アニメ『曇天に笑う』あらすじ紹介【ネタバレあり】

突然ですが、歴史って好きですか?おそらくですが、大体の人は苦手、というよりも嫌いだと思います。

時代にもよりますが、例えば明治時代。人物名だけでもややこしいのに、新しい法律はできるし、ヨーロッパ文化が入ってきたことで、どこの国との条約だとか覚えることが多すぎますよね。

私自身もそうでした。大学での専攻分野のおかげか、幕末までの日本史は得意だったんですけど、明治時代以降の近現代史ってとても苦手だったんですよね。

しかし今回紹介する作品は、そんな近現代史が苦手な私でもとても楽しめた『曇天に笑う』を紹介したいと思います。

以下は作品内容のネタバレを含みます。閲覧の際は十分にご注意ください。

『曇天に笑う』の概要

 

舞台

本作品の舞台となるのは、明治時代の滋賀県です。明治維新で日本国内では外国の文化が次々と花開きます。そんな中、身分も職も失った人たちがいました。それは士族と呼ばれていた身分の人たちです。いわゆる武士ですね。

日本史が大得意だという方はわかるかもしれません。大政奉還が行われ、国のありとあらゆる権利は幕府から天皇へと移り変わります。当時、武士の間では尊王攘夷(そんのうじょうい)という思想が根付いていました。

尊王攘夷とは、簡単に言えば天皇が国のトップであり、外国の人や文化は国内から排除しなければならないという思想です。大政奉還後、武士たちは国のトップは政権が天皇に渡戻ったことを喜びます。しかし、時の天皇は積極的に外国の文化を受け入れてしまうのです。

それに加え、廃刀令が施行されます。つまり、武士たちは自身の職業を突然奪われたのです。外国の脅威からも守ってくれない挙句に、武士の誇りであるものまでも取り上げられた武士たちは新政府と天皇に対し敵対心を向けていました。

そんな中で、旧士族による犯罪は急増しついには脱獄者も後を絶たない前代未聞の事態が起こります。犯罪者の管理に手を焼いた新政府は、ある場所を作りそこに犯罪者を収監することにしました。

それが本作のメインとなる舞台の「獄門処」(ごくもんじょ)です。

重犯罪者専用の監獄として建てられたそこは、琵琶湖の真ん中に位置します。高い塀と琵琶湖の水で囲まれた獄門処は脱獄不可能で、入ってしまうと一生出ることができない恐怖の監獄と恐れられていました。

主人公となるのは、この獄門処へと罪人を橋渡しする、とある神社の三兄弟です。

長男の曇天火(くもうてんか)、次男の空丸(そらまる)、三男の宙太郎(ちゅうたろう)。新政府の陰謀に巻き込まれる三兄弟を軸に話は展開していきます。


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ストーリー展開

 

引用元:TVアニメ「曇天に笑う」公式サイト

 

空丸の記憶

いつものように犯罪者を獄門処へと橋渡しをしていた天火たちの元に、警察から脱走者が出たとの連絡が入ります。なんとか空丸と宙太郎も罪人を一人捕縛することに成功しますが、済んでのところで意識を取り戻した罪人により、空丸が人質に取られてしまいます。

恐怖に震える宙太郎と押さえつけられる空丸。そして首を掴まれたことにより、空丸の脳内にある記憶が断片的に蘇ります。それは血塗れで倒れている人と狐の面で顔を隠した男と恐怖で怯える自分の姿でした。

この光景から、空丸は天火が何かを隠していることに気がつきます。天火がいつまで経っても子供扱いをやめないことと、一向に兄から頼りにされないこと。

それに加えておぞましい記憶が混ざり合い、空丸の中では天火に対する不信感が募ります。

嘉神直人(かがみなおと)と犲

その後、天火の活躍により罪人は無事全員捕縛されます。

後日、罪人につけられた傷の治療を終えた天火の元に、曇神社に嘉神という手配犯が向かっているという情報が入ります。彼は長州藩を追い出され、殺人を繰り返したことで国から危険視されていた人物でした。

神社には宙太郎しかいないことを知り、焦る天火の元にある人物が立ち塞がります。

天火がその人物の相手をしている間に、神社では12歳の宙太郎に嘉神が接触します。しかし、まだ12歳の子供の宙太郎にそんな危険人物の相手はできません。

買い物から帰った空丸も応戦しますが、歯が立たず焦りは増す一方です。

その崖っぷちの状況を救ったのが、曇神社の居候の金城白子(きんじょうしらす)でした。元忍びの白子の助けと間一髪のところで帰宅した天火によって、なんとか難を逃れます。

