【考察】『(500)日のサマー』運命と偶然の違いとは?彼女にまつわる500日の物語

ナルホドくん

今回はとってもキュートなヒロインが登場する映画を紹介するよ!

 

みなさん「運命」の存在を信じていますか?

 

あの日、あの場所に行かなかったら出会えていなかったから

「運命」は信じる!という人。

 

出会いというのは自分の行動次第であるから

「運命」なんてものは信じないという人。

 

「運命」についての考えは人それぞれかと思います。

 

なぜこのように意見の相違が起きるのでしょう。

 

その原因は「運命」という事柄自体が曖昧であるからと筆者は考えています。

 

そこで、本記事では以下の3つのステップで

「運命」とは何なのか?ということを考察する予定です。

 

1.トムとサマーの出会いは「運命」だったのか
2.トムにあった3回のチャンス
3.「運命」、「偶然」とは

 

本作品を5回観た筆者ならではの視点で考察していく予定ですので、

ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

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あらすじ

 

引用:SearchlightPictures チャンネル

 

グリーティングカード会社で働くトムは「運命」の恋を夢見る青年。

 

映画『卒業』を観て以来、運命の相手と出会うまで

自分は幸せになれないと思い込んでいる。

 

そんなトムのもとに彼女は突然やってきた。

 

彼女ことサマーは普通の女の子。

 

靴のサイズはちょっとだけ大きいけれど、

平均的な身長に平均的なスタイル。

誰かの所有物になるのはイヤ。自由に楽しく生きたい。

 

「運命」の恋を信じるトムと、信じないサマー。

価値観が違いながらも徐々に距離を縮めていく2人。

 

「運命の恋」、「真実の愛」って本当にあるの?

彼女と過ごしたビター&スウィートな(500)日の物語。

 

登場人物の紹介

 

トム・ハンセン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)

 

本作品の主人公。

少年時代に映画『卒業』を観て以来、「運命」の恋を夢見ている。

現在はグリーティングカード会社に勤務。

学生時代は建築について学んでおり、本当は建築家になりたかった。

サマーと出会い、「運命」の恋を確信する。

サマー・フィン(ゾーイ・デシャネル)

 

本作品のヒロイン。

少女時代に両親の離婚を経験し、「真実の愛」は存在しないと信じている。

トムの働く会社では受付として働く。

キュートな容姿に加えて、

気の赴くままに行動する性格で多くの男性を夢中にさせてきた。

レイチェル・ハンセン(クロエ・グレース・モレッツ)

 

年の離れたトムの妹。

たびたびトムの恋の相談に乗っている様子。

大人びた考えを持っており、彼に実際的な助言を与える。

マッケンジー(ジェフリー・エアンド)

 

トムの同僚、友人。

トムの良き話し相手で、サマーに対する惚気話や愚痴を聞いてあげている。

サマーに振られて荒れていたトムを慰めるなど友人想いな一面も。

彼女は中学生以来いない。

ポール(マシュー・グレイ・ギュブラー)

 

トムの友人。

マッケンジーと一緒によくトムの話を聞いている。

現在の彼女について理想のタイプではないと言いながら

ベタ惚れしている。

 

本作品について概要紹介が終わったところで

次節から「運命」とは何なのか考えていきます。

 

注意
これ以降はネタバレを含みますのでご了承ください。

 

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トムとサマーの出会いは「運命」だったのか

 

 

結論から言うと、彼らの出会いは「運命」ではありませんでした。

 

サマーにとってトムは都合のいい友人で、

最終的に別の男性と結婚したわけだから

2人の出会いは「運命」ではなかったのは当然だと思うかもしれません。

 

しかし、原因はサマーだけにあったのでしょうか?

 

筆者はそうは思いません。

 

たしかに2人の関係においてサマーに問題があったことは認めます。

 

自分に対するトムの気持ちに薄々気づきながらも、

「真剣に付き合う気はない」

と言って、彼と都合の良い関係を結んだことがその代表です。

 

ただ、問題があったのはサマーにだけではありません。

トムの方にも問題はありました。

 

トムの問題とは

「自分の事ばかり考えていて、サマーの気持ちを考えようとしない」

ということです。

 

物語終盤までトムはとことん受け身の態度を取り続けます。

 

2人の関係が始まる際に話しかけたのはサマーですし、

ケンカしたときに謝りにきたのもサマーです。

 

 

彼は自分のことばかり考えていて、

「真剣に付き合う気はない」

とサマーが述べる理由について考えようとしません。

 

サマーがこのような姿勢をとるのは、

両親の離婚によって無意識のうちに「愛」に対して臆病になっていたからです。

 

愛し、愛されることを望みながらも、

「愛」の喪失に対して恐れを抱いているサマー。

 

映画『卒業』を観た際に彼女はそのことに気がつきます。

 

そしてこれをきっかけにして

いつまでも受け身なトムに見切りをつけ、

デリで自分に対する好意を示してくれた男性と愛を育むこととなります。

 

冒頭のナレーションで語られていたようにトムとサマーの500日は、

「男女の出会いの物語ではあるが、恋の物語」ではなかったのです。

 

トムにあった3回のチャンス

 

 

トムの問題についてもう少し詳しく考えていきましょう。

 

「愛」に臆病と言いつつ、

サマーはトムからの「愛」を求めるサインを出していました。

 

