『ACCA13区監察課』あらすじ・ネタバレ

『ACCA13区監察課(オノ・ナツメ作)』とは『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス刊)にて2013年~2016年まで連載された漫画です。2017年1月から同年3月までテレビ放送。2019年には朗読音楽劇と共に描かれるOVA『ACCA13区監察課 Regards』が制作され、その後2020年には映画『ACCA13区監察課 Regards』が公開されるなど数々のメディアミックスで話題となりました。

「タバコ」を巡る男たちの’’粋様’’と劇中で描かれる数々のおやつにも注目です!ここでテレビアニメの番宣CMをご紹介します。

TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

以下の内容にはネタバレが含まれます。閲覧の際にはご注意ください。本当にいいのですね?

かつて、12区の自治区でクーデターが起こり、現在は13区の自治区で構成されているドーワー王国。警察や医療機関を傘下に置く国家行政機関

『ACCA(アッカ)』

が設立され、平和の象徴として各支部の監視などを行っている。

あらすじ

視察開始

タバコは高級品で金持ちの道楽とされている中、監察課の副課長、ジーン・オータスは道端で今日もタバコを吸っていた。そんなある日ジーンがACCA本部を訪れるとACCA5長官会議で

『監察課の廃止』

が決定されたことを聞かされる。半年で全支部を視察しなけらばいけないという(社畜っぽい)過密スケジュールの中、ジーンは各支部に出向き視察を開始する。最初の視察地・ファーマス区で不正や監察課員の隠ぺいを摘発し監察課の廃止にさらに拍車がかかるかと思ったがなんと存続されることに。

いったん視察を終えACCA本部があるバードンへ戻ってきたジーンだったが、最近自分が誰かに見張られているという相談を友人・ニーノしたところ

「監察課が観察されてるのか」

とからかわれる。一方そのころ、ACCA上層部にはクーデターの噂が。5長官の一人・グロッシュラーは監察課の副課長のジーンがクーデターに加担しているのでは、と言い出し、そしてジーンの監視をある人物に依頼する。

それはジーンの親友・ニーノだった。

ある日、ACCA本部長のモーヴに食事に誘われたジーンは彼女からクーデターの情報を集めてほしいと依頼され協力することに。一方、ドーワー王室では王位後継者のシュバーン王子の成人式典が行われることになり5長官たちも出席し、監察課からジーンも出席することになった。

そして式典の取材に行くためニーノもジーンの妹・ロッタを連れてドーワー区へ向かう。晩餐会の席でジーンは5長官の一人・リーリウムから「君はクーデターの橋渡し役なのだ」と聞かされる。そして式典から帰ったばかりだというのに(やっぱり社畜かな)ジーンは休む暇もなく、スイツ区へ。伝統と格式を重んじるこの区では外部との接触が制限されており、ジーンもその閉ざされた町の雰囲気を感じていた。

そんな中、ジーンはクーデターについて話をしていたスイツ区民によって拉致されてしまう。

そして区と平民たちとのクーデターが勃発。なんとかクーデターは収まり捕まった区民も解放され、こうして視察を終えたジーンはバードンへ戻るのだった。

視線

スイツ区から戻ったジーンは課長のオウルへの用事を済ませ、その途中リーリウムに声をかけられる。その車中でジーンを監視している者の存在について聞かされ

「君はその目に慣れすぎて気づいていない」

と伝えられるのだった。そして次なる視察先、ビッラ区へ向かうことに。同時にニーノもビッラ区へ赴いたが(少々ストーカーっぽいですね)今まで自分の視線に気づかなかったジーンが遠くからカメラを向けるニーノの視線になんと気づいたのだ。視察を順調に済ませ、ジーンは雪が降りしきる山の中でニーノと出会う。

「お前はACCAの人間なのか?」

という質問に「お前の監視はACCAの務めとは関係ない、今はそれしか言えない」とニーノはそれ以上は言わなかった。引き続き訪れた視察でロックス区を訪れたジーンは、里帰りをしていたグロッシュラー長官と出会う。自分の両親はロックス区と隣のペシ区の区境で起きた列車事故で亡くなったことを明かし、国鉄のACCA編入に尽力したグロッシュラーに感謝しているのだと、そしてクーデターの噂について、自分の正直な思いを告げ立ち去るのだった。

真実

次なる視察先であるドーワー区で、ジーンはクーデターや自分が橋渡しになっていることについて考えながら視察を順調に済ませ、ロッタへの土産を買いに街に出た折、そこでニーノと出会う。

カフェでニーノとケーキを食べていたところ、その日はちょうど国王様が街にお出ましになる日だと知る。国王様はその場に居合わせた二人に声をかけ一緒にケーキを食べることに。(緊張しちゃいますよね)そして新たなる視察地コロレーに出向いたジーンはそこでモーヴ本部長と出会い、そして彼女から

