【呪術廻戦20話ネタバレ感想】私的神回!もう一度見たくなる注目ポイント4選と東堂葵について

世界中で大人気な呪術廻戦。一時期は漫画も品切れになるほどの人気っぷりですね。

そしてファン待望の映画化も決定しました。

あの映像が映画でどのように表現されるのか、主題歌は、劇伴はどうなるのかなど待ち遠しくて仕方がありませんね。

そんな呪術廻戦ですが、アニメ20話を見た時の感動が忘れられず放映後何度も何度も見返しています。

まだ見てないというあなた!この記事を読んだらきっと見たくなり、あまりの素晴らしさに私と一緒で語彙力がなくなることでしょう。

もう見たよという方、きっとまた見たくなります!

共に愉悦を味わいましょう!そして見終わった後また戻ってきてください!そうすればあなたと私はもう親友(ブラザー)ですね!

引用元:TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

注意
ネタバレを含みますので読まれる方は注意してください。

あらすじ

「呪術廻戦」とは芥見下々(あくたみ げげ)さんが描くダークファンタジー漫画で、2018年3月より「少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の漫画で、人間の負の感情から生まれる呪霊を祓う呪術師の闘いを描いています。

アニメは2020年10月3日から放映されていて、その映像美にやられるファンが続出。『呪術廻戦』芥見下々

引用元:『呪術廻戦』集英社『少年ジャンプ』公式サイト

 

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人物紹介

虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ CV:榎木淳弥)

性格は素直で明るく、50メートル走を3秒で走るほどの並外れた身体能力を持つ、呪術とは無関係の高校生として暮らしていましたが、同じ部の先輩を助けるため特級呪物である【両面宿儺(りょうめんすくな)】の指を食べ呪力が使える体に。

祖父の遺言で「一人でも多くの人を助けてやれ」と言われ「生きざまで後悔したくない」「正しい死とは何か」と東京都立呪術高等専門学校の1年生となり呪術界に足を踏み入れます。

私は最近まで虎杖が読めず、名前が出てくるたび頭の中で虎杖の顔をイメージしていました。時々出る虎杖のツッコミが私的に好きです。ボケ担当なのかなと思っていたのですが、なかなかいいツッコミをするので私的にツボです。

両面宿儺(りょうめんすくな CV:諏訪部順一)

千年以上前に存在した呪いの王です。

呪術全盛の時代に呪術師達によって死体が指だけとなった現世でも、様々な呪いをひきつけていて、虎杖を利用して人類をせん滅することを狙っています。

虎杖に抑えられていながらも、どこか余裕がある感じがさすが呪いの王だなと悪役ながらかっこいいです。明らかに不利な状況でも余裕がある人ってかっこよく見えます。

伏黒恵(ふしぐろ・めぐみ CV:内田雄馬)

虎杖と同じ東京都呪術高等専門学校の1年生なのですが2級呪術師として入学した天才で、単独で特級呪物の回収を任されるほど。

過去の経験から大切な人を守りたいという気持ちが強いです。

虎杖や釘崎のノリにはついていけない(いかない)少し冷めたような性格で、釘崎からはムッツリと言われていました。

1期の時のオープニングで見た時、「目が綺麗な人だな」というのが第一印象で特に2期途中からの豹変っぷりが好きです。

釘崎野薔薇(くぎさき・のばら CV:瀬戸麻沙美)

虎杖、伏黒と同じ学校の1年生で等級は3級で、田舎暮らしに嫌気がさし「私が私であるために」危険を承知で上京。

モデルのスカウトをしている人に自ら売り込むほど強気な性格ですが、虎杖とはノリが合うようで出会った初日から意気投合する場面も見られました。

あの強気な姿勢素晴らしい。あれだけ自分に自信を持てるってすごいと思います。どうしたらそんなに自信が持てるのかアンケート取りたいです。

24話非常に良いですね。

五条悟(ごじょう・さとる CV:中村悠一)

虎杖、伏黒、釘崎3人の担任で(1年生はこの3人のみ)特級呪術師で自他ともに認める最強術師です。

腐ったミカンばかりの呪術界をリセットするために教師になったそうですが、もともと自分自身は教師という柄じゃないというくらいノリが軽いです。現に1話では傷ついている伏黒の姿を前に「2年生に見せよー」と何枚も写メを撮ります。初めて見たときはなんて教師だと思いました。

