漫画『NARUTO‐ナルト‐』の大人気キャラクター サスケの名勝負3選

『NARUTO -ナルト-』(ナルト)は、岸本斉史による日本の漫画作品。
またこれを原作とするアニメ、ゲームなどの作品。
週刊少年ジャンプ(集英社)にて1999年43号から2014年50号まで連載されました。

全700話で、単行本は全72巻と外伝1巻。
数多くのキャラクターを輩出した同作品ですが、中でも人気なのが主人公ナルトの親友であり、ライバルキャラクターであるサスケ。

今回はそんなサスケが生み出した数々の名勝負から3選を、元古本屋店長で新旧問わずあらゆる漫画を読んできた私が独自の視点で解説していきたいと思います。

ではいってみましょう!

以下ネタバレを含みますのでご注意ください。

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あらすじ

引用:まんが王国

体内に九尾の妖狐を封印された落ちこぼれ忍者・うずまきナルトが里一番の忍である火影を目指し、仲間たちと共に数々の試練を乗り越え成長していく物語。

引用:Wikipedia

超人気漫画である為、
今更詳しく説明する必要もないかと思いますが、
wikipediaでは上記のように話を1文でまとめられていました。

ただ本作『NARUTO -ナルト-』は全72巻も続いた長編漫画である為、
実際は主人公であるナルトを軸に少年編・青年編に分かれており、
また各編の中にも更に細かな編設定が成されているのが特徴です。

今回の記事ではその中でも特に物語の展開が多い青年編の中から
内容を抜粋して紹介していきたいと思います。

ではまず今回取り上げる“サスケ”という人物についての紹介です。

サスケについて

引用:まんが王国

主人公・うずまきナルトの親友にして、宿敵ともいえるほどのライバル。三大瞳術の一つであり、一族特有の瞳術である写輪眼を受け継ぐ木ノ葉で最も強い伝説の「うちは一族」の末裔。後に大筒木インドラの転生者であることを六道仙人から知らされることになる。

眉目秀麗な容姿をした黒髪の少年。一人称は「オレ」。幼少期は「僕」。名前は三代目火影・猿飛ヒルゼンの父親である「猿飛サスケ」にあやかって付けられた。幼い頃、実兄うちはイタチの手で一族を皆殺しにされた。自らの全てを奪った兄を葬ることを使命として、自分の命をも賭す覚悟をし自ら「復讐者」と名乗っている。

里を抜ける以前(第一部)は木ノ葉隠れの里の下忍で、カカシ率いる第七班所属であった。当初は仲間との馴れ合いを嫌う一匹狼で、悪態をつきながらもナルトや春野サクラと心を通わせ、仲間意識を育んでいくが、イタチへの復讐のため、そしてナルトへの敵愾心のために彼らと決別した。以降、復讐の念の増長もあり、彼の人格自体に深い影を落とし、非情な一面が強くなる。

引用:Wikipedia

サスケの大きな特徴としては連載当初はナルトの親友であり、
良きライバルだったのですが、物語の中盤以降からナルトの宿敵となるだけでなく、
かつて自身が所属していた里全体の脅威となるところにあります。

要するにベジータと逆のパターンに行った訳です笑

ですが、作品全体を通じてサスケの人気が高いのは
里を裏切った理由やその後の活動についても
一族にまつわる悲しい事実があったからなのですが、
その辺りは是非本編で確認してみて下さい。

ではここからそんなサスケが繰り広げた名勝負をご紹介します。

名勝負①サスケ・イタチ VS カブト

引用:まんが王国

いきなり2対1の戦いから紹介スタートしてすみませんm_ _m

この戦いは忍界大戦という里を巡った大きな戦いの中、
サスケと穢土転生(死者蘇り術)した兄のイタチが仙人化したカブトと戦うシーンです。

カブトとは薬師カブト(やくし カブト)の事であり、
ナルトやサスケと同じく中忍試験に参加していました。

しかし本当の彼は元伝説の三忍の1人である大蛇丸(おろちまる)の部下であり、
ナルトが所属する里である木ノ葉を壊滅させるべく“木ノ葉崩し”を仕掛けるなど
まごうことなき悪役です。

そんなカブトは自分のアイデンティティを求め、
大蛇丸の体を取り込むだけではなくナルトと同様に仙法を使いこなすようになるのでした。

大戦で猛威を振るい続ける穢土転生軍団を止めるために、サスケとイタチの兄弟タッグでカブトに挑むのでした。
最後はカブトをイザナミの無限ループにはめることで再起不能にし、カブトを改心させます。