倒されてもなお、天火らに対し憎悪を向け攻撃をやめない嘉神。そんな時、ある助けが入ります。それは、かつて天火も所属していた右大臣直属部隊「犲」(やまいぬ)でした。

犲の隊長であり、幼馴染の安倍蒼世(あべのそうせい)との再会を喜ぶ天火に、蒼世は冷淡な態度で突き放します。蒼世は当時隊長だった天火の勝手な脱退を恨み続け、天火を「裏切り者」と一刀両断し去っていくのでした。

牡丹との出会い

嘉神の一件から、空丸は自分の無力さに落ち込みます。より一層稽古に励みますが、天火には手も足も出ません。

そんなある日宙太郎の通う小学校を訪れた天火たちの前に、牡丹(ぼたん)という女性が現れます。宙太郎の担任だと名乗る彼女は、天火にだけ巨大な大蛇の絵が描かれた巻物を見せます。

そして、大蛇の器探しの協力を申し出るのです。ここでキーワードとなるのが「大蛇の器」と「呪い大蛇の伝説」です。

300年に一度蘇り、この大津の地を破壊する大蛇が現れる」

「大津の地で曇り空が続くのは禍(わざわい)の予兆」

といった伝説が人々の間では語り継がれています。この大蛇は宿主となる人間の心に住み着く怪物だと言われていました。宿主の負の感情を餌に成長し、最後には宿主の身体を乗っ取り、完全な大蛇へ姿を変えるのです。

その宿主のことを「大蛇の器」と呼び、天火たちは器をずっと探していました。実は曇神社はその大蛇を祀っていて、代々曇神社の人間は大蛇を討伐することが役目となっていたのです。

天火の秘密もまた、この大蛇に関係するものでした。

獄門処の噂と潜入捜査

牡丹が天火と接触していたころ、蒼世ら犲のメンバーも本格的に大蛇の器探しに動き始めていました。そんな中、蒼世らの耳に獄門処にまつわる噂が入ってきます。

罪人の間で

「獄門処に入る罪人はあるものを持ってくること」

という噂が囁かれていました。しかし、獄門処は犲の管轄外で、蒼世らも手出しができません。そんな時、空丸が取引を持ちかけます。

それは獄門処へ潜入捜査を行う代償に、蒼世に剣術の師範となってもらうことでした。空丸は嘉神との一戦で蒼世の剣術の腕に憧れを抱いていたのです。空丸が確固とした噂の正体を掴んでこれば師範となることを約束するという蒼世の言葉に、空丸は罪人へ変装し、獄門処への潜入捜査を開始します。

潜入してすぐに噂の正体は判明します。懲罰房にいる人物がケシの花、つまりアヘンを集めているというのが噂の正体でした。アヘンというとあまり耳馴染みがない人もいるのではないでしょうか。

簡単に言えば麻薬の一種で、ケシの実から採取されます。中毒性が高く、「アヘン戦争」の引き金となった薬としても有名です。

そしてその懲罰房の主である狐の面をつけた男と遭遇したことで空丸の記憶は完全に蘇ります。結核で亡くなったと言われていた両親は病死ではなく、この狐の面の男に殺されたこと。そして自分を庇って天火が背中に大怪我を負ったこと。

この空丸の記憶こそ、天火がひた隠しにしていた秘密と繋がるのです。こんな重すぎる過去を抱えながら弟を育てていた天火のすごさがわかる場面ですよね。私がもし天火と同じ立場なら、絶対に途中でバレていたと思います。

そんな時、獄門処が何者かによって爆破されます。絶好の機会と言わんばかりに続々と脱獄を図る罪人たちに、獄門処内は大混乱です。看守たちの必死の押さえ込みにより爆破騒動は落ち着き、空丸も脱出成功します。

そして変装用に使用したカツラにアヘンの匂いが着いていたことから、取引も成立。蒼世を師範に、空丸は稽古に打ち込むことになります。

天火の処刑

空丸が蒼世との稽古を終えて帰ってきたある日、白子から衝撃的なことを耳にすることになります。天火が獄門処爆破の主犯として逮捕されたというのです。

この話はすぐに町中に広まり、天火の逮捕、そして絞首刑が言い渡されます。まともな裁判もなしに死刑になるのは普通であればありえませんよね。犲らもその判決の早さに驚きますが、一つの可能性が浮かび上がります。

