【ネタバレ感想】「いぶり暮らし」スモーカーのある暮らしって?道具一つで非日常に!

何も予定のない休日、皆さんだったら何をして過ごしますか?

「いぶり暮らし」の主人公・頼子と巡は同棲中のカップル。
この漫画は二人が休日に燻製を楽しむグルメ漫画です。

同棲カップルというと、甘々な展開もありそうですが、この二人はどちらかというと長年連れ添ったかのような落ち着いた雰囲気で生活しています。

誰かと一緒に暮らすことって、楽しいだけではありません。
日々の暮らし、これからの二人の関係、それぞれの仕事や家族など抱える悩みも大なり小なり色々ありますが、それもリアルに描かれています。

特に大きな事件が起こるわけではないのですが、何気ない日常の楽しさ、大切さを感じる内容です。

「暇な休日に何かしたい。でも何したらいいんだろう」と思っている人におすすめです。
新しい時間の使い方のアイデアを得られるかもしれません。

食卓を贅沢にするアイデアも満載なので、読んだ後にはほっこりした気分になるとともに、きっと燻製をしてみたくなりますよ。

【作品情報】
著者:大島千春
連載誌/レーベル:WEBコミックぜにょん
全9巻(完結済)

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あらすじ

頼子と巡は同棲3年目。
年齢的にも仕事的にも格差がありますが、2人の生活はまずまずです。

週に一度だけ二人の休日が重なるのは日曜日だけ。
頼子と巡は、この一日を贅沢に過ごすため、燻製に挑戦してみるのでした。

「ゆっくり待って、おいしくいただく」

おいしい燻製をつくって二人で楽しんでいます。
いぶし終わるまで、のんびりビールでも飲んで会話を楽しみながら…。

※この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください

登場人物

頼子(よりこ)

彼氏である巡と同棲する26歳の女性。
カフェの店長として働いています。

離れて暮らす親に連絡をしなかったり、怒りっぽかったりと、子供っぽい部分もあります。
お財布の紐が固く、必要なさそうなものを購入するときは渋ることが多いです。

巡(めぐる)

24歳。頼子と同棲中のフリーターで、ゲームセンターでアルバイトをしながら暮らしています。
本人も正社員ではないことを気にしているようで、頼子に隠れて何かの勉強もしているようです。

いろいろとバイトをしていたようで、バーテンの経験もありカクテルを作ることも。
初対面の人でも仲良くなれる柔軟さも持ち合わせています。

日常を非日常にする方法

頼子と巡が燻製をはじめたのは、休日にテレビを見ていた巡が「こんなん食えたら最高だろうな」とつぶやいたのがきっかけです。

そもそも燻製とはなんでしょうか。

MEMO
燻製
燻製または薫製(くんせい)は、食材を燻煙(くんえん)することで保存性を高めるとともに特有の風味を付加した保存食、またはその調理法である。調理法はスモーク(smoke)という。

燻煙とは、香りの良いサクラや、ブナ、おが屑、リンゴ、ヒッコリーなどの木材を高温に熱した時に出る煙を食材に当てて風味付けをすると同時に、煙に含まれる殺菌・防腐成分を食材に浸透させる食品加工技法のことである。

直接木材に点火し燃やす方法と、他の熱源で木材を加熱して煙を出す方法とがある。
燻製法は、加工温度の高いものより熱燻、温燻、冷燻と呼ぶ。
引用:ウィキペディア

食材に煙の香りをつけるだけ。
言ってみればそれだけです。

でも、それだけで魔法のように食材が、料理が変わります。
そして出来上がるのを待っている時間は、いつもの時間と少し違う気がします。

何でもない一日が、非日常に変わる瞬間です。
二人は一緒にいられる休日を燻製を作ることによって充実させています。

頼子は仕事以外では人づきあいが得意ではないようですが、イカ釣りで仲良くなった友達たちを家に呼んだり、職場のカフェのスタッフともプライベートで会うようになったりと少しずつ変化していきます。

「燻製」という話題で人との距離を縮めやすくなったからかもしれません。

自分で燻した燻製は、そのまま食べてよし、料理に使ってよし。
2人のように、燻製でいつもと少し違う休日を過ごしてみるのはどうでしょうか。

これは食べてみたい!おすすめ燻製レシピ3選

燻製といえば、何が思い浮かびますか?

玉子、チーズ、ベーコン…。

自家製燻製玉子は、事前に燻製液につけておく必要があります。
ずぼらな私はそれが面倒くさいんです…。

思いついたらすぐ燻したい私が気になった、作中で紹介されたレシピ・おすすめ3選をご紹介します。

王道!チーズとウインナー(2話)

一番簡単で手軽、初めて燻製を行うのにおすすめなのがチーズとウインナーです。
漫画では巡の母親が送ってくれた荷物の中から何か燻製にしようということになり、二人が選んだのがこの2つでした。

カマンベールチーズは溶けやすいので、時々表面の水分を拭いてあげながら、ウインナーはそのまま放っておけば大丈夫です。
下ごしらえもないので初めての燻製におすすめの食材です。

簡単なのですが、めちゃめちゃ美味しいですよ!

