2022年4月6日(水)からTVアニメが放送する、注目作品『であいもん』。
京都の和菓子屋さん「緑松」を舞台に、和菓子が繋ぐ人々の絆を描いたハートフルストーリーです。
本作が作者・浅野りん先生にとっては初アニメ化作品!
今回は注目度高まる『であいもん』の魅力を、ネタバレ込みでご紹介したいと思います!
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目次
作品概要
1~12巻 好評発売中
作者:浅野りん(代表作:『PON!とキマイラ』『パンゲア・エゼル』『CHO-KO・ビースト!!』など)
連載:ヤングエース
浅野りん先生は、安定した絵柄とキャラの濃い登場人物達が織りなす、独特の空気感が魅力の作家さん。
特に会話劇からなるギャグパートは、思わずクスリとさせられます。
『であいもん』は京都を舞台にした物語で、浅野りん先生ご自身が京都出身なので、作中では自然な京都弁で繰り広げられる台詞の乱舞を楽しむことができることも魅力の一つ。
ちなみに…個人的に既刊でオススメなのは『PON!とキマイラ』!
『であいもん』とは毛色が違う作品ですが、絵柄やキャラクター同士の絡み方が気に入った方は「マンガ図書館Z」で全巻無料で読めるようですので、ぜひご一読してみては?
『であいもん』のあらすじ
ミュージシャンになることを夢見て上京して十年、納野 和(いりのなごむ)は実家から届いた「お父さんが入院しました」という報を受け、京都に帰って実家の御菓子司「緑松」を継ぐ決意をします。
ですが、いざ実家に帰ってみると父はピンピンした様子。
そして、店には家を出た跡取り息子の代わりに活躍する、小学生の女の子・雪平一果(ゆきひら いつか)の姿がありました。
一年前から居候しているという一果は、ある日伝手を頼って「緑松」へやってきた父親に、そのまま納野家へ置き去りにされたのだと、和は母から事情を聞きます。
気丈に振る舞う一果を心配していた和の母は「あの子の親代わりになったれへん!?」と頼みますが、店を捨てたと思われている和に、一果は冷たい目線を送るばかりで…?
一見シリアスに見えるあらすじですが、実際はまったくそんなことありません。
何故かといえば、主人公である和がノリが良く細かいことは気にしない、良くいえばおおらか、悪くいえば能天気な性格であり、人のことを悪く言ったり思ったりする人物ではないからです。
(あれ? これじゃ良く見えるな…)
呑気でお気楽な大人の和と、人に頼ることが苦手な気張り屋さんな子供の一果。
二人を中心にして繰り広げられる、くすっと笑えてほっこり温まる日常が描かれる『であいもん』。
以下のネタバレ項目では、すべての始まりである1巻の魅力を掘り下げて、説明していきますよ!
『であいもん』1巻ネタバレ解説
ヤングエースUP 公式サイトより引用
この項目では、アニメでも描かれるであろう『であいもん』1巻のお話を、ネタバレしながら紹介していきます!
