【感想】逆行前がつらすぎてつまらない?「捨てられた皇妃」は一巻以降が面白い!

「捨てられた皇妃」は目覚めたら時が巻き戻っていた、という最近人気の人生やり直しストーリーです。
主人公・アリスティアの逆行する前の人生は、とにかく可哀そうでつらい!!

1巻はほぼ逆行前のお話しです。
正直、読み進めるのがつらいし、つまらない…と思ってしまうかもしれません。

しかし、ぜひ読むのをやめずに読んでみてください。
このお話は転生後が面白いんです!

政治、社交界、そして恋…登場人物たちの思惑が交錯するストーリーも面白いですし、イラストもきれいで引き込まれます。
出てくるキャラクターが、使用人などの脇役も含めてみんな魅力的です。

9歳に戻ってから少しずつ成長しながら物語が進んでいきますが、アリスティアや周囲の人々の見た目や気持ちの変化が自然に描かれていて、気が付いたらなんか大きくなってる!と、不自然さがまったくありません。

つらい逆行前をさっと振り返り、見どころやキャラクターの魅力についてご紹介します。

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あらすじ

千年の歴史を誇るカスティーナ王国で未来の皇后として育てられた主人公・アリスティア。
しかしある日、異世界からやってきた少女・美優に皇后の座を奪われます。

皇妃(側室)として皇后の仕事を肩代わりする日々でしたが、皇帝・ルブリスを傷つけようとしたために反逆罪に問われ16歳で処刑されてしまいます。

しかし、処刑されたと思った次の瞬間、目覚めたら9歳の自分に転生していました。
アリスティアは前世で起きた悲惨な運命を繰り返さないため、2度目の人生で運命を変えるべく奮闘を始めます。

※この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

登場人物

アリスティア

引用:捨てられた皇妃

愛称はティア。
モニーク侯爵家の令嬢で、生まれた時から次期皇后となることが決められ、厳しく育てられてきました。
そのせいか少し心を閉ざしたところがあり、前世では家族や周りの人と深い関係を築けないまま亡くなりました。

逆行前も、かしこく我慢強い部分を感じさせられましたが、転生後に「運命を変える」と決意してからは目に力が宿るようになった気がします。

転生後にビタから「フィオニア」の名前を授けられました。
神語のミドルネームを持つことは皇位継承権を持つため、二度目の人生でも不本意ながらルブリスの婚約者となります。

ルブリス

引用:捨てられた皇妃

カスティーナ王国34代皇帝。愛称はルブ。
次期皇帝として、父親に厳しく育てられ、休む暇もないほどいつも仕事に追われています。

前世ではアリスティアのことを私欲の為に自分に近づく汚い女だといい、ちゃんと話もきかずに冷たくあたり、突然現れた美優を皇后として大事にしていました。

二度目の人生ではアリスティアが自分を恐れている理由が分からず憤りますが、次第に惹かれていきます。

美優

引用:捨てられた皇妃

皇宮の湖に突然現れた少女。
異世界から来たようで、元の世界に帰りたいと願うも帰り方が分からず、皇帝と結婚することを了承しました。
無邪気にアリスティアに構いますが、それがルブリスを刺激し、アリスティアへの冷たい仕打ちを加速させます。

美優も神の気まぐれの被害者だとは思いますが、この世界の常識を知らないのは仕方ないとはいえ、あまりにも不作法で、無邪気というよりは無神経です。

アレンディス

引用:捨てられた皇妃

ベリータ侯爵家の次男で、二度目の人生でアリスティアの初めての友達になる少年。
頭脳明晰で逆行前の世界では奢侈税を考案して名をはせた天才です。
二度目の人生でも高級最年少管理職に抜擢されました。

聡明なアリスティアを気に入りプロポーズしますが、アリスティアは子供の口約束と思っています。
いつも紳士的な態度ですが、アリスティアの父・ケイルアンには警戒される存在です。

カルセイン

引用:捨てられた皇妃

ラス侯爵家の次男。最年少で騎士になる剣術の天才です。

貴族としては少し礼儀にかけるものの、自分の感情に正直で裏表のない性格。
母親は皇帝(ルブリスの父親)の妹で、ルブリスとは従妹にあたります。

大好きな剣術を中途半端な気持ちで始めたと思い、最初はアリスティアを毛嫌いしていました。
しかし、本気であることを知ってからは真剣に剣術を教えるようになり、アリスティアが気になって仕方のない存在になっていきます。