ここで犲らは天火が大蛇の器であることを確信します。

器である天火が、完全に大蛇となる前であれば、大蛇の完全復活は免れますよね。つまり獄門処爆破の主犯というのは建前で、大蛇として完全復活することの阻止が新政府の本音でした。

空丸や宙太郎、蒼世たちや住民が処刑場まで押しかけますが、天火はそれを跳ね除けます。まるで自身が近いうちに兄弟たちを残して死んでしまう未来が分かっていたかのように。天火は絞首台へと上り、最後は笑顔を見せ、絞首刑に処され死んでしまいます。

嘉神との再会

落ち込む空丸たちの心を映し出すように、空が晴れることは一向にありません。大蛇研究のために解剖されたという話を受け入れられない空丸と、そのうち帰ってくると信じて疑わない宙太郎。このシーンは見ているだけでも胸が痛くなりますよね。

そして天火を探しに出かけた宙太郎の目の前に、獄門処に収監されていたはずの嘉神が姿を表します。爆破事件の混乱に乗じて獄門処を脱獄していた嘉神は、復讐の機を窺っていました。

最初は警戒していた宙太郎ですが、嘉神の「天火は国に殺された。復讐しよう」という言葉に洗脳されたかのようになってしまいます。この一件から宙太郎は嘉神と行動を共にするようになり、家にも帰らなくなってしまいます。

疑惑

天火の処刑から2週間。滋賀が晴れる気配がないことに気付いた犲メンバーたちの間では、天火は大蛇ではなかったのではないかという可能性が浮上します。

考えてみれば確かにそうですよね。

禍の元凶である大蛇(=天火)は処刑により死んだはずです。しかし、その禍の予兆であるはずの雲が晴れないとなると天火が大蛇ではなかった可能性が出てきます。

蒼世たちは単なる思い過ごしであることを願いますが、その後も天気が晴れることはありませんでした。

そしてもう一つ。爆破事件以来、獄門処で不穏な動きが見え始めます。潜入したときに判明したアヘンの話に加え、獄門処内部と一切の連絡がつかないのです。犲のメンバーで陰陽師の芦谷睦月は式神を使って探りを入れますが、それでも獄門処と連絡が取れることはありませんでした。

真の大蛇

獄門処への不信感が募る中、夜中に見回りをしていた犲のナンバー2の強さを誇る鷹峯(たかみね)が何者かによって襲われるという事件が発生。蒼世が犯人探しに追われる一方、空丸の身にも異変が起きていました。

夜中の外出に、泥だらけになった足、さらには誰かの血のついた服など、まるで夢遊病かのように記憶にないことばかりが起きていたのです。そんな時に入ってきた鷹峯の事件。

空丸は、自身が大蛇の器であること、そして徐々に身体が乗っ取られていることに気付きます。

空丸の中で徐々に大蛇が成長していく最中、山道で山賊に襲われる親子がマントに身を包み、フードを目深に被った男に助けられます。

親子が逃げ帰ったあと風が吹き、フードが外れ男の顔が明らかとなるのです。そこにいたのは処刑されたはずの天火でした。

新政府による実験と陰謀

天火はあの時死んではいなかったのです。もちろん大蛇の器でもありません。

ではなぜ、あの時天火は自身が大蛇の器だと認めたのでしょうか。そこにはとんでもない理由が隠されていました。

11年前、犲の師範でもあった天火の両親が狐の面の男によって殺されます。その時飛び出してきた空丸を助け、天火は背中に大怪我を負ってしまいます。生死の境を彷徨う天火と新政府はある約束を結びます。

・大蛇細胞を使った薬の人体実験に加担すること

・その薬を投与して生き延びる代わりに、大蛇に乗っ取られ始めたら死ぬこと

・死後はその後の薬の研究のために解剖に協力すること

これこそが天火がひた隠しにしてきた秘密であり、新政府の陰謀でした。

当時、大蛇の驚異的な身体能力と治癒力に魅力を感じていた新政府は、大蛇の細胞を使用した薬物を開発していました。

そんな時に天火が怪我で運ばれてこられ、試しにと開発中の薬を投与されます。元々大蛇の器の候補だった天火に薬は効果をは発揮しました。新政府は人体実験の対象ができたと大喜びです。

