『烏に単は似合わない』あらすじとネタバレあり感想!后の座を巡る和風ファンタジー!

「次に“桜の君”になるのはどんなお方かしらね。
きっと素敵な方よ…

 

今回紹介するマンガは、『烏(からす)に単(ひとえ)は似合わない』です。

引用元:まんが王国

后の座を争う、ドロドロでハラハラのサスペンスロマンス!
「うーん、そういう話って昔からあるあるじゃない?」と思った人に、ぜひ読んでほしい一作です。
他の作品と一味違うのは、独特な世界観の和風ファンタジーなこと
そして、見るだけでうっとりする美しい絵柄

これまで読んできたマンガの中でも上位に入る、骨太ストーリーと繊細なタッチに、大満足しましたっ!

マンガを読み続けて30年。
自分でも200ページ以上マンガを描いてしまうくらい、マンガオタクの私が紹介します!

公式PV

引用元:文藝春秋チャンネル
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あらすじ

引用元:まんが王国

金烏(きんう)の元、八咫烏(やたがらす)が支配する世界、山内(やまうち)。

次期金烏である若宮(わかみや)殿下が山内へ戻り、后選びをするというお触れが出た。
知らせに、4つの家の姫君たちが、候補として登殿(とうでん)する。

浜木綿(はまゆう)
真赭の薄(ますほのすすき)
白珠(しらたま)
そして、病床の一の姫に代わって参じた、あせび

后の座を手に入れるため、駆け引きをくり広げる姫たち。
これまで管弦ばかりを好んできたあせびは、教養不足に身をつまされる。
けれど、ある日若宮を見かけたあせびは、昔の記憶を思い出して…。

事態が進むごとに、さまざまな事件が起こっていく。
果たして、若宮が選ぶのは誰なのか…。

『烏に単は似合わない』ネタバレあり感想

引用元:まんが王国

注意
以下、1巻までのネタバレがあります!

八咫烏が支配する世界!繊細な絵柄で描かれる和風ファンタジー

とにかく声を大にして言いたいのは、雅な世界観がすごくいい!

舞台は、八咫烏が支配する世界。
たとえば、烏が人に変わる場面があったり。
馬車の代わりに、車を引っ張る動物が烏だったりします。
物語冒頭、あせびが空飛ぶ車に乗り、上空から屋敷を眺める場面は圧巻でした!

原作は阿部智里(あべ・ちさと)先生の小説。
シリーズ累計150万部超。
史上最年少で、松本清張賞を受賞した傑作です。
そのため設定がきめ細かく、ストーリーにすごく読み応えがあるんです!

そして、その世界観にマッチした絵柄が美しい!
髪の毛の一本一本、まつ毛の一房まで素晴らしいです。
読んでいて、何度もため息をついてしまいました…!

華やかな和の世界に酔いしれたい人に、めちゃめちゃおすすめします!

若宮が后に選ぶのは誰?雅な屋敷で繰り広げられる、女性たちのし烈な闘い!

ざっくり言うと、「王子様のお后選び」という話。
ストーリーの型としてはよく聞くものですが、

  • 烏が支配しているという、和風ファンタジー世界
  • しきたりにうとい、あせび視点で進む物語

となっているので、新鮮さと読みやすさがありました!

キーワードのひとつ、「登殿(とうでん)」
登殿とは、次期金烏である若宮の后の座を巡って、山内の東西南北をそれぞれ治める四家の姫君たちが、召集される儀式のこと。

若宮の寵愛を受け、入内を果たし、男の皇子を生んだ姫は、この世界の国母になれるかもしれない。
超重要な儀式なのです。

選ばれれば、家の繁栄は確実。
四家の関係性と思惑が、複雑に絡み合って物語は進みます。

ファンタジー世界ですが、駆け引きはまさしく「雅だけどめんどくさ~い貴族社会」そのもの!
美しい単語と、裏に隠された刺々しい思いに、「おおお優雅! でも怖い! 面白い!」と言葉フェチの私は悶えっぱなしでした!

はじめに印象に残ったのが、茶席のエピソードですね。
儀式が始まって間もなくのこと。
真赭の薄が開いた茶席に、あせびと白珠が呼ばれます。
そこで、焚かれている白珠の香について、真赭の薄サイドと白珠サイドがやりとりします。

「白珠様の香は、北家の秘法によるもの。真赭の薄様がご存じないのも当然かと」
そう言う白珠の侍女に、真赭の薄は返します。

「そうね…、確かにこの薫りは今まで知らなかったわ。けれど、丁子(ちょうじ)が強いのかしら。まあ、黒方(こくぼう)にも似ているようだから、大体の配合は分かりますわ」

ムッとする白珠の侍女と、ふふんと笑う真赭の薄の侍女…。

これがちょうたまらなかったですね!!
一見「どういうこと??」と思って見返すんです。
すると、その裏に互いの家の意地をかけたやり合いがあることがわかるんですよね…!
原作が小説だけあって、特にセリフの厚みと説得力がハンパない!

