『十二支色恋草子』の続編が登場!
今回ご紹介します作品、【十二支色恋草子~蜜月の章~】は【十二支色恋草子】のその後を描いた作品となっています。
本編である【十二支色恋草子】では神使い達の”お休み処”の宮司、正隆と、古万乃(こまの)神社の御祭神・コマ(ネコの神様)とそのコマに憑かれる胡太郎の色恋沙汰を描いていました。
宮司の正隆はひと月ごとに十二支たちに憑かれ、憑かれている間は彼らの影響を受けてしまいます。
また、その時憑く十二支のことを「大将」と呼び、他の大将ではない11の干支たちよりも権限が高くなります。
そんなある日、社を焼かれてしまい、帰る場所がなくなってしまったコマと胡太郎が正隆の前に現れます。
十二支に入れなかったコマは(ネコと十二支の鼠とは因縁の仲なので)こんなところにいたくない!といいますが、その月の大将であった酉の曙が間に入り何とか一緒に暮らすこととなります。
そんな憑き物たちをよそに正隆と胡太郎は共に過ごすうちにお互い惹かれあい・・・?
そして恋人同士となった二人は夫婦になることを選びました。
神様へ使える身なので、神様へのお披露目として必ず行われる「花嫁行列」を行い、晴れて夫婦となった二人。
出逢いから花嫁行列を行うまでになった経緯が気になる方は本篇【十二支色恋草子】を読まれてみてください。
蜜月の章はそんな二人が夫婦になってからのお話しです。そして今回は2つの事件が勃発!!
さて今回は誰の活躍でどのように解決されていくのでしょうか!?
目次
あらすじ
一つ目の事件
花嫁行列に怒り爆発のイタチが起こす事件です。
そもそもなぜイタチが怒っているかって?そこをまずご説明しますね。
猫が十二支に入れなかったという逸話はご存じかと思いますが、イタチについてなんて聞いたことないですよね。
十二支を決める旨、動物たちにお触れを神様が出したのですが、なぜかそのお触れはイタチの元には届かなかったそうです。
噂で聞いたイタチが神様を訪ねてみたけど後の祭り。
困った神様の苦肉の策として『月の初めの「ついたち」をイタチの日にしてはどうだろう』と。イタチは渋々承知して「ついたち」だけはイタチの日となったそうです。(ダジャレではなく言霊ということもあって丁度良かったみたいです笑)
毎月一日だけはイタチは十二支の大将と同等の力を持てるようになったそうですが、それは他の動物にとってはもちろん面白くない話。
よってこのことは十二支以外には秘匿されていました。
イタチは十二支に次ぐ席へ名を連ねる栄誉を得たと思っていたのに、自分たちイタチを差し置いて花嫁行列を執り行ったことを事後報告で知った事で怒りが爆発したようです。
嫌がらせは狼の黒太(今は幼い狼の姿で人の家で暮らしている)の飼われている庭を荒らすところから始まります。
その月の大将は酉の曙。犯人は夜行性だろうということで、猫のコマと一緒に夜見張りをしているとイタチが!!
曙は咄嗟に「手がつけられぬかも」と言い放ち・・・。
イタチの目的はおそらく一日(ついたち)。それまであと二日。
翌月の大将は戌の颯助なので少し早めに仕事を引き継ぎました(鼻が利くのでイタチの足跡をたどれるから)。
そして、一日の0時まわるときに登場するであろうイタチを待ち構えました。
正隆と颯助は外を見張り、家の中を胡太郎、コマ、黒太で見張りました。
外で待ち構える正隆と颯助の前にイタチが現れたのですが、家の中に侵入していた別のイタチ達の策により、胡太郎と人間の姿になっていたコマがイタチにさらわれてしまい・・・。
追いかけようにも「ついたち」しか開かないという御幸道(ごこうみち)に入ってしまったので追いかけられないでいた正隆と颯助でした。
正隆と颯助は正々堂々と正面からイタチのいる屋敷へ向かい家の中に入れてもらうことに成功。
話し合いで胡太郎とコマをかえしてもらおうと話をしようとします。
黒太と曙は正隆と颯助を追ってイタチの屋敷へ向かいます。しかし裏からみつけた「ついたち」だけ開く御幸道(ごこうみち)の前で立ち尽くしてしまいます。
失敗すれば翌月の「ついたち」までこの道は開かない=帰ってこれないということです。
そこへ運よく仲能<なかよし>(子)と虹悦(辰)登場!!虹悦はトカゲになり、仲能<なかよし>と共に小さい体で素早く入り込み、2人を救い出しました。
その頃、正隆と颯助はイタチの長兄と話していました。
イタチの長兄の話によると、自分は兄弟でも一番小さい。でも長兄だから種族を残さなくてはいけない。
そんな時婚約パーティで会った颯助(戌)に優しくされて一目ぼれしてしまったようでした。でも種族も違ければオス同志。
イタチの長兄は小柄で髪もロングで綺麗な髪をしていて傍から見ると女性に見えます。しかし同性ということで許される恋ではありません。
許されるわけなどないのに十二支の宮司がまさかの猫憑きと結婚とは許せなくて起こした嫌がらせのようでした。
それなので、わざわざ一目ぼれした戌の颯助が大将となる月、そして大将と同等の力がつく「ついたち」にこだわったようでした。
話し込んでいる間にもうすぐ「ふつか」になってしまうところでした。「ついたち」以外はとじてしまう御幸道(ごこうみち)。
御幸道(ごこうみち)を通ったものはそこからでなければ帰れないらしく急いで屋敷をみんなででました。
イタチの長兄をはじめ、弟たちもその時一緒に引き連れてお休み処へ行ってイタチは裁きでもなんでもうけるつもりのようでした。
