【ネタバレ】漫画『ケンガンオメガ』の感想。前作との違いと重要なネタバレ

今回紹介する『ケンガンオメガ』は2012年4月18日から『裏サンデー』(小学館)で連載。

2014年12月より小学館のコミックアプリ“マンガワン”でも連載されている『ケンガンアシュラ』の正当な続編漫画です。

現在も連載が続いており、単行本は2021年7月現在で9巻が刊行されています。

正直、この『ケンガンオメガ』も前作の『ケンガンアシュラ』同様、
いやそれ以上に面白い漫画だと言えます。

本記事ではこの『ケンガンオメガ』について、前作と何が違うのか。
どこが面白いのか。そして前作の主人公である十鬼蛇王馬(トキタオウマ)は現れるのか、
といった観点について解説していきたいと思います。

ちなみに前作の『ケンガンアシュラ』についても別の記事で解説していますので、
興味がある方はこちらをご覧ください。

参考 格闘経験者が語る『ケンガンアシュラ』サウナの休憩室で学んだ人生の大事なことあいらいく

今回も格闘経験者である私が格闘経験者目線での解説も織り交ぜていきますので
最後まで読んで頂けますと幸いです。

※以下ネタバレを含みますのでご注意ください。

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<あらすじ>

引用:まんが王国

拳願絶命トーナメントの終了から2年が過ぎた。拳願仕合の存在を知った青年・成島光我は、ノーガードの殺し合いを生き抜く本物の強さを求めて山下商事を訪れる。

また、時を同じくして前拳願会々長・片原滅堂の前に王馬と生き写しの青年・臥王龍鬼が現れ、闘技者になる手段として山下商事を紹介された。

一方、新会長となった乃木は拳願会の求心力低下を危惧し、最近裏格闘技界の最大勢力となった「煉獄」との吸収合併を試み、相手側の出資者である豊田出光とどちらが団体を吸収するかを賭けて半年後に代表選手各13名による対抗戦を行うことが決定し、一夫たちは候補者の選定に奔走する。

その裏では「蟲」と呼ばれる謎の集団が暗躍し、拳願会・煉獄の両陣営へ魔の手を伸ばそうとしていた。

引用:wikipedia

今作の主人公は2人です。
それが“成島光我”と“臥王龍鬼”です。

このまったくキャラクターの違う二人が対抗戦に巻き込まれる形で
それぞれの“最強”を目指していくという形でストーリーは展開されます。

前作のキャラクターは出てくるのか?対抗戦って?
まずはこれらをご説明する前にこのお話の主要な登場人物を紹介していきます。

<登場人物>

真っすぐな努力家
成島 光我(なるしま こうが)

本作の主人公です。

“無力だった自分への失望”と“圧倒的な暴力への憧れ”を抱え、無力感にイラついて物心ついた頃にはすでにグレていた生粋の不良少年でした。

群れて粋がっていた3年前に出会った王馬に惨敗しており、恨みを持っているのでした。
そんな王馬の足跡を辿り裏格闘技界の情報を集めていたところ、拳願絶命トーナメントで彼が戦っている静止画を発見したことで、相手が拳願仕合に参戦していたことを知ります。

そこで、友人の浅利に頼んで拳願仕合について調べてもらい、山下商事に接触。山下に連れられて見学した拳願仕合でレベルの差を痛感するも、誰より強くなるという野心を捨てられなかったため、見習い闘技者として山下家に居候しながら山下商事で働くことになるのです。

パッと見は荒くれ者なのですが、実は努力家で、自身が強くなる為にプロレス道場に通っていました。
またプロレスだけでなく、かつて在籍していた空手の六真会館でも指導を受けて必殺技の開発を進めるなど真面目で真っすぐな一面も持ち合わせています。

同居することになった龍鬼とは、因縁のある王馬と瓜二つなこと、自分より後に山下商事に入ったのに先に闘技者に抜擢されたことなどから折り合いが悪かったのですが、修行を手伝ってもらったことなどで関係は次第に軟化し、2ヶ月後には友人になります。