しかし生徒のことはしっかり見ていて、生徒それぞれに合わせた指導法、将来像を持っているようで教師としても最強ではないかと思います。ぜひ指導書を出してもらいたいです。

一人称が僕というのもポイントが高く、瞳が美しすぎて私の目が何度焼かれたことか。私的には髪を下ろしたサングラスの五条先生が好きです。1期のエンディングではダンスを踊っていて、イケメンで強くて頼れて踊れるとかずるいなぁと思いました。

ちなみに人を呼ぶときは基本下の名前です。私も呼ばれたい。

東堂葵(とうどう・あおい CV:木村昂)

京都府立呪術高等専門学校3年生で等級は1級ですがかなり動けます。戦う前に相手にどんな女がタイプかを聞き、その返答次第では友と認めたり、半殺しにされたりします。ちなみに東堂の好みは「タッパ(身長)とケツがでかい女がタイプです!」とのこと。

高身長アイドル高田ちゃんが推しで高田ちゃんが出ている番組はリアルタイムと録画で楽しむそうです。

気持ち、よくわかります。リアタイ(リアルタイム)+録画大賛成です。

初見は初見の感動がありますし、たとえ生中継でなくても、生放送的感覚ですね。リアタイで見られる幸せを噛み締めながら、あー。全世界のファンが同時に見てるんだなという一体感もあります。リアタイ最高。

そして録画は生放送で見逃した部分を再度見てみたり、巻き戻したり止めたりして確認することができます。スポーツの試合のリプレイのような感じでしょうか、自分の感動したところをリプレイできるのが録画の良いところだと思います。

DVDなどに落とせば一生楽しめます。あの感動をもう一度。録画も素晴らしい。

花御(はなみ CV:田中敦子)

特級呪霊でめちゃくちゃ強いです。

人が抱く、森への恐れから生まれた呪霊で、人外の言葉を話しますが、直接人の脳に意思を送ることで意思疎通を行なっていて、登場初期花御のセリフは漫画ではよくわからない暗号のように表現されています。

しかし段々漫画もアニメのように他のキャラクターと同じように会話しているように表現されるようになりました。

始めは戦うことに対してそこまで乗り気じゃなかったものの、東堂や虎杖と戦ううちに戦う愉悦を味わうようになりました。

個人的に20話で出てくる「抜け出せないッ!」の花御が好きです。

見るべきポイント4選

製作者側の優しさ

東堂が花御似ついて分析を行っている時、漫画を知っている方ならそう感じなかったと思うのですが、アニメが初見の立場からすると情報量が多かったのです。

記憶をたどりながら東堂と一緒に分析をし、聞き慣れない言葉と状況把握を行なっていました。

あー。これ以上は情報多すぎてわからんくなるなー。後で見直そうと思っていると、丁度セリフに休憩が入るのです。

なんと、整理する時間を与えられたのです。

一呼吸置くことで今までの情報を整理する時間が与えられ、尚且つ少し聞き取りづらい単語を理解する時間があったのです。

一度聞き取れなかった言葉でも、少し時間をおいてその言葉を反芻することでわかることがあります。

丁度”左腕(さわん)”という言葉の後に一呼吸あったのですが”さわん”という言葉があまり聞き取れず考えていると「あ、左腕か。」となりました。

あのギリギリ理解できるスピードと休憩。これが心理的にさらにドキドキ感を高めてくれたんだなと思いました。ここまで視聴者のことを考えて作られている製作者の方々は本当にすごいなと感じます。

そしてわかりにくい言葉やあまり聞きなれない言葉などは音とともに画面に表示われるところも優しいなぁと思います。

初見さんにも優しいアニメですね。

そして使われているサウンドもかっこいいです。シーンに合わせてぴったりのサウンドが流れるので、シーンが変わったことが分かりやすかったり、気分が高揚したりします。

戦闘シーンもさることながら効果音なども最高にぴったり合っていて映画を見ているような気分にさえなります。これは実際にアニメで見て臨場感とともに味わっていただきたいです。

どなたかやってましたか?戦闘シーンもかなりアツい。

戦い全般に言えることですが、本当にリアリティがあります。

武道を少しかじった程度ですが、いやー、素晴らしいですよ。立ち回りも素晴らしいですし、受けも攻撃も無理なく描かれています。実写でもここまで滑らかにするのは難しいですが、映像でここまで表現できるのですね。

