【ネタバレ】『blanc#1』高校生と大人の違い。20歳に交わした約束は壊れてしまう?!

ごままめくん

今回漫画好きの私が紹介するBL漫画は、中村明日美子先生の「同級生シリーズ」のスピンオフ作品。

『同級生』の2人がついに20歳に。

大人になった2人の涙なしでは見られない、至高のラブストーリーを是非!

あらすじ

『同級生』から月日が過ぎ、佐条、草壁は20歳に。

「20歳になったら結婚して」

そう約束した2人でしたが、佐条は京都大学に進学し学業に追われる日々、草壁は音楽を続けながらバイトに明け暮れていました。

知らず知らずのうちに2人の距離が離れていく。

果たして2人はあの時の約束を果たすことができるのでしょうか。

ネタバレ

すれ違い始める2人

「20歳になったら結婚して」

その約束通り20歳の誕生日に指輪を送りあった2人。

それから3年後。

ある日、佐条と草壁は会う約束をしていましたが、佐条は草壁がバイトで京都に行けなくなってしまいました。

佐条も忙しいからと言って草壁を少し遠ざけると、だんだん草壁との距離が離れていくことを感じます。

そして週末、草壁と会う約束がなくなったので、初めて大学のゼミに参加します。

そこはゼミという名のバーベキュー飲み会。

みんなこれからの進路の話や何やらで盛り上がる中、ひとりの女性が卒業したら結婚すると言いました。

周りは羨む一方、佐条はその話を聞き、だんだん遠くなっていく草壁との関係に悩みはじめます。

一方、草壁はバイトに汗を流していました。

バイト終わりに昔のバンド仲間の谷が、最近バンドを再開したことによって妻と意見が食い違い、妻が出て行ってしまったと相談を受けます。

その話をきっかけに、草壁は佐条に思い出せないほど会っていないことに気づきます。

佐条が家に帰るとそこには草壁の姿が。

草壁は、しばらく会ってなかったからと言いますが、佐条は草壁との関係が中途半端で将来がわからなくなってしまったと言います。

「別れたいってこと?」と問う草壁に「・・・お前は?」と返す佐条。

「ずるくない?それ」

と草壁は言い放ち、佐条に自分の指輪を渡します。

佐条は「・・・光」と草壁の下の名前で呼びますが、草壁は止まることなくその場を後にしてしまいます。

佐条の想い

ある日、草壁に知らない番号から着信がありました。

相手は高校の担任だった原先生。

内容は佐条を同窓会誌に載せたいため連絡先を知りたいということでした。

しかし、草壁は連絡を取っていないと言います。

この発言に原先生は

「お前ら別れたの?」

とズバッと言います。

草壁は答えることなく電話を切りました。

一方、佐条は草壁と別れてから3日間ずっと寝込んでいました。

すると、インターホンが鳴り響きます。

相手は大学の女友達でした。

佐条の伸びた無精髭や、3日前と変わらない服装に驚きを隠せない友達に対して、「飲みたい」と言う佐条。

そして飲んでいる時に友達が佐条の指輪が2連から3連になっていることに気付きます。

「別れちゃった」

そう佐条が言い出します。

友達は、佐条に恋人がいることや、その恋人が同性であることを聞いていて、何よりも佐条が恋人のことを話しているときの幸せそうな姿を見ていました。

なので、友達はもう指輪をしている時点で結婚はできなくても、養子縁組をしているのかと思っていました。

佐条は別れた理由に条例の事や同性婚のことなどをあげますが、友達は本当は佐条は養子縁組したかったのではないのかと言い返します。

しかし、女にはわからないと言い返してしまいます。

佐条はもう、友達を失ってしまったと思っていると、友達は佐条の手を引きました。

店を後にすると、

「みいんな佐条くんのこと好きやねんで」

と友達は言います。

そして、佐条の草壁を想う気持ちと草壁が佐条を思う気持ちが可愛そうと。

「好きってやさしくてあったかいよ」

佐条は彼女の言葉で今まで自分が間違っていたと気がつきました。

「ありがとう」

そう彼女に伝えると突然電話が。

草壁の想い

原先生は草壁のライブハウスにいました。

原先生は佐条に話しかけますが、冷たく当たります。

その姿に

「やり方がコドモだよなあ お前」

と言われキレる草壁。

「お前 今までどれだけ恵まれてたかわかってんの?いつでも会える学校みてーなとこはもうないんだぜ。」

そして、「本当はわかってんだろ?」と核心を言われてしまいます。

言われた草壁は走って行ってしまいました。

草壁は自宅に戻る電車で佐条のことを考えていました。

そして、帰宅した時には涙が溢れてきました

それと同時に同級生がまた妻と揉めたと言ってきました。

その瞬間、草壁は土下座してでもやり直せ!!とまるで自分に言っているように強く同級生に言いました。

同級生も困惑状態の中、草壁に着信が。

相手は佐条から。

最後のチャンスとばかりに電話に出ると、草壁の表情が真剣になりました。

「すぐ行く」

そう言って電話を切りました。

久美さんの入院

 

あの別れから2人がはじめて顔を合わした場所は大きな病院でした。

2人は少し気まずい空気の中、病院を歩いて行きます。

草壁は佐条が痩せたことに気付きます。

そして、たどり着いた部屋には佐条のお母さん、久美さんの姿が。

実はがんがステージ3まで進行しているということでした。

しかし、久美さんはそんなことを微塵も感じさせない笑顔で2人を迎えます。

その後、佐条は父親は海外ですぐに帰ってこられないことと、佐条自身も大学があるためお見舞いにいけないと聞きます。

ならば、ということで少しの間、草壁が久美さんを見ることになりました。

そして、草壁が久美さんのお見舞いに行くと久美さんから、

「草壁くんの選んだ音楽が聴きたいわ」

とお願いされます。

久美さんは昔、選曲した音楽を知人にプレゼントしたことがあるそうで、それを草壁にもやってほしいということでした。

快く受けた草壁は早速曲を考えていると、突然佐条からメッセージが。

草壁はメッセージを返すたびにドキドキしてしまいます。

まるで付き合いたてのカップルのように。

そして、メッセージが終わりそうになった時、草壁は電話してもいいか聴きます。

「うん」

電話中は久美さんの状態を報告していましたが、心の中では、佐条がこんなにも好きなんだということを実感していました。

約8秒の通話。

そのあと、草壁はギターを片手に曲を作り始めます。

感想

『同級生』はまだ高校生の2人でしたが、今回の『blanc』は23歳。

高校生と大人の違いを痛いほど感じました。

昔は学校に行けば会えたのに、今は会いに行かなければ会えない。

そして、どんどん距離が出てくる。

しかし、私はただ「感じた」だけです。

私自身はまだ「大人」と「子ども」の違いがよく分かりません。

ですが、また時間を置いて読み直して見ると、感じ方が変わってくるような気がします。

また、言葉が少ない場面でも、表情で切なさや苦しさが感じられて、あっという間に2人の気持ちになったようになります。

まとめ

佐条と草壁のすれ違い。

漫画であることを忘れて2人の世界に引き込まれてしまいます。

ごままめくん

少しモヤモヤしてしまう最後でしたが、この続きに『blanc#2』があります。

是非読んでみて、2人の結末を実際に確認してみてください!