【ネタバレ有】漫画『東京リベンジャーズ』最新25巻までから最終章を考察してみた!!

引用元:映画.com

2021年にアニメ化・実写映画化と大注目されたタイムリープ・サスペンス漫画『東京リベンジャーズ』

8・3抗争・血のハロウィン・聖夜決戦・関東事変と数々の局面を描いてきた原作シリーズは、とうとう最終章へ突入しました。

今からでも遅くない!!

今回は漫画最新25巻までの『東京リベンジャーズ』の作品のまとめから、物語の展開を予想してみたいと思います!!

注意

以下、作品のネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください

 

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あらすじ

2017年の東京。人間として底辺の生活を送っていた26歳のフリーター・花垣武道(はながきたけみち)は、ある日テレビで中学時代の恋人・橘日向(たちばなひなた)が犯罪集団『東京卍會(とうきょうまんじかい)』の抗争に巻き込まれ死亡したニュースを目にします。

それから間もなく、武道は駅のホームで何者かに背中を押され線路へ落下…。

死を覚悟しますが、気が付くと2005年の東京へタイムリープしていて、姿も不良に憧れていた中学2年生に戻っていました。

その後、武道は日向の死の原因となる犯罪集団の前身・最強を謳われる暴走族『東京卍會』へ入り、日向が死ぬ未来を回避すべく奮闘していきます…!!

最終章の舞台・『関東事変』後の世界

引用元:週刊ヤングマガジン公式サイト

タイムリープをくり返し過去に戻ることで、佐野万次郎(さのまんじろう/通称・マイキー)率いる東京卍會の危機を救ってきた武道。

数々の修羅場を乗り越えることで、未来は確実に良い方向へ変化していました。

そして未来改変のきっかけとして浮上していた稀咲鉄太(きさきてった)が、横浜の暴走族・天竺(てんじく)と繋がることで勃発した関東事変

マイキーに執念を燃やす天竺総長・黒川イザナ(くろかわいざな)とマイキーの総長一騎打ちへと抗争はなだれ込み、稀咲によって持ち込まれた拳銃がもとで黒川イザナは死亡。もう一人の首謀者・稀咲も逃走中に死亡することで抗争は終止符を打ちました。

勝利はしたもののチーム内外に大きな被害を出した関東事変の結末を受け止め、マイキーは東京卍會解散を宣言します。

常に事件の発端になっていた東京卍會が消滅し、今度こそ明るい未来が訪れるのでは…?

タイムリープした先で武道を待っていたのは、自分との結婚を目前に控える日向・それを祝福する東京卍會の仲間たちという今までになく幸せな未来でした。ところが武道は、その中にいないマイキーのことが気掛かりで仕方ありません。

周囲が止める中マイキーの消息を追い、武道は衝撃の真実を知ることになります。

全てのバッドエンドの原因は稀咲鉄太ではなく、マイキーの内側に潜む『黒い衝動』。

それに気付いていたマイキーは、あえて過去で東京卍會を解散させ一人闇の世界に堕ちていくことを選んだのでした。

関東事変後の裏の社会では、東京は三つの勢力によって統治される『三天時代(さんてんじだい)』に入ります。

そしてこの未来のマイキーは、三勢力を束ねる『梵天(ぼんてん)』の首領になっていました。全ての不幸を一人で背負いマイキーはこの世を去ろうとします。

しかし、武道はそんなマイキーをも救いたい一心でもう一度過去の世界にタイムリープすることに…!

やってきたのはまさに三勢力が睨み合う三天時代の真っ只中!!『黒い衝動』を抱えたマイキーを武道は救えるのか…?!