「君は王国の人間だ」

と衝撃の真実を明かされる。そしてジーンは自分のことを語らせるべき人物がいる、と考えた。33年前、王室のシュネー第二王女は自由と革新の思想をもち城の外に出たいと思っていた。そんなある日シュネーのお付きであるアーベントは極秘の任務を託されることに。

アーベントは小さな船で出港したシュネーを事故に見せかけ死を偽装し、除籍、さらにバードンへ逃げるように計画していたのだった。そしてアーベントは自分の従者をバードンへ同行させたのだ。その従者とは、若き日のニーノとその父親だった。バードンで暮らすシュネーは食パンやチョコに夢中になり、さらに食パン店で出会った青年と恋をした。

そしてジーンが生まれ、大きくなった彼と同じ高校に通うことになった25歳のニーノは(すでに二十歳を超えているなんて驚き)写真部に所属し自分を偽りながらジーンと幼き妹・ロッタをいつも近くで写真を撮ってきた。(このときのニーノは二人に対してレンズ越しにではあるが、とても愛おしく大切な存在だと思っていたのかもしれませんね。)

陰謀

ジーンが視察で長く留守にしている間、ロッタが何者かに狙われていると王室近衛兵・マギーからACCA新人局員のレイルの元に連絡が入る。ロッタを守ろうとレイルは動き出し安全な場所に連れて行こうとロッタが住むマンションに行くことに。しかしロッタのマンションに侵入者が、そしてレイルは急いでロッタを連れ出すがあえなく捕まってしまう。その車中でロッタは自分が

「ドーワー家の血筋」

だと知ることに。しかし、人混みに酔ったACCA課長・オウルの機転によって難を逃れた。そのころACCA本部で開かれていた臨時の5長官会議では、除籍されたジーンを王座に擁立するためのクーデターを起こすことで5長官は全会一致で賛成したのでした。

一方、ヤッカラ区へ視察へ訪れていたジーンは休む暇もなくプラネッタ区へ。(ほんとうに人使いが荒い職場だと思います)ジーンは視察を終えバードンに戻り、ロッタから自分がいない間に起きた出来事を聞かされる。そしてジーンも、ニーノはドーワー王室に仕えているのだとロッタに伝える。

そしてジーンは最後の視察先であるフラワウ区へ足を運ぶのだった。

急転直下

区民たちの表情も明るく花が咲き誇るフラワウ区だがジーンはどことなく見えない「力」が動いているのではないかと感じ始める。

その夜、区長たちと会食を終えたジーンに暗殺の手が忍び寄るが、間一髪のところでジーンをかばったのはなんとニーノだった!

凶弾に倒れたニーノは意識を取り戻し「見守るだけ?お前の人生はドーワー家のためのものじゃない」とジーンは憤慨する。ACCA100周年記念式典が行われようとしている中、グロッシュラ―と密会していたリーリウムはジーンを王座に擁立し、彼を操り国を動かしフラワウが実権を握るのだと本音を明かす。(ついに本性を表しましたね)

そして式典当日、区長前広場にはたくさんの民衆がつめかけ、ドーワー王国の命運を握る計画が遂行されようとしていた。

突然シュバーンを取り囲んだ衛兵たちを尻目に、リーリウムはACCAを廃止しようとする次期王子からACCAを守り国を守るためにしているのだと告げる。そんな王子とリーリウムのもとにモーヴ本部長が歩み寄り、国の象徴であるドーワー家を守るため、王子を守るためにこのような寸劇まがいの演習をしたのだと明かす。

「我々は未来を王子に委ねます」

その言葉にリーリウムとその兄弟たちは戸惑いを隠せない様子。ジーンとモーヴは、自分が王族の血筋だと知った時からこの作戦を立て、フラワウ区が実権を握ることを阻止しなければならないと悟ったのだ。

「ゲームから降りるよ」と告げリーリウムは立ち去るのだった。(実は騙されているのは自分だったと知った時のリーリウムの表情がそんなに変化もなかったので底の知れなさを感じます)

この式典をきっかけにACCAの新体制が確立、5長官制度は廃止され最高責任者はモーヴのみとなり、さらにフラワウ区が独立し13区から12区に。

一方、ニーノはある人物と会っていた。

「国王様にもう写真は必要ない、君を役目から解放しよう」

そうニーノに告げたのだ。そして男はジーンから受け取った異動願を破り捨てる。(この男の正体は実は課長のオウル。そしてジーンとロッタが住むマンションの管理人であり、かつてシュネーの側近だったアーベントだ)

