『約束のネバーランド』ネタバレ

新しいアニメいっぱいあるけど、何が面白いかわからない・・・

アニメのラインナップって大体3か月に1回ぐらいのペースで変わるので、何を見るか、何が面白いのか悩む人は多いのではないでしょうか。

私も毎回「これ面白そう!」と思って見てみたら、「そこまで好みじゃなかった」と「絵のタッチが苦手かも」なんてことがたくさんありました。

そこで今回は私が久しぶりに熱中したアニメ「約束のネバーランド」を紹介したいと思います。次のクールで2期の放送となるので、ぜひ1期から見てみてください。絶対にハマるはずです。

以下には作品内容のネタバレが含まれます。閲覧の際は十分にご注意ください

概要

舞台はグレイス=フィールドハウス(以下GFハウス)という孤児院です。ここではママと呼ばれるシスター、イザベラのもとで11歳以下の子供たちが共同生活を送っています。

少し学習能力には欠けるもの抜群の運動神経を持つ天真爛漫な女の子のエマ、GFハウスきっての天才児のノーマン、そのノーマンに引けをとらないほど秀才な大人しい男の子レイの3人が主人公です。

子供たちは6歳から12歳までの間に里親の元へ送られることが決まりとなっています。そんな孤児院とそこで暮らす子供たちを軸に話は展開していきます。

簡単なあらすじ

ある日、6歳の女の子のコニーに里親が見つかりました。コニーが大切にしていたうさぎのぬいぐるみを忘れていったことに気付いたエマとノーマンは届けてあげようとハウスをこっそり抜け出します。

そこで二人が目にしたのは、心臓に花を刺され変わり果てた姿のコニーでした。そこからハウスとイザベラの正体、鬼の存在に気付いた二人は、レイと共にハウスからの脱走計画を立て始めるのです。

脱走計画

コニーの一件から、今まで暮らしていたハウスは孤児院ではなく鬼が食べるための人間を飼育するための農園、親だと信じて疑わなかったイザベラは子供たちの監視官、そして自分たちは食べられるために育てられていることに気付きます。

またイザベラと鬼の会話から、自分たち3人は普通の子供ではなく高級品だと知ってしまったことから、ここにいては12歳になれば食べられると確信したエマとノーマンはこっそりハウスからの脱走を企てます。

しかし、エマたちがハウスの正体に気付き脱走を計画していることがイザベラにバレてしまいます。脱走の成功にはレイが必要不可欠だと思った二人はレイを引き込み、本格的に脱走に向けて綿密に計画を練り始めるのです。

刺客と内通者

レイの情報とこれまでの傾向から次の出荷が2ヶ月後と仮定し、計画を進める3人ですが、ここで意見が分かれます。ハウスの子供たち全員を連れていくと聞かないエマと、足手まといになる子供は置いて3人だけで脱走すると、こちらも譲らないレイ。

エマの意見は理想論だと一蹴するレイですが、ノーマンの説得により渋々ながらもエマの意見に従います。

そんな時ハウスに新たな刺客が現れます。シスタークローネと名乗った彼女は、エマたちの脱走阻止のためにイザベラが呼び寄せたもう一人の監視員でした。

監視の目が増え、さらに身動きが取りづらくなるエマたちにもう一つ問題が発生します。それはレイが実はイザベラの内通者だということでした。レイは、エマたちと立てた脱走計画の内容の一部をイザベラに横流ししていたのです。

内通者レイ

イザベラのスパイとして計画の一部を横流ししていることに気付かれたレイですが、そこには深い訳がありました。

レイの秘密について書く前に、キーワードとなる幼児期健忘について少し触れたいと思います。

人間は成長するにつれて、幼少期の記憶を失っていきます。大抵の人は思い出せても3歳ぐらいまでことしか思い出せません。これはごく自然なことで、人は赤ちゃんだった頃の記憶を覚えていません。これを幼児期健忘と言います。

しかしごく稀に、幼児期健忘が起こらない人がいます。赤ちゃんだった頃や、母親の胎内にいた時の記憶が残っている人がいるのです。それがレイでした。

レイも幼児期健忘が起こらず、母親の胎内にいた時からの記憶が残っていました。

自分が生まれてからGFハウスに連れてこられるまでを断片的に覚えていたレイは、エマたちより先にハウスの正体にも、自分たちが食べられるために育てられていることも知っていました。そしてイザベラがレイの実母だということにも。