天火はその後、大蛇のような驚異的な治癒力を見せますが、人体にとっては毒以外の何物でもありません。大蛇の細胞を取り込んでいた天火は器ではなく、新政府によって作り出された人工大蛇だったのです。

白子の裏切り

大蛇に体を乗っ取られ始め、自身の中で大蛇が完全に復活することを恐れた空丸は、蒼世に殺してほしいと頼みます。しかし、大蛇と器を剥がせると聞いていた蒼世は空丸を捕縛しておくだけにとどめるのです。

空丸が蒼世に匿われていた頃、牡丹は器から大蛇を剥がす方法を発見していました。そんな矢先、宙太郎を連れ戻すのを手伝ってほしいと白子に頼まれます。

その道中に牡丹から、器と大蛇を剥がす方法を聞いた白子の様子が一変します。突如として牡丹の心臓を目掛けてクナイをさしてくる白子に、戸惑いを隠せない牡丹ですが、ここで白子の裏切りが明らかとなります。

白子の本名は「風魔小太郎」(ふうまこたろう)という名で、滅びたと噂されていた「風魔一族」の頭領だったのです。風魔一族は代々大蛇の味方についていました。

つまり、大蛇の討伐を役目としていた曇家と白子は最初から敵対関係にあったのです。

ちょうどその頃、蒼世に匿われていた空丸の元に、獄門処で出会った狐の面の男がやってきます。どことなく白子に風貌が似ている男は空丸を「大蛇様」と呼び、無理矢理外に連れ出します。

白子と狐の面の男は双子で、白子は外から、狐の面の男は獄門処の中からアヘンで中毒状態になった罪人の脱獄の手引きを進めていたのです。兄のように慕っていた白子の裏切りに気付き、絶望した空丸は、ついに大蛇として復活しかけていました。

空丸の救出

空丸の救出に向かう犲の元に協力者として牡丹が現れます。ここで鍵となるのが牡丹の存在です。そもそもさっき白子に心臓を刺されたはずの牡丹がなぜ生きているのでしょうか。

実は牡丹は人間ではなく、安倍家の陰陽師が総出で呼び寄せた強力な式神でした。式神は言ってしまえば鬼神なので、そう簡単に死ぬような存在ではありません。

加えて牡丹は大蛇の討伐だけを目的に使役されていたので、大蛇に対しても誰よりも詳しかったのです。

牡丹の助言により、大蛇の弱点と曇家の宝刀で空丸から大蛇を剥がせることを知った犲たちは空丸の救出に向かいます。行方をくらませていた宙太郎も無事、警察に保護されます。

犲たちに合流した宙太郎は、琵琶湖疏水(びわこそすい)のトンネルをくぐって空丸を太陽のもとに誘き寄せることになります。暴れ回る空丸の中の大蛇に作戦は難航しますが、ここで警察から脱走してきた天火がトンネルを破壊してしまいます。図らずも太陽に晒された空丸に宙太郎は宝刀を振り下ろし、空丸と大蛇を剥がすことに成功します。

大蛇の討伐と晴れる滋賀の空

空丸から引き剥がされた大蛇は完全に復活を遂げます。

意識を取り戻した空丸たちは早速大蛇の討伐へと向かいましたが、大蛇は怒りで暴れ狂っています。

防戦一方になる空丸ですが、応援に駆けつけた犲のメンバーと空丸、宙太郎の一斉攻撃によって、無事大蛇は討伐されたのでした。

大蛇の消滅とともに晴れ渡っていく滋賀の空。それを尻目に天火は白子に詰め寄ります。

「裏切った言い訳をしろ」

「本当の白子はどこにいたのか」

「白子の心が曇家にいたことはあったか」

と詰め寄りますが、白子が口を開くことはありません。

最後には半分に割れた狐の面を顔に当て「これが答えだ」「さよなら」と呟き崖から飛び降ります。以降、探しても白子の死体が見つかることはありませんでした。

大蛇が消滅したことにより、天火の体に投与されていた大蛇の毒も消えます。しかし、それまで大蛇の細胞で生きていた天火は半身不随となってしまいますが、相変わらず騒がしいままです。

勝手に犲を抜けた天火に対し怒っていた蒼世も、事実を知り和解を遂げるのでした。

 


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主要登場人物について

引用元:TVアニメ「曇天に笑う」公式サイト

 

