【ネタバレ】漫画『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』の魅力と金時計の男について

今回紹介する『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』は週刊コミックバンチ(新潮社)にて2009年12号(3月6日号、通巻373号)から連載。
その後月刊コミック@バンチへ移籍し、2017年2月号まで連載され、単行本は全24巻が発刊されています。

その後、2015年1月16日から3月20日まで毎週金曜日22時 – 22時54分に、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』のタイトルでドラマ化され、主演は生田斗真と小栗旬でした。

本記事ではこの『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』について、作品の魅力と原作内で起きた事件の真犯人“金時計の男”の正体について、元古本屋の店長である私が解説していきたいと思います。

※以下ネタバレを含みますのでご注意ください。

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<あらすじ>

引用:まんが王国

孤児であった小学生の龍崎イクオと段野竜哉はこの世で一番大切な人である柏葉結子を、何者かに殺害されてしまう。

逃げていく犯人の後ろ姿を目撃した2人は警察へ証言しようとしたが、金時計を付けた警察関係者に脅され事件は迷宮入りとなった。

15年後、イクオは事件を隠蔽した警察組織へ復讐するために警察官となり、竜哉は事件の実行犯を探るためにヤクザの松尾組の組員となり、結子の死の真相を追う。

引用:wikipedia

このお話の主人公は2人です。
それが“龍崎イクオ”と“段野竜哉”。

それぞれ“警察官”と“ヤクザ”という立場につき、
事件の犯人について迫っていくというストーリーです。

大切な人の命を奪った犯人は誰なのか?
そして事件の真相とは?

これらをご説明する前にまずはこのお話の主要な登場人物を紹介していきます。

<登場人物>

猪突猛進正義の人物
龍崎イクオ(りゅうざき イクオ)
通称:イクオ

本作の主人公です。
新宿第二警察署刑事課を経て、警視庁捜査一課に派遣され、後に警務部監察官になります。その後、警備部へ異動となり、北川喜一郎警視総監のSPに任命されました。階級は巡査部長。

もちろん本物の警官ではあるものの、15年前の事件の全貌を暴くという目的を隠すため、間の抜けた言動を取る冴えない警官を演じていますが、検挙率は署内でNo.1です。

性格は基本的に優しく仲間思いで、犯罪被害者にも親身になって接します。
その反面、凶悪犯や悪徳権力者など自分の許せない人物に対しては容赦がありません。

また本人は運動神経ゼロだと偽っていますが、実際は常人離れした運動能力を有しています。過去の記憶のトラウマから、時に残忍性と恐るべき戦闘力を発揮し、正気に戻ると幼いころの記憶が少しずつ蘇るようになりました。

イクオは高校時代、結子の遺品であるペンダントを取り上げたモンスターティーチャーと裏で手を組んでいたいじめグループを全員、鼻を変形させたり肩の骨を砕くなど容赦無く殲滅したことがありました。
それを偶然見かけた竜哉に誘われ、それ以来2人は相棒関係となっています。

この主人公の魅力はなんといっても“二面性”です。
普段は優しく温和な性格なのですが、凶悪な犯罪者や過去の事件の首謀者に会うと、本来持ち合わせている戦闘力を発揮し、武器を使わずとも体術で相手を吹っ飛ばすことも!

この後紹介する同僚の日比野美月とは最終的に恋仲になります。

ドラマでは生田斗真が演じていました。

スーパーサポーター
段野竜哉(だんの たつや)
通称:たっちゃん

もう1人の主人公。
我孫子会系三次団体、松尾組の若頭。
背中に2頭の龍のウロボロスの入れ墨を入れています。

初恋の人でもある結子先生を殺した実行犯に関する情報を掴むため、裏社会に入りました。幼馴染であるイクオの担当事件を調査して彼の検挙率アップに貢献する一方、イクオからは暴力団関係の摘発情報を流してもらっています。

イクオと比べると常に冷静で思慮深く、シビアで打算的な性格。
自身の復讐以外には強い関心を示すことは少ないが、イクオをサポートするために自ら積極的に動いて協力を惜しみません。

作中では我孫子会の直参へと異例の出世を果たし、段野組を結成します。
金を稼ぐためにインテリジェンスが必要であるとした上で、極道の本質がヴァイオレンスであることも理解しており、時には強引な手法に訴えることもあるなど極道としての才能も優秀な人物。

作中では警察からの銃撃からイクオを庇って撃たれて海に転落し行方不明になりますが、助け出されて一命は取り留めており、その後記憶喪失になり、イクオの事も忘れてしまうなど悲しい描写もあります。

ドラマでは小栗旬が演じていました。

戦うヒロイン
日比野美月(ひびの みづき)

父は警視庁警務部監察課首席監察官の日比野國彦で自身も東大卒のキャリア。
新宿第二警察署刑事課時代のイクオの相棒で、後に警視庁捜査第一課へ異動し再びコンビを組むことになります。