そこで当時6歳だったレイはイザベラに取引を持ちかけます。1つはイザベラに協力するから出荷を猶予すること、2つ目は仕事をしたら報酬をもらうことでした。

それは全てエマとノーマンをハウスから逃がすための用意周到な準備のためだったのです。

レイはエマたちの計画の内容をイザベラに流す代わりに、脱走計画が成功するように裏から手引きしていました。レイの秘密を知ったノーマンは、レイに提案します。

今まで通りエマたちと行動し身の安全を保証すること、レイが持っている情報を全て開示すること、こちら側に寝返ること。

そんなノーマンの提案に、レイは全員での脱走を諦めることを条件に提案を受け入れることになりました。

このシーンは本当に鳥肌ものでした。実母に殺されることが分かっていてここまで冷静に対処できる11歳児っていないと思うんですけど、この少し現実離れした人物造形というのもこの作品の魅力だと思います。

シスタークローネの出荷

さらにエマたちは1歳下のドンとギルダを仲間に引き入れる。イザベラをママの座から引き摺り下ろし、ママの座を狙うシスタークローネとママとハウスからの脱走を計画するエマたち。ここで両者ともにイザベラが邪魔だという点から一時的に協力関係を結びます。

しかし、シスタークローネはイザベラの弱みを握ったことで、イザベラから出荷を言い渡されます。一時はエマたちの出荷を待ち望んでいたシスタークローネですが、自身の出荷決定をきっかけにエマたちが何としてでも脱走できるよう、重大な足掛かりを残してGFハウスを去るのでした。

自分の都合で呼び出しておいて邪魔になったら切り捨てるイザベラの冷酷さがわかりますよね。

脱走の下見

準備が一通り整い、下見が終わり次第、計画実行というところまできたエマたちは下見を決行しようとします。昼食後、レイはイザベラの足止めに、ドンとギルダは万一レイが足止めに失敗した場合の合図を送るため配置につきます。

エマとノーマンは下見を決行しますが、またもや問題が発生しました。レイたちの思惑に気付いたイザベラが、レイを部屋に閉じ込め、外に出てきてしまうのです。

イザベラはエマとノーマンを探しにいき、無事部屋から脱出したレイ、ドン、ギルダはイザベラを追いかけます。

イザベラの気配に気付いたエマたちは証拠となる脱走用ロープを隠し、何事もなかったように振る舞います。しかし、本性を現したイザベラに何も通用しないことを悟り、下見を強行しました。

ノーマンがロープで塀を登ろうとした時、エマの悲鳴が響き渡ります。エマの声にノーマンが振り返ると、イザベラに足の骨を折られたエマが倒れていました。その上、イザベラは「おめでとう、ノーマンの出荷が決まったわ」と告げるのでした。

ノーマンの出荷

足の骨を折られたエマは療養、出荷が決まったノーマンはハウスを出る準備を進めます。

ノーマンに死んでほしくないエマとレイは、今のうちに脱走したふりをして出荷を逃れてと懇願しますが、ノーマンは頑として受け入れません。

ノーマンがハウスを出るときに最後の悪足掻きとして逃がす手助けをしようとするエマとその手を振り払うノーマン、見送りにも顔を見せず物陰で悔しそうに唇を噛み締めるレイと、3人の友情とそれぞれを思いやる気持ちが伝わってきて泣いてしまいました。

エマたちの必死の説得にも関わらず、ノーマンは下見の翌日の夜、イザベラと共にハウスを後にします。

親友の死を受け入れられず脱走を諦めるレイと、抜け殻のようになって落ち込むエマに依然として強く監視の目を向けるイザベラ。

脱走

ノーマンの出荷から月日は流れ、いよいよレイの誕生日前日となりました。つまり明日レイは出荷されるのです。

夜の食堂で一人本を読むレイの元にエマがやってきます。

一緒に過ごす最後の夜に思い出話でもしに来たのかと思っていたところに、レイが「諦めてないだろ」と言い放ちます。レイのその言葉にニヤと唇を釣り上げ「もちろん」と答えるエマ。

