映画「スウィーニー・トッド」ネタバレと感想!人肉パイで大繁盛・・・

ホラー×ミュージカルの異色ジャンル、興味ありませんか?それから「人肉パイ」というワードに惹かれる悪趣味な方、必見です。

「そんな悪趣味じゃないわ」と今ブラウザバックしようとしたそこのあなた!どうせグロくて気持ち悪い映画でしょ?と思ったら大間違いです。

ただ気持ち悪い、グロいだけじゃありません。ダークで魅力的な世界観に惹き込まれる映画なのです。なんてったって、監督ティム・バートン、主演ジョニー・デップですから!正直この要素だけでも一見の価値アリだと思います。

その最強タッグが織り成す、悲しくも恐ろしい狂気的な物語をミュージカルにした作品が「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」です。

復讐のために恐ろしい行動を起こした主人公の末路は?そしてそれに巻き込まれた登場人物達が迎える運命とは・・・

この映画のあらすじや魅力を解説していきます。以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。


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あらすじ

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フリート街へ訪れたスウィーニー・トッド

舞台は19世紀のロンドン。トッドとアンソニーはフリート街に訪れます。トッドはかつてこの街でベンジャミン・バーカーとして理髪店を営み、美しい妻と生まれたばかりの娘と幸せに暮らしていました。しかしターピン判事がトッドの妻を奪うために、トッドは流罪の刑に処されてしまったのでした。

トッドが自分の店があった場所を訪れると、ラヴェット夫人が寂れたパイ屋を営んでいました。ラヴェット夫人曰く、トッドの妻は自殺し、娘はターピン判事のもとにいるのだそうです。復讐を誓うトッドに、ラヴェット夫人は店の二階を理髪店として貸すことにしました。

一方アンソニーは、ターピン判事の屋敷で暮らしている美しい少女、ジョアンナに一目ぼれしていました。しかし役人に近づくなと警告され、アンソニーは彼女をさらおうと決意するのでした。

トッドはラヴェット夫人と市場へいきました。すると、イタリアから来たというピレリがトビー少年と毛生え薬を販売しています。トッドはピレリをペテン師だと言い放ち、髭剃り競争でトッドは鮮やかな剃刀捌きを見せました。それをみていた役人はトッドに感心して、必ず店に行くと約束するのでした。

復讐のチャンス

その後、トッドの理髪店にペテン師ピレリがトビー少年と共に訪ねてきます。ピレリとトッドが2人きりになったところで、ピレリはトッドの正体を知っていると言ってきました。役人にバーカーだとバラされたくなければ、儲けの半分を渡せと脅してきたのです。

トッドは咄嗟にピレリを殺しました。それを知ったラヴェット夫人はピレリを失ったトビーの身の上を案じ、パイ屋で働かせることにします。

そのころ、ターピン判事はジョアンナに求婚したことを役人に話していました。ジョアンナがあまり喜んでいなかったとターピン判事が残念がっていると、役人は無精髭を剃ったほうがいいと提案します。そしてターピン判事にトッドの店を薦めたのでした。

トッドの店にターピン判事がやってきました。トッドは復讐の絶好のチャンスが訪れたことに心を躍らせます。いつ喉を掻っ切るか、楽しむように丁寧に髭を剃っていました。するとその時、アンソニーがジョアンナと駆け落ちの相談のために駆け込んできました。ターピン判事は駆け落ちの計画を知り、怒って出て行ってしまいます。

繁盛するラヴェットのパイ屋。その中身は・・・

ペテン師ピレリの死体処理に悩んでいたラヴェット夫人は、とんでもない解決策を思いつきます。ピレリの肉をパイの材料にして、ミートパイを売ろうというものでした。トッドもその案に賛同して、理髪店に来客がある度にパイの材料ができるぞと話に華を咲かせます。

トッドは理髪店に訪れた客を次々に殺して、ラヴェット夫人は地下の調理場で死体の肉を使ってミートパイを焼きました。あっという間にパイ屋は大繁盛します。ラヴェット夫人は、トッドやトビー少年と一緒に幸せに暮らす妄想を膨らませていました。しかしラヴェット夫人に言い寄られてもトッドの心には、ターピン判事への復讐しかありませんでした。

一方ジョアンナは駆け落ちがバレたせいで精神病棟に幽閉されていました。トッドはアンソニーにさらいに行くようアドバイスして、それを密告する手紙をターピンに出します。その手紙には、アンソニーがジョアンナをさらったあと理髪店に来ると書いてありました。この手紙でターピン判事をおびきよせようとしていたのです。

トッドはその手紙をトビー少年に渡して、ターピン判事に届けるよう頼みました。トッドの冷徹さに気付いたトビーは、トッドから守りたいとラヴェット夫人に言います。しかし、ラヴェット夫人は複雑な表情。彼女はトッドのことを愛していました。