後半に東堂が花御にかかと落としを決めるシーンがあるのですが、見てて痛そうで思わず「あーえぐれてるえぐれてる。やばいやばい」と言ってしまうほど。

武器の扱い方もすごいです。製作者の中にやってた方いらっしゃるんじゃないですか?というくらい丁寧に描かれています。

戦闘シーンともなると効果音や光などでごまかされがちなのですが、ごまかさないですよMAPPAさんは。

素晴らしいの一言に尽きます。武道やっている方は、いややったことがある方ならもっと楽しめると思います。ぜひ見てください。

ななみんの黒閃論

戦いのさなか、急にその場にはいない脱サラ呪術師七海健人(ななみ・けんと)の声が聞こえてきます。この時のサウンドもいいです。

黒閃について語ってくれているのですが、場所はカフェでしょうか。

黒閃を2回以上出すなら連続で、もしくはその日のうちでないと難しいと語ります。連続で出すことがすごいわけではないと語る七海ですが、字幕には黒閃連続発生記録保持者という表記が。それを鼻にかけない語り口調、かっこいいですね。

1回目の黒閃が出た理由はまぐれでも実力でもなんでもいい、黒閃が出ると術者は一時的にアスリートでいう「ゾーン」に入った状態になるそうです。

その状態のときは普段意識的に行っている呪力操作が呼吸をするように廻るようになり、自分以外の物が自分中心に立ち回っているかのような全能感を味わえるのだそう。

ちなみに七海の記録は4回だそうですが、それを運が良かっただけと言い切る七海さん、素晴らしい人です。

なんでもそうですがやったことのないことに挑戦し、初めて成功したときはまぐれなのか実力なのかよくわかりません。

しかし、それを自分のものにしていくためには感覚を忘れないうちにすぐ連続で挑戦したり、少なくとも当日中に反復することで体が覚えていきます。

そして何度も何度も反復していくうちに試合などの特殊な場面に居合わせたとき、(または自身でそれに似たような状況を作りだすことで)自分の力以上のものが出せる状態、いわゆるゾーンという感覚を味わうことができます。

本当に自分が世界の中心になったような、世界が自分を応援してくれているような、日ごろ感じたことのない体の軽さを感じたりと、感覚は様々ですが、そういった状態なのではないかと推測します。

きっと”黒閃”に似たような状態は誰でも会得することができるのではないかなと思います。

個人的に好きな七海は9、10話の七海が好きです。なんか噛みしめてしまいます。

やっぱり五条悟!興奮しすぎて言葉がおかしい事態発生

出し方が惜しげもない。こんなに五条先生を堪能できる回は今までになかったというくらい盛り込まれています。

花御の左腕(ここでは”ひだりうで”と読まれえています)は、植物の命を奪って得た力を呪力へと変換させて領域展開を試みますが突如解除されます。

花御も何が起こったのかわからない表情です。

さぁ出ました。五条先生の登場です。皆さん、お気づきでしょうか。何と宙に浮いているのです。彼は飛べるんですね。さすが規格外。状況補把握している時ですら美しい瞳。表情が変わる瞬間も滑らかです。美しい。

優先すべき相手に向かって瞬間移動するとき一瞬暗転するのですが、これは漫画を忠実に再現しています。

相手が「ラックラックラック~!」と斧を振り回しながら迫ってくるのに対し、ニヤッと笑う五条。やはり瞳が美しい。

にしても迫ってきた相手に対して手足を瞬時にふにゃふにゃというのでしょうか、表現が悪いのですが、最近はやりのカーリーポテトのような状態にしてしまうのが恐ろしいですね。

そして敵を見下ろす五条、あー、美しい。

そのあと別のところにいた敵の気配が消えたことに対して分析を行っている瞳もなんて美しいのでしょうか。見惚れます。

そのあと花御のことを考えるときの目線のやり方、自然すぎてびっくりします。何かを考える時って自然と目線上がりますもんね。瞬きせずに目線の動きをこれほど滑らかに表現できるのレベル高くないですか・・・。

残る敵は虎杖のところにいる花御のみとなりました。

しかし、今五条がいるところからはかなり距離があるようです。そこで五条は「少し乱暴しようか」と言い出します。いや実にエロい。映像もモノクロになり、瞳だけが異様に美しく光っています。

