【ネタバレ】漫画「後宮に星は宿る-金椛国春秋-」の感想!バレたら死!?女装で後宮を生き残れ

今回は少女漫画も少年漫画も幅広く読む私が大好きな漫画をご紹介いたします!

『後宮に星は宿るー金椛国春秋-』は、篠原悠希先生原作で、hagi先生により月刊コミックジーンにて連載中の漫画です。

後宮という華々しい世界感を美麗なイラストで忠実に再現した本作品。原作の小説は完結していますが、漫画は連載がスタートしたばかり。本記事では漫画でしか表現できない『後宮に星は宿る-金椛国春秋-』の世界観の魅力をたっぷりお伝えいたします。

引用元:まんが王国

注意
以下は2巻までのネタバレ記事です。ネタバレが嫌な方は見ないで下さい。
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あらすじとネタバレ

引用元:まんが王国

金椛(ジンファ)帝国の星大官の息子である星 遊圭(せい ゆうけい)は、幼いころから身体が弱いものの、聡く、若くして国士大学の童生として暮らしていました。

金椛(ジンファ)帝国には、『外戚族滅法』という、皇太子の母方親族は皆殺しにするという法律がありました。ある日、星家の叔母が皇后に選ばれ、星家の親族は皆殺しを命じられます。

その中遊圭は、星家の薬師である胡娘(こじょう)や過去に遊圭が助けた貧しい村娘の明々(めいめい)に助けられ、一人命からがら逃げ出します。

明々にかくまわれ隠れながら暮らしていた遊圭。そんなある日、明々の元に後宮からの呼び出しがかかります。

その時点で、遊圭は星家で逃げ出した人物として人相書きが出回り指名手配されていました。病弱のため誰かの助けなしでは生きていくことが出来ない遊圭は、明々の小間使いの女童として、男だが女性しか入ることが出来ない後宮の世界に潜入することになります。

遊圭は後宮で、宦官の玄月(げんげつ)や趙婆(ちょうば)など個性豊かな人物達と出会います。そしてバレた時点で死ぬという状況の中でも、今までに得てきた知識や一族を復興するという強い思いを胸に生きていくという物語です。

主要登場人物

でははじめに、本作の魅力的な登場人物を紹介します!

星 遊圭(せい ゆうけい)

引用元:まんが王国

本作の主人公。裕福な官人の家に生まれ、元来病弱。『外戚族滅法』により一族が皆殺しにされたため、皇后になった玲玉を抜かすと唯一の星家の生き残りです。飛び級し国士大学に入るための勉強をしていたためとても賢く、特に薬学系の知識に強いです。ただ、まだ幼いからかどこか詰めが甘いところがあります。でもそこが人間ぽくて、私は好きなキャラクターです。

明々(めいめい)

引用元:まんが王国

遊圭より年上の村娘。万引きをしたため追われていたところを遊圭に助けられました。貧しい家のため、奉公先を探して都に出てきていました。遊圭が追われる立場になってからは、遊圭を助け後宮に入るきっかけを作ってくれた人物です。サバサバした性格をしています。

胡娘(こじょう)

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元奴隷の星家の薬師兼寮母。胡の国出身で瞳、髪、肌の色が淡い色をしています。遊圭の事を「ファルザンダム」と呼びます。どうしてそう呼ぶのか、どのような意味なのか、遊圭も知らずまだ明かされていません。ただ、遊圭の事を実の息子のように愛しているのを感じ、星家が族滅された際、命がけで遊圭の事を逃がしてくれました。今はバラバラですが、いつか会えるといいなと思います。

陶 玄月(とう げんげつ)

引用元:まんが王国

18歳の宦官。文武両道、眉目秀麗。先帝の政争時、一族で弾圧を受け宦官になっています。宦官のため後宮に出入りしており、なおかつ陽元のお気に入りのため皇帝や皇后にとても近い立場です。そのため、才能が隠し切れず目立つ遊圭のことを怪しんでいます。宦官は本来、ホルモンバランスの崩れから声が高くなりがちですが、あえて低くさせているなど、男のプライドが捨てきれないことが伺える複雑なキャラクターです。