修行の成果もあり、闘技者として合格するのですが、対抗戦が間近に迫った11月30日の夜、山下家を襲撃した夏の一派から一夫を逃すため単身で夏の弟子たちを相手に奮戦し、ナイフで背中、腕、足などを刺されて重傷を負ってしまい、最終的には出場は辞退してしまいます。

comment

この主人公の魅力はなんといっても“真っすぐさ”です。
前作の『ケンガンアシュラ』の登場キャラクターは主人公の十鬼蛇王馬も含めどこか闇を感じさせるキャラクターが多かった中、今作のキャラクターはとても真っすぐで努力家な青年です。

残念ながら対抗戦には出場していませんが、今後何らかの形で戦いの中に入っていくのではないかと期待しています。

真っすぐな殺し屋
臥王 龍鬼(がおう りゅうき)

もう1人の主人公。
前作の主人公である十鬼蛇王馬と同じく二虎流の創始者 臥王鵡角(がおうむかく)の血族と思われる青年。

王馬と瓜二つの顔立ちをしていますが、体格はやや小柄で、年齢も20歳ほど。
二虎の遺言に従い殺人はしなかった王馬とは違い、かなりの数を殺しています。

実力は申し分ないのですが、殺人に対する罪悪感が欠落しており、試験であることを忘れて対戦相手を殺害しようとするなど、欠けている部分も多い。

拳願仕合に参加するために、鵡角からの紹介で接触を図った滅堂から山下を紹介され、山下家で下宿し始めます。

成島光我同様の対抗戦代表選手に内定し、第5試合に出場するのですが、
“殺し”を禁止する対抗戦において相手選手を殺してしまい、試合は反則負けになってしまいまうのでした。

comment

この主人公の魅力はなんといっても“闇”です。
成島光我が陽であれば臥王龍鬼は陰です。

初登場シーンでは誰もが「え?十鬼蛇王馬って生きていたの?」と思う程そっくりな外見です。ですが、格闘ルーツこそ十鬼蛇王馬と同じですが、性格は王馬よりももっとヤバイです。

対抗戦は反則負けでしたが、彼も今後この戦いに絡んでくると思われます。

スーパーサラリーマン社長
山下 一夫(やました かずお)

前作ではしがないサラリーマンでしたが、トーナメント終了後、王馬の最期を看取り本土へ帰還。その後は34年間勤めた乃木出版を退職し、正式に「株式会社 山下商事」の代表取締役社長として新たなスタートを切っていました。

2年後には拳願会でもかなり顔が知られた存在になっていました。そして自らに接触してきた光我を仕合の見学に連れて行き、彼の実力では通用しないことを示して翻意を促します。

ですが、光我が王馬と同じく「この世に自分より強い奴がいることが許せない」と発言したことで考えを変え、今のままでは確実に無駄死にすることを念押しした上で、彼を山下商事の闘技者見習いとして雇用します。

ある出来事をきっかけに王馬と龍鬼が血縁者あるいは同一人物ではないかという疑念を強め、毛髪を使ってDNA鑑定を試みるのですが、この事をきっかけに自宅を襲撃され、絶体絶命になるなど序盤から災難な展開を迎えています。

comment

2作目では一夫も圧倒的なレジェンド感です笑
そして王馬との再会シーンは本当に感動しますよ。

レジェンドヒーロー
十鬼蛇 王馬(ときた おうま)

前作の主人公。
前作の決勝では黒木 玄斎と対戦。
格上の相手に対し、決して万全とは言えない状態ながら戦いを成立させるも徐々に押されていき、リスクを覚悟で“前借り”と鬼鏖を同時に使うも、あと一歩で届かず敗退。

滅堂のメディカルチームによる治療で一度は目を覚ましたものの既に肉体は限界を超えていたため、二虎の幻覚と最後に話を交わしてから永遠の眠りにつきました。

『ケンガンオメガ』では、トーナメント準優勝後に忽然と姿を消した伝説の闘技者として知られており、死亡説も流れているが実際のところは一般会員には知られていないようです。

そして本作において発覚した新事実として、実は“前借り”の多用によって限界を超え著しく衰弱していた自らの心臓の代わりに、自らの組織から器官培養されて“誰か”が英へ預けた心臓を移植したことで死を免れていた、という事が分かりました。