後に警務部監察官に転属するも、父の死後、再び警視庁捜査第一課へ異動。
最終的には警部にまで昇進しました。

家庭を顧みなかった父への反発と興味が入り混じった事情から警察官の道を選びます。
当初は冴えないイクオを疎ましく思っていたが、共に行動するうちに少しずつ惹かれていくのでした。

事件の真相を知ったイクオの暴走を止めようとするも・・・。

冷徹な警察官
日比野圀彦(ひびの くにひこ)

警視庁警務部監察課 課長代理。
階級は警視長で日比野美月の父親。前職は神奈川県警警務部長。

誰に対しても人当たりよく接しますが、その冷静さが狂気染みてもいて、美月を危険に晒しても平気でいる様は他の警察官を戦慄させました。

作中ではイクオに近づき、何か企んでいる様子を見せていましたが、首席監察官となってからは彼と娘を自分の権限で警視庁警務部監察課に異動させ、同時に監察官に任命しています。

その目的は警察の腐敗を断つこと。
ですが日比野は金時計組と同じタイプの時計を所有しています。

また自身の妻が亡くなった雨の日、その同日、結子が死んでしまった「まほろば」の事件現場に来ているなど、事件の犯人を思わせる描写が幾つかありました。

金時計の男とは日比野圀彦なのか・・・

警察組織のトップオブトップ
北川貴一郎(きたがわ きいちろう)

警視庁警視総監。
原作序盤にてとあるイベントで何者かによって狙撃されて重傷を負ってしまいます。

人当たりの良い穏やかな風貌ですが、実は日比野圀彦と共に警察組織をまとめる警視庁のエリートです。

作中はイクオを自宅に招待したり、自身がプロ野球の始球式に招待された際はイクオをSPに指名するなど度々接点がありました。

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<本作の魅力について>

私が思う本作の魅力
それはこの2点です

MEMO
“物語がシンプルであること”
“徐々に真実に近づいていく感覚”

物語がシンプルであること

このお話、要は事件の犯人である“金時計の男とは誰か”を追うストーリーとなっています。

もちろん事件以外にもイクオと美月の恋仲への発展や美月と圀彦の親子の関係など各種見所はありますが、シンプルに犯人捜しである部分がとても分かりやすく、読みやすいです。

徐々に真実に近づいていく感覚

「金時計の男とはこいつだ!」というシーンは作中幾つも出てきます笑

つまりそんなに直ぐには犯人は判明しません。
徐々に徐々に分かってきます。

そして“では何故結子は殺されてしまったのか?”
“まほろば事件とは何だったのか?”
という疑問の答えも徐々に分かってきます。

これはどちらかというと漫画というよりもミステリー小説に近い感覚です。
こうしたシンプルさと緊張感の絶妙なバランスが本作の魅力であると思います。

<金時計の男について>

では物語の核心。
金時計の男とは誰だったのか

それは警視庁警視総監 北川貴一郎です。

この漫画にはサブタイトルが付いています。
-警察ヲ裁クハ我ニアリ-

つまり、今回の事件は警察が組織ぐるみで実行し、それを警察のトップが隠蔽する為に
起こした事件だったのです。

ここではあまり詳しく書きませんが、
イクオとたっちゃんが育った“まほろば”という孤児院はただの孤児院でありませんでした。
大きな闇を抱えた場所だったのです。

そこには警察組織も絡んでいました。
結子はその真実を知ってしまったが故に巻き込まれた被害者だったのです。

最終的にイクオとたっちゃんは金時計の男である北川に迫るのですが、
そこで知らされた真実。それは北川貴一郎がイクオの父であったということ。

なんとなく私も「北川怪しいな~」って思っていましたが、
まさかイクオの父親だったとは驚きです。

復讐だけを希望にして生きてきたイクオにとって、
その相手が実の父親だったとは、なんとも悲しい結末でした。

で、最後にイクオとたっちゃん、そして美月はどうなったのか。
それは原作で確認して下さい。

<まとめ>

ではまとめます。
『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』とは

MEMO

・物語がシンプルであること
※大切な人を殺した犯人を追う

・徐々に真実に近づいていく感覚
※事件の犯人とその真相とは?

この大きな2つが魅力であり、
そして事件の犯人である金時計の男と事件の真相とは

MEMO

・金時計の男とは警察のトップである北川貴一郎

・結子は警察組織の隠蔽によって起きた“まほろば事件”によって殺された

・そして北川貴一郎はイクオの実の父親だった

だった。というのがこのお話です。

イクオ・たっちゃん・美月のキャラクターとしての魅力も素晴らしいですが、
本当に話が綺麗にまとまっています。

全24巻でさっと読めますので是非読んでみてください。

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