実話小説が映画化「聖の青春」のあらすじは?将棋に命を懸けたドラマのようなリアルな人生!

「聖の青春」は、将棋棋士・村山聖(むらやまさとし)の人生を書いた2000年発表の大崎善生(おおさきよしお)のノンフィクション小説です。
第13回新潮学芸賞、第12回将棋ペンクラブ大賞、講談社文庫版が2012年に第二回広島本大賞を受賞しています。

2016年に映画化され、映画では村山聖を松山ケンイチ、羽生善治を東出昌大が演じ、話題になりました。

「東に天才羽生がいれば、西には怪童村山がいる」と言われるも、幼い頃から病と闘い、若くして亡くなった将棋棋士・村山聖の生き様を、感情、愛情豊かに描いています。

あなたには命を懸けても成し遂げたい事がありますか?

病気との闘い。
夢をあきらめていく仲間。
師匠との関係。
家族の愛。
ライバルとの切磋琢磨。

自分の人生が長くない、と心のどこかで認識していたからこそかもしれない命の輝きを感じ、心が揺さぶられます。

将棋を知らなくても十分に楽しめる名作です。

藤井聡太三冠(2021年9月現在)の活躍で将棋界が注目されている今、チェックしたい作品です。

「聖の青春」とはどんな物語なのかをご紹介します。

※この先ネタバレを含むためご注意ください。


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「聖の青春」は将棋に魅せられた1人の青年の物語

出典:KADOKAWA映画

主人公・村山聖(むらやまさとし)は幼少期から「ネフローゼ症候群」という腎臓の難病を患っていました。

腎機能障害により、タンパク質が尿中に漏れ出す病気で、疲れやすく、顔も体もパンパンに膨れ上がってしまいます。
幼少のころから常に死と隣り合わせの生活…。

そんな村山が出会ったのが将棋です。

入院中に父親がプラスチックの将棋盤と入門書を買ってきたことがきっかけで将棋にのめり込んでいきます。

何度も友達と対戦しながら上達し、将棋の最高位である名人獲得を夢見るようになりました。

将棋のプロになるにはプロ棋士を師匠に持つ必要があります。
村山が弟子入りしたのは森信雄。
14歳で生まれ故郷の広島から大阪へ出て、師匠•森の元で腕を磨きました。
森とは親子同然の強い絆で結ばれていきます。

異例のスピードでプロデビューを果たし、最高峰リーグ「A級」で奮闘していましたが、その頃最大のライバルである羽生善治は名人位を含め5冠を達成していました。

生涯の目標にもなる羽生の活躍を目にし、彼に勝つために上京し、東京を拠点に将棋を指すことになります。

髪や爪は伸び放題、足の踏み場もなく散らかった家、酒を飲むと先輩たちにもくってかかる。
そんな村山にみんなはあきれながらも理解し、支えてくれるのでした。

羽生がタイトル総なめの7冠に到達したとき、一方の村山は医者から膀胱がんを診断されます。

体はボロボロで、這うように対局室へ向かう。
対局が終われば、タクシーでなんとか家に帰ればスーツのまま眠る。

熱を出して入院になっても、病院を抜け出しては対局へ向かうこともありました。
それが自分の命を削ることになっても、将棋を指したい…。

医師から何度も手術の検査を促されるものの、それを無視して将棋を指し続けるのでした。

そしてついに羽生とのタイトル戦に挑むことになります。
師匠の森にあつらえてもらった紋付き袴で大一番を迎える村山。

激闘の末、見事に勝利するのでした。

しかしその後も村山の体調は思わしくなく対局にも影響し、A級から降級してしまいます。

そのことで村山は手術を受けることを受け入れることに。

手術は成功し、しばらく実家で休養することになりますが、母親が心配する中、こっそり深夜に将棋を指します。
体調を心配する気持ちと、好きなことを思いきりさせてあげたい母親の気持ちは、涙なしには観られない名シーンの一つです。

