引用元:コミックシーモア
この漫画はよくある悪役令嬢ものとは違い、主人公が悪役令嬢の婚約者(セシル)で、その婚約者目線での物語という新しいタイプの漫画です。
「悪役令嬢もの」の漫画と言うと、乙女ゲームの世界に悪役令嬢として転生した女性が主人公というのが一般的です。
そして自らのバッドエンドを回避しようと悪人にならないようにしますが、この漫画ではまさかの逆です。
果たしてバーティアは一流の悪役令嬢となることができるのでしょうか?
悪役令嬢ものをこよなく愛する私がお薦めする、いつもと違った視点で読んでいただきたい作品です。
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これより先はネタバレ記事です。ネタバレが嫌な方は見ないで下さい。
目次
『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。1巻』 あらすじ
優秀すぎて、達成の喜びをほとんど感じたことのないアルファスタ国の王子セシル。
彼にとって世界はどこか色あせてつまらないものでした。
ところが、婚約者バーティアとの出会いで彼の人生が一転します。
「セシル殿下!私は悪役令嬢ですの!!」
バーティア曰く、自分には前世の記憶があり、ここは「乙女ゲーム」の世界を描いたものだと。
彼女はセシルとヒロインの中を引き裂き、最後は婚約破棄をされてギャフンと言わされるのが使命であると宣言します。
一流の悪役令嬢になるために突っ走るおバカなバーティア。
それを冷静にツッコミながら楽しむセシル。
退屈な毎日が面白くなりそうだとほくそ笑む、セシルの婚約者観察が始まります。
『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。1巻』 人物紹介
◆ セシル・グロー・アルファスタ
引用元:コミックシーモア
アルファスタ国の第一王子。
基本的に何事も一度やれば出来てしまう優秀さゆえに、どこか子供らしさを置いてきた人物です。
登場人物達を冷静に突っ込む様子や心の声が非常に面白いです。バーティアやゼノ、バーティアの父親とのやり取りがとにかく絶妙。
また腹黒くてちょいSですが、根はとてもいい人なのが魅力的です。
◆ バーティア・イビル・ノーチェス
引用元:コミックシーモア
アルファスタ国の宰相の一人娘、ノーチェス侯爵令嬢。
セシルとの初対面で自分は前世の記憶を持っており、これから悪役令嬢になると宣言。
婚約破棄をされ、ギャフンと言わされることを目指しています。
しかし作中では、バーティアの「母親の死」を回避しようと必死になる健気な姿や、悪役令嬢になるための裏工作失敗にもめげない転生者としてのたくましい姿を見ることが出来ます。
一流の悪役を目指して奮闘しつつも、ことごとく空回りする彼女が可愛らしいです。
◆ ゼノ
引用元:コミックシーモア
水と風の契約精霊。
精霊王の血筋のため、中位精霊に扱える程度の魔法だったらどの属性でも使える優秀な精霊。
一見セシルの良き従者ですが、時々セシルに対して毒を吐く姿がいいスパイス。
心の声が駄々洩れのところが面白いです。ほぼほぼセシルに気付かれて、後でお仕置きされているんでしょうね。
精霊なのにセシルに振り回されてちょっと気の毒です。
◆ ヒローニア・インデロン
引用元:コミックシーモア
1巻では登場のシーンしかありません。
しかし、ヒローニアの行動が変におかしいので、警戒したセシルはシナリオ通りの「出会いイベント」を行うことが出来ませんでした。
・不躾に人をチラチラ見てくるものだから鬱陶しい
などと、セシルがバーティアに話していた様子から、ヒローニア本人も「転生者」な気がします。
きっと「出会いイベント」を成功させるための行動が裏目に出てしまったのでしょうね。
この後、どんな展開になっていくのか楽しみです。
『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。1巻』 時代背景
この漫画の世界観は中世ヨーロッパ風です。
ドレスや建物の装飾が豪華なのでキラキラしています。
バーティアが生まれたノーチェス家の爵位は侯爵(こうしゃく)。爵位の順番では2番目に高い身分となります。
爵位とは、君主制に基づく国家において貴族の段階別を示す栄誉称号のことで、世襲されることが多いです。
セシルは王族なので、婚約者を選ぶとなるとそれなりに身分の高いところからになるんですね。
公爵(こうしゃく) → 侯爵(こうしゃく) → 伯爵(はくしゃく)
→ 子爵(ししゃく) → 男爵 (だんしゃく)
※公爵家には王家の親戚一同といった人たちがいます。
バーティアがセシルとくっ付けようとしているヒロインの爵位は男爵です。乙女ゲームでは身分違いの恋がセオリーなのですが、果たしてどうなっていくのでしょうか?