トッドとラヴェットが迎えた運命

役人がパイ屋を訪れ、異臭がするという苦情を言ってきました。トッドは役人を中へ招き入れると即座に殺し、地下の調理場へ送ります。しかし地下にはトビーがいました。トビーはミートパイの材料が人肉だと知ってしまい、下水道を通って逃げたのでした。

その頃、アンソニーは計画通りジョアンナと共に店に来ましたが、トッドがおらずアンソニーはトッドを探しに行きました。ジョアンナは店に取り残されてしまいます。そこへ浮浪者の女が現れて、ジョアンナは咄嗟に身を隠しました。

するとちょうどトッドが戻ってきました。浮浪者の女はトッドをみて「どこかで見た覚えが・・・」といいますが、トッドは容赦なく女を殺します。

そして、ターピン判事が店にやってきました。トッドはターピン判事を理容椅子に座らせると喉を切り裂いて殺します。ついに復讐を果たしたトッド。隠れていたジョアンナに気づいて殺そうとしますが、結局ジョアンナを見逃しました。

地下室に降りて浮浪者の顔をみたトッドは絶望します。浮浪者の女は、愛していた妻だったのです。ラヴェット夫人が、自殺したと偽っていました。トッドはラヴェット夫人を許した素振りをして、二人は踊ります。しかし実は怒りに燃えていたトッドは、ラヴェット夫人を焼却炉に放り込みました。そして妻の死体を抱き寄せるトッド。

背後から、隠れていたトビーが静かに近づいてきます。トビーはラヴェット夫人の復讐のために、落ちていたトッドの剃刀で、トッドの首を切り裂きました。トッドは抵抗せず、自分の赤黒い血があたりに広がるのをただ見つめるのでした。

登場人物

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スウィーニートッド

ジョニー・デップが演じているトッドは、黒髪に1束の白髪が生えていて、やつれた顔をしています。

復讐に燃えるトッドは容赦なく次々に人を殺す残虐性をもっていて、きっとアンソニーとジョアンナのことも利用したに過ぎなかったでしょう。しかし理髪店で次々に人を殺すシーンの中で、妻子持ちの男だけは殺しませんでした。トッドの中に唯一残っていた人間らしさが垣間見えるシーンです。

ラヴェット夫人

ヘレナ・ボナム・カーターが演じています。アップでまとめた髪に後れ毛、そして白い肌と暗い色のドレス。私は彼女の物憂げな雰囲気がたまらなく大好きです。

ラヴェット夫人は人肉パイを思いつくような狂気的な人物ではありますが、面倒見がとてもよく、トビー少年に好かれていました。


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感想考察

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誰が悪者?救われないラストシーン

まさに悲劇。悲劇の王道展開ともいえるような、悲しいラストを迎える本作ですが、一体どうして彼らはこのような末路を辿ってしまったのでしょうか?

まず、あと数分違えば運命が変わっていたであろうワンシーン。ターピン判事への最初の復讐のチャンスが訪れた時です。まさに今殺そうとした時に、アンソニーが入ってきてしまいます。

勿論アンソニーに悪気はありませんが、あと1、2分だけでも遅ければ復讐は完了していたわけですし、そうなれば色々な事象のタイミングがずれて、トッドが妻を殺してしまうようなこともなかったかもしれません。

妻を殺していなければもちろんラヴェット夫人も死んでいませんし、そうなればトビーがトッドを殺すこともなかったということです。一生懸命な好青年のアンソニーですが、このシーンばかりは彼に対してイラッ・・・としてしまいました。

それから、トビーもこの悲劇のキーパーソンです。トビーの手によってトッドは殺されてしまいます。きっとこの出来事はトビーにとって強烈なトラウマとして残り続けることでしょう。

トビーがトッドを殺した理由はラヴェット夫人を殺されたことへの復讐です。トビーはラヴェット夫人のことが好きでした。ラヴェット夫人は面倒見がよすぎたのです。トビーにとってラヴェット夫人にかわいがられた日々は幸せだったのでしょうが、それ故に悲劇を更なる悲劇へと落ち込ませました。

もしトビーがラヴェット夫人に懐いていなければ、きっとトビーは人肉パイを作っていると知った時点で逃げ出して、戻ってくることなくラヴェット夫人が死んでも気にしなかったはずです。自分が提供していたのが人肉パイというだけでももちろんトラウマですが、大切な人が殺されるのを目撃し、自らの手で人を殺すということまでにはならなかったでしょう。

トビーの存在は、トッドとラヴェット夫人の悲劇に与える影響はあまりないと思いますが、トビー自身がこの悲劇に巻き込まれることになっていたかどうかは大きく変化したのではないでしょうか。

そしてこの悲劇の大きな鍵となるのは、ラヴェット夫人がトッドについた嘘。「トッドの妻は自殺した」といっていましたが実際は、トッドを失って気が病んでおかしくなってしまい、ターピン判事に捨てられて浮浪者となっていたのでした。