休養後の復帰戦は、再びライバル羽生との対決に決まります。

緊急時に備えナースも控える中、特別対局室で深夜まで及んだ熱戦は、村山の勝ち予想だったにもかかわらず、痛恨の悪手で羽生の勝ちとなりました。

その後ガンが肝臓に転移していることが判明し、治療もむなしく1998年8月8日に29歳という若さで亡くなるのでした。

その風貌と才能が江戸時代の浮世絵「怪童丸」にそっくりといわれ、「怪童」と呼ばれた村山。
出身地の広島では村山を称えた「怪童戦」という将棋大会も開催されています。

重い病気をかかえていれば後ろ向きな気持ちになりがちです。
村山も自暴自棄に感じる時もありました。

それでも、「名人になりたい」「将棋を指したい」という気持ちが前を向かせてくれていたのでしょう。

村山が病気を患っていなければ、天才っぷりを発揮し、羽生と切磋琢磨し時代を築いていったかもしれません。
でも健康な体があったら、ここまで将棋に固執せず名を残さなかったかもしれない…。

人生にタラればはないかもしれませんが、思わずそんなことを考えてしまいます。

豪華キャストも見どころ!松山ケンイチの役作りがすごい!

引用:KADOKAWA映画

映画では主人公・村山聖は松山ケンイチが演じました。
映画の見どころは色々ありますが、その中の一つが主人公・聖を演じた松山ケンイチの渾身の演技です。

腎臓病を患う村山はむくみで太り、異様な風貌でした。

その村山を演じるため、役作りで約20㎏の増量したことが話題になりました。

原作を読んだ時に、心を揺さぶられ、精神面、肉体面から役作りに挑んだそうです。

「苦しい部分もあったけれど、好きという気持ちは全部を超えてしまう。それが実感できた現場でした」と語っています。

また、ライバル羽生善治は東出昌大が演じています。

東出も、クセや仕草まで本人そっくりに演じていて驚きを隠せません。

すごく研究したのだろうなぁということがひしひしと感じられます。

プライベートでも将棋を指すそうで、それをきっかけにオファーがあったようです。

使用していた眼鏡も、実際に羽生さんが使用していたものだそうで、事前の交流が伺えます。

実在で、広く知られた人を演じるということでプレッシャーもあったでしょう。
実在の人物だからこそ、イメージが壊れないかという心配もあるかもしれませんが、期待を裏切りません。

2001年に放送されたTVドラマでは藤原竜也も村山を演じています。

また、村山は羽海野チカの人気将棋漫画「3月のライオン」のキャラクター・二階堂晴信のモデルにもなっています。

色々と比べてみるのも、面白そうです。


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原作小説の作者・大崎善生とは?

「聖の青春」は著者・大崎善生のデビュー作です。
もともと大崎の友人が育てていた物語でしたが、病気で急逝し、大崎が執筆を引き受けました。

大崎は自身も将棋に熱中し、学生時代は学校には行かず新宿将棋センターへ入りびたる日々でした。
アマチュア最高位の四段まで昇段したほどです。

そんな大崎をみていた将棋道場の席主の紹介で日本将棋連盟に就職。
出版部で「将棋年間」等を手掛け、「将棋世界」の編集長にもなりました。
2001年に退職し、現在は専業作家となっています。

将棋の世界に詳しく、生前の村山とも交流があった著者でなければ書けなかった作品です。

丁寧に描かれた内容に、愛情が感じられます。

奥様は女流棋士の高橋和さんで、公私ともに将棋と切っても切れない人生のようです。

物語にさらにもぐりこみたい方は、ぜひ小説版もおすすめです!

まとめ

引用:角川映画

まるでドラマのような人生で、フィクションなのでは…?と思ってしまうほどです。

まぶしいほどの生命力を感じます。

彼にとっては生きることは将棋を指すこと。
周りが振り回されている感じもしますが、その純粋さは幸せも与えていたと思います。

天才とは、生きるとは、色々なことを考えさせられる作品です。

今も実在している登場人物が多数いることも、より不思議な感覚にさせられます。

全身全霊をかけて真剣勝負に臨むということは私には経験がありません。
命を、人生をかけられるものがあるというのは、羨ましい気がします。

自分の人生の残り時間はわからない。

健康であることは当たり前ではない。
コロナ禍の今、「生きる」ということを考えさせられます。


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