「アルテ」1巻のネタバレと感想。心のままに生きよ!と背中をビシビシ押される!

「そんなことない!
絶対…絶対に
私は職人になってやるんだ!!」

 

今回紹介するマンガは「アルテ」です。

引用元:まんが王国

「自分らしく生きるってなんだろう?」

「やりたかったことなのに、
周りの声が気になってやめちゃった…」

そんな思いが浮かんだときに
ぜひ読んでほしい作品です!

ルネサンス期のイタリア。
今以上に「働く女性」への
理解がなかった時代。

逆境にくじけそうになりながら、
画家になろうと頑張る主人公アルテに
めちゃめちゃ勇気づけられます!!

私も「もっと自分らしく生きられたらなぁ」と思うときがあるので、
まさに! な素晴らしい出逢いでした。

同じような悩みを持っている人、必見です。

それに、歴史ものマンガとしても超ハイレベル。
美しいイタリアの街並みを楽しめたのも、満足度高いです!!

マンガを読み続けて30年以上。
自分でも200ページ以上マンガを描いてしまうくらい、マンガオタクの私が紹介します!

「まんが王国」なら「アルテ」が無料で読める!

『まんが王国』なら『鬼滅の刃』「呪術廻戦」など大人気作品を含め、3,000作品以上が常時ラインナップ。気になっていた漫画も、手軽に読めちゃいますね。

アニメ版公式PV

アニメ化もされている本作。
2020年4月から6月まで、全12話で放送されました!
マンガ8巻までのストーリーが楽しめます。

あらすじとネタバレ

16世紀初頭のイタリア、フィレンツェ。

貴族スパレッティ家に生まれた娘、アルテ
彼女は令嬢らしいことには目もくれず、絵を描くことに夢中な変わり者だった。

しかし理解あった父が亡くなり、アルテにも結婚問題が持ち上がる。
スパレッティ家は、貴族としてはあまり裕福ではなかった。
「将来まともな生活をしたかったら、殿方に気に入られて結婚するしかない」
母の言葉にアルテは反発する。

「お母さまの言うまともな生活って、
好きな事もできず
男の下で媚を売る自由のない生活のことですか?」

そこからひとり職人街に向かい、弟子として取ってくれる画家工房を必死に探す。
誰も相手にしてくれない中、レオという画家のもとになんとか転がり込むことに。

女性という立場が評価されない社会。
「仕事をする」ことの信念と難しさ。
「女性画家」といういばらの道を進む、アルテの物語が始まる。

「アルテ」1巻の感想

緻密なタッチで描かれる、イタリア・ルネサンスの世界に酔いしれよう

引用元:まんが王国

「アルテ」でまず推したいのは、風景や描写の細かさ。
16世紀イタリアの世界に、どっぷり浸れます。

コマのひとつひとつに、作者大久保 圭(おおくぼ・けい)先生のこだわりを感じます!
『エマ』や『乙嫁語り』の森薫(もり・かおる)先生が好きな人は、
間違いなくハマれる路線ではないかと!

たとえば、アルテが初めて工房の自室で朝を迎えるシーン。

なんとか弟子入りを認められ、アルテは工房の一室をもらいます。
そこは、屋上に取りつけられたボロ小屋でした。

すきま風が吹き、寝心地は最悪。
なんとか絵を描くことで気を紛らわせながら、朝を迎えます。

目覚めたアルテは、使用人がいないことを改めて実感し、「これからは全部自分でやらなきゃいけないんだ…」と思いながら窓枠を開けます。
そこから見えるフィレンツェの風景。

引用元:まんが王国

モノクロなので色はないはず。
けれど、フィレンツェの朝の光と、さわやかな青空が確かにそこにあるんです。
夢に向かって歩き出した、アルテの希望が感じられました!!

日常の描きかたも、とてもリアリティがあります。

引用元:まんが王国

にぎやかな市場での買い物。
伝統行事の謝肉祭(しゃにくさい)の様子。
当時秘密裏に行われていた、人体解剖の見学。

神は細部に宿る」という言葉があります。
美術家たちの間でよく使われ、
「細かい描写の積み重ねこそが、作り手の熱い気持ちを作品に宿らせ、優れた作品にする」という意味です。

アルテを読んでいる間、この言葉が思い浮かんでいました。

「ルネサンス」とは?