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重要人物

引用元:週刊ヤングマガジン公式サイト

花垣武道(はながき たけみち)

本作の主人公。正義感は強いですが喧嘩は弱く、粋がっていた中学時代に東京卍會のメンバーに目を付けられ、そこから底辺の生活を送るフリーターへと転落してしまいます。

ある日を境に2017年と2005年をタイムリープ出来るようになり、人生で唯一の恋人を救うべく過去の改変に挑んできました。

最終章に入る24巻では、高校に進学しています。

根っからの良い人気質なので、怖そうな不良を目前にすると怯えてしまいますが、数々の抗争を潜り抜けてきたことから不良グループの幹部たちに一目置かれています。

龍宮寺堅(りゅうぐうじ けん)

初代東京卍會副総長。マイキーとは小学生の頃から行動を共にしていて、強い絆で結ばれています。通称・ドラケン(マイキーからはケンチンと呼ばれています。)

母親が働いていた風俗店に預けられ、親の顔も知らずに育ったという壮絶な生い立ちをもっていますが、直感的に動くマイキーを諭すなど誰からも厚い信頼を寄せられています。

8・3抗争時に逆恨みされた相手に刺され瀕死の状態になりますが、タイムリープしてきた武道によって一命を取り留めました。

そのため武道にはかなり心を開いていて、協力してマイキーの闇落ちを止めようとします。

中学卒業後は乾と共にバイク屋を営みながら、マイキー奪還のため密かに梵(ブラフマン)と共に行動しています。

乾青宗(いぬい せいしゅう)

元・黒龍(ブラックドラゴン)特攻隊長。通称・イヌピー。

聖夜決戦で黒龍が解体した後は、幼馴染みでもある九井一(ここのいはじめ)と共に東京卍會の傘下に入りました。

東京卍會解散後はドラケンと共にバイク屋を営み、堅気な生活を送っています。

関東卍會(かんとうまんじかい)

『無敵』を謳う渋谷区を拠点とした暴走族。

引用元:週刊ヤングマガジン公式サイト

佐野万次郎(さの まんじろう)

亡き兄の遺志を継ぎ、「不良の時代を創る」ため『最強』と謳われた暴走族・東京卍會を立ち上げた初代総長。通称・マイキー。

超絶マイペースで気分屋ですが、空手仕込みのケンカの腕と圧倒的カリスマ性を持っています。

自身の中には全てを闇に引き込む『黒い衝動』というものがあり、最悪の未来に仲間を巻き込むことを恐れ、関東事変後に東京卍會を解散させました。

以降は九井一・三途春千代(さんずはるちよ)と関東卍會を立ち上げ、総長に君臨します。

武道が何度過去改変をしても救うことが出来なかった人物でもあり、最終章につながるタイムリープの直前には武道に「たすけて」と告げました。

九井一(ここのい はじめ)

関東卍會の幹部で元・黒龍親衛隊長。通称・ココ。裏ルートでの資金繰りの知識に長けています。

黒龍解体後に乾と共に東京卍會に参入しますが、マイキーとの接点を恐れた天竺の人間に引き抜かれ、やむなく寝返りました。

関東事変の中、東京卍會に戻るよう乾に説得されますが、東京卍會とは別の道を行くことを明言しています。

三途春千代(さんず はるちよ)

ココと同じく関東卍會では幹部。自身を東京卍會に引き入れてくれたマイキーには忠誠を誓っています。

東京卍會のどの隊でも手に負えないほどの荒くれもので、グループ内で唯一内輪揉めを許されていた伍番隊の副隊長として席していました。

伍番隊は関東事変で隊ごと天竺に寝返っていますが、事態が収束すると入隊時忠誠を誓っていた五番隊隊長を殺害するなどかなりの危険人物。

両方の口の端に大きな傷があり、五番隊在籍時はマスクでそれを隠しています。

 

梵(ブラフマン)

新宿区を拠点とし、『最強』を謳うナゾの愚連隊。愚連隊なので暴走族よりヤクザに近い性質があり、社会的組織との取引に応じる場面も。

首領以外がマイキーの兄と共に初代黒龍を立ち上げた幹部であり、「悪い奴らをとして悪い奴らをやっつける」ために関東卍會を潰そうとしています。

引用元:週刊ヤングマガジン公式サイト

瓦城千咒(かわらぎ せんじゅ)

