【飯テロ】映画「かもめ食堂」北欧  おいしいごはん【あらすじとネタバレ】

https://plainhotwater.com/より引用

 

今回は北欧ブームの火付け役、映画「かもめ食堂」のあらすじをご紹介します。
2006年に公開された本作は、出演者の衣装やインテリアなどに「マリメッコ」や「イッタラ」など有名な北欧ブランドが使われており、話題になりました。

穏やかにゆっくりと進むストーリーは、言い換えれば淡白な印象もありますが、全て観終わった後は優しい気持ちになれる作品です。

また、作中に登場する料理はどれもとても美味しそうで「いつか食べたい映画めし」「飯テロ」など、常連の映画です。

暖かい人間模様と美味しいごはん。心が疲れた時に元気をもらえる映画です。

 

映画「かもめ食堂」を無料で視聴可能なコンテンツ

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あらすじ

 

 サチエ

http://miko0413.blog.fc2.com/より引用

中学の頃に母を亡くし、合気道の師範である父を持つサチエ。
彼女は単身フィンランドのヘルシンキに渡り、かもめ食堂を営んでいました。

お客は一人も来ず、外から店を覗き込むように現地のご婦人たちがひそひそ話をしています。
「あれは子供なの?」「小さい大人かもしれない」「かもめ食堂じゃなく子ども食堂ね」
ご婦人たちが言うようにサチエは小柄な女性です。

一日中コップを磨いたり、テーブルを拭いたり、毎日暇でしたが、ある日初めてのお客が来店します。

それは日本アニメのTシャツを着たトンミという青年でした。
日本語でコーヒーを注文するトンミに、一瞬驚くサチエでしたが日本語が上手ですねと話し掛けます。

するとトンミは日本アニメの「ガッチャマン」の歌を知っているかと尋ねます。しかしサチエは冒頭の歌詞しか思い出せません。

帰りしなコーヒー代を払おうとするトンミに「あなたは、かもめ食堂のお客様第一号なのでコーヒー代は永遠に無料です」とサチエが言うと、トンミは「ありがとう」と言って帰って行きました。

http://micchii.blog4.fc2.com/より引用

 

 ミドリ

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/より引用

閉店後もガッチャマンの歌が気になるサチエでしたが、何度思い返しても思い出せません。
もやもやしながら家に帰る途中カフェに立ち寄るサチエ。

一人の日本人女性が目に留まります。サチエは思い切ってガッチャマンの歌をご存じですかと話しかけました。

ミドリというその女性は怪訝そうに「はい」と答え、自分のノートに歌詞を全て書き出すと、それをサチエに渡します。
感謝を伝えるサチエに、どうしてガッチャマンの歌を知りたかったのか聞くミドリ。

サチエはこの街で食堂をやっていること、食堂のお客に日本かぶれの男の子がいて、ガッチャマンの歌を教えて欲しいと言われたが思い出せずに困っていたことを説明しました。

一人で食堂をやっているなんて凄いと言うミドリに、ここなら一人でも出来るかなと思ったと答えるサチエ。そしてミドリにフィンランドに来た理由を尋ねます。

ミドリは目をつむって世界地図を指さしたらフィンランドだった。帰る時期も決めず、目的もなく来たと言うのです。

意気投合した二人。サチエはフィンランド滞在中は家に泊まるように勧め、ミドリは居候することとなりました。

ある日ミドリが居候では悪いから、かもめ食堂を手伝いたいと申し出ます。掃除でもなんでもするし給料もいらないと。真剣な様子のミドリを見て、サチエは店を手伝ってもらうことにしました。

ミドリが店を手伝い始めると、いつものご婦人たちが「今日は大きい人が増えてる」とひそひそ話。サチエが笑顔で会釈しますが、店には入らず立ち去ります。

https://ameblo.jp/より引用

お店にはトンミがコーヒーを飲みに来るだけの日が続いていました。
そこでミドリはヘルシンキのガイドブックに日本食レストランとして掲載しないかとサチエに持ち掛けます。