「アニメを観る前にどんな作品か知りたい」「ネタバレでも構わない!」という人は、是非ご覧ください。
【第1話】和と一果
京都から上京し、売れないバンド「栗ManJu」を十年率いていた納野 和は、メンバーの突然の脱退により、バンド解散の憂き目に遭っておりました。
凹む和のところへ実家である御菓子司「緑松」から届いたのは、桜まんじゅうと父が入院したことを知らせる手紙です。
「緑松」が作る和菓子を愛する和は、父の不調を知り、京都に帰って店を継ぐ覚悟を決めます。
…が、和の夢を応援していた彼女の佳乃子には「ごめんね 私 洋菓子が好きなの」とばっさり振られてしまいました。
さて、気を取り直して京都まで帰ってきた和は、駅前で突然「パパッ!!」と引き留められます。
振り返ってみると、そこには小学生くらいの女の子の姿が。
すぐに人違いだったことが判明しますが、実家に帰ってみると、駅前で声を掛けてきた女の子とまさかの再会をすることになります。
雪平一果と名乗った少女は、和の父曰く和がいなくなった後の「緑松」の跡取り娘。
とある事情から、納野家に居候しているようでした。
小学生ながら和より遙かにしっかりしていて、大人びた雰囲気を持つ一果に、和は一方的に敵視されるようになってしまい…。
ちなみに、病床と聞いた父の病名は「痔」。心配していた病気の問題も跡取り問題も解決済み。
帰ってきて早々、和は手持ち無沙汰状態となってしまいます。
母から一果の身の上話を聞いた和は「緑松」の看板娘として、小学生ながら店で働く一果の様子をなんとはなしに見守ることに。
しかし、悪ノリして喫煙する学生客にも一人で立ち向かい、毅然とした態度で注意する一果の頑なさを見て、和は少しだけ心配になり…?
勢いだけで生きる男・和が、賑やかに実家へ帰る話。
「父に捨てられた」という事情から、誰にも頼らず、迷惑をかけないように気を張って生活する一果との出会いは、和の運命を変えます。
そして、一果にとっても和は、気を張らずに済む大人という貴重な存在になっていくのです。多分。
【第2話】今日の一日
和菓子屋の朝は早い。
ということで、起床早々父に指導(もとい脅)されて、和は朝っぱらから腕立て伏せ50回をこなす羽目に。
その後は出勤してきた職人さん達と一緒に、朝食をいただきます。
朝食の席にはもちろん、居候である一果の姿もありました。
相変わらず自分に対して厳しい目線を向け続ける一果に、和は改めて自分が彼女に嫌われていることを思い知ります。
一旦、跡取り問題の件は置いといたとして。
和菓子職人になって実家を助けるために帰ってきた和は、早速見習い修業を始めることになります。
雑務をこなし、御菓子を触れるのは修業開始から三年先、といわれる職人の世界です。
例に漏れず雑務に勤しんでいた和は、「緑松」に修業しに来ている若い和菓子職人・咲季(さき)と一緒に、和菓子の配達へ行くことに。
行き先は、和も小さい頃からおなじみであるお茶屋さん「華風園」です。
知人の店にもかかわらず、和の父が咲季を付き添わせたことには、和のとある“悪癖”に原因があって…?
御菓子に感情移入するあまり、御菓子をお客さんに手渡す際にどうしても号泣してしまう和。
和のことを、御菓子からも、お店からも逃げた男として毛嫌いしていた一果は、和が心の底から御菓子を大切に想っていることを知ります。
今はまだ素直になれない一果ですが、和への態度が軟化する日は来るのでしょうか?
第2話では和が大好きな和菓子から離れ、上京してミュージシャンを志した理由も描かれています。
物事を深く、重く、後ろ向きに考えるタイプではない和が、これまで当たり前に考えていた「家を継ぐ」ことを諦めることになったエピソードは、結構胸にクるので必見。
【第3話】風青し
今日も和限定で塩対応の一果。
一果の反応について、和の母は「いきなり帰ってきたおじさんに気安くされたら戸惑うだろう」という反応でした。
「あんたが小汚いおっさんやなかったら まだマシやったかもしれへんなァ」
「産みなおせ 小ギレイなお姉さんに!!」
「したいわ」
「ひどいッ!!」
以上が朝の納野母子の会話です。愉快痛快。
会話劇が魅力の一つである作品です。
それはさておき「実は一果は誰にでも塩対応なのでは?」と期待した和ですが、咲季と仲良くしている様子を偶然見かけ、やはり自分だけが嫌われていそうだと痛感してしまいます。
となれば、相談相手は今のところ一果と仲が良さそうな咲季。
咲季は実家がまんじゅう屋を営んでおり、いずれ実家を継ぐ兄を支えるつもりで「緑松」へ修業にきているという経緯の持ち主でした。
ある日、和と咲季が御菓子を配達した茶道教室を開いている月山家から、急な御菓子のキャンセルが入ってしまいます。
「前回の配達時に(和が)何か不手際を?」と訝しんだ結果、和は父と一緒にお詫びもとい原因を月山家へ聞きに行くことに。
すると、突然のキャンセルは月山家の息子が、咲季の忘れ物のスマホで垣間見た女の子に一目惚れしたのが原因らしく…?
