【ネタバレ感想】『しまなみ誰そ彼』2巻の謎の女の子は複雑な想いを抱えた男の子だった

まんが王国より引用

 

今回紹介する作品は、性別の問題、そんな繊細な問題を扱って話題になった、鎌谷悠希先生原作の、『しまなみ誰そ彼』です。

1巻では、たすくというゲイの少年の話で、繊細な絵柄と共に、キャラクターの心情も細かに表されていました。

2巻では、どの様な話が描かれているのか、漫画が大好きなのは勿論、以前から鎌谷先生のファンである私が、ネタバレ感想を述べちゃいます!

注意
この記事ではネタバレを含みますのでご注意ください。

 

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あらすじ

 

 

誰からも理解されない自分の事を、理解してくれる場所に出会った、主人公たすくは、自分の世界が広がった事で、談話室という場所にいる人達の事を知りたくなっていった。

男なのに女の格好をする訳は、自分の為

 

 

たすくはいつもの様に、談話室にいた。

お手洗いに行こうと、扉を開けるとそこには女の子が居て呆然としていると、その女の子に、

「邪魔なんですけど」

と言われる。

その子は、以前出会った男の子と同じ声で同じ言葉を言った事で、たすくは、実は女の子はその男の子だという事を理解する。

女の子の姿をした『彼』は、美空秋治くんという、小学六年生の男の子だった。

秋治は、談話室に通っている女性陣から、お下がりを貰っているという。

たすくは、秋治に、好きな人との事を揶揄われる。

それに反発して、たすくは秋治に、好きな人が居るなら告白したらいい、応援すると言う。

しかし秋治はそんな人は居ないと言った。

秋治は、たすくが秋治の事をゲイと思っているが、ゲイではないと言い、

「じゃあたすくさんは、なんで女の格好しないんですか?男が好きなんでしょう?」

と言った。

すると、たすくはそれとこれとは違うと言いかけ、何故なのか分からなくなる。

そして、秋治はこうとも言った。

「僕は僕のために、この服を着るんです。僕が着たいから、着るんです」

その発言に、たすくは、いいと思うよと言うが、秋治の表情は曇り、その場を立ち去るのだった。

女の子の格好をする男の子、彼は自分の為にこの服を着ると言いました。

女の子になりたかった、という事なんでしょうか?

男が好きなのに、女の格好を何故しない、その問いに、私もたすくの様に、よく分からなくなってしまいます。

 

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美空秋治は、大人になる事に複雑な想いを抱えていた

 

 

たすくは部活の後、いつも通り談話室に入る。

談話室に居る人と話していると、たすくは秋治がこちらをじろじろと見ている事を気にしていた。

ふと、秋治がたすくの近くを通ると、たすくはこの前とは違う女の子の服装や髪型をしている秋治にこう言った。

「そういう服も似合うね」

すると、秋治は赤面し、着替えてくるから帰らないでと言う。

男の子の格好に着替えた秋治は、たすくに話があるから、たすくの家に行きたいと言う。

秋治はたすくの家を訪れ、いつもの様にゲイである事を揶揄った後、

「たすくさんって、下着が汚れたら捨てますか?」

と、下着が汚れた時の事を突然聞く。

たすくは、秋治が寝ている間に射精してしまった時の事を聞いていると理解する。

秋治は、女家系だから、誰にも聞けなかったらしい。

そして、もう一つ、たすくにある事を聞いた。

「僕、今日似合ってましたか。これから、声変わったり、ひげ生えたりするんですね」

たすくは、秋治に、女の子になりたいのかと聞くが、曖昧な返事しか返ってこない。

秋治が女の子の格好をしたいからしていると言った事を言うと、

「僕のことなんか、僕にもわからん。誰にも。なんにもわからん」

と塞ぎ込む。

「あーあ。僕、変態ですよね」

と帰ろうとする秋治を、たすくは引き留めた。

自分が大人になるにつれ、本当の性別が身体に現れてくる嫌悪感

きっと、沢山の人がこの気持ちに悩まされたんじゃないかな?と思いました。

たすくは美空秋治の事を理解していたつもりでいた、しかし

 

 

たすくは、秋治と関わっているうちに、自分なら秋治の理解者になれると思い始めていた。

ある日、たすくの住んでいる所では花火大会が開催される。

秋治は談話室の皆に、浴衣を着させてもらい、髪も結ってもらい、満足していた。

しかし、たすくはそれだけでは秋治は満足できていないと思い、一緒にその浴衣を着て花火大会に行こうと誘う。

秋治は不安に思いながらも、一歩外へと飛び出す。

夜の花火大会を満喫するたすくと秋治。

大きな花火が上がった時、秋治は、自分の姉とすれ違い、気付かれなかったと言う。

そして、こう言った。

「たすくさん、僕、こういうことをしたかったんだって、思います」

その時の秋治の表情は、輝きに満ち溢れていた。

花火を見ていると、秋治は自分の尻に誰かが触れた様な変な感覚を覚える。

その後、それへの嫌悪感に気持ちが埋め尽くされた。

秋治はたすくに助けを求めるが、たすくは、

「美空さんが可愛かったから狙われたんだよ」

と言い、自分とたすくのその行為への嫌悪感の温度差に怒りを爆発させた。

二人は喧嘩になり、秋治は怒声をたすくに浴びせると、その場を走り去った。

それ以来、秋治は談話室には来なくなった。

理解できそうで、理解できない問題。気持ちの問題だと尚更あると思います。

秋治は、それだけ繊細な問題を持っていて、たすくはそれに、簡単に触れてしまったのが、いけなかったのかな?と思えました。

それにしても、可愛かったから狙われたんだよは、酷い言葉だなと、思いました。

まとめ

 

結果として、秋治の事を理解しようとしたたすくは、理解者にはなれませんでした。

でも、私は仕方ないとも思えました。

皆が皆の事を完璧には理解できないと思ったからです。

『しまなみ誰そ彼』は、本当に繊細な問題を取り扱っている、というだけでも、読みたいなという気持ちが溢れてきます。

  • 性別の問題を取り扱った作品を見てみたい
  • 過去、現在に性別について悩んだ事がある
  • 素晴らしい表現力が観れる作品が観たい!

そんな方に一度見て欲しいな、と思っています!

 

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