十鬼蛇王馬は生きていました

その後、己の異常な事情に一夫や楓を巻き込む訳にはいかないと考えて以降2年以上にわたって生存を隠しており、その間は迦楼羅(かるら)の婿候補ということで呉の里に身を寄せ、驚異的な治癒力によってわずか1年で手術前と同じ水準の力を取り戻していました。

そして2年あまりが経過した11月30日の夜、夏忌とその弟子に襲われ絶体絶命だった一夫の前に雷庵と共に健在な姿で現れ、圧倒的な力で蹂躙していく、これが山下一夫との再会でした。その後、一夫に一連の事情を説明し、対抗戦に出場する意思を表明しています。

comment

まずは「生きてたんか~い!」という感想でしたが、
まあそれが今回の二人の主人公とどう絡んでいくのか、
今後の展開が楽しみです。

五代目“滅堂の牙”
加納 アギト(かのう アギト)

拳願仕合の帝王の名をほしいままにする、拳願仕合史上最強の闘技者。
大日本銀行の総帥・片原滅堂(かたはらめつどう)を守る護衛者たちの中でも、最強の者に与えられる称号である“滅堂の牙”の五代目にして、滅堂の最高戦力である三羽烏の一角。

『ケンガンオメガ』では消息不明となっていたが、“AG”を名乗って半年前から辺境でモーテル暮らしをしているのを突き止めた氷室によって発見されます。

当初、滅堂が拳願会々長を退いた以上、拳願会のために戦うつもりはなかったのですが、六代目“滅堂の牙”の弓ヶ浜が滅堂を裏切りファイトマネー目当てに煉獄に移籍したことを聞かされ、改めて5人目の代表選手として対抗戦に出場することを決断します。

対抗戦本番では第6試合に出場。
対戦相手の五王拳が本来の戦闘スタイルではないことを見抜いて無形同士で対決することになります。

一時は対戦相手に圧倒されたかに見えましたが、最終的には寸止めからの龍弾で相手の顎を打ち抜いてノックアウト勝利を飾るのでした。

comment

結構キャラクターの性格が変わっています。
というか、“滅堂の牙”も今は8代目なんだね笑

前作では敵キャラ的ポジションだったアギトがまさかの味方化。
これは展開に期待できます。

前大会優勝者
黒木 玄斎(くろき げんさい)

前作の決勝では王馬と対戦。
“前借り”の実用化という自分の知らない二虎流を完成させた相手の動きをも徐々に見抜き、先代を上回る操流の技量に決定打を欠きながらも次第に優勢に立つなど圧倒的な強さを見せていました。

最後は決死の覚悟で放たれた“鬼鏖”を右腕を犠牲に防いで即座に左腕で痛打を加え、本トーナメントの優勝者となったのでした。

トーナメント優勝後も求める己とは程遠いと、更なる修行を積んでいました。
そこに押しかけてきた理人との奇妙な師弟関係も続いています。

『ケンガンオメガ』までの2年間はアメリカで理人に厳しい修行を課し、まだ怪腕流の技術を使いこなせる段階にはないとして基礎のみを伝授していました。

自身は対抗戦に出ることを拒んだものの、対抗戦本番はアメリカから試合を観戦に来ており、弟子を倒して第2試合の直後に勝負を挑んできた隼を、殺さずに首筋への手刀一撃で昏倒させ、強くなるよう諭して立ち去るなど、相変わらずの強さを見せています。

comment

前作チャンピオンです。
今回も出るだろうな~と思っていましたが、
なんと理人の師匠としての登場でした。

ですが、チャンピオンですから、今後の何かしらの形で出てくれると期待しています。

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<前作との違いについて>

私が思う前作との大きな違いはこの2点です

“主人公が二人であること”
“チーム対抗戦であること”

まず“主人公が二人であること”ですが、
人物紹介でも解説した通り、“成島光我”と“臥王龍鬼”という陰と陽の2つのキャラクターがそれぞれの思惑で対抗戦に出場している点が本作の大きな魅力であると思います。