この戦いでの一番のポイントはイタチが放った“イザナミ”の解説です(サスケじゃなくてすみません)。

ジャンプで初めて掲載された際には技説明が難しく、
「結局どういう技???」
となってしまいました。

ここでは詳しい解説は避けますが、
簡単に説明すると
“ある場面を設定したら、敵にその場面を無限に繰り返し体験させる”
というものです。

サスケ&イタチという兄弟タッグだけでも
熱い展開だったのですが、
そこからのイザナミ発動は読んでいてとても興奮しました。

サスケが里を去るきっかけにもなった兄イタチとの再会も
大きな見どころですので是非本編で確認してみて下さい。

 

名勝負②サスケ VS デイダラ

引用:まんが王国

イタチの行方を調べるサスケと、大蛇丸を自分の手で殺したかったデイダラの戦いです。

デイダラは暁の主要メンバーとして描かれており、
何度かナルトたちの前に立ちはだかりましたがここでサスケに破れます。

デイダラの起爆粘土は雷遁に弱く、サスケによってその弱点を見破られます。
最後はサスケを道連れに自爆をはかりますが、サスケは間一髪マンダの中に避難するのです。

初めて3年後のサスケの全力バトルが描かれた印象的な戦いでした。

この戦いの見どころはデイダラの死に様です。
デイダラは自身に爆弾を埋め込み、サスケもろとも自爆を考えていたので、
サスケが抜け出したことで単身爆発となり自分だけ死亡したのでした。

この2人の戦いは上記画像にもある通りコミックスの表紙にもなっています。
それだけ印象的な戦いだったという事ですね。

このデイダラ自身も読者人気が高く、
「まだ死なないで欲しかった」というのが感想でした。

2人が戦うことになった背景や実際のバトルシーンなど見所は沢山ありますので
是非読んでみて下さい。

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名勝負③サスケVS ナルト(最後の戦い)

引用:まんが王国

大戦終了後、忍を滅ぼし革命を起こそうとするサスケを友であるナルトが止めます。
作中のラストバトルであり、『NARUTO -ナルト-』のテーマであるナルトとサスケの集大成でもあるのでした。

終末の谷にて、何があっても諦めないナルトにサスケはついに負けを認めます。

『NARUTO -ナルト-』の名勝負と言えば必ず出てくるのがこの戦いです。
この話が連載された当時は既に『NARUTO -ナルト-』は完結することが発表されており、
「いよいよこれがラストかあ」と感慨深く読んでいたのを覚えています。

この二人は忍界大戦という大きな大戦後に
残った力を振り絞って戦うのです。

戦いの終盤では互いにチャクラを使い果たし、
殴り合いになるなど、もうがむしゃらに戦います。

そして最後、練ったチャクラをサスケに取られたナルト。
自身のチャクラをナルトに渡す九喇嘛。
奪ったチャクラを使い、加具土命を融合させた千鳥を放とうとするサスケ。
対するナルトは螺旋丸。

そして正真正銘最後の一撃!!

漫画『NARUTO -ナルト-』の最後は互いに失った片腕から流れた血が
二人を繋ぐ形で描かれており、そしてまるで二人が出会ったばかりの頃のように
無邪気な会話を交わして戦いは終了となります。

見所はこの最後の二人のシーン。
72巻にも渡る二人の忍者のそれぞれの戦いが最後に繋がった感動的なシーンです。

とても長い漫画ですが、
「ここまで読んできて良かった」と思わせる素晴らしいラストでした。

まとめ

MEMO

サスケ・イタチ VS カブト

・サスケ&イタチの兄弟コンビでの戦いが見れる貴重な一戦
・最後に放つイザナミが格好良すぎる

MEMO

サスケ VS デイダラ

・デイダラの魅力が爆発する一戦
・デイダラの最期が悲しすぎる

MEMO

サスケVS ナルト(最後の戦い)

・漫画『NARUTO -ナルト-』全てのエピソードを思い出し涙する一戦
・良きライバルであり、良き親友だからこその最後のシーン
・読んでよかったと思わせる圧倒的な完結感

今回はあくまでサスケを中心に紹介しましたが、
もちろん主人公であるナルトも数多くの名勝負を残しています。

その辺りは是非読者の皆様で名勝負判断をしてみては如何でしょうか?

ご拝読ありがとうございました。

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