一方、ロッタが留守のため監察課のみんなはジーンを食事に誘うが「どうせ一人で飲んでたら、悪友がふらっと姿を見せるから・・・」とつぶやいたのだった。

登場人物の説明

ジーン・オータス(CV:下野紘)

引用元:Characters | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

ACCA本部監察課の副課長だが実は王族の血を引いているが「もらいタバコのジーン」の異名を持ち、妹思いでイチゴと食パンが好き。

ニーノ(CV:津田健次郎)

引用元:Characters | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

ジーンの悪友、フリーの記者であるが小さいころからジーンとロッタを見守ってきた。趣味はバイクでチョコレートが好物。

ロッタ(CV:悠木碧)

引用元:Characters | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

ジーンの妹で管理人の仕事もそつなくこなすしっかり者、食パンや甘いものが大好き。

グロッシュラ―(CV:諏訪部順一)

引用元:Characters | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

5長官の一人、ロックス区の出身。式典後はモーヴからの強う要望で相談役としてACCAにとどまる。

リーリウム(CV:遊佐浩二)

引用元:Characters | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

5長官の一人、フラワウ区の出身。式典後はフラワウ区のみ独立し我関せずに。

スペード(CV:大川透)

引用元:Characters | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

5長官の一人、ヤッカラ区の出身。5長官廃止後は故郷へ戻り一区民としてギャンブルを楽しむ姿が見られる。

パスティス(CV:緑川光)

引用元:Characters | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

5長官の一人、スイツ区の出身。故郷を心から愛している。

パイン(CV:安元洋貴)

引用元:Characters | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

5長官の一人、ジュモーク区の出身。5長官廃止後は、ジュモーク区の区長に。

モーヴ(CV:田中敦子)

引用元:Characters | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

コロレー区出身のACCA本部の本部長。

シュバーン(CV:宮野真守)

引用元:Characters | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

ドーワー王国王位継承権を持つ唯一の息子。ACCAは気に入らないが、ロッタたちと打ち溶ける。

豪華キャストが勢ぞろい!キャラクターも曲者揃いです!!

MEMO

◆主題歌
OP主題歌『Shadow and Truth』/ONE Ⅲ NOTES
ED主題歌『ペールムーンがゆれてる』/結城アイラ

※最終話のみ『Our Place』/ONE Ⅲ NOTES

◆スタッフ
原作:オノ・ナツメ
監督:夏目真悟
音響監督:はたしょう二
音楽:高橋諒
アニメーション制作:マッドハウス

わかりにくい点の解説

ACCA

警察局、消防局、医療局、交通局などを傘下に置いた、政治とは独立した民間の組織。本部が各区のACCAの監視も行っており、平和の象徴とされている。

5長官

ACCAにおけるトップの役職で、モーヴ本部長の上司にあたる。ACCAに関することがここで協議決定される。

ドーワー王国

右を向いた鳥のような形をしていて13の自治区によって構成されている。首都はバードンで、くちばしに咥えている部分にあたる。

引用元:Keywords | TVアニメ『ACCA13区監察課』公式サイト (acca-anime.com)

おやつの時間

作中でたびたび出てくるおいしそうなおやつたちですがドーワー国民はおやつが大好きで食パンやチョコ、ほかにもスイーツなどバラエティに富んでいるのです!監察課では10時と15時におやつの時間を楽しんでいるようです。(うらやましい)

感想

オノ・ナツメの独特で繊細な漫画をアニメ化するというところに驚きましたが、蓋を開けてみるとその繊細な画はそのままに大人っぽい雰囲気で、ジーンたちやほかのキャラクターが溶け込む世界観に感動しました。

作中に出てくる数々のおいしそうなおやつもたまりませんね!キャストも豪華で、また劇中で流れるONE Ⅲ NOTESのテンポのいい曲がさらにこのACCAという作品を盛り上げています。

この作品のためだけに結成されたグループなだけにACCAの雰囲気に合うように作られているところがすごいです。

まとめ

タバコを受け取りながら話が進んでいくという独特なストーリーだがそれがまたこの作品を象徴しているようにも思えます。

放送終了から何年も経っているが、数々のメディアミックス展開もされ作者や作品のファンも多いため今でも原作やアニメが終わってしまったのが惜しいと感じるほど名作でした。

他の出版社から発売されているオノ・ナツメ原作の別作品もあるので、ACCAだけではなくこちらも楽しんでほしいです!

MEMO

作者・原作についての紹介
『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)にて2013年6月から2016年10月までオノ・ナツメによって連載され、その後同誌にて2017年Vol.1~Vol.11まで番外編『ACCA13区監察課 P.S.』も連載された。本編は全6巻、番外編全2巻となっている。