しかしそんなことはもちろんしません。みんなで大宴会。長兄の気持ちを聞いたイタチの弟たちはもちろん長兄の味方です。
イタチの弟たちは子作りは望むものに任せればよいだけだと長兄にいって一件落着です。
ただし!颯助は戌なので誰にでも愛想がよいのです笑 猫のコマにだって・・・笑
二つ目の事件
こちらは捨て猫事件です。ある朝隆行(猫の道祖神で正隆の幼少期からの唯一の”友”)が捨て猫の子猫を連れてやってきました。
猫の扱いは猫憑きの胡太郎は大得意。すぐに用意する物など指示しました。
しかし問題はここから。
お休み処は神使の御旅所だから神使の依り代なら何事もないだろうが、生き物が長く居ては下手すればこちら側へ引っ張られてしまう=死んでしまう可能性があるとのことでした。
それを聞いたコマは「こっちに任せろ!な!」と胡太郎に。子猫の引取り手に伝手がありそうです。
そこへやってきたのは乃木(古万乃神社の分家の当主。胡太郎の従兄)胡太郎を溺愛しているので「任せなさい!」と頼られたことで嬉しそう笑
正隆は乃木が来たことに納得いかないようですが、ここは仕方がない。胡太郎の地元は、三毛猫の神様であるコマがいるくらいです。
猫がとても多く、胡太郎はもちろん、乃木も野良猫はもちろん子猫の扱いもなれているようです。
子猫を引き取るというやりとりをしていると、今月は大将月で正隆に憑いてた楠(亥)がやってきます。
楠は乃木が来たことに大喜び。しかし子猫を乃木が連れて帰るとき、やることあるからと胡太郎までもが一緒に行こうとします。
それをみた正隆は乃木と一晩二人きりにはさせられないと自分もお供すると言い出す始末笑
一番うれしいのは楠(亥)でしょうね笑 古万乃神社へ向かう車を運転するのは乃木、そして助手席はもちろん楠(亥)です笑笑
古万乃神社につくと、境内にはたくさんの地域猫がいました。みんな保護はできないからとおうちが見つからない子(猫)には境内を解放しているようです。
そんな地域猫たちに新しく来た子(子猫たち)を紹介するのが胡太郎の目的だったようです。
地域猫たちとふれあっている胡太郎を見て、正隆は地域猫たちはみんな胡太郎やコマに会いたかったはずだと思い地域猫たちに謝罪。
そんな時、乃木が正隆に古万乃神社の猫たちのことを他言するなと、くぎをさします。そんなこと聞いたら少なからず捨てにくる輩がいるからと。
楠(亥)も人間の姿になり皆と一緒に子猫たちと遊んであげました。それをみた乃木がボソッと「思いのほか優しいから・・・子猫も安心しているんだろう」と。
その言葉を”交尾したい”という合図と勘違いした楠は乃木を抱えて何処かへ消えてしまいました笑
登場人物紹介
干伊正隆
神使たちの”お休み処”の宮司。いつもはきちんとしている好青年なのに胡太郎のことになるときゃらが崩壊するイケメンがめちゃくちゃ好きです!
古万乃胡太郎
古万野神社の御祭神コマが憑いてる青年。おとなしそうな妖艶な雰囲気なのにたまにキャラが崩壊するんです!そこもまたイケメンだしかわいいところです。
乃木清忠
胡太郎の従兄。古万乃神社の分家の当主。楠(亥)に気に入られている。
人間の姿になった楠に可愛がられている!?姿が妙に面白いんです。でも乃木本人は、胡太郎を溺愛しています笑
コマ
猫。しっぽが二股にわかれている三毛猫の神様)
曙
酉。元はニワトリ。鳥になら何でも変化可能。
颯助
戌。いつも楽しそう。場を明るくしてくれるので困ったときは颯助頼りです。
楠
亥。実は一途で、古万野神社分家の当主乃木さん大好き。
仲能<なかよし>
子。十二支のなかで年長組の平安うまれ。おりこう。人間になったときの衣装は大将にならった服になります。
楓
丑。気は優しくて力持ち。何気にここまでで一番働いてくれています。
喜博
寅。十二支の中では若者な大正生まれ。寅に憑くときは正隆もりりしくなります。
詔<みこと>
卯。軽口だけど聞き上手。相談事はもちろん口外しませんよ。
虹悦<こうえつ>
辰。神使は皆酒好きだけど、虹悦は枠。いくらでも飲みます。
篝<かがり>
巳。内心がよみにくいかがりですが、正隆が悪夢を見てたことに責任を感じていた様子。克服して良かった。酒好き。ザル。
雪青<ゆきお>
午。お育ちよさそう系な悪気のなさで空回り。十二支の中で一番若いんです。
小波
未。やすらぎ系。モフモフがあふれてるお休み処ですが、羊毛の万能っぷり最強。
蜜勝
申。先祖代々十二支の座を継いでいる様子。まさにツンデレとなりました。素直な颯助とはケンカ仲間(犬猿の仲)。
黒太
狼。お山に住んでいた狼の眷属神。今は幼い狼の姿で人の家で暮らしている。
隆行
猫。正隆の幼少期からの唯一の”友”である猫の道祖神。
ウリ坊たち
イノシシの子供。お山に住む眷属神たち。”お休み処”が大好き。
感想
本編は干支ごとのお話しでしたが、今回は日数をまたぐので多くの干支が登場するのは楽しいですね。
干支ごとに特技も違うし、それぞれがそれぞれの特技を生かした活躍はみごとでした。そして乃木と楠(亥)が思ってた以上に深い中になっていることにちょっとびっくりだったけど笑
正隆と胡太郎も夫婦らしくなってきていたように感じた【蜜月の章】1巻でした。
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