クズすぎるルブリス、うざい美優…我慢の一巻

そもそもアリスティアが皇太子の婚約者になったのは「皇太子の伴侶が誕生する」という神のお告げがあり、そのタイミングに生まれたからでした。
しかし、美優が現れたことにより、そのお告げはアリスティアではなく美優を指していたということになったのです。

物心ついたころから皇后になるため教育を受け、自由もなく多忙な青春時代を過ごしていた上に、急に現れた少女にその座を奪われたアリスティア。
それでも懸命に皇后がするべき仕事を肩代わりしていましたが、皇帝・ルブリスからは冷遇されるのでした。

冷たいだけならまだしも、美優を理由に言いがかりばかりで、立場上我慢を続けるアリスティアと一緒に「は?意味わかんないんですけど!」とイライラしっぱなしです。

優しかった前皇帝を思い庭園で落ち込む寂しさも、家に帰りたいと涙ぐむ美優を慰めようとする優しさも、アリスティアの全てを踏み躙られて言葉もありません。

さらに当てつけのように抱かれルブリスの子供を宿しますが、2人が一緒にいる場面を美優に見られた際に、慌てたルブリスに押しのけられて転び、流産してしまいます。
そしてその後美優は妊娠、アリスティアの流産などなかったかのように皇宮は祝福に包まれました。

そんなある日、美優が襲われ流産してしまいます。

その黒幕としてアリスティアの父・ケイルアンが反逆罪でとらえられたのでした。
そんなことをするはずはない、と訴え「助けたければひざまずいて靴を舐めろ」というルブリスに、屈辱に耐えながら従いましたが、ケイルアンは処刑された後だったのです。

厳しく育てられたアリスティアは父親に愛されていない…と思っていましたが、そうではなかったことを知ったアリスティア。

ルブリスはアリスティアに「自分の子を殺した」と言いましたが、アリスティアの宿した子はルブリスの行動によって亡くなっています。
あまりの怒りにアリスティアは簪でルブリスを刺し、断頭台で処刑されることになってしまうのでした。

引用:捨てられた皇妃

美優を襲ったのは本当にケイルアンだったのかもしれません。
でも、それも仕組まれたことだったのでは…とも思ってしまいます。

それだったらアリスティアもとらえるなり、すぐに処刑するなりすればよかったのに。
ルブリスには、アリスティアが自分の言いなりになるという確信があったのかもしれません。

アリスティアがルブリスを好きだったのが、よりつらい気持ちを大きくします。
生きていると理不尽なことはたくさんありますが、自分の身に起きる理不尽さとアリスティアを重ねてしまうのでしょうか。

ルブリスももちろん酷いのですが、美優の無神経さにも腹が立ちます。
アリスティアに近づくのであれば、ルブリスのアリスティアへの仕打ちを諫めればよいのに、それをしないのは、わざと行動しているのか…と思わざるを得ません。

ルブリスがなぜそこまでアリスティアにつらく当たるのか…そのあたりも気になることろではあります。

運命を切り拓く、主人公・アリスティアの魅力は?

転生前のアリスティアは「可哀そう」とは思うものの、魅力的にはあまり感じません。(しょうがないですが)

不幸な運命を繰り返さないため、二度目の人生ではルブリスとは結婚せず、家を継ぎ騎士となることを決意しました。

騎士になるべく剣術の訓練を始めますが、令嬢であるうえに身体が弱いアリスティアは思うように結果が得られません。
目的の為に自分を追い込み必死になる姿は、鬼気迫るものがあります。

また、目的だけでなく周囲の人々との関わり方にも変化がでてきました。
二度目の人生の中での一番の違いは、アリスティアが周りの人々に心を開こうとしたことだと思います。

9歳として目覚めた時、求めたのは最後の自分のために命を失ってしまった父親の姿でした。
自分は父親に愛されていない…と思って生きていましたが、人生の終わりに愛されていたことを知りました。
見つけた父親に、思わず「パパ!」と抱きついたことにより、父親との距離がぐっと近づきます。
そしてその変化は父親だけでなく家の騎士や使用人達にも伝わり、モニーク家の中でアリスティアは今まで以上に愛らしく大切な存在となっていきました。

引用:捨てられた皇妃

そして素敵なのがアリスティアの衣装です!