「えーなにするのなにするの!もうかっこいいことしか起きないじゃん!」

と期待してしまいました。

「かっこいいーなぁー。」

五条「術式順転 蒼(あお)」

「くぅー!(川平慈衛)」(顔を覆う)

五条「術式反転 赫(あか)」

「おー!2つ出しちゃったけどどうするの!というか2つ一気に出せちゃうんですね。五条さん」

とこの時点で花御と東堂、虎杖がいる場面に切り替わります。花御がここは引くといってその場を立ち去ろうとするのを虎杖が止めようとします。その虎杖をなんだか不服そうな顔で東堂が止めます。なぜ不服そうなのでしょうか。

と場面は五条が作り出した蒼と赫が徐々に近づいていくシーンに切り替わります。

「蒼と赫で何するの?何するの?」

と思っていると東堂のシーンに代わり「巻き込まれるぞ」と虎杖に助言。そして再び五条に切り替わり、何やら動き始めた五条。なめらかでふと瞳を閉じる姿ですら崇めてしまいそうになります。

「えー何が起こるの?何するんですか五条先生!」

五条「虚式」

「おーおーおー。蒼と赫が近づいて混ざり合ってどうなるの?どうなるんですか?ん?なんか爆発しましたね。この色は・・・」

五条「茈(むらさき)」

「あー。茈!蒼と赫が混ざったら茈になりますもんね。なるほど。」

と、ものすごい音とともにその”茈”がまっすぐ何かに向かって進んでいきます。そして進んだ先には花御が。

「発射されましたね。ん。なんか映像おかしくないですか。何が起こっているのでしょうか。なんか稲妻とともに地面、えぐれてないですか?」

一瞬何が起こっているのかわからず、もう一度見て理解しました。そして花御のところに到達。つい花御大丈夫かしら。と心配してしまうほどの威力。虎杖もあまりの威力に開いた口が塞がらない様です。

というか、こんな巨大なもの出した割には体制がそこまで踏ん張っていないような・・・。この体制でこれだけのものが出せるとは。そしてこれは五条にとって、”ちょっと乱暴しようか”レベル。さすが最強。

そしてシーンは五条がいたところに戻り、痛いと泣き叫ぶ改造男の声が響き渡ります。

五条「一件落着!!(ってわけにはいかないか)」の瞳も美しいですね。

このセリフ、どういうことなのでしょうか。花御を払いきれなかったということでしょうか。

と思っていると不穏な影が・・・。

このギャップがずるいですよね。おちゃらけとマジモードのギャップがありすぎて、同じ人物か疑ってしまうほど。この切り替えも最強です。

東堂は嫌われ者?!東堂の魅力3選

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

アニメ21話で京都校対東京校による野球大会が行われましたが、東堂が打席に立ちキャッチャーの虎杖と話しているとピッチャーである禪院真希からわざと投げられたデッドボールを受けます。

その様子を見ていた両チームが口々に「ナイッピー(ナイスピッチング―)」といわれるシーンがあります。

「あれ?東堂ってそんなに嫌われてるの。そんな奴には見えなかったけど。」と思い、東堂についても力説していきます。

「退屈な奴を殴っても退屈に決まってんだろ」

東堂は小学校3年生の時にナマこいた(生意気を言った)高校生をボコっていて、相手が自分のことを舐めていて、自分が舐められていると感じた時、戦いは始まっているとのことですが、相手の高校生はそれはそれはコテンパンにやられてしまい、白目剥いていました。

私の勝手なイメージなのですが、子供のころからこれだけ腕っぷしが強い子は、なんとなくひねくれていて、人を殴ることで快感を覚える人や、自身の存在価値を求める人が多いと思っていました。東堂もそんな性格で、ある人の出会いかなにかで考え方が変わっていくのだろうと思っていましたが、もともと素晴らしくできた子どもだなという印象を持ちました。

どう育てればこんな子に育つのか親御さんに教育方法をインタビューしたいです。初見で東堂を見たときは好きか嫌いかで言われると、嫌いでした。

というのも以前、よくわからない理由(女のタイプの質問の答えが自分の気に召さない)で伏黒をコテンパンにしたことがあったからです。正直「え。理不尽すぎないか。」と思ったくらいです。

しかし19話あたりからの東堂をみて、「いや、もしかしたら東堂実はいい奴かもしれない」と思うようになりました。

IQ53万!?(自称)素晴らしい戦略と脳内高田ちゃん

花御と対峙し、今までの花御の闘い方や出される術式の分析を始め、花御の術式「木の根」「木の毬」「呪いの種子」「お花畑」「解き放たれた左腕」の注意点等も分析していますが、一つ具体例を出してみましょう。

 

”呪いの種子”

伏黒が喰らっていたモノだろう

1つでも撃ち込まれたらアウトか?