司馬 陽元(しば ようげん)

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18歳にして先帝崩御により即位した皇帝。玲玉を皇后にし、翔(しょう)という息子がいます。玲玉のことをいたく気に入っており、全体のバランスを考えず通っています。そこにまだ若さが見え、今後どのように成長していくのか注目したいキャラクターです。

金椛国について

 

引用元:まんが王国

中華風のファンタジーの作品はたくさんありますが、この作品は架空の王朝である金椛帝国という国を舞台にした物語です。そのため、登場人物に続いて独自の世界感が広がる金椛国に関してみていきたいと思います。

金椛国とは

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金椛国は衣装や小道具は中国の漢代、世界観は唐代をベースとした架空の世界です。ファンタジーといえどベースは史実なので、中国史に少しでも触れたことがある方は、馴染みのある言葉が出てくるのではないでしょうか。

主人公である星遊圭の父親は、第二婦人までいる工部尚の官人です。簡単にいうと、国の公共事業に大きく関わっているお金持ちで、遊圭は裕福な家庭で育ちました。裕福な家庭では一夫多妻も許されている世界で、遊圭は第一夫人の次男として生まれています。

また、金椛帝国は皇帝が国を治めている国です。後宮があり、国中の美女が集められています。
後宮は女の園のイメージが強いですが、政治が強く絡む場所でもあります。
遊圭は持ち前の賢さを活かして、今後どのように絡んで国に影響を与えていくのか、今後の展開をご注目ください。

星家一族皆殺し…!金椛国の法律

引用元:まんが王国

金椛国にはこの物語の主軸になってくる『外戚族滅法』という法律があります。『外戚族滅法』は皇太子や皇帝の外戚を排斥するという法律です。皇后に選ばれた時点で、一族は先帝の墓守を命じられ、陵墓に生き埋めにされるというものです。

遊圭の一族星家は、遊圭の叔母に当たる星玲玉(せい れいぎょく)が三年前に皇太子の後宮に上がり、男子の子供を産んでいました。そのため、皇帝が崩御したことで次の皇后として玲玉に白羽の矢が立ち、星家の遊圭は命を追われることになります。

引用元:まんが王国

ただ、どうしてこのような一見傍若無人な法律があるかというと、金椛帝国の前の王朝にて、外戚が帝国を乗っ取って政治をほしいままにしてしまったという歴史があったからです。

日本でも過去に、外戚という立場を使って政治に発言権を持たせていた人物の歴史があります。ただ、国を守るためとは言え、皇后に選ばれたら一族を皆殺しにされるという制度は、少し過激すぎるのではないかと考えてしまいます。

現在は法に背いた身として命を狙われている遊圭ですが、遊圭も男なので成長します。ずっと後宮に隠れているわけにもいかないので、今後遊圭の運命がどうなっていくのか、注目です。

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女の園!後宮の世界

引用元:まんが王国

次に、遊圭が命を追われ、明々と共に逃げ込む新皇帝である陽元の後宮ついて触れていきたいと思います。
後宮は日本だと大奥のイメージが強く、女同士のドロドロした世界の印象が強いですが、遊圭は唯一の男として後宮で奮闘します。

宦官(かんがん)の玄月

引用元:まんが王国

後宮に逃げ込んだ遊圭は、後宮内で宦官の玄月という人物に出会います。

宦官は刑罰等によって去勢された男でなくなった者。通常、男子禁制の後宮には皇帝と未成年の皇子しか男は入れません。しかし、宦官は去勢されているため男として扱われず、後宮で勤務しています。