そして、咲季のスマホの待ち受けに設定されている女の子の面差しは、なんと和にもどこか見覚えのあるものでした。
咲季の意外な秘密は、咲季と一果の仲の良さの原因でもあったりします。
そして、咲季が抱える秘密はこの話以降、和も共有するように。
御菓子と手紙を使った和考案の解決策は、意外にもロマンチックな方法ですので、ぜひお楽しみに!
【第4話】四葩(よひら)に響く
さて、今回も「緑松」で働く人間の秘密に迫った回となります。
第4話で掘り下げられるのは「緑松」のアルバイト、堀河美弦(ほりかわ みつる)という女子高生です。
美弦が家族や友人、ひいては「緑松」の面々にも内緒で行っているのは、自作の曲の配信でした。
しかし、普段から幼い弟妹の面倒を見て、共働きの両親のために率先して家事を手伝い、大学進学の学費を稼ぐために毎日「緑松」のアルバイトをこなす美弦は、両親の期待を裏切らないように“音楽はあくまで趣味”と割り切るようにしていたのです。
ところが、偶然美弦の動画を見た和と一果は、覆面を付けて弾き語りをする少女が、美弦だと気づき…?
美弦が趣味としているギターは、実はバンドをやっていた和はもちろん、一果にとっても父との思い出が詰まるアイテムです。
些細なことをきっかけに身バレの危機に陥る美弦ですが、和と和の母の機転(というより奇行?)のおかげで事態は収束することに。
そして、美弦は第4話のエピソードをきっかけに、和へ仄かな想いを寄せるようになっていきます。
【第5話】あわいつつ
物語は春から祇園祭(例年7月1日~31日)の季節へ移っていきます。
17日に行われる山鉾巡行の前々日である“宵々山”を控え、一果は行方不明になった父の夢を見るのでした。
祇園祭と父のことを考えていた一果は、通学中に父とよく似た風貌の男性を発見。
つい勢いで学校をサボって、男性を追ってバスに乗車してしまいます。
そして、一果がバスに乗り、登校してこなかったという連絡は「緑松」にも届き…。
学校からの連絡を受け取った和は、一果関連の相談役である咲季に早速相談します。
そして和は咲季から、一果が父を探して人通りの多いところをこっそり見て回っていることを聞くのでした。
さて、一方お騒がせの一果はといえば、夢見が悪かったせいかうっかりバスで寝過ごしてしまい、終点まで行き着いていました。
当然、父かもと思った男性の姿はありません。
帰りの交通費もなく、途方に暮れた一果に声を掛けたのは、和の元カノ・佳乃子で…?
どう見てもワケありだった一果を心配し、声を掛けた佳乃子。
第1話で受けた印象を残しつつ、優しい性格を感じさせます。
お互い「相手に振られた」と思い込んでいる和と佳乃子、そして和に片想いをするようになった美弦。
このトライアングルに、苦労性の一果は地味に巻き込まれ、肝を冷やしていくことになります。
そして、一果の父は一体何をしている人で、どこにいるのでしょうか…?
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登場人物紹介
本項では『であいもん』1巻で活躍した主要人物達をご紹介します。
すでに発表されているアニメの担当声優さんも、合わせてチェックしてみてくださいね!