その分乱発はないと信じたい

(6巻より抜粋)

 

そしてもしかするとそれらが全てハッタリである可能性まで考えています。

そしてどんな術式も発動させなければいい”だけ”とのこと。不測の事態まで考慮して分析した結果、東堂の脳内CPUがハジき出した結論は”勝利(ビクトリー)!!!!”(原文ママ)

なぜなら”独りじゃないから”

会って間もない、自身よりも経験が浅い虎杖をここまで信じられる東堂はすごいなと思います。

因みにどんな女がタイプか虎杖に質問した時、強いて言えばタッパとケツがでかい女がタイプと答えたため、その時点で東堂は虎杖が同中であるという妄想が始まります。

返答次第でこれだけ扱いが変わるのです。逆にこの質問をしてこの答えであれば信じられる人が信じられない人ががわかるということを見つけた東堂はすごいと思います。メンタリストなのでしょうか。

そして分析力。これほどの短時間でこれだけの分析をし、みている人を置いていきぼりにしないようわかりやすく解説しています。

さすがIQ53万ですね。(自称ですが。)

とかっこよく決めたものの、自身が分析していた「木の根」に足を取られてぶん回され投げ飛ばされてしまいます。

あまりにも単純な罠に引っかかってしまい、花御に鼻で笑われてしまう始末。そんなところも東堂らしいというか、不測の事態ってこういうこともあるんだなと学びました。油断は禁物ですね。

東堂の術式は対象同士の位置を入れ替える「不義遊戯(ブギウギ)」で、発動条件は手を叩くことであると花御に教えています。私は心の中で(え、発動条件教えていいのか。なんで相手に有利になってしまうような条件をいうのだろう。)と思っていました。

しかし、これも東堂の作戦だったのです。

この発動条件を伝えることで、花御は戦う最中手が叩かれるたびに自分と東堂が入れ替わるのか、東堂と虎杖がが入れ替わるのかという判断をしなければならず、花御の判断を鈍らせるという効果があります。

なぜそこまで判断を鈍らせるのか。それは二人の体格差にあります。入れ替わり後の差異が激しいのです。

例えば相手と自分が同じくらいの体格だった場合、パンチは大体顔面や溝落ちあたりでしょうか。

しかし自分より低い人が相手ならば位置は下がり溝落ちやレバーあたりを狙われる可能性が出てきます。顔狙いであればアッパーもあります。

そして自分が攻撃する場合、パンチを打ったとしても東堂に合わせていれば虎杖に変わった時軌道が変わるのでうまく力が乗らなかったり、外したりすることもあるでしょう。

花御にとってはとても戦いにくい環境だったと思います。花御本人も「抜け出せないッ!」と思わず言ってしまうほど(花御のポーズも秀逸)

この様子を見た東堂はきっと悦に入っているのでしょう、手を叩くたびに恍惚な表情を浮かべます。

ここはアニメがかなりクオリティ高く表現しています。漫画ではこの表情は1コマしか出ませんが、アニメでは何度か出てきます。

なるほどこう表現すると漫画に込められた気持ちがアニメにも反映されるのだなと思いました。いい顔しています。

ちなみに2級呪霊相手の場合は1級呪術師を派遣するというように、通常は呪霊よりも一つ上の等級の呪術師を派遣するそうですが、今回相手は特級呪霊。

虎杖は等級は割り振られていませんが新米も新米。そして東堂は1級呪術師。明らかに力が足りていません。

これほど力の差がある強い相手に対して、これだけ優位に立てればあんな表情浮かべたくなるよね。と思います。そしてまた手が叩かれます。

花御は、虎杖からの「黒閃※」が来ると感じ、東堂と虎杖が入れ変わるだろうと踏んで元々東堂がいた方に構えますが、目の前にいたのは東堂。手が叩かれたのに二人の位置は入れ替わっていなかったのです。

黒閃(こくせん)とは

打撃と誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間のゆがみのことで、威力は平均で通常の2.5乗だそうです。