転生してすぐの幼少期のアリスティアは、どちらかというと「可愛い」感じの衣装が多く、花を編み込んだ髪型など細かいところもすごく凝っています。

剣術の訓練着は、厳しい訓練に似合わない白タイツにちょうちんブルマ型のズボン。
本人が選んでいるのか、使用人が準備しているのか…。

貴族の令嬢らしく、毎回違う華やかなお衣装が楽しみの一つです。

幼いながらも美しい容姿に経験・プライド・貴族としての誇り・運命を変える決意を持つアリスティアには、周りの登場人物も、そして読者も虜にされます。

経験を積みながら徐々に大人になっていくアリスティア。さらなる成長が楽しみです。

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アリスティアに幸せになってほしい!誰かと結ばれるのか?

逆行前の記憶から、ルブリスのことは二度と愛さない、と誓ったアリスティア。

ちなみに、逆行前と二度目の人生のルブリスでは衣装もまるで違います。
クズルブリスは黒を基調として、前ボタンも開け、素足に靴…。
転生後はザ・王子様という感じで、白を基調として着崩すことなくきっちり着ている印象です。

今のルブリスはちょっと素敵でドキッとしてしまいます。
いやいや、でも逆行前の行いを思い出すとかなりのマイナスポイントです。
ルブリス自身は身に覚えがない訳ですが、覆すのは難しそうな気がしますね…。

ルブリス以外にも、転生後の彼女の周りには素敵な男性がいます。

1人目はアレンディス。
アリスティアが逆行前のアレンディスが考案した「奢侈税(ぜいたくと思われる物やサービスに課せられる税)」を提案したことから、アリスティアに会いにモニーク邸を訪れました。

逆行前の記憶もあるため、アリスティアは周りから見ると幼いのに聡明な少女、と思われています。
アレンディスはそんな彼女を気に入り、「僕のレディになって」とプロポーズしました。

引用:捨てられた皇妃

温かい好意を表現してくれるアレンディスに、アリスティアも一線を引いているものの、心を開きその関係を大切にしています。

しかし、アリスティアに対し明るく紳士に接するアレンディスですが、気に入ったからといっていきなりプロポーズするのは、なんだか裏もありそう…と思ってしまうのは私だけでしょうか。

そして2人目はカルセイン。
最初はアリスティアのことを気まぐれで剣術を習いたいと言っていると思って冷たくあしらっていました。

それによりアリスティアの方も気を悪くして、誤解が解けた後もケンカが多い二人です。

「ケンカするほど仲が良い」っていいますが、ケンカしがちなのも、一緒にいてアリスティアが素の感情を出せている感じがして微笑ましく思えます。

カルセインのなかなか素直になれないところや、着飾らずに真っすぐで裏表がないところも好感度大です。

徐々にアリスティアが気になっていくところも、カルセインがアリスティアを思う気持ちに嘘がないことが感じられます。

ルブリス、アレンディス、カルセイン…アリスティアは恋の相手として誰かを選ぶのでしょうか。
私はカルセインと結ばれるのが、一番幸せになれるのではないかと思っています。

まとめ

逆行前のアリスティアは本当に可哀そうなのですが、でもそれが逆行後のアリスティアを引き立たせます。

私は「逆行物」の物語が好きなのですが、それは、「自分の行動が変われば相手も変わる」ということに実生活でも希望が持てるからかもしれません。

自分自身が転生して人生をやり直す、なんてことはないと思いますが、自分の行動が回りを変えるのであれば、今、自分の行動を変えてみると、何か変わるのかもしれないな…思えます。

もしもう一度人生をやり直すことになったら、周辺の人たちは全く同じなのでしょうか。

アリスティアはルブリスのことを「もう二度と愛さない」と思っていました。
しかし、アリスティアが変わることによって、周りの人々も、そしてルブリスもまた変わります。

美優が現れるはずの16歳までに運命を変えられるのか、今後の展開が楽しみです。

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応援する気持ちで読んでみてください!