漫画『レイン 雨の日に生まれた戦士』1巻ネタバレ・感想

引用:「レイン」1巻

 

漫画『レイン』は、吉野匠先生のなろう小説”雨の日に生まれた戦士レイン”を原作とした、ファンタジー&バトル漫画です。

吉野先生は2019年にご逝去されてしまいましたが現在も発行は続いており、今年2021年4月には19巻の発売が予定されています。魔法と武器が使える世界で圧倒的な力を持つ主人公が敵に立ち向かっていく、今では珍しい正統派ファンタジーバトル漫画です。

窮地に陥った弱小国というスリル満載の舞台で主人公レインはどう立ち向かうのか。

戦うそぶりをほぼ見せないのに天才剣士と敬われ、血に塗れた逸話を持つ剣を携えるのは一体何故?

一瞬の回想に見える彼の後悔とは何なのか?

ストーリーが進むほどに謎が生まれ、どんどん読み進めたくなります。

謎が謎を呼ぶ漫画『レイン』第一巻をご紹介します。

 

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※以下ネタバレ注意です。

世界観

“大陸ミュールゲニア そこは剣と魔法が支配する世界”

舞台は不安定に保たれていた平和がついに崩れ始めたミュールゲニア大陸。

北の大国ザーマインを治めるのは強い敵を求める冷酷な王レイグル。先王を討った王は王座に着くと周辺国へ一気に侵攻を開始しました。

侵攻を逃れていたサンクワールはレインが騎士として仕える国ですが、今や隣国も滅ぼされた状態。

自国の兵や臣下も纏まらない弱少国サンクワールはもはや滅亡を待つばかりの中、主人公たちはどうやって窮地を脱するのでしょうか。

主な登場人物

レイン(主人公)…サンクワールの王に仕える騎士。一見気ままで怠惰な性格ですが「知られざる天才剣士」の異名を持ちます。黒髪黒目黒い服と黒ずくめです。

ラルファス…レインの友であり共にダグラス王に仕える騎士。長髪で優しげな顔立ちですが、友や部下のために命を賭ける正義漢です。

ダグラス王…サンクワール国王。かなり自己中心的な性格で貴族贔屓の施政で人心を離れさせ、遂には国を破滅寸前まで追い込みました。

シェルファ王女…金髪の可憐な少女。王とは違い思いやりや勇気のある行動を見せます。レインと昔会ったことがあるが貴族の娘と偽っていたため勘違いされていました。

ユーリ…レインの情報収集のためザーマインから派遣された16歳の少女。家族を養う報酬目当てで雇われたスパイで、圧倒的な力を持つレインにも臆さない強気な性格です。

レイグル王…先王を討ったザーマインの新王。好戦的で自分に敵うほどの戦士を探しているようです。真っ白な長髪に長い黒マントが特徴的です。

あらすじ

引用:「レイン」1巻

窮地のサンクワール

「馬鹿な」「呪文の詠唱なしに魔法を使うなど人間に可能なはずが…」

何人もの兵士が倒れる床を、後ずさる騎士。そんな騎士の首を、正確な斬撃が襲います。

「ー弱卒が」と言い捨てて騎士を切り捨てるのは、ザーマインの現国王レイグル。

そんな緊迫感溢れるシーンで、第一巻が幕を開けます。

一方の弱小国サンクワール国内、最高位の騎士として王に謁見するレインは、隣国まで滅ぼされたサンクワールが未だ侵攻されないのは誘い込んで一気に叩くための罠だと進言します。

勝算ゼロの出陣に「自殺の趣味は持ち合わせておりませんので」とニヤリと笑いながら意見します。自分の策をけなす態度にダグラス王は激怒しレインに斬りかかりますが、ラルファスのとりなしで何とか謹慎処分で済まされました。

城から追い出されてしまったレインですが、上機嫌な様子で高音の鼻唄を歌いながら町に出ます。

そんなレインを見つめる黒髪の少女ユーリは彼を探していたようです。馬に乗った彼を追いますが、少女の正体がザーマインのスパイだと気づいていたレインと対峙する事になり、攻撃するも圧倒的な力差でかわされます。

最期を覚悟しますが、ユーリを斬っても他のスパイが送られるだろう、と言って手を出しません。それどころかスパイの彼女相手に、行く当てが無いのならついて来るよう言いました。