東堂曰く、黒閃を狙って出せる術師は存在しないとのこと。

ですが、黒閃を経験したものとそうでないものとでは呪力の核心との距離に天と地ほどの差が出るようです。

そして打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した瞬間、空間が歪み呪力が黒く光るとのこと。

なんと東堂曰く、手を叩くだけでは術式が発動するとは限らないとのこと。

呪力をのせなければ(虎杖は以前呪力を流すと表現していましたが、東堂的感覚だと違うようなのでのせると表現しています。)手を叩いても変わらないということなのでしょう。

私は今までの東堂の呪力に対する解説から、呪力は体のうちから出るパワーや勁のようなものと似ているのかなぁと思いました。

手を叩いても術式が発動しないのは、ただ型をしただけでパワーや勁をのせていない状態なのだろうと思います。そして花御は見事に騙され虎杖からの攻撃「黒閃」を4発も受けてしまいます。

私はこのシーンを見ながら「んーこれは引っかかるよなぁ。手を叩いたら入れ替わるという刷り込みをされているから、自分だったら絶対引っかかるなー。ドンマイはなみん。」と花御に同情してしまいました。

そして後半。いわゆるBパートと呼ばれますが、花御も段々東堂の術式に慣れてきたころ、花御は大量の「呪いの種子」を発生させます。

東堂は分析時呪いの種子に対して、大量にないことを信じたいと言っていましたが、今回ヒマワリの種レベルで大量に現れます。

あーこれはやばいなぁと思っていると、東堂はなんと花御と虎杖を入れ替えたのです。

東堂以外の対象を入れ替えることができることを知った花御はとても驚いた様子。東堂と花御に向けられた呪いの種子、どのようにして対処するのでしょうか。

東堂はこの種子に対して、本気で固めた肉体と呪力をもって跳ね返そうとしますが、突如脳内に高田ちゃんが現れます。

場所は放課後の教室。どうやら中学生のようです。東堂は一人で夕日が差し込む教室の窓を眺めていましたが、突如教室の入口に高田ちゃんが現れます。

「だっちゅーの」ポーズ(どんなポーズか伝わっているでしょうか)で現れそのままのポーズで話し始めますが、私としては思わず感謝してしまう演出でした。

というのも、こういった独特なポーズをした後、何事もなかったかのように普通の姿勢で話し始めるアニメが多く、とても不自然に感じていたのです。映像のつながりとして違和感を覚えていました。

しかしさすがMAPPAさんですね。そんな違和感を感じさせないような映像のつながり。

ここまで気を使ってくださるなんて。ストレスフリーにアニメに集中できます。

ありがとう。

だっちゅーのポーズから自然と体制を戻した高田ちゃんは、東堂の考え方が本当に正しいのか尋ねます。

伏黒が打ち込まれていた種子は少し成長していました。なぜ成長していたのでしょうか?血液を吸って成長したのか?それもあり得なくはないけれど、相手は呪霊。

一番可能性が高いのは・・・。

現実に戻り東堂は呪力を解きました。

そう。東堂が出した答え。それは「呪力」(この時の呪力の言い方が東堂役の木村さん的に好きだそうです)。

花御によると呪いの種子は呪力で守れば守るほどそれを糧にして強化されるとのこと。

それを見抜いた東堂は種子が当たる直前に呪力を解いたのです。ちなみに高田ちゃんとの脳内会話は0.01秒。別の視点から物事を見る大切さを学びました。

そしてここからが私が特に感動したポイントです。

東堂が、不義遊戯の入れ替え可能な対象について解説するシーンなのですが、解説の入りが謎解きっぽくてワクワクしてしまいます。

東堂は「入れ替え可能なのは術式範囲内の生物だけであるのか」という仮説に対して否(ノン)。答えは一定以上の呪力を持ったもの。

そう。東堂の術式は一定以上の呪力を持ったものであれば生き物でなくても入れ替え可能なのです。

え。どういうことなんだろう。なんで今その解説入るのだろうか、私は何か、見逃しているのではないか。

と記憶を辿っていると、いつの間にか東堂と虎杖、花御は最初に出会った川辺に来ていました。いえ、東堂によって花御はこの場に誘い込まれていたのです。

そしておもむろに手を叩く東堂。

その瞬間虎杖が消え、代わりに東堂の手に握られていたのはなんと特級呪具の三節棍「游雲(ゆううん)」。

この川辺は花御が東堂、虎杖と戦う直前に伏黒と、呪力が込められた武器、呪具で戦う東京都立呪術高等専門学校の2年生である禪院真希(ぜんいん・まき)と戦っていた場所なのです。

