【ネタバレ】『十二支色恋草子【蜜月の章】』第二巻 密かに話題沸騰中!人気のBL漫画の続編をご紹介!

『十二支色恋草子【蜜月の章】』の第二巻がいよいよ登場!

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引用元:hatuka20.site

 

今回ご紹介します作品、【十二支色恋草子~蜜月の章~】は【十二支色恋草子】のその後を描いた作品の第2巻となっています。

 

MEMO
【本編ふりかえり】

本編である【十二支色恋草子】では神使達の”お休み処”の宮司、正隆と、古万乃(こまの)神社の御祭神・コマ(ネコの神様)とそのコマに憑かれる胡太郎の色恋沙汰を描いていました。

宮司の正隆はひと月ごとに十二支たちに憑かれ、憑かれている間は彼らの影響を受けてしまいます。

また、その時憑く十二支のことを「大将」と呼び、他の大将ではない11の干支たちよりも権限が高くなります。

そんなある日、社を焼かれてしまい、帰る場所がなくなってしまったコマと胡太郎が正隆の前に現れます。

十二支に入れなかったコマは(ネコと十二支の子とは因縁の仲なので)こんなところにいたくない!といいますが、その月の大将であった酉の曙が間に入り何とか一緒に暮らすこととなります。

そんな憑き物たちをよそに正隆と胡太郎は共に過ごすうちにお互い惹かれあい・・・?

そして恋人同士となった二人は夫婦になることを選びました。

神様へ使える身なので、神様へのお披露目として必ず行われる「花嫁行列」を行い、晴れて夫婦となった二人。

出逢いから花嫁行列を行うまでになった経緯が気になる方は本篇【十二支色恋草子】を読まれてみてください。

 

本編で「花嫁行列」を済ませ、晴れて夫婦となった二人でしたが、第一巻ではそれを面白くないと思うイタチの嫌がらせ、また、捨て猫問題が起きました。

今回はもう二人の新婚生活を妬むものはいなそうですが・・・。やはり何かしらの事件が起きるのが「お休み処」。

年末年始の舞台からはじまる子熊事件から、そのほかにもカラスの兄弟事件も起こる第二巻!

一体事件はどのような内容で解決していくのでしょうか!

 

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注意
ネタバレが含まれますのでご注意ください。

あらすじ

一つ目の事件

引用元:illustimage.com

年末年始、お休み処は休業です。一泊だけ地元に帰る猫憑きの胡太郎と三毛猫の神様のコマ。

十二支達は神様のところへご挨拶なのでお休み処の宮司・正隆一人が残ります。

胡太郎とコマが出発するときに亥の楠が道をふさぎます。誰にも憑かれていない正隆を守るためです。

それをみた胡太郎は納得したもののコマは納得できず・・・。

結局二人は地元に帰らず、お休み処に戻ることにしました。

そこへ子の仲能(なかよし)がお願いがあるとお休み処へやってきて事件がおこります。

子熊二匹の面倒を見ててほしいとのこと。仲能(なかよし)は過去の猫をだましたということで三が日は正隆に憑くことができません。

子熊の世話をするに至った経緯からご説明しましょう。

ある神様が三が日恒例の十二支との宴の際に酔い覚ましといい外へでられたそうです。

その時に通常なら冬眠中である小熊の母親がたまたま水を飲みに起きたそうで、神様はその時母熊に降りてしまったようです。

あとから母熊から聞いた話によると、その時お休み処で子守を請け負ってくれると神様が保証されたので出稼ぎに母熊はでたようでした。

子熊はこの三が日のことは、神様へご奉仕する約束をしている子一族の役目であり大将の責務であると仲能(なかよし)は言いました。

そこでお休み処に子熊を連れてきて面倒を見ることになった理由です。

でも十二支を決める際有名な話ではありますがネズミは猫をだまして自分は一番、猫はだまされたので十二支にはいれませんでした。

その罰として三が日は忌み名として「ねずみ」とよぶこともできなくなり、正隆に憑くこともできません。

なので三が日は正隆には十二支誰もつかないので普通の人間と同等になります。

それでもお休み処で預かると神様が言った以上預からないわけにもいきません

そんな正隆を胡太郎とコマは守ってくれるとのこと。

実は仲能(なかよし)も三が日は神獣としての力が奪われているのでお休み処へ来るのも危険だったはず。

そのことにコマは怒りますが、最終的にコマが仲能(なかよし)を守ると約束。

(猫がネズミを守るって・・・ある意味凄いことですよね笑)

そんなとき入口で大きな音が。子熊の父親・・・かと思いきや、子熊の母親に惚れている雄熊が登場!