しかしサチエはガイドブックを見て来るような日本食が恋しい日本人や、日本食といえば寿司や天ぷらだと思って来る外国人は店の雰囲気とは違うとミドリの提案を断るのでした。

 コーヒーのおまじない

※以下はネタバレ記事です。ネタバレが嫌な方は見ないで下さい。

ある日サチエが一人で店にいると男性が来店し、コーヒーを注文します。一口飲んで「旨い」と言う男性。
笑顔で返すサチエに男性は「もっと美味しくなる。旨いコーヒーを入れるコツを教えてやる」と続けて言いました。

サチエは驚きますが、男性にコツを教えてもらおうとカウンターの中に招き入れます。
男性はドリッパーに挽いたコーヒー豆を入れ、粉の中心をひとさし指でつつき「コピルアック」とつぶやきます。

「は?」と驚いて声をあげるサチエに男性は「おまじないだよ」と答え、サチエにも同じようにやるよう促します。半信半疑でサチエもコピルアックとつぶやき、粉をつつきます。

https://plaza.rakuten.co.jp/より引用

そうして男性が入れたコーヒーを飲んだサチエは味の違いに驚きます。男性は「旨いだろ。コーヒーは人に淹れてもらうと旨いんだ」と言ってコーヒー代を置いて帰って行きました。

男性が帰った後、サチエは試しにおまじないをしてコーヒー淹れてみました。
仕入れから戻ったミドリと、来店したトンミにコーヒーを出すと二人とも味の違いに気づき美味しいと言います。

おまじないが上手くいってニンマリするサチエに、ミドリがにフィンランド人向けのおにぎりの具を考えてはどうかと提案します。

ミドリが用意したおにぎりの具はトナカイ、ニシン、ザリガニと、どれもフィンランド人が好んで食べる食材です。早速トンミも交え三人でおにぎりの試食会をしますが、残念なことにどれもイマイチ。
サチエがおにぎりの王道は「シャケ」「ウメ」「おかか」だと言って試食会は終わりました。

その晩、サチエが部屋で日課である合気道の膝行という動作をしていると、ミドリが試食会の件を謝りに来ました。出しゃばった真似をしてすまなかったと言うミドリでしたが、サチエはやってみて良かったと笑顔で答えます。
そして唐突に明日はシナモンロールを作ってみようと言うのです。

翌日シナモンロールを作る二人。焼きあがったシナモンロールの香りが店内はもちろん店の外にまで広がります。

https://www.cinemarev.net/より引用

その甘く香ばしい香りに恍惚の表情を浮かべる二人。
いつも店の外でひそひそ話をしていたご婦人たちも匂いにつられ店に入って来ました。

そしてシナモンロールとコーヒーを注文するご婦人たちに、喜びを隠せないサチエとミドリでした。

 マサコ

シナモンロールが好評で、かもめ食堂に少しずつお客が増え始めた頃、店の外で中年女性が店内を睨んでいることに気づきます。

サチエが会釈すると女性は無言で立ち去るのですが、連日やってきては店内を睨んでいるのでした。

丁度その頃、マサコという日本人女性が食堂に来店します。彼女は航空会社の手違いで荷物が無くなったというのです。

そうして荷物が見つかるまでフィンランドに滞在することになったマサコは、頻繁にかもめ食堂を訪れるようになりました。

https://e-tsurezure.blog.ss-blog.jp/より引用

 悲しい人は悲しい

ある日、いつも店内を睨んでいた中年女性が、店に入ってきて強い酒を注文しました。
かなり酔った様子でショットグラスの中身を一気に飲み干すと、サチエにも酒を勧めます。

サチエが強いお酒は飲めないと断ると、隣の席にいたマサコに酒を勧めます。マサコは女性を見つめ静かに頷くと酒を一気に飲み干し、グラスを女性に返しました。

グラスを受け取った女性はもう一杯酒を頼みますが、飲み干す前に倒れこんでしまったのです。

慌ててトンミに女性をおぶってもらい、サチエたちは彼女を家へ送り届けます。
家に着くと、手際良く介抱するマサコに女性は泣き出してしまいました。
彼女の手を取り話を聞くマサコ。