梵・首領。小柄な体型とは裏腹に、大柄な相手を難なく倒す強さを持っています。

その実は、ファッションやスイーツが大好きな女子高生。チームNo.2の武臣・関東卍會の春千代とは兄妹です。

首領でいるのは武臣に建てられているためで、「瓦木」の偽名は本人曰く源氏名のようなもの。

明石武臣(あかし たけおみ)

梵 のNo.2。かつてはマイキーの兄が立ち上げた不良集団・初代黒龍の副総長で、「軍神」と呼ばれていました。

顔の右部・額から下唇にかけて大きな傷跡があるのが特徴的。

千咒・春千代の兄でもあり、特に妹の千咒には自分のブラックカードを渡し買い物に行かせるなど甘い一面もあります。

荒師慶三(あらし けいぞう)

梵・大幹部。かつては初代黒龍・親衛隊隊長に坐していました。通称・ベンケイ。

褐色肌に金髪。初代黒龍にいたことは誇りに思っているようで、九代目総長・班目が黒龍の名前を口にした時には間髪入れずに制裁を加えました。

今牛若狭(いまうし わかさ)

梵・大幹部。初代黒龍・特攻隊隊長だった過去もあり、慶三と共に「初代黒龍の最強コンビ」と恐れられています。

通称・ワカ。直情的な慶三とは対称的で物静かです。(静かすぎて背後に回られても気付けないほど…)

六破羅単代(ろくはらたんだい)

港区を拠点とし、『最大』の勢力を持つ暴走族。

関東事変で壊滅した天竺のメンバーを多く吸収しています。

引用元:週刊ヤングマガジン公式サイト

寺野南(てらの さうす)

六破羅単代・総代。「不良の時代を創る」という思想を持ち、同じ志を掲げていたマイキー率いる東京卍會を倒す野心を持っていました。

右頭部から首下にかけて大きなタトゥーを入れ、頭頂部に金髪を結びまとめています。

すぐに暴力を振るう攻撃的な危険人物ですが、音楽用語が口癖という意外な一面も。

鶴蝶(かくちょー)

六破羅単代・首席。元は天竺の四天王筆頭でした。

頭部に大きな傷跡があり、傷がかかっている左目は変色しています。

小学生時代に武道と交友関係があり、武道と敵対するようになった後も局面ごとに武道を救済する言動をとっています。

灰谷蘭(はいたに らん)

六破羅単代・第弐席。元・天竺四天王の一人。

特定のグループを作らず六本木を拠点に弟・竜胆と共に『灰谷兄弟』の名を轟かせていました。

二つに分けた長髪三つ編みが特徴的。

灰谷竜胆(はいたに りんどう)

六破羅単代・第参席。元・天竺幹部。

暴走しやすい兄・蘭と共に行動し、蘭とタッグを組み仕掛ける関節技を得意としています。

望月莞爾(もちづき かんじ)

六破羅単代・第肆席。元・天竺四天王の一人。

黒髪のモヒカン辮髪(べんぱつ)が特徴的。

班目獅音(まだらめ しおん)

六破羅単代・第伍席。

元・黒龍九代目総長でもありますが、当時は東京卍會とぶつかることでチームを壊滅させてしまいました。

考察

引用元:週刊ヤングマガジン公式サイト

マイキーの内に潜む『黒い衝動』とは…

最新25巻までの中で気になる部分はたくさんありますが、いちばんに気になるのは全ての元凶とされているマイキーの中にある『黒い衝動』の正体です。

無敵のマイキーと恐れられる佐野万次郎ですが、その人生はあまりにも過酷なものです。

東京卍會結成直後に憧れていた実の兄を友人に殺害され、その後も抗争の中で親友や家族…多くの大切なものを失ってきました。

常人離れした強さとカリスマ性で霞んでしまいますが、この当時のマイキーの年齢って中学生なんです。

そんな多感な時期に辛い経験が後から後からのしかかり、それでも自分が抱える仲間たちを守るために前を向き続けていたマイキー。

癒えることのない負の感情がどれだけ溜まっていたかを想像するだけで胸が苦しくなります…。

その『黒い衝動』が今後マイキーに、マイキーの周囲にどのように影響を及ぼしていくのか?