納野 和(いりの なごむ)/CV島﨑信長さん
ミュージシャンを志し、上京した青年。
父が入院したという連絡をきっかけに、帰郷して実家の和菓子屋を継ぐことを決意しました。
実家である「緑松」に戻った後は、見習いとして働くことに。
能天気でお調子者ですが朗らかな性格で、和菓子が大好き。作品のボケ担当。
雪平一果(ゆきひら いつか)/CV結木梢さん
納野家に居候している、小学生の女の子。
御菓子司「緑松」の看板娘としてお店を手伝っており、その働きぶりは和の父からは跡取りとして認められるほど。
「緑松」に自分を預け、いなくなってしまった父の帰りを待っています。
責任感の強いしっかり者で、作品のツッコミ担当。
瀬戸咲季(せと さき)/CV永塚拓馬さん
「緑松」で修行している若手和菓子職人。
普段は快活で冷静な青年ですが、とある秘密を抱えており…。
その秘密をきっかけにして、一果や和と親しくなります。
堀河美弦(ほりかわ みつる)/CV鈴木みのりさん
「緑松」でバイトする、高校二年生の女の子。
五人姉弟の長女で、家族を手伝いながら、バイトや趣味の音楽に精を出しています。
家族だけでなく「緑松」でも頼りにされる存在ですが…?
松風佳乃子(まつかぜ かのこ)/CV髙橋ミナミさん
和の元カノ。
バンドを辞めて実家に帰るという和に発破をかけるつもりが、本音と勘違いされて別れることになってしまいました。
和と別れた後、会社を退職し、京都を訪れますが…?
ネタバレ注意! 一果の父親は和の関係者?
両親は離婚、バンドで生計を立てる父に連れられて「緑松」に来る前は、旅をするように生活してきた一果。
一果の父はとある伝手を頼って「緑松」に辿り着き、一果を置いて蒸発してしまいました。
そして、和が和菓子から離れた後、ミュージシャンを志すようになったきっかけは、高校で出会った先輩で…?
「年回りがちょうど良い」ということで、一果を心配した母から父親代わりを仰せつかった和ですが、実は和と一果の父を繋ぐ要素はかなり多かったりするのです。
一果の父は…
- 和と似た年格好
- ギターを持ち歩き、バンドをしていた
- 生活に困窮していたと思われる描写がある
- 「緑松」に何らかの伝手がある
結論を言ってしまえば、一果は和が音楽を始めるきっかけとなった、高校時代の先輩の娘です。
伝手とは和のこととも解釈できますが、和がこの事実を知るのはかなり先のことになります。
さて、一果は父と再会することができるのでしょうか…?
そして和は、一果に信頼されて、慕われる日は来るのでしょうか…。
まとめ
個性的で独特なキャラクター達、テンポが良く思わず笑ってしまう京都弁の会話、各話に少しずつ入ってくる和菓子にまつわる情報など、派手さには欠けるものの、ゆったりと楽しめる『であいもん』。
設定だけ聞くと「ハートフル系日常ほのぼのかしらん」と思いがちですが、本記事筆者としては「ほっこりもするけど、浅野節炸裂で、ギャグ要素とハートフル要素は6対4くらい?」という印象です。
(浅野節については是非『であいもん』試し読みや、無料公開されている『PON!とキマイラ』などで、感じ取ってみてくださいね!)
特に、以下のような漫画を読みたいと思っている人にはぴったり!
- アニメ化する作品の原作が読みたい
- 京都弁が出てくる漫画が読みたい
- 会話劇が面白い作品が好き
- 京都を舞台にした話が好き
- 和菓子が好き
- 和菓子の豆知識に興味がある
- 父子ものに弱いけど、シリアスすぎる話は苦手
- お仕事漫画や職人の話が好き
- 男一人女二人のトライアングラー的な話に興味がある
などなど、魅力たっぷりです。
一度読み始めてハマると「既刊少なくない!?」となるのが、浅野りん先生作品。
エニックス時代から根強いファンも多い作家さんです。
ぜひ、アニメがやる前に原作や、浅野りん先生作品に触れてみてはいかがでしょうか?
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