出陣かと問うユーリに謹慎中であることを後出しで言いますが、そのまま帰るわけにもいかないので共にレインの城に行くことに。

スパイを送り込んだザーマイン王国の城内では、騎士がスパイからの報告は未だないとレイグル王に報告しています。

“知られざる天才剣士”の噂を聞きスパイを送り込んだのは他ならぬ敵国ザーマインの王レイグルでした。好戦的な顔で「手並み拝見と意向ではないか」と呟きます。強敵を待ち望むレイグル王に一目置かれるレインの強さは並大抵では無さそうです。

ダグラス王の裏切り

一方サンクワールでは、戦場を前に騎士たちがテントで野営する中、ダグラス王は数人の兵と逃げ出していました。しかし亡命も叶わず、その先で臣下の手で暗殺されます。

頭を失ったサンクワールの臣下たちは、我が命惜しさに、どうにか助かる手はないかと考えます。しかし王なきその城には、王のひとり娘である、王女シェルファがいました。

その王女は昔、身分を偽ってレインと会話した過去があり、仲の良い知り合いのような関係でした。

王女とレインの再会

侵攻する敵国に自分を差し出そうとする元臣下たちから幼い王女シェルファは自力でレインの城まで馬で逃げます。どこかの貴族の娘と勘違いしたままのレインに身分を明かし、無事城で匿って貰うことに。

再会のあと、魔術は習っていないはずの王女が時おり放つ魔力を不思議に思うレインはなんと、人気のないタイミングを見計らって剣を抜き、王女の首に当たる寸前まで振ります。

引用:「レイン」1巻

剣は半透明なのでしょうか、向こう側が透けるように描かれています。この魔剣は表紙にも描かれているのですが、青く光る剣には思わず中二心がくすぐられます。水のような色はレインという名前とも呼応していますね。

なかなか緊迫した構図なのですが、武器も見たことがない王女は剣の美しさを誉めます。毒気を抜かれたレインは疑うことはやめ、剣に触ろうとする王女を止めると、その剣がかつて一国を滅ぼしたという伝承を話します。

剣の名は「傾国の剣」。

その剣を持った旅人は千人を切り捨て、国の唯一の王子を殺し、王が狂い死んだのをきっかけに、国が滅びてしまったという話。

父を亡くしたシェルファにする話ではなかった、と気づきレインは謝ります。シェルファは悪かったのは父だし、自分は王が亡くなっても顔も思い出せない薄情な人間だから平気だ、と笑いますが、自分を頼っていい、と労ると、堪えていた涙を流しました。

翌日、城外にズラリと並ぶ騎士を前に指揮をとるレイン。

引用:「レイン」1巻

四万vs三千という圧倒的不利な戦況を話し、命が惜しいなら城に戻っていいと言い放ちます。レインの部下や友ラルファスが固唾を飲んで見守る中、結束した兵たちは整然と並んだまま、誰一人動くことはありませんでした。

「上等!」闘志の宿る瞳で叫び、遂にザーマインとの戦場へ向けていざ侵攻。

ここで「レイン」一巻は終わりです。

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感想・考察

主人公レインは謎だらけ

今回は1巻ということもあり様々なキャラクターが登場しました。特にレインは主人公ですが謎多きキャラクターで、なぜ魔剣を使うのか、スパイを見逃して本当にリスクはないのか、歌声が高すぎるなど、様々な疑問が浮かんだので感想をいれながら考察していきます。

曰くつきの魔剣

引用:「レイン」1巻

王に反論したり謹慎を受けても変わらず慕うものが多いのは、人柄だけでなく、彼の圧倒的な強さであり、それは敵をも魅了するほどです。それを表すようにレインの二つ名は「知られざる天才剣士」。

彼の携える「傾国の剣」は「魔剣」の一つだそうですが特殊な能力が備わっているのでしょうか。魔剣や妖刀と呼ばれるものは、漫画によっては持ち主が精神に異常をきたすなど禍々しい力を持った刀がいくつも登場します。