その様子を見たミドリは「シャイだけど優しくて、のんびりリラックスしているのがフィンランド人のイメージだったけど、悲しい人は悲しいんですね」と。サチエも「何処に居たって悲しい人は悲しいし寂しい人は寂しい」と答えます。

http://harropage.blog39.fc2.com/より引用

女性の家からの帰り道、マサコは彼女がリーサという名前で、夫が急に 一人になりたいと理由も告げずに出て行ってしまったこと、自分の何が悪かったのかもわからず自暴自棄になっていたんだと話しました。

ミドリはマサコにフィンランド語がわかるのか聞くとマサコは「いいえ」と答えるのでした。

翌日、店に来たトンミとマサコに、サチエとミドリがお礼を言います。
ミドリはマサコの手慣れた介抱を見て、日本でもそのような仕事をしていたのか聞きました。

マサコは身体の弱い両親を20年に渡り介護してきたが、一昨年、昨年と相次いで亡くなったと語ります。

父の介護中にニュースで見たエアギター選手権に感動し、人生がゆったりしているフィンランドっていいなと思い、目的もなく来たと。

そんなマサコにサチエは、しばらくゆったりボーっとしていたらいいと労いを込めて言います。ゆったりするのは意外と難しいと言うマサコでしたが、トンミに森ならゆったりできると勧められ行ってみることにしました。

 おにぎり

https://www.travelbook.co.jp/より引用

お客が増えて賑わう店内で、とんかつや唐揚げを手際よく調理するサチエと料理を運ぶミドリ。そこへマサコが来店します。

森に行ってみた感想を聞くサチエに、マサコはとても良かったと答えます。そしてミドリに、沢山のキノコを採ったけど途中で落としたようで無くなっていたと不思議そうに話すのでした。

マサコは航空会社に毎日のように荷物が見つかったか確認の電話をしますが、一向に見つかりません。そこで荷物が見つかるまで、かもめ食堂を手伝うこととなりました。

ある日、店にリーサが訪れ先日のふるまいをサチエに謝ります。元気を取り戻した様子のリーサはコーヒーとシナモンロールを注文し「日本には人を呪うような魔術はあるか」と聞くのです。

「藁人形」とマサコがつぶやき、サチエがリーサに藁人形の説明を一通りすると、その夜に彼女は藁人形の呪いを試します。

同じ頃、どこかの部屋のテレビの前でうたた寝をしていたリーサの夫は、急に胸に痛みが走り不安になるのでした。

かもめ食堂の定休日、サチエたちとリーサは4人で遊びに出かけていました。カフェでくつろぎ、サウナへ行った帰りに皆で店に寄ると、鍵が開いていて様子がおかしいことに気づきます。

恐る恐る店に入ると中から泥棒が飛び出してきましたが、合気道の心得があるサチエは泥棒を投げ倒します。その顔を見ると、以前コーヒーの淹れ方を教えてくれた男性でした。

彼はかもめ食堂の前に同じ場所で店をやっていた男性で、忘れ物のコーヒーミルを持ち帰るために店に忍び込んだのでした。

リーサも男性を覚えていて、家族はどうしているのかと彼に尋ねるとうまくいっていない様子。重くなる空気を払拭するように「おなかすいた」とサチエが一言。
ミドリとマサコと三人でおにぎりを作ります。

何を作っているのか尋ねるリーサに「おにぎり。日本のソウルフードです」サチエがと答えます。

おにぎりが出来上がり皆で食べ始めると、男性も躊躇していましたが、お腹が鳴って食べ始めます。その様子を見たサチエたちは目配せしながら微笑みあうのでした。

https://www.cinematoday.jp/より引用

しばらくして、サチエがコーヒーミルを持ち帰った男性から、幻のコーヒー「コピルアック」をもらったとマサコに話します。折角なので、ミドリや店にいたトンミも交え皆でコピルアックを飲んでみることにしました。