子供を返せと言わんばかりに大暴れ。仲能(なかよし)は呪いを受けてしまいましたが、その時、寅の喜博と戌の颯助そして午の雪青が登場!

午の雪青は辰の虹悦が胡太郎に渡した鱗が仲能(なかよし)を守ってくれていると心配しているコマに伝えます。

何とか話し合いの場まで持っていき自分の子でない子熊を本当に愛していて探していたことがわかりました。

しかし突然暴れてやってきた雄熊にはあのような対応しかできませんでした。

そこへ母熊が人間の姿でやってきました。母熊も神様に連れられて行ったと思っていた雄熊でしたが、実は神様が子熊をお休み処で面倒を見てあげるというから出稼ぎに行っていたというじゃないですか。

勘違いだらけでおきた今回の騒動。居住区は建て直しですが十二支に力のある熊も加わるのであっという間に立て替えられることでしょう。

そしてお詫びの品として正隆と胡太郎用のダブル?キングサイズ?のベッドももらえて大満足でした。

コマは仲能(なかよし)が子熊を連れてきたときに言っていた十二支は交尾しないという事を考えていました。

十二支は交尾をすると自身の子どもに情が移り、公平な判断ができなくなるため、交尾をした場合十二支の地位を次世代に託す決まりになっているからのようでした。

戌の颯助にその条件について話だし、人型になって颯助の口を舐めた時(前回力が弱くなっていた時にその方法で助けられたコマ)変な気持ちになったと打ち明けます。

そんな時颯助にまた人型同士でキスされて・・・。心がかき乱されっぱなしのコマでした。

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二つ目の事件

引用元:kohacu.com

小熊事件が終わると「一泊止めてほしい」とそれぞれ顔に古傷がある、カラスの神使が二羽お休み処にやってきました。

そのうち一匹は珍しい白カラスでした。神使のためのお休み処なので、カラスたちのために宴会の準備に取り掛かる一行。

兄は黒カラスの青星、弟の白カラスは赤星といいますが、「色が白いカラスは長生きしない」という理由で生前親兄弟から放っておかれていました。

そんな中、青星だけは赤星の味方でいつも一緒にいました。

群れから「異質だ」という理由で攻撃の対象にされ傷も負ったのですが、二人なら辛くありませんでした。

いつも一緒の二羽でしたが、赤星が先に人生を全うし、見た目が珍しいということで人間から祀られたことから神使となりました。

青星はそんな赤星の元に毎日通い、人生を全うした青星自身も赤星の従者として人々が祀り、神使になりました。

青星は、二度と会えないと思っていた赤星に会うことができ、これでまた二人で一緒にいられると喜んでいたのですが、赤星は迷惑そうな態度をとります。

というのも赤星は自分のせいで青星の自由を奪っている、自分の存在自体が、生前だけでなく没してもなお青星を縛り続けていると思っていたからでした。

お互いの気持ちがすれ違ったまま、ついに、青星がいつも青星自身を差し置いて、赤星のことを優先する態度にいら立ちを覚えます。

赤星は人間の姿のままだんだんと羽が生えてきて、見た目は化け物のよう。

正隆や胡太郎にも、「神使に憑かなければ人の世に馴染めただろうに」とケンカを売る始末。

そこへ青星は自由にと言うならお前の隣りを選ばせてくれと赤星に抱きつきました。

その様子を見ていた今月の大将、牛の神使である楓(治癒能力がある)も仲介に入り、行き違っていたお互いの気持ちを確認することができました。

そして楓は、二人に顔の傷をどうするか尋ねると、「二人で生きてきた証である顔の傷をそのままにしたい」と二人で決め、無事仲直りすることができました。