バーティアの空回り具合から、一筋縄ではいかなそうです。
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『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。1巻』 感想
引用元:コミックシーモア
悪役令嬢になれないバーティア
悪役令嬢になろうと必死に突っ走るバーティア。
まずはセシルに「悪役令嬢」になることを宣言。そして、”一流の悪の華” になるためになぜかダイエットを始めます。
悪役ですから、ブクブクに太っていてもいいように思えます。
しかし、バーティアにはこだわりがあるとのこと。「強く・気高く・美しく」破滅への道をためらうことなく歩き続けるのが理想だそうです。
おかげで学院に入学する頃には、美しい容姿と所作を身につけた立派な侯爵令嬢となっていました。
あれ?悪役令嬢になるのどこいった?
悪役令嬢になるために日々精進していたことが、結局は自分磨きに繋がっていたんですね。
おかげで他人からの評価はうなぎ上りです。
もう、自分からシナリオを踏み外しちゃっています。
またバーティアは、侯爵家を没落させるためのミッションを発動します。
「犯罪指南書」の作成や、不正を働く貴族への接近。
様々な手を使って自分の父親を悪の道へと誘いこもうとします。
結局、セシルのおかげで失敗に終わってしまいますが、さすがバーティア。
悪役令嬢になることをあきらめてはいません。
彼女の辞書には「悪役令嬢になるのをやめる」という文字が存在しないのでしょう。
「立派な悪役令嬢になってみせる」・「侯爵家を没落させる」という彼女のブレない気持ちは健在なのです。
必死に悪役になろうとしているけれど、なぜか空回り。
しかし時折見せる弱さや、おバカな面がとってもキュートなバーティア。
彼女には、普通に幸せになってほしいものです。
「せめて私は殿下(セシル)の幸せのために犠牲になりたいですわ。それにそうでないと・・・」
どうやら自分が悪役令嬢になるという行為が、セシルが未来で幸せになるための条件だという、伏線のように取られるセリフです。
果たしてシナリオはどうなっていくのでしょうか?
年齢の割には落ち着き過ぎる王子様
ツッコミも非常に冷静なセシル
幼いころから優秀すぎて、人生がイージーモードなセシル。
常に冷静な判断で淡々と問題を解決していきます。
例えば、バーティアの「母親の死」に関わる伝染病のシナリオ。
薬草の栽培や特効薬の作成、病気が広まる前の収束などと、当時10歳の子供としては凄すぎる手腕を発揮します。
またバーティアが、危険を冒して不正を働く貴族へ接近した時の対応も、同様です。
彼女の安全を確保しながら、水面下で問題を事前回避させていくという手際の良さは圧巻でした。
ただしバーティアの斜め上を行くおバカな行動には、さすがのセシルでもヒヤヒヤするようです。彼女に振り回されるセシルの貴重な一面を見ることが出来ました。
バーティアの言動を心の中で冷静にツッコミながら、状況を楽しんでいる様子は少しSな感じがします。しかし、たまに見せるバーティアへの甘いシーンは心をくすぐられ、大人になった時の破壊力を期待できそうです。
『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。1巻』 考察
話が進むにつれてのセシルのバーティアに対する気持ちの変化
あまり人には興味を持たないセシルですが、バーティアからは目が離せないようで(見ていて面白いからですが・・・)、何かと彼女の行動に介入してきます。
出会った頃は、バーティアの突拍子もない言動が面白くて、ただ観察して楽しんでいただけのセシル。しかし、話を追うごとに、彼女のいじらしさや可愛らしさに惹かれていきます。
時には、バーティアが他の人と仲良くしているのにちょっと妬けてしまう場面も。
彼女は今後、セシルにとって自分の心の穴をうめてくれるかけがえのない存在になっていくのでしょうね。
「彼女無しでは生きられない。」
そんな胸キュンな言葉も出てきそうです。
登場人物の名前を略すと・・・(人物像を表す言葉が出てくる)
この漫画に出てくる登場人物の名前には、その人物の特徴を表す言葉を入れているようです。
ヒローニア・インデロン → ヒロイン
チャールズ・ラオネル → チャラ男
ショーン・ターコイン・アルファスタ → ショタコン
ネルト・クラム → 根暗
バルド・ノーキンス → 脳筋
クールガン・デレス・ウラディール → クーデレ
ジョアンナ・ケルツウォーレン → 女傑
ローリー・コンサブティエ子爵 → ロリコン
コンモールノ伯爵 → 小者
サギール男爵 → 詐欺
今後出てくる登場人物たちにも注意しながら、漫画を読んでみるのもいいですね!
『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。1巻』 まとめ
「自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。」はセシル目線で描かれたラブコメ漫画です。
男性目線で話が進んでいく展開は、少女漫画としては特に珍しいのではないでしょうか?
・悪役令嬢ものが好きな人
・いつも同じパターンの転生ものに飽きてしまった人
ぜひチェックしてみてください。
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