宦官には貧しいものが後宮に仕事を求めなる場合もありますが、玄月は大叔父が先帝の尚書令だったため、政争の弾圧に一族として巻き込まれ宮刑を受けた身です。

また、皇帝陽元の側近という立場にいるため、皇帝はもちろん、皇后とも面識があります。遊圭は、本来いてはならない身。叔母とはいえ、親族として皇后玲玉と顔が似ているため、怪しまれてしまいます。

玄月は、通常であれば国士大学の学生など、それなりの出世が約束されていた立場だったため、とても賢い人物です。去勢されているとはいえ、同じ男という部分で通ずる部分がありそうですし、遊圭の正体に気が付いてしまうのも時間の問題なのでは……?という雰囲気があります。

複雑な関係の二人ですが、逆に面白い関係性でもあります。だから今後の二人の関係性の変化に注目したいです。

皇帝司馬陽元とは

引用元:まんが王国

新皇帝になった陽元の存在は、この作品を語る上で外せない存在です。なぜなら、陽元が即位したことで、星家は一族皆殺しになってしまったからです。
陽元はまだまだ18歳。政治の部分もある程度は興味を持っていますが、まだ趣味の狩猟の方も興味が強いです。そのため、陽元の後宮は皇帝であれば100人は超える妃賓(ひひん)や妾妻(しょうさい)の人数が、定員数を満たしておりませんでした。そのため、玲玉が陽元の目に留まり、皇后に選ばれてしまいます。

また、まだ若いからか感情的に行動しているように感じます。
若くして国を治める立場になったため、まだまだ至らない部分がありそうな印象です。
しかし、玄月という優秀な側近が近くにいるので、少しずつ国を良いものに変えていってくれるのではないでしょうか。

後宮の厳しい世界

 

引用元:まんが王国

最後に、金椛国の後宮の実態について触れたいと思います。
遊圭は裕福で使用人がいる星家の次男として育ちました。また、元来病弱であったため、労働や雑務の経験がありません。そのため、雑巾の絞り方も知らない状態で後宮に入ることになります。

遊圭が明々と一緒に配属されたのは蔡才人(さいさいじん)の安寿殿(あんじゅでん)でした。女ばかりの相部屋で、明々の女童という立場で入った遊圭は、阿祥(あしょう)という同僚から目の仇にされてしまいます。

ただ遊圭のすごい所は、そこでへこたれず自分の強みを活かして成り上がっていくところです。

周囲の宮官は誰もが上昇志向をもっており、出世欲が強い女性ばかり。また、女特有の同調を求める圧力も遊圭は感じています。

そのような厳しい世界でも、厨房の手伝いという形で遊圭は才能を開花させました。元々国士大学の童生として勉学に励んでいた立場のため、計算や文字などは当たり前のようにできます。明々含め文字の読み書きが出来ない宮官が多い中で、調理場での事務作業という立場は最大限能力を活かすことが出来る場所でした。

ただ、それがもとで悪目立ちし、玄月から怪しまれてしまうため、まだまだ爪は甘いのですが、少しでも足掻こうとする姿勢があるため今後も後宮でうまくやっていける気がします。

そして美麗な後宮の雰囲気は、漫画だから味わえるポイントだと思います!小道具とかも細かく奇麗なのでそこも注目して見ていただきたいです。

漫画「後宮に星は宿るー金椛国春秋-」の感想!まとめ

引用元:まんが王国

ここまで漫画『後宮に星は宿るー金椛国春秋-』 の2巻までのネタバレをお伝えして参りました!

本作は架空の国金椛国を舞台に、国の制度に翻弄される少年の中華風ファンタジー作品です。舞台柄政争も絡み、深いテーマを持っている本作。読者も遊圭の死と隣り合わせながらただ法律に従うのではなく、微力ながらも生き足掻く姿に勇気をもらえること間違いなしの作品です。そして「女装男子」が好きな方にもおすすめだったりします。

まだまだ連載が開始したばかりの本作。これからより注目されると踏んでいますので、ぜひこの期に読み始めてみてはいかがでしょうか。

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