直前の戦いの時に真希は游雲を川に落としていました。その情報を伏黒が東堂に伝えていて、花御の弱点も伝えていたのです。

東堂は游雲を華麗に使いこなし花御に立ち向かいます。(游雲の言い方は声優の木村さん工夫されたそうです)

背中がゾワゾワしましたね。

何が起こるのだろうという期待と探究。呪力を持つものがこんなところにあったかしら。という疑問と自身の記憶を辿りそして、自身の記憶力の儚さを知ったのと同時に東堂と花御の戦いは随分と前から始まっていたのだなと感じました。

もはや探偵レベルでは、という観察眼と推理力、状況に合わせたひらめき。そして咄嗟の判断力。

並大抵な戦闘をしてないですね彼は。

本当にすごいことで、私だったら格上相手にこんなに冷静に判断できません。東堂は場慣れしていますね。ほんとに高校3年生なのでしょうか。

友の成長で戦闘中でも泣ける男

出会って数日の友の成長を、まるで長年の付き合いがあるかのように見守っています。(実際東堂の脳内では虎杖と東堂は中学からの親友という設定です。それも同じクラスのようで、年齢さえも偽っています。)

自身が手塩にかけ育てたので感動したのでしょう。いい奴。

私はアニメが初見なのですが、その後漫画を読んでみると、どうやらコミックでは涙を流していないような感じがします。アニメオリジナルなのでしょうか。ですが東堂らしさが出ているシーンではないかと感じます。

東堂、いい奴じゃないですか。

確かに高田ちゃんへの愛や、信じた者への愛が熱すぎるかもしれません。独特の価値観が合わないことも多々あるのでしょう。

呪術界の人たちからすれば一緒にいる時間が長いがゆえに「同じ職場で働いたら分かるよ」というような人なのかもしれません。人の印象は接する人や会う環境などによって同じ人でも全く変わってきますもんね。

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オープニング美しすぎて毎回飛ばせない問題

TOHO  animationチャンネル

1シーズン時もそうでしたが、とにかく映像が美しいです。猫のシーンから今回のオープニングは始まりますが、その猫の瞳も美しいですし、窓の外の景色、壁の感じや配色、色の変わり方、美しいです。

ぜひ大きな画面で見ていただきたいです。ちゃんと30センチ以上離れてくださいね。

まるで写真 水、液体の美しさ

シャボン玉

シャボン玉は儚いものの一つですが、本物のシャボン玉を見ているようです。さまざまに形を変え、その後割れるシーンがあるのですが、ゆっくり観察すると本当にそんな風に割れているのです。

再現度がすごいです。

余談ですが息を長く細く出し続けるシャボン玉はストレス発散にも良いようです。(シャボン玉していたあの呪霊はストレス溜まっていたのかしら。)

水たまり

金閣寺のポストカード並みに水たまりがきれいに景色を反射しています。ここまで美しい水たまり見たことないので、もしおすすめの水たまりがあれば教えていただきたいです。

チョコレート

チョコレートが溶ける様もさすがでおいしそうだなぁと思っていました。中には何入っているのか気になっています。

煙の表現

パンダがビルの上で胸をたたいているシーンですが、パンダの呼気でしょうか、湯気ってあんなにうまく表現できるものなのですね。

また、工業地のシーンでは煙突から煙が出ていましたが、あそこまで表現するのって難しいのではないかなと思います。完全に個人的な意見なのですが。

再現度が素晴らしい 美しすぎる自然の描き方

木、ツタなど

巫女の服装をしている歌姫というキャラクターの滑らかな動きもさることながら、その後ろに広がる雑木林が細かく描かれています。余裕がある方は動画を止めて奥のほうまで見てみてください。