傾国の剣の持ち主だった旅人は虚ろな目をしていた、という話でしたが、虚な目というのは意識がはっきりしない様子だったのでしょうか。

そんな状態で千人も斬り伏せたとすれば、剣が人格を乗っ取っていた、という可能性も考えられます。それを難なく扱えているが故に天才と呼ばれている、という可能性もあるかもしれません。

魔法が扱える人間も珍しいようですが一体なぜそんなにもイレギュラーなのでしょうか。謎が深まるばかりです。

子どもに優しい理由

王女シェルファは人見知りですが、不思議とレインには最初から打ち解けます。レインが昔あげたペンダントを”宝物”として大事にしていることからもかなりの仲の良さが伺えますね。

ザーマインのスパイであるユーリも、見逃したのは強者の余裕だと捉えられます。しかし見逃すどころか自分の城内にまで連れて行くとなると話は違います。城の場所を伝えられてしまえば一気に不利になるのはレインの方ではないでしょうか。

文武力で勝るとは言え自分のリスクも上げているこの状況を考えると、ユーリがまだ子どもだから見逃しているようにも思えます。若いながら人外の強さを持つレインですが、一体いつからそれほど強かったのでしょうか。親もレインのような剣士だったのか、普通の市民だったのか、今も生きているのか。

一瞬ですが過去のトラウマが垣間見える場面もあります。自分が幼少期、辛い経験や寂しい思いをしたからこそ子どもに優しい、という可能性も考えられますよね。

レインの歌はなぜ超音波?

スパイの女の子がレインを追うシーンで彼は始終ご機嫌そうに歌っているのですが、音符がかなり歪です。単に歌が下手なのかと思いましたが、ユーリ曰くその歌声は「超音波」なんだとか。百歩譲ってオペラ歌手ならわかりますが、男性にそんな声はなかなか出せませんよね。

そもそも超音波は人間に聴こえない筈なので比喩かと思うのですが、作者はなぜ超音波という言葉で形容したのでしょうか。

超音波はコウモリが出すことで有名ですが、コウモリは魔界を連想させる動物の1つですよね。そして、魔界と動物、と言えばドラゴンなどの魔獣です。この巻に魔獣は登場しませんでしたが、ペガサスがいるかもしれない、という描写はあります。

冒頭の「呪文の詠唱なしに魔法を使うなど人間に可能なはずが」という言葉もあり、人と人でないものの存在が仄めかされています。

天才剣士と謳われる実力は魔獣に関係があるのかもしれません。続巻で明かされる謎が気になります。

正義漢ラルファス

引用:「レイン」1巻

レインを処刑せんとする王に意見したラルファスですが何とその際、王に対して発した言葉は

「愚か者!」

土壇場で友のためにそんな言葉を発してしまう場面に、情に厚い正義感な一面が見えます。その後冷静に王に意見するように見えますが、友人の処刑に、実は落ち着いてなどいなかったのかもしれません。

王に歯向かったレインを庇うだけでもリスクも伴う行動ですが、激昂した王にこの言葉を発するのは並大抵の勇気ではないでしょう。

容姿のせいもあり優しげな第一印象なのですが、義理を通し、責任感もあり、実は一本筋が通っているキャラクターです。

可愛いのに勇敢なシェルファ王女

引用:「レイン」1巻

シェルファ王女は本当に可憐ですね。回想や会話のたびに笑顔が大きめにコマをとって描かれているのですが、可愛らしくて癒されます。戦渦の中のマイナスイオンです。

か弱そうな外見に反して守られるだけではなく、敵だらけの城からたった一人逃げ出すなど、自ら道を切り開くそのギャップも魅力的で目が離せません。

サンクワールの城で窮地に陥った時は、絶対レインが助けに来る展開だろう、と思ったものですが、敵が囲む中を馬に乗って突っ切る様子は騎士のように格好良いです。

まとめ

サンクワールは滅ぼされる寸前どころか王の首は既に討ち取られた状態。そんな状態で、敵の大国にも強気に立ち向かっていく主人公や王女を見ると苦境にも勇気が出そうです。

戦場に出陣する場面でも不利な戦況のはずですがレインの表情は勝つ気満々と言わんばかりの笑みを浮かべています。一体どんな方法でこの戦いを切り抜けるのか。

レインの謎や今後の戦い方など、第二巻が気になってしまう要素が満載の第一巻でした。

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