご飯を食べることができないと分かると、草壁は佐条に卵焼きを手作りして届けるところには、本当に心が温まります。

もっと美味しい卵焼きを作るために頑張ると言い出した時には、なんだか草壁が可愛く見えました。

そして、佐条の母の手術が終わった時の佐条の涙には、今までの佐条の努力を思うと思わず目頭が熱くなってしまいました。

京都での2人は喧嘩をしていたということで少しぎこちないですが、それでも2人はお互いのことを考えていたところには、喧嘩していてもやはり気になってしまうのだなぁとなんだかとても歯痒かったです。

最後の卒業式では最後に原先生の前でキスをする場面があるのですが、その時の2人がとても幸せそうに廊下を歩いているところには思わず笑みが溢れ出してしまいそうでした。

まとめ

『同級生』から始まった2人の恋は、時に壊れそうになりますが、確実にしっかりと歩んでいます。

20歳になったら結婚して。

その言葉に私は強く心打たれました。

そして、本当に結婚してほしいと思いました。

ごままめくん

実はこの続編である『blanc』は20歳になった2人の物語。

ぜひ気になる方は手に取ってみてください。