『えんとつ町のプペル』は、芸人キングコングの西野亮廣が製作者の絵本です。
2016年に発売され、絵本業界では異例の40万部という売り上げを記録した、大ヒット作品になります。
クラウドファンディングで資金を募り、分業制という珍しい形で完成された作品。
そんな『えんとつ町のプペル』が、2020年12月25日に劇場版が公開し、多くの人々に愛され大成功を収めました。
今回は大成功した劇場版えんとつ町のプペルの感想、ネタバレをしていきたいと思います。
ネタバレが苦手な方はページから離れましょう。
目次
えんとつ町のプペルのあらすじは!?
2016年に絵本が発売され、4年後の2020年に映画化した「えんとつ町のプペル」。
「最近話題にもなってるし、劇場版見に行こうかな?」
そう思う方もいるかと思います。
ここでは、えんとつ町のプペルのあらすじを見ていきましょう。
四方を高い壁に囲まれ、空は煙突から立ち上る煙で覆われている「えんとつ町」が舞台の作品です。
えんとつ町では、町の外に何があるのかと考える人や、人間ではないものを『異端』として厳しく取り締まられている町でした。
そんな中、ルビッチは町でゴミから生まれた『ゴミ人間のプペル』と出会います。
母親に友達がいないことを心配されたルビッチは、プペルに友達になってくれとお願いするのです。
了承するプペルですが、ゴミ人間は異端とされているため、町の人に見つかると捕まってしまいます。
ルビッチとプペルは、人々の目を盗みながら絆を深めていくのです。
しかし、そんなときに町で不審な事件が起こり、町の秘密とプペルの謎が明らかになっていきます。
えんとつ町のプペルの登場人物は!?
ここからは、物語に登場するキャラクターについて、簡単に紹介していきます。
・ルビッチ
煙突掃除屋の少年。
母と二人暮らしの家計を支える。
父は「空の上には星がある」と言葉を残し過去に他界している。
・プペル
ゴミ山に落ちた心臓から生まれたゴミ人間。
吐く息も臭いガスで、このガスにより風船を膨らませることができる。
・ブルーノ
ルビッチの父親で「信じぬくんだ。たとえ1人になっても」という言葉をかけた人物。
漁師だったが、冬の波に飲まれて死去。
・ローラ
ルビッチの母親で明るくて優しい性格をしている。
ルビッチを信じ「絶対に帰ってくるんだよ」というセリフに力強い愛情を感じました。
・スコップ
おしゃべりな鉱山泥棒。
しかし物語上では、ルビッチやプペルの道しるべになるようなキャラクターです。
ネタバレ注意!えんとつ町のプペル感想!
日本人は、他の人と違う考え、行動をする人は何かと批判されやすい国です。
他の国と比べてこのような傾向が強いです。
えんとつ町のプペルでは、そんな窮屈な世界を変えてくれるような作品となります。
ここでは作品の感想に触れていきたいと思います。
もう1度言いますが、ネタバレが苦手な方はページから離れましょう。
人間社会の縮図
作者である西野亮廣は、今回の作品を『人間社会の縮図』と称しています。
えんとつ町は夢を持てば笑われて、行動すれば叩かれる現代社会の縮図。
それは実際に、西野の身に起こったことでした。
確かにビジネス書を出し、文化祭や大学で講演を依頼されていたりと、芸人としては異例の人物かもしれません。
しかし、「芸人らしい」とはそもそも誰が決めたことなのか?
周りの「芸人はこうあるべきだ」という先入観があり、圧力もあって芸人のイメージが付いてしまってるような気がします。
西野の相方である梶原もユーチューバーとして大成功を収め、ドラマや脚本をこなす芸人、芥川賞を受賞した芸人もいます。
時代の流れと共に、芸人というものも変化しているのです。
「芸人だから」という理由だけで、その活動を批判するのは時代遅れの人間がする行動だと、考えさせられる作品だったと思います。
前代未聞の取り組み
えんとつ町のプペルは非常に画期的なシステムで製作されています。
クラウドファンディングで資金調達をし、その資金で分業制という制度で作品が作られています。
絵と文章というシンプルな分業ではなく、人物、建物、空、背景など細かく書き手を分けています。
そのため、えんとつ町のプペルは35名以上の作家が参加して、1つの作品が造られています。
それぞれの持つ個性をまとめ上げた、ハイクオリティな作品です。
映画でも、その特徴が十二分に発揮されていました。
えんとつ町のプペル感想
映画「えんとつ町のプペル」は、絵本で描き切れなかった「えんとつ町」の奥深い世界を描いています。
なかでも、ルビッチの父親であるブルーノの物語は大きな感動を生みました。
ブルーノの夢を信じ諦めない父の姿が、息子のルビッチに影響を与えたこと。
最後までルビッチの側で、温かく見守り続けた親子の絆が表現されていました。
他にも、絵本には無かった『友達』『仲間』というキーワードが、映画にはあったと思います。
ルビッチはプペルに「友達」になってとお願いします。
友達とは隣にいることで、プペルは最高の友達になるのです。
周りに流されず相手を信じること。
信じる力が大切なのです。
そして映画では、ルビッチを応援してくれる大人たちもいます。
プペルの正体を知りつつも、仕事を与えてくれる煙突屋ボスのダン。
頼れるお姉さんドロシー。
計画に協力してくれる鉱山泥棒スコップ。
最初はいじめっ子だった子供たちも、最後はルビッチとプペルを助けます。
このとき、西野が新しい事に挑戦しようとした時に出会った仲間たちのことを、表現してるのではないかと思いました。
ダンやドロシーたちは挑戦を応援してくれた仲間。
いじめっ子の子供たちは、最初アンチだったけど、結果が出ることで寄り添ってきた人たちを表していると感じました。
さらに、絵本と映画化の違いはラストシーンにもあります。
絵本では、ルビッチとプペルだけが船で空へ上がり、星空を見つけるというエンディングでした。
しかし映画では、無煙を吹き飛ばし、町の人たちにも星空を見せるのです。
これにより世界が変わるのです。
えんとつ町を支配していたレター15世は、外の世界を250年も隠してきた、えんとつの煙を止めることを指示。
外の世界へ誰もが旅立てる新しい未来がやってきました。
これは、現代日本社会の皮肉ともいえるストーリーとなっています。
夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる。
身をもって経験してきた西野亮廣と、最後まで夢をあきらめなかったルビッチの姿が重なる作品でした。
まとめ
今回は、劇場版えんとつ町のプペルの感想、ネタバレをしてきました。
ひとりになっても自分の夢を信じ、動くことを止めなかったルビッチ。
その力は周りを変え仲間を呼びました。
そしてその先は明るい未来が待っているのです。
この物語は、ひとりひとりの物語でもあります。
自分に言い訳をし、夢をあきらめてきた大人たちにこそ見て欲しい作品です。
そして今も挑戦し夢を追いかけてる人や、少しでも前を進んでいる人にとっては、大きく共感でき、感動する話だったと思います。
夢は笑われたり、バカにされる位がちょうど良い。
大きな夢や目標を持ち、前に進む勇気と元気を与えてくれました。
この作品を見て、夢をもつ人、挑戦する人が増えることを願います。
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