そこでミドリが「前から気になっていたけど、どうしてかもめ食堂のメインメニューはおにぎりなのか」とサチエに尋ねます。

サチエは母を早くに亡くし、自身が家事を任されていたが一年に二度、運動会と遠足の時だけ父がおにぎりを作ってくれたと話します。
父は「おにぎりは自分で作るより、人に作ってもらったほうが旨いんだ」と言い「シャケ」「ウメ」「おかか」のおにぎりを作ってくれたと。

卵焼きやウインナー等のおかずは一切なく、大きくて不格好なおにぎり3つだけだったが、それがとっても美味しかったんだと理由を話しました。

ついに満席

いつものように荷物確認の電話をするマサコでしたが、その日はいつもと違いました。
荷物が見つかったというのです。

マサコは、サチエとミドリに荷物が見つかったので日本に帰ると言います。
それを聞いたミドリは寂しがりますが、サチエはどんな選択をしてもマサコの選択を喜んであげないといけないと言います。

ずっと同じではいられない。人は変っていくものだからと言うサチエに、いい感じで変りたいですねとミドリはしみじみと返すのでした。

ホテルの部屋に自分の荷物を持ち帰ったマサコ。大きな荷物の中身を確認しようと、ゆっくりとバッグを開けました。すると中には、いつか森で採ったようなキノコが沢山入っていたのです。

自分の荷物に違和感を感じ航空会社に確認の電話を掛けていると、通り掛かった初老の男性に猫を渡されてしまいます。

かもめ食堂に戻ったマサコは、知らないおじさんから猫を預かってしまったので、もうしばらくフィンランドに残ることにしたとサチエとミドリに言います。

また、かもめ食堂を手伝いたいというマサコにミドリは喜び、サチエは快く受け入れるのでした。

三人でそんな話をしていると、いつものようにトンミやご婦人たち、街の人たちが来店します。とんかつに卵焼き、塩鮭や肉じゃが。どんどん注文が入ります。

そこへ、リーサが夫が戻って来たと笑顔で来店し、おにぎりを注文します。
テーブルいっぱいのフィンランド人。この日、かもめ食堂はついに満席になりました。

ある日、三人でいつものように談笑しながら店で働いていると、ミドリがマサコの「いらっしゃいませ」が丁寧すぎると言い出します。
逆にマサコは、ミドリの「いらっしゃいませ」は乱暴じゃないかと言いました。

それぞれ試しに「いらっしゃいませ」と声を出すと、それぞれの「らしさ」が出ていてとても良いと三人は笑い合います。

楽しい空気の中、ミドリがサチエの「いらっしゃいませ」はすごく良いと言います。続けてマサコも見ごたえがあると褒め、サチエにも試しに声を出すよう求めます。
恥ずかしそうに断るサチエ。

丁度そこへ、いつものようにトンミが来店し、サチエは「いらっしゃい」とあたたかい笑顔で迎えるのでした。

https://plaza.rakuten.co.jp/より引用

 

 まとめ

本作は、第28回ヨコハマ映画祭で第5位を獲得しており、老若男女問わずファンが多い作品です。

フィンランドの港や街並み、森などの風景と、そこで暮らす人々との交流を描いた本作は、どこかお洒落な雰囲気が漂っています。

作中に出てくる料理の監修は、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」や「深夜食堂」、映画「南極料理人」など、数々のドラマや映画で料理監修をしている、フードスタイリストの飯島奈美です。
本作は彼女の出世作とも言うべき作品であり、美味しそうな料理の数々は正に「飯テロ」なのです。

そして自分らしく生きている三人の女性を演じるのは、小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、とキャスティングの妙とも言える顔ぶれです。

ストーリーを観るか、美味しそうな料理やお洒落なインテリア重視で観るか、楽しみ方も様々。

個性ある彼女たちとフィンランドの人々の交流はシンプルですがとても優しさにあふれています。しかし人々の悲しみや、さみしさが無いわけじゃなく、きちんと描かれています。

特に大きな事件が起こるわけでもなく、淡々と話が進むため、無駄なセリフや注釈のようなシーンはありません。

押し付けがましいところがなく、余白があるような本作は深く刺さっていかない温かさを感じます。
それゆえ観るたび違う感想が生まれるのも、この作品の魅力の一つと言えるでしょう。

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