ラヴェット夫人はその事実を知らせてしまうのは気の毒に思って嘘をつきましたが、トッドを愛してしまったことで、余計に真実を言えなくなってしまいました。このラヴェット夫人の気持ちを考えると、なんとも切ないです。おかしくなった妻の存在は知らせずに、トッドとしての人生は私と幸せに・・・そんな風に考えていたんでしょうか。

初めにこの嘘さえつかなければ、トッドは浮浪者となった妻を探して再会できたことで妻も正気を取り戻し、また幸せになんて結末もあったかもしれません。ラヴェット夫人も内心恋心を寄せることはあっても、真実を伝えていればその分自分の言動にもブレーキをかけれたかもしれないですよね。

ただ、自分がラヴェット夫人の立場になって考えた時、突然尋ねてきた男の悲しい半生をきいて、その上で受け入れ難いような事実を伝えれるでしょうか。ありのままの事実を伝えることが時には残酷だったりもしますから。それを考えるとラヴェット夫人の嘘も、責められないように思えてきます。

あと少し違えば、この悲劇は避けられたのに。あの時さえこうであれば・・・そんな風に思わずにはいられません。

そもそも、ターピン判事が私欲のためにトッドと家族を引き裂かなければ、何も悲劇なんて起こらなかったんですがね。ターピン判事に腹が立って仕方ありません!しかも、妻がおかしくなったからといって今度は娘と結婚しようとするなんて、いくら血縁がないといえど幼いころから成長を見てきた・・・というか自分の館に幽閉してきたくせに、ゾッとしますね。

ターピン判事の存在がこの映画の中で一番ホラーかもしれません。

この悲劇の中で唯一幸せになれる希望があるのはアンソニーとジョアンナ。ジョアンナは一度トッドに殺されかけましたが、結局見逃されました。この時トッドが自分の娘だと気づいていたかどうかは不明です。どうかこの2人は末永く幸せに・・・と願うばかりですね。

ティム・バートンとジョニー・デップの最強タッグ

この映画の最大の魅力といえば、ダークで幻想的な雰囲気です。なぜなら監督はティム・バートン。ティム・バートンが手掛ける作品のあの独特な雰囲気にハマるファンは多いことでしょう。

「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」などのアニメーション映画もつくり、「シザーハンズ」のような今もなお愛されている名作も多いです。私は今回調べていて初めて知ったのですが、「バットマン」もティム・バートンが監督を務めていたようです。知っていましたか?

また、主演はジョニー・デップです。これもまた名俳優ですね。役によって表情や雰囲気がガラリと変わり、喋り方や仕草さえも役によって使い分けるので、まさに七変化の役者です。

「チャーリーとチョコレート工場」のウィリーウォンカがジョニー・デップだと知った時は心底びっくりしました。正直、今みてもジャックスパロウやマッドハッターなどと同一人物に思えません・・・。

監督ティム・バートンでジョニー・デップが出演している作品は数多く存在します。どれも名作で、いかにこの2人の相性が良いかが伺い知れます。

作中、かなり彩度が低く薄暗い映像なのですが、トッドがベンジャミン・バーカーとして幸せに暮らしている時の映像は明るく華やかになります。また、ラヴェット夫人がトッドとの幸せな生活を夢見るシーンも同様です。

いままでの暗い雰囲気がガラリと変わり、明るく彩度の高い映像になります。服装も薄汚れたくすみカラーだったのが、ポップで可愛らしく綺麗な服装に変わっています。このシーン、幸せそうなラヴェット夫人とは大違いで、トッドは可愛らしい服装も着せられてる感満載な上に、ずっと死んだような表情をしているんです。この2人の様子の差にも、クスッときてしまいました。

このような、幸せなシーンと現実との映し方の対比も面白いですね。

ただ、本作はミュージカル映画でもあります。当時ティム・バートンはミュージカルを作るのに慣れていなかったそうで、また、ラヴェット夫人を演じたヘレナ・ボナム・カーターも歌ったことがなかったとのこと。英紙『Daily Mail』にてヘレナは本作について「2人とも力不足だった」と語りました。

それ故にミュージカルとしては少し物足りなさを感じる方もいるかもしれません。ですが勿論、批判するほどのものではありませんし、ホラーとの融合もされていて十分楽しめます。

因みに、ヘレナはティム・バートンの元パートナーなんです。ジョニー・デップとヘレナの2人が出演しているティム・バートン作品も多いです。

七変化できるジョニー・デップと、物憂げな雰囲気がピッタリなヘレナ・ボナム・カーターと、ティム・バートンの世界観。お互いにお互いの良さを最大限に引き出しあっているような感じがしますね。

まとめ

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グロいのは怖くて苦手!そんな方にも是非オススメしたいです。独特の世界観と悲しい物語、そしてミュージカル演出のおかげで、グロさはあまり気になりません。首を切るシーンだけ目を閉じましょう!

逆に言えば、グロ映画として楽しむ作品ではありません。ダークな世界観にどっぷり浸れるこの映画。ダークな世界観を表現する1要素としてグロがあるだけだと思いましょう。

ミュージカル・ホラーという新しいジャンル、是非楽しんでみてください。


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