脱走を諦める気なんてさらさらなかったエマは、諦めたふりをしてドンとギルダに全ての準備を託していたのでした。

一方のレイも何としてでも脱走を成功させようと、秘密裏に必要なものを集め着々を準備を進めていました。レイの計画は、夜中ハウス火をつけ火事の混乱に乗じて脱走するというもの。

しかしここでエマが懸念を口にします。それはハウスを捨ててイザベラが逃げた子供たちを捕まえに来ることでした。もちろんその想定はできていたレイは、エマの目の前で灯油をばらまき、自らも灯油をかぶります。

そして着火したマッチを投げますが、エマが間一髪キャッチし最悪の事態は免れます。レイの計画を見抜いていたエマは、レイを着替えさせ隠れさせます。

その間に、レイに見立てた服に灯油をかけ火をつけました。

無事火事を起こしたエマたちは、ドンとギルダたちに避難誘導を任せ、イザベラに「レイが火事に巻き込まれた」と嘘の情報を流します。そしてイザベラが消火に手間取っている間にハウスから脱出します。

無事塀に登り脱獄まであと少しという所で、レイが異変に気付きます。あれだけ全員での脱走という意思を曲げなかったエマが4歳以下の子供たちを置いてきているのです。

ここでキーマンとなるのが、4歳児の中で一番頭が良くエマを慕っていたフィルという男の子でした。

全ての事実をエマから聞いたフィルは「やっぱりそうだったんだね」と意味深な言葉を発し、「待てるから置いていって」と告げます。おそらくエマが大好きでよく見ていたフィルはエマの異変に勘づいていたのでしょうか。

フィルのその言葉に決意を固めたエマは、「フィルたち4歳以下の子供たちは2年以内に必ず迎えに来る」と約束していたのです。

そうして塀の上から対岸までを持ってきていたロープでつなぎ、ハンガーで滑り降り4歳児以下の子供たちをハウスに残し、エマたちはハウスからの脱獄に成功したのでした。

脱獄するエマたちの姿を見たイザベラは「元気でね。行ってらっしゃい」と呟き、ここでエンドロールが流れます。

主人公3人について

エマ(CV諸星すみれ)

GFハウスに住む最年長の一人です。テストでも毎日フルスコアを取るほど頭はいいものの、かなりの楽天家で天真爛漫。

面倒見が良く、年下の子供たちに一番慕われています。運動神経も抜群で、どちらかと言えば少年っぽさが残る印象です。

ノーマン(cv内田真礼)

エマ、レイと同じ最年長で、GFハウス内で天才と称されるほど頭がよく、脱走計画の実質的なリーダーの役割をしていました。

12歳の誕生日を目前に控えたとき、突如として出荷が決まり、脱走計画の成功と他の子供たちの安全を考えて出荷を受け入れます。

エマに対してどことなく恋愛感情のようなものを抱いており、かなり慕っている様子。

レイ(cv伊瀬茉莉也)

現実主義者で、冷静沈着。理想を追い求めるエマとは対照的に描かれることが多く、脱走の計画の段階でエマたちと衝突することもありました。

天才と称されるノーマンに対し、レイは努力家で博識、ノーマンとは違った頭の良さがあります。しかし、全ては脱走の時のための準備で、さほど勉強も読書も好きではなかったそう。

イザベラの実子で、ハウスの実態に唯一幼い頃から気付いていました。

 

まとめ

以上が『約束のネバーランド』第1期のネタバレ含むストーリーです。

第1期ではエマたち主人公がハウスの正体に気付き、実際に脱走するまでが描かれています。

もしかしたら自分たちも近いうちに出荷されるかもしれないのに、エマのことを信じて「置いていって」とフィルが告げるシーンは何回見ても泣いてしまいます。この記事を書いている今も泣いています。

また、イザベラの最後の呟きもすごく裏があるような気がしませんか?あれだけ冷酷な性格で脱走を止めようと必死だったイザベラが、「元気でね。行ってらっしゃい」とエマたちを見逃したようにも取れるのです。

『約束のネバーランド」は原作コミックスではすでに完結しており、第2期ではエマたちの脱走後からのストーリーが描かれます。

第2期放送まであと少しとなりましたが、気になってはいるけど見たことない方はぜひ見てみてはいかがでしょうか。