引用元:Unsplash

「アルテ」の舞台は16世紀初頭のイタリア。
ルネサンス」と呼ばれる運動が盛んな時期でした。

ルネサンスとは、カンタンにいうと、
「キリスト教の神様中心の世界観から、
人間素晴らしいという古代ローマやギリシャの世界観に戻ろうぜ!!」
という運動です。

その結果、芸術などの文化活動がめちゃめちゃ発展しました。

引用元:Unsplash

特に「アルテ」の舞台の街フィレンツェは、毛織物業と銀行業で栄え、高い経済力を持っていたことから、ルネサンスの中心地となります。

都市内には多くの工房が並び、職人たちがつぎつぎと歴史に残る芸術作品を生み出していました。
この時代に活躍した芸術家には、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロがいます。
芸術のオールスターですね!

「まんが王国」なら「アルテ」が無料で読める!

『まんが王国』なら『鬼滅の刃』「呪術廻戦」など大人気作品を含め、3,000作品以上が常時ラインナップ。気になっていた漫画も、手軽に読めちゃいますね。

逆境でもがく主人公アルテに心打たれる!

引用元:まんが王国

女性、しかも貴族令嬢のアルテ。
世の中のことを何も知らないスタートから、現実を思い知ることになります。

夢やきれい事だけでは生きていけない。
それでも歯を食いしばって、前に進もうとするアルテに胸がぐうっと熱くなります。
何回も涙腺が緩みました…!!

最初の工房探しから逆境です。
無骨な職人相手に、なんとか絵を見てもらおうとすがる女の子。
しかも身分の高そうな服装をしたご令嬢です。
いかにアルテのしようとしていることが場違いで、当時の価値観から外れたものか、びしびしと伝わりました。

引用元:まんが王国

これだけの行動力があるアルテですが、弟子入りのために出された課題でくじけそうになります。
このシーン、真に迫ってきてしばらく頭から離れませんでした。

レオが出した課題は、翌日までに画版20枚の下準備を終わらせること。
慣れた職人でも「無理だろ!」と言う数です。

最初こそ自分を奮い立たせながら作業していたアルテ。
しかし想像以上に時間のかかる作業と、震えて動かなくなってきた指先に、不安が忍び寄ってくるんですよね。

(お母様の言った通りじゃない)
(貴族のお嬢ちゃんが職人になろうなんて、思い上がりもいいところだ)

耳にしてきた、ネガティブな声が押し寄せます。
心折れそうになりながら、けれどほとんど怒りの表情で食らいつきます。

引用元:まんが王国

「そんなことない!
絶対…絶対に、私は職人になってやるんだ!!」

記事冒頭のセリフはここの場面です。
あまりに胸が熱くなったので、引用しました!!

いやすごい。
私はやってみたいな…って思うことがあっても
「でも実績がないから…」
「向いてるかわかんないから…」
「一時の気の迷いかもしれないから…」と
先送りしてしまうことが多くて。
そんな自分にコンプレックスがあります。

なのでアルテを読んで、めちゃめちゃ勇気をもらえました。

自分を見つけたいという気持ちは、いつの時代も変わらないもの。
お仕事マンガとしても、たくさんの名言が心に残ります。

登場人物たち

アルテ・スパレッティ

引用元:まんが王国

16歳。
貴族の娘で、絵を描くことが好き。
家を飛び出し、レオの弟子となる。

頑張り屋で健気な主人公。
世間知らずなところもありますが
ちゃんと壁にぶち当たって、悩む様子が描かれています。
読んでいて気持ちよく感情移入できました。
くるくる変わるアルテの表情も、このマンガの魅力ですね!

あととにかく良いのは、レオに対する態度!!

最初はレオに対して「怖い…」と思っていたアルテですが、
彼だけははじめからアルテを「女」ではなく
「人」として接してくれていたことに気づきます。
恋愛経験が少なかったこともあり、そこからどんどんレオが気になっていきます。

ふとしたときに手が当たったりするたび、
顔を赤くして動揺するんですよ…。
可愛い…。

さらに可愛いのは、それを人に言われるまで「恋」だと気づけないんですよ…。
可愛い…。

個人的には、どんなマンガでも可愛い恋心が見られると
一気に引き込まれてしまうので、
すごく嬉しいポイントでした。

アルテの行く末はもちろん、
「自立する女性」というテーマと、この恋愛感情がどう絡んでくるのか。

気になるところです!!