そんな二人とは対照的に、あせびは香にうとく、「宮烏(みやがらす)として異常ですわ」と周りにざわめかれてしまいます。

あせびは自分の教養不足を痛感します。
そんな彼女を、外に連れ出す白珠。
そして「あなたに、入内を辞退していただきたいのです」と告げます。

東家は、どうやら今回の登殿に乗り気ではないよう。
対して北家は、今回に命運を懸けてきた。
あなたが入内できなくても、東領の者は許してくださるでしょう。
ならば、諦めていただきたい。

登殿早々、ピンチに陥るあせび。
いったいこの後、どう事態を切り抜けるのか。
続きはぜひ、読んで確かめてみてください!

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登場人物

あせび

引用元:まんが王国

東の家・二の姫。
おっとりとして、少し夢見がちな性格。
琴や管弦が得意。
父の頼みで、病にかかってしまった一の姫に代わり、登殿することになる。

主人公であるあせび。
よく言えばおっとり。悪く言えば少し世間知らず。
駆け引きとは無縁の性格に、読んでいて少しハラハラしました。
我こそは! という意気込みで登殿にのぞんだ他の姫たちに対し、「お后選びなんて素敵~!」とふわふわしたところも。
読者側としては、登殿についてあせびと一緒に学んでいる気がして、お話に入っていきやすかったです!

浜木綿(はまゆう)

引用元:まんが王国

南の家・一の姫。
一人称は「アタシ」。
気風の良い姉御肌で、普段は男勝りな口調で話す。

不慣れなあせびに、いろいろ教えてくれる浜木綿。
気軽な場面では、髪の毛を結って男勝りな仕草も見せます。
宝塚の男役な感じで、それがすごくカッコいい!
花見の席であせびを励ます場面に、心がきゅっとなりました。
出遅れているあせびをたくさん見たあとなので、浜木綿の言葉が力強く響くんですよね…。
浜木綿の家・南家は、今回の登殿に並々ならぬ期待をしています。
ですが、浜木綿本人は若宮の后になるのが目的ではなく、別の思惑がある様子。
これからの展開が気になります!

真赭の薄(ますほのすすき)

引用元:まんが王国

西の家・一の姫。
華やかな印象の女性。
勝気な性格。
派手なものや美しいもの、可愛らしいものを好む。
浜木綿とは犬猿の仲。

派手なふるまいの真赭の薄。
はじまって早々に浜木綿にしかけたり、茶席を開催したりと、どんどん状況を動かしていくキャラですね。
まさに、気位が高くて社交的なお姫様といった感じ。
あせびに対しては、着物を贈ろうとするなど友好的です。
しかし、それはつまり「競争相手として見ていない」ということ。
「なるほど…強者の余裕ってやつなんだな…!」と、背筋が冷える思いでした!

白珠(しらたま)

引用元:まんが王国

北の家・三の姫。
一人称は「あたくし」。
物静かであまり感情を表に出さないが、芯は強い。

伏目が印象的な白珠。
口数は少ないですが、教養高く、機転が利くのがうかがえます。
姫として威厳を持たないあせびに、「私たちは競争相手と思われていないのです、少しは意地を持っては?」とチクリと言う場面も。

個人的に、一番目を引くキャラです!
小柄でひかえめな容姿と、あせびに一言言う強さ。
このギャップがいいですね…!
印象に反して、3人の中ではじめてあせびに直接はたらきかけてきた白珠。
后選びが進む中、冷静な彼女がどのような顔を見せるのか?
淡々と状況に対応するのか。
それとも感情的な面ものぞかせるのか。
楽しみです!

若宮(わかみや)

引用元:まんが王国

山内の次期金烏。
遠方にいたが、物語冒頭に山内に帰ってきた。
めったに人前に姿を見せない。

登殿で、最も重要な人物である若宮。
物語序盤では、出番は多くありません。
けれど存在感は大きく、姫たちの状況を翻弄します。
彼自身、政敵を抱えており、山内に帰ってきたこと自体を快く思わない者も。
この登殿の結果と同じく、「若宮自身の幸せはあるのか?」という部分も、個人的には気になるところです…!

『烏に単は似合わない』あらすじとネタバレ感想まとめ

引用元:まんが王国

『烏に単は似合わない』は、美麗な世界で繰り広げられる、し烈な駆け引きにシビれるマンガでしたっ!
和風ファンタジーですが、違和感を感じることなく、平安時代のような世界観にスッと入れました。

美しい絵柄と日本語っていいですよね…心洗われます…。
小説と同じく、マンガ版も素晴らしい作品でした!

『烏に単は似合わない』は、こんな人におすすめ!

  • 和風な作品が好き!
  • 和風の宮廷ものが読みたい!
  • 思惑がからむ、先が気になる物語が読みたい!
  • 美しい絵柄と日本語に酔いしれたい!

気になった人はぜひ、チェックしてみてください!

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