もしトムがこのサインに気づいて行動を起こしていれば

2人の関係はまた違ったものになったのではないかと筆者は考えています。

 

サマーがサインを示していた場面は以下の3つです。

1.28日目のラストシーン
2.『卒業』を観て号泣
3.お気に入りの公園での再会

それぞれどういった意味を持つのか順番に見ていきましょう。

 

1.28日目のラストシーン

 

 

ここはトムに対して、

自分への好意はどういった種類なのか問うシーンです。

 

『「運命」の恋を信じるトムならば、自分のことをきちんと愛してくれるかもしれない。』

 

彼女は、トムに対してこのような期待をしていたのではないでしょうか。

 

しかし、トムからの回答は「友達としての好きである」といったものでした。

 

この回答を聞いてサマーは一瞬言葉を失います。

その後、彼女は別れの挨拶を告げ、トムとは反対の方角へと歩み去っていきます。

 

つまりこの場面は

「2人のすれ違いは最初の時点から起きていた」

ということを表しているのではないでしょうか。

 

次節では彼らの間の溝が埋められないほど大きくなったことが

明らかになった場面についてご紹介します。

 

MEMO
そもそもトムはサマーとの関係の始め方を間違っていた

 

2.『卒業』を観て号泣

 

 

彼らの溝が埋められないほど決定的になったのはいつなのか。

 

それは映画『卒業』を観る場面です。

 

前述したように、この場面でサマーはトムに見切りをつけます。

 

『卒業』の中では、花嫁を奪い去っていくほどの強い愛が描かれていました。

 

一方でトムは、愛を求めているサマーに対していつまで経っても本心を示しません。

 

自分の本当の気持ちと現実とのギャップ。

 

このことに気づき、このままではいけないと思った彼女は

「わたし何してるんだろう」

と言って涙したのではないでしょうか。

 

MEMO
サマーは『卒業』を観ることで自分の本当の気持ちに気づいた

 

3.お気に入りの公園での再会

 

『卒業』をきっかけにトムに見切りをつけたとはいえ、

公園でトムを待っていたという行為には疑問が残ります。

 

「あなたとは運命ではなかった」

 

こう言いながらもトムと手を重ねる

サマーの小悪魔ぶりに戸惑った方もいるかと思います。

 

この行為を紐解く上でヒントとなるのが『卒業』です。

 

再三繰り返すこととなりますが、

サマーは『卒業』のラストシーンを観て涙を流しました。

 

劇中でほとんど心情を表すことのなかったサマーが涙しただけに、

『卒業』は彼女に非常に大きな影響を与えたことがうかがえます。

 

ここから彼女の公園での行いを考えると

「『卒業』のようにトムに連れ去ってもらいたかった」

という想いがあったのではないでしょうか。

 

しかし、トムは

「君の幸せを願っている」

と言い、3つ目のサインも見逃してしまいます。

 

『卒業』と2人の物語を重ね合わせるとすれば、

花嫁が連れ去られなかったということは、

彼らが結ばれるチャンスが失われてしまったことを表しているのかもしれません。

 

こうしてトムとサマーは物語は終わりを告げたのでした。

 

MEMO
サマーは『卒業』のようにトムに連れ去ってほしかった

 

「運命」、「偶然」とは

 

 

ここまで2人のすれ違いの様子について見てきました。

 

筆者は、このすれ違いこそが2人の出会いを

「運命」ではないものとさせたのだと考えています。

 

筆者がこのように考えたのはラストシーンのナレーションからです。

 

もしトムが何か学んだとするなら、

それは壮大な宇宙の意義が日常に何の影響も及ぼさないということだ。

偶然、それが全て。

偶然以外には何もないのだ。

引用:『(500)日のサマー』

 

この言葉は

『「運命」とは待つものではなく、

自分の行動によって「偶然」を「運命」に変えていくものである。』

ということを述べているのではないでしょうか。

 

つまり2人の関係が「運命」にならなかったのは、

2人とも(主にトム)が「運命」を待ってばかりいたからです。

 

もし、お互いが相手にもっと歩み寄る姿勢をとっていたら

結末はまた違ったものになっていたのかもしれません。

 

物語のラストになってトムはようやくそのことに気づき、行動を起こしました。

 

彼は、就職面接時に出会った女性をお茶に誘ったのです。

 

お茶の誘いを了承した彼女は一拍置いて名乗ります。

「オータム」

この瞬間、彼の出会いの物語は再び始まりを迎えるのでした。

 

まとめ

 

 

本記事では『(500)日のサマー』をもとに「運命」の出会いについて考えてきました。

 

結論としては

「運命」の出会いは存在しない

ということになります。

 

こう聞くと「なんだか味気ない結論だな」と思われるかもしれません。

 

しかし、この結論には

「運命を待っている限り」

という条件が頭につきます。

 

「運命」とは後付けです。

日々起きる「偶然」を、自分の行動によって「運命」へと変えていく。

 

『(500)日のサマー』はこれが大切であるということを伝えたいのではないでしょうか。

 

今一度あなたの身の回りで起きる「偶然」に目を向けてみてください。

あなたの行動次第で素敵な「運命」が待っているかもしれません。

 

本記事のまとめ

・日常の出来事から「運命」を発見することは無意味

・「運命」とは自分の行動で作り出すもの

・愛を育むためには相手への歩み寄りが重要

 

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