レオ

引用元:まんが王国

フィレンツェの職人街に工房をかまえる男性画家。
アルテを弟子に取ることになる。
言葉少なで、無骨な性格。
周りからは厳格で、気難しいと思われている。

一言言わせてください。
好き!!

最初こそ未熟で甘いことを言うアルテにイライラしますが、
いつしか昔の、夢を目指していたころの自分と重なって見えることに気づきます。
以後は徐々にアルテを導き、見守るように。

アルテと一緒に「こ、怖いな…」と思っていましたが、
だんだんとその包容力にやられました…。

レオにアルテ以外の弟子はいなくて、工房に二人きりの生活。
これでアルテはレオのことが気になるっていうので、どうなんですか。
夢に向かって踏ん張る生活から、一気にドキドキ同居ライフの様相になって、驚きつつワクワクしました笑。
もちろん、レオには知るよしもないことですが…。

師弟関係ということは、いつかはひとり立ちしていくわけで。
アルテの未来と一緒に、今後関係性がどう変化するのか。
注目したいです。

アンジェロ・パーカー

引用元:まんが王国

ダニロという親方の画家工房で働く徒弟(とてい)。
資材運びに悪戦苦闘するアルテを街で見かけ、声をかける。

可愛くて親切なアンジェロ。
大人の余裕があるレオに対して、まだ未熟で、アルテに近い立ち位置のキャラです。

アルテに不用意な一言を言ってしまったり、
(アンジェロ本人はまったくの善意からだったんですが)
それ以降アルテになかなか声をかけられなかったり、
ヘタレな印象が強いですね…!

ヴェロニカ

引用元:まんが王国

コルティジャーナ(高級娼婦)の女性。
レオのパトロン。
優美な雰囲気で、高い教養を持つ。
アルテを気に入り、自分の肖像画制作に指名する。

一言言わせてください。
好き。

レオとはまた違った角度で、アルテの先輩となるヴェロニカ。
彼が「画家」という仕事の先輩だとしたら、
彼女は「仕事をする女性」の先輩と言えます。

お高いのかと思いきや、実は親しみがあったり。
高い教養も、娼婦という厳しい世界で生き残るために身につけたもの。
本人は「娼婦なんて、そんな胸を張るようなものじゃない」と言うものの、
読み手はアルテと一緒に「すごい…!」と尊敬の念を抱いてしまうはず。

一巻ラスト、ヴェロニカはものものしい路地裏にアルテを馬車で連れて行きます。
そこで彼女は、「働く女性」の先輩として何を伝えるのか。
めちゃめちゃ気になるラストでした!!

アルテの母

保守的な性格。
早く結婚して家庭に入るよう、アルテをさとす。

当時の価値観を教えてくれるキャラクター。
本編では高圧的で、アルテの「敵」とも言えますが…。
各話の間に挟まれる1ページマンガでは、彼女の思いが垣間見られます。
いろいろ言いながら、家のために奔走していることに、ほっこりしました。

アルテの父

故人。
アルテの理解者であり、深く愛していた。

出番は回想のみですが、思いやり深くて革新的な性格というのが伝わります。
今も変わらず、アルテの奮闘を応援してくれているでしょう。

『アルテ』1巻のネタバレあり感想まとめ

引用元:まんが王国

「アルテ」は、自分の心のままに生きたい人に、強い勇気を与えてくれるマンガでした!!

歴史ものだけど、「自分らしく生きたい!」という気持ちは今の世も通じるもの。
アルテの逆境に立ち向かう姿に背中を押されます!!
お仕事マンガとしても、シビれるところがたくさんありますよ!

「アルテ」はこんな人におすすめ!

  • 生き方に迷いがあって、勇気をもらいたい!
  • がむしゃらに頑張る主人公のストーリーが読みたい!
  • 描写が細かい歴史ものマンガが好き!

気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!

「まんが王国」なら「アルテ」が無料で読める!

『まんが王国』なら『鬼滅の刃』「呪術廻戦」など大人気作品を含め、3,000作品以上が常時ラインナップ。気になっていた漫画も、手軽に読めちゃいますね。