あそこ鳥の巣ありそうだなぁとか、ツタなども細かく描かれています。

空、光、反射

工業地のようなシーンに移りますが、ぱっと見写真ですね。

夕暮れ時や朝方などの空の色の移ろい方を表現するのは難しいと思うのですが、かなりきれいに再現されています。

夕暮れ時や木漏れ日、朝靄、月明りや雨のシーンなど様々な時間帯がこのオープニングには出てくるのですが、どのシーンも美しいのです。光の描き方が素晴らしい。

車の鏡

車の鏡に映る虎杖、リアルです。映るか映らないかのぎりぎりで描かれています。

しかし鏡に映った虎杖の口元や制服のボタンなどを目立たせることで鏡に映った虎杖を認知できるようにしてあるのかなと感じました。

普通は動画として流してオープニングは見るので、そういった工夫がされているのかなと私は思います。

五条悟の瞳は特に格別 瞳の美しさ

小さめのキャラの瞳

顔が小さく描かれているキャラクターは一色で塗られてしまうことが多いと思います。

お葬式のような場面の時の虎杖たちの目はスマホなど小さな画面で見ると一見一色のように見えますが、大きな画面で見るとわかりやすく、何色かで描かれています。

両面宿儺の瞳

両面宿儺の瞳がアップで映るシーンがあるのですが、瞳も美しいのですが、まつげが細かいです。敵役ながら美しいなと見入ってしまいます。

強いものは美しいのでしょうか。止めてみてみてください。私は見入ってしまいました。

五条悟の瞳

偶然アップで止められたあなたはラッキーな人です。ぜひ止めてください。

私は思わず「あぁ~~~。」と感嘆の声が漏れ出てしまいました。「地球は青かった」レベルで感動すると思いますきっと。

そしてどう表現するのが正しいのかわかりませんが、光の入り具合で目の光が動きます。それがまた秀逸で再び「あぁ~~~。」と言ってしまいます。

オープニングは全体的に動きも滑らかで花御と東堂と虎杖が戦うシーンや、五条先生が動いているシーンも美しいですね。

本当に情報量が多いですね。オープニングは意味深なシーンも多く、これからの展開もとても気になります。

ん?おじいちゃん!?

オープニングの後半で誰かがギターを弾いている映像が流れるのですが、漫画を知らない私は「んー誰だろうなぁ。作者さんじゃないだろうし、もしかして歌歌ってる人かなぁ。でもこんなに手に皺が入ってるってことはご高齢なのかしら。でも声は若そうだし、異年齢のバンドなのかな。」と思っていました。

違いました。この手は京都校の楽厳寺学長の手だったのです。

「あらおじいちゃんギター弾けるのすごいわぁ。」

厳格そうな見た目とは裏腹になかなかファンキーな術式でした。長年されているので板に付いていてかっこよかったです。

ラックラックラック!

改造男として先ほど何度か登場した個人的に好きなキャラクターで、名前は鞣造(じゅうぞう)。

漫画ではそこまでグッと来なかったのですが、アニメだとなんだか忘れられないキャラクターになりました。あんなに狂気じみて斧を振りかぶる人を私は他に知りません。

「この人どんな素材(人)でも何かしら作りたがるな」と思いました。

人骨でラック作ろうって思う人、いますか。

高齢の方の皮膚を使って財布作ろうって思う方いますか。

感想

人物紹介から始まり、物語の進み方をベースに20話の魅力をお伝えしていきました。

東堂の魅力を3つ、退屈なやつを殴っても退屈に決まってんだろと言い切る小学生時代、IQが53万の脳内からはじき出される戦略、そして信じた友はとことん信じるところ。

男らしいですね。21話では京都校の面々から嫌われているのではないかという扱いを受けますが、そこまで悪い人には見えないのです。

そして製作者の方々の心遣いや気配りポイントなども本当に素晴らしいです。

原作読んでいなくてもついていけるように映像や音楽など工夫が凝らされていました。

七海の黒閃論も日ごろの生活に生かせそうなもので、参考にしようと思います。

そして五条先生。良い。

おまけもかなりボリュームのあるものになりましたが、数秒間のオープニングにも全力を傾けていることが伝わっていれば嬉しいです。

そして最後になりましたがCパートと呼ばれる、エンディングの後にある呪術の日常”じゅじゅさんぽ”も面白いので飛ばさず見てみてください。

より本編が面白くみられると思います。

まとめ

アニメ20話の見どころをこれでもかと詰め込んでみました。

東堂の魅力、製作者の気遣い心配り、美しい映像、滑らかな戦闘シーンや動き、五条先生の美しさや凄さ、七海の黒閃論、魅力的なキャラなど見どころがたくさんありました。

一度映像を見て、また記事を読んでいただいて、再び映像を見るとまた違ったように見られると思いますので、是非見てみて下さい。

また会おう親友(ブラザー)!

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