本作では前作キャラクターも多く出てきます。
彼らも対抗戦に出場しますが、原則レジェンドキャラクターとしての登場なので物語の本筋にはあまり絡んできません。

やはり本作のカギを握るのはこの主人公二人になってきます。
光我はどこまで強くなるのか?そして龍鬼の過去とは?
などこれらの問題も徐々に明らかになってくるのだと期待出来ますね。

次に“チーム対抗戦であること”ですが、
本作は前作のトーナメント制と違い、それぞれの組織から13人を選抜出場させて戦う対抗戦です。

つまり、チームとしてのまとまりが要求されるのです。

前作の最強対本作の最強。
どちらが強いチームなのか。
とてもシンプルな話であるが故に話に引き込まれるのだと思います。

<現時点でのネタバレについて>

現時点では2つの事実が判明しています。

“十鬼蛇 王馬は生きていた”
“二虎流は一つではない”

先程登場人物紹介でも解説しましたが、
前作にて死んだと思われた十鬼蛇 王馬は生きていました。

そして本作の対抗戦の出場戦にもなっています。
前作では最後の最後で負けはしたものの、
やはり劇中最強である彼が今後のお話のカギとなるのは間違いないでしょう。

そして、そんな彼が使用する武術“二虎流”についても徐々に全体像が明らかになってきました。

それは、かつて、不法占拠地区“中”を圧倒的な武力による統一を目論んだ臥王 鵡角が野望を次世代に託すことを決意し、

かねてより交流のあった下地 和文に技術の編纂に協力したことで二虎流を誕生させたということ。

そして鵡角は“中”の孤児達を弟子に取り、二虎流を伝授し、その全員に“十鬼蛇二虎”の名を与えたということ。

そう、だから十鬼蛇 王馬の師匠である“十鬼蛇二虎”は一人ではないし、
十鬼蛇 王馬以外にも二虎流が使える者がいるということなのです。

そしてそんな臥王 鵡角を「爺ちゃん」と呼ぶ龍鬼。
今作は対抗戦以外に王馬・龍鬼の関係やルーツも明らかになってくるのではないしょうか。

<本作の感想>

では実際に読んでみた感想を良い点・悪い点を踏まえ述べていきます。

良い点:
① バトルがより洗練されている印象がある
② 超人がより超人として描かれている

まず、前作よりもバトルにスピード感があり、より洗練されている印象がありました。
どちらかというと打撃中心で“避けて打つ”感覚を重視しているからかなとも思えます。

そして超人がより超人として描かれており、ぶっ飛んだ技が多いです。
それは主人公に殺し屋がいたりなど武道家よりも実践の殺人術に寄っていった傾向が強いからかなとも思えました。

悪い点:
① バトルのリアリティが落ちた印象がある
② もう少しMMAや柔術路線を出しても良いかも

良い点の裏返しになるのですが、
前作では打撃⇒タックル⇒寝技という流れや、
組みつかれた際の切り返しなど細かい描写が多かった印象ですが、
今作では大技が多く、少しリアリティは落ちた印象があります。

せっかく今総合格闘技が盛り上がってきているので、

もう少しMMAやブラジリアン柔術の路線を出しても良いのでは?と感じてしまったのがマイナスポイントです。

比較的リアルな格闘技漫画寄りに前作をみていた私からするとこの点は残念に思いました。

<まとめ>

ではまとめます。
『ケンガンオメガ』とは前作と違い

MEMO

“主人公が二人であること”

“チーム対抗戦であること”

という2つが魅力であり、
そして現時点でのネタバレは

MEMO

“十鬼蛇 王馬は生きていた”

“二虎流は一つではない”

という事です。

全体を通じて

MEMO

良い点:
①バトルがより洗練されている印象がある
②超人がより超人として描かれている

悪い点:
① バトルのリアリティが落ちた印象がある
② もう少しMMAや柔術路線を出しても良いかも

があったというのが現時点での感想です。

ですが、トータルで見ても前作を超える作品ではないかと思います。
今作から見ても十分面白い作品ですので是非読んでみてください。

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