登場人物が多く、各キャラクターごとに重大な役目や背景があることがこの作品の特徴です。あまりにも多すぎるので、本当にメインとなる5人だけ紹介したいと思います。

曇天火(cv中村悠一)

曇神社14代目当主。幼くして両親を殺害され、以降弟二人の親代わりとして育てることになります。趣味は昼寝、特技は雑魚寝というとても自由な性格をしています。カニの足のようなヘアスタイルが特徴で、あだ名は「カニ頭」。

体術に長け、武器の鉄扇で罪人を何十人を倒す実力はあるものの、その力は大蛇の細胞を取り込んだことが主な理由です。無類の酒好きで、しょっちゅうお酒を飲んでは空丸に怒られています。

曇空丸(cv梶裕貴)

天火の処刑後、後を継いで15代目当主となります。真面目で努力家なしっかりものですが、天火に対してはかなりの反抗的な態度をとります。しかしそれも尊敬しているからこそ。

目下の悩みは宙太郎が天火を好きすぎてなんでも従ってしまうことと、天火に頼ってもらえないことです。特技は料理で、家事の全般を一人でこなしています。

曇宙太郎(cv代永翼)

(特に天火)のことが大好きな末っ子気質の12歳。運動神経がよく、足の速さは空丸を上回る程です。小学校に通ってはいるものの勉強は大の苦手なようで、机に隠したボロボロのテストを天火に見つかるシーンも描かれています。

最初こそ子供っぽい宙太郎ですが、作品中を通して一番成長しているのは宙太郎のように思えます。

金城白子(cv櫻井孝宏)

本名は風魔小太郎といい、風魔一族の10代目頭領です。自身に逆らう一族を皆殺しにし、10代目頭領となります。風魔が滅びたとの噂を流した張本人でもあり、双子の片割れと一族の再興の機会を窺っていました。

雪山で血塗れになって倒れているところを天火に発見されます。以降金城白子と名乗り、曇神社の居候として過ごしていました。

安倍蒼世(cv鳥海浩輔)

天火脱退後の犲の隊長で天火の幼馴染。陰陽師安倍家の人間ではあったものの親とは引き離され大蛇の餌として育てられます。天火の父親に拾われてから犲に加入し、天火が脱退するまで副隊長となります。

犲の考えに合わないと勝手に隊を抜けた天火を恨んでいて、冷淡な態度を取り続けます。人体実験に加担していた事実を知り、天火が後悔していたことを知ってからは無事和解します。

感想と前日譚の紹介

今回の『曇天に笑う』という作品は明治時代の華々しい文化の裏を題材にしています。

シーンは少ないですが、岩倉具視(いわくらともみ)や大木喬任(おおきたかとう)らのような、実際に明治期に活躍した人物も改変を加えて登場します。

あくまでもオリジナルキャラクターを主人公とし、伝説や時代の流れに翻弄された人々が描かれています。そしてこの作品は大蛇消滅後を描いた『曇天に笑う 外伝』へと続きます。

『外伝』は同じキャストでアニメ映画化がされています。Amazonprimeなどで見れるので気になった方はぜひ見てみてください。

他にも『曇天に笑う』の前日譚として、

天火たちの祖先にあたる曇景光や牡丹に焦点を当てた『泡沫に笑う』(1巻のみ)

後の石田三成である佐吉と曇神社の双子の当主を主人公とした『煉獄に笑う』(既刊12)

とコミックスが出ています。

『泡沫に笑う』は鎌倉時代を舞台とし、牡丹と安倍家の男との恋愛譚を描いています。『煉獄に笑う』は戦国時代が舞台に『曇天に笑う』同様、大蛇討伐にまつわるお話です。当時、忌子(いみこ)として嫌われていた双子がどのようにして民衆を巻き込み、大蛇の討伐をするのかという話になっています。

『煉獄に笑う』は舞台化がされていますが、アニメ化はどちらもまだされていません。

コミックスの特典としてドラマCD化はされているので、アニメ化も期待できるかもしれませんね。

まとめ

日本史に限らず、歴史の授業だと出来事を知ることがメインとなってしまいがちですよね。

明治時代だと明治維新や廃刀令など、史実としてあった出来事だけがクローズアップされ、その背景で人々がどういうことに巻き込まれて、どのように生きていたのかまでは教えてもらえません。

『曇天に笑う』は決して日本史の教育アニメではないので、歴史が苦手という人も見やすい作品になっていると思います。

本当に面白い作品なので、ぜひ1回見てみてください!


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