考えられるパターンの一つは、「負の感情(黒い衝動)が頂点に達し、マイキーの別人格が現れる」です。

この手のキャラクターは東京卍會肆番隊副隊長・河田ソウヤ(かわたそうや)がすでにいるので実現可能だと考えられます。

また、24巻タイムリープ後の過去のマイキーが武道のリープを予測していたような発言からも、タイムリープや一連の現象を知る他人格がマイキーの中にいる可能性は大です。

しかし、「タイムリープ」や25巻で新たに武道が使えるようになる「未来予知」といった能力自体ファンタジー要素の強い者ですので、「黒い衝動の暴走によってマイキーの周辺(三勢力をも飲み込むような広域範囲)で何かが起こる」ということもあるのでは…?

と、密かに考えています…。

武道の力になる仲間は…

これまで多くの修羅場を潜り抜けてきた武道ですが、いずれも一人ではなく相棒の松野千冬(まつのちふゆ)や東京卍會幹部の力を借りて乗り越えてきました。

ところが東京卍會解散後の世界では、チームの仲間たちとマイキーを助けようとする武道の間にはどこか壁のようなものを感じます。

その原因は、東京卍會のメンバー誰もが仲間を守るためにチームを解散させたマイキーの意志を感じ取っていたからかもしれません。

せっかくマイキーに作ってもらった平凡な日常を捨ててまで、再び危険な日々に戻るのには躊躇している…メンバーの言動からはそんな様子が窺えました。

そんな中、タイムリープした過去の世界で唯一頼りになっていたのは、東京卍會副総長だったドラケンこと龍宮寺堅

武道はドラケンと同様に「関東卍會を止める」という同じ目標を持つ梵に参入することにします。

ところが、そこから間もなくして武道に奇襲をかけた六破羅単代のメンバーによってドラケンは殺されてしまいます…。

信頼していたドラケンを失った今、武道は誰と絆を固めてマイキーに挑むのか…?!

可能性がある人物といえば25巻で親交が深まった梵首領・瓦城千咒ですが、三天他チームにもこれまでの抗争で因縁のある人物がたくさんいますので、思いがけない人物とのタッグが見れるかも…?!

この点にも注目して読み進めていきたいです!!

訪れる物語の結末とは…

言わずもがな、誰もが気になるところだと思います。『東京リベンジャーズ』というこの作品がどのような終わりを迎えるのか?

全ての元凶がマイキーの『黒い衝動』だと分かった今、武道が無事にマイキーを救えるのかが気になって仕方ありません!!

これまで何度もマイキーの死は描かれてきましたが、作品の終わりが本当にそうなってしまうのは個人的にはとっっっっっってもイやです…!!!!

何が何でもマイキーには幸せな結末を迎えてもらいたい!!できるならこれ以上誰も死人を出すことなく!!!!

(あわよくば『黒い衝動』が消えることで、この一連の騒動の中で亡くなった人たちも生き返ってほしいくらいなのですが…)

ここまで読んだからには。しっかりと物語の結末を見届けたいです!!

まとめ

引用元:週刊ヤングマガジン公式サイト

24巻から最終章に入った『東京リベンジャーズ』ですが、一巻の中で新しいチームや人物が続々登場し、物語はだいぶ大きく動いていました!

その急展開ぶりにハラハラドキドキひやひやが止まりません…!!

が、まだまだ物語が転じていく可能性は大いにあります!いや、あると信じたい!!!!

まだこの作品を見たことない人、アニメ・映画だけ回収したという人にもこの物語のラストを是非目撃してほしいと思います!!

 

 

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