とろっとしたチーズとパリッとしたウインナー。
頼子と巡のように違いのある2品をサラダとガーリックトースト、巡特製のジンジャーハイボールと一緒に楽しみました。

ひと手間かけて、スモークチキンでカオマンガイ(15話)

うっかりして今まで使っていたスモーカーを壊してしまった頼子。

「ふたりのものだから」ちゃんとしたものを買おうという巡に、新しいスモーカーを買うことにします。

悩んだ末に購入したスモーカーが届く日、二人が作るのは鶏モモ肉をスモークして作る「カオマンガイ」です。

①塩をまぶした鶏肉を、ネギの青い部分と生姜で茹でて水分を切って干しカゴに入れて乾かします。
②乾いた鶏肉をスモーカーに入れて熱燻。
③鶏のゆで汁でタイ米を焚いておきます。
④刻んだネギと塩と油のネギ塩ソース、ヨーグルトにオリーブオイルとニンニク、ハーブソルトで作るヨーグルトソースの2種類を準備します。
⑤お皿に盛りつけて完成です。

水分が禁物なので水分があるものは乾燥が必要です。
わたしはそこも面倒くさいのですが、タイ料理が大好きなのでこの料理は気になりました。
美味しいもののためなら頑張れるかも…。

頼子が巡に、干している鶏肉を取ってきてもらうのに「連れてきて」というのも、物を「この子」とか言ってしまう私は小さな共感ポイントでした。

これはお手軽かも!缶詰の燻製(23話)

友人たちを家に招いて燻製パーティをすることになった頼子と巡。

スパム、カニのほぐし見、ホタテなどいろいろな缶詰を燻製してみます

スパムはサンドイッチ用の食パンで、トマトとレタスと一緒にはさんでサンドイッチ。
ホタテは塩コショウとパルメザンチーズをかけてグリルで焼きました。
カニのほぐしみはキャベツをマヨネーズとあえてサラダにします。
そしてオイルサーディンは唐辛子をプラスしてパスタ。

燻製をしていなくても美味しそうなのに、薫香をまとった食材で作ったらどんな味になるのでしょうか。
どれも美味しそうで気になります。

料理を作る頼子も、友達とゲームとできた料理を食べる巡も、遊びに来た友人たちも…
みんながそれぞれ「自分ばっかり楽しいみたい」って思っちゃう。
それって最高のホームパーティだなと思いました。

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スモーカーは買った方がよい?

読んで、燻したい気持ちがあふれてしまった方は多いと思います。
燻製はちゃんとしたスモーカー(燻製器)を買わないと作れないのでしょうか。

答えは「いいえ!」です。

作中でも頼子と巡はダンボールを使用して燻製を作ったりしています。
要は食材が燻せればいいのです。

実は、この作品を初めて読んだ時、影響されやすい私は燻したい気持ちが燃え上がり、燻製教室へ参加したことがあります。
私がその時教えてもらったのは、100均で売っているアルミのボウル2つと網で作る燻製です。

片方のボウルの底にアルミホイルを引き、チップを乗せ、ちょうどボウルの真ん中あたりに引っかかるサイズの網を乗せます。
食材を置いたらもう一つのボウルで蓋をして火にかければOKです。

チップはアウトドア専門店や通販だけでなく、最近はホームセンターでも入手できると思います。
アウトドアブームの嬉しい恩恵の一つです。

8話では、自分と相手の気にするポイントの違いからお互いにイライラしてしまう二人が、ケンカを回避して河原で燻製とビールを楽しみます。
使ったのはいらない段ボールで作ったスモーカーでした。

火や後始末に十分注意して、アウトドアでの燻製も楽しむのもいいですね。
(火気使用不可の場所もあるので、そこもしっかり確認しましょう。)

最近では家で簡単にできるスモーカーもたくさんあります。
まずは手軽にできるものからぜひチャレンジしてみたいですね。

感想・まとめ

幸せは日常にある、ということを感じる漫画でした。

そろそろ結婚についても話がでていい時期ではあるけど、年下彼氏はフリーター。
巡自身もそれが理由で思いきれないようですが、頼子でなくても悩むと思います。

巡のだらしなさや能天気さ、頼子の気難しさ。
正直ちょっとイラっとするところもある主人公二人ではあります。

でもそれってとってもリアルです。

自分自身の良いところ、悪いところを見つめ、みんな何かに折り合いをつけながら、それを工夫して乗り越えながら生活しています。
頼子と巡にとって「燻製」はその工夫の一つだったんですね。

初めからワクワクと楽しく作るときもあれば、ギスギスした気持ちを抱えながら作り始めた燻製が、出来上がっていく時間を通じて落ち着いていくときもあります。

今度は何をしてみようかな、と一緒に考えることも楽しいですし、美味しいものを食べられるだけではなく、達成感も得られそうです。

日々の暮らしに何かエッセンスを入れたくなった時に、二人の何気ない暮らしから楽しみをみつけて暮らしている様子は参考になるかもしれません。

そのままでももちろん美味しく食べられます。

でも、スモーカー一つで気持ちや気分を変えて「非日常」を味わうことができるのなら、ちょっと手間をかけて「美味しい」をグレードアップさせてみてください。

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