おまけ

最近十二支の戌の颯助にひかれ始めている様子のコマ。

昨夜赤星に、社に戻った方がよいと言われ、しばらく社に戻る決心をしたのですが胡太郎に拒まれて・・・。

そんなとき颯助が、自分は大将月以外はお休み処へ来ないとコマに告げます。だからコマはここにいていいよと。

コマは緊張するんであって、一緒にいられない方が嫌だと颯助に後ろから人型で抱き着きます。

颯助も「僕もいっしょにいたい!」と振り返り抱き合って一件落着。

一応コマには「みっみんなとだからな!!」と、くぎをさされてましたが笑

登場人物紹介

干伊正隆

神使たちの”お休み処”の宮司。いつもはきちんとしている好青年なのに胡太郎のことになるときゃらが崩壊するイケメンがめちゃくちゃ好きです!

古万乃胡太郎

古万野神社の御祭神コマが憑いてる青年。おとなしそうな妖艶な雰囲気なのにたまにキャラが崩壊するんです!そこもまたイケメンだしかわいいところです。

乃木清忠

胡太郎の従兄。古万乃神社の分家の当主。楠(亥)に気に入られている。

人間の姿になった楠に可愛がられている!?姿が妙に面白いんです。でも乃木本人は、胡太郎を溺愛しています笑

コマ

猫。しっぽが二股にわかれている三毛猫の神様

酉。元はニワトリ。鳥になら何でも変化可能。

颯助

戌。いつも楽しそう。場を明るくしてくれるので困ったときは颯助頼りです。

亥。実は一途で、古万野神社分家の当主乃木さんが大好き。

仲能<なかよし>

子。十二支のなかで年長組の平安うまれ。おりこう。人間になったときの衣装は大将にならった服になります。

丑。気は優しくて力持ち。何気にここまでで一番働いてくれています。

喜博

寅。十二支の中では若者な大正生まれ。寅に憑くときは正隆もりりしくなります。

詔<みこと>

卯。軽口だけど聞き上手。相談事はもちろん口外しませんよ。

虹悦<こうえつ>

辰。神使は皆酒好きだけど、虹悦は枠。いくらでも飲みます。

篝<かがり>

巳。内心がよみにくい篝(かがり)ですが、正隆が悪夢を見てたことに責任を感じていた様子。

克服して良かった。酒好き。ザル。

雪青<ゆきお>

午。お育ちよさそう系な悪気のなさで空回り。十二支の中で一番若いんです。

小波

未。やすらぎ系。モフモフがあふれてるお休み処ですが、羊毛の万能っぷり最強!

蜜勝

申。先祖代々十二支の座を継いでいる様子。まさにツンデレとなりました。

素直な颯助とはケンカ仲間(犬猿の仲)。

黒太

狼。お山に住んでいた狼の眷属神。今は幼い狼の姿で人の家で暮らしている。

隆行

猫。正隆の幼少期からの唯一の”友”である猫の道祖神。

ウリ坊たち

イノシシの子供。お山に住む眷属神たち。”お休み処”が大好き。

言葉辞典

神使(シンシ):神使いのこと。生きてる間に人間に信心され祀られるとなるようです。

依り代:神魂が依りつく対象物。ご神体の他にも、この場合正隆や胡太郎もその対象となります。

神使が人間といる理由:この話では依り代が人間となっているためです。

感想

子熊事件は愛するが故に起きてしまった事件でした。熊の親子は仲良く暮らしていけそうなので一安心。

カラスの兄弟も、わだかまりがとれて仲良く神使としてやっていけそうです。

気になるのはコマと颯助。

確かに颯助は戌なのでなつっこいですが、コマに対しては一目置いている気がするんですがね・・・。

コマは自分の気持ちに何となく気付いてきた感じ。今後二人(二匹)の展開が楽しみです!

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