映画『マリアンヌ』のあらすじ。究極の愛の形にラストは涙腺崩壊!

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出典元:映画.com

時代に翻弄され、生と死の狭間で愛を貫く究極のラブストーリー、『マリアンヌ』。

この作品で夫婦役を演じるのは、プライベートでも恋仲の噂になった、ブラッド・ピットとフランス人女優のマリオン・コテイアールです。

2人が見せつけるラブシーンはリアル感たっぷりで目が離せない上、意外ともいえるラストは涙腺崩壊必至です。

そんな『マリアンヌ』の見どころとあらすじ、彼女がラストで取った衝撃の行動の意味を、本記事では考察してみたいと思います。

※本記事はネタバレを含みます。ネタバレが嫌な方はご注意ください。

『マリアンヌ』 公式予告編


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作品情報

   【監督】ロバート・ゼメキス

    (「フォレスト・ガンプ 一期一会」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の名匠です。

 【制作年】2016年

 【賞】第89回アカデミー賞では、衣装デザイン賞にノミネートされました。

 【原作】なし。映画『カサブランカ』(1942)のオマージュだとも言われています。

あらすじ

※以下はネタバレを含みますのでご注意ください。

カサブランカでの出会い

1942年、フランス領モロッコはカサブランカ。カナダ人工作員のマックス・ヴァタンは「妻」役のマリアンヌ・ボルセジュールと初めてレストランで出会います。マリアンヌは友人にさっそく、「パリから来た夫」と紹介します。2人はこの地でドイツ人大使を暗殺するための、偽装夫婦を演じるパートナー同士です。

マリアンヌはマックスのフランス語がカナダのケベック訛りだと指摘し、「Le Quebecois(ケベック人)」と親しみを込めて呼びます。

マリアンヌは「夫婦」として会話を楽しむ中で、マックスに戦争後のプランを尋ねます。

マックスは戦争が終わればメディスンハットという地で牧場を買って暮らす、といいます。この実在するかもわからない聞いたことのない土地の名前が、後にお互いが理想とする平和な場所の代名詞ともなっていきます。

結ばれる2人

2人は偽装夫婦を演じるうちに、徐々にお互いを意識するようになってきます。夫婦を演じていたら本当に夫婦になってしまったという、よくある話です。

そして大使暗殺の任務を遂行する日がきました。その朝2人は砂漠へ夜明けを見に行くことになります。そして、砂嵐吹き荒れる車中で2人は結ばれます。

任務の遂行

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その夜、2人はパーティーに出席し、計画通り大使の暗殺に成功します。

今日死ぬかもしれないと思っていた2人は、生きています。そして暗殺現場から逃げる車中で、マックスはマリアンヌに結婚のプロポーズをします。

イギリスでの幸せな生活

3週間後、まだ戦争の続く中、マックスはロンドンに。マリアンヌの入国も認められ、2人は晴れて結婚式を挙げます。マリアンヌのお腹には小さな命が宿っています。

そしていよいよ出産の日。出産を控えた病院は空襲にあい、建物も崩壊寸前のさなか、マリアンヌたちは命かながらやっとのことで屋外に脱出します。

「これが私。偽りのない私。」

空襲が続く中、マリアンヌはいきみながら、くちゃくちゃの顔でマックスにこう告げたのです。赤ちゃんは無事に生まれました。

2人は愛の結晶を抱きかかえ、生きる喜びを噛み締めます。

妻への疑い

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1年後。アナと名づけられた女の子の赤ちゃんはすくすく成長し、2人は幸せで穏やかな結婚生活を送っています。

そんなある日、マックスは上層部から突然、妻のマリアンヌはドイツのスパイだという衝撃の内容を明かされます。

更に、「マリアンヌ・ボルセジュール」という女性は、1941年に処刑されているというのです。つまり、マックスの妻は、マリアンヌに似た誰か他の者だ、ということになります。

衝撃の内容は更に続きます。マックスとマリアンヌがカサブランカで協力して暗殺した大使は、ヒトラー政権の反対派で、ヒトラーが殺害を命じていた人物だというのです。

そこでマリアンヌがスパイかどうかを調べるための実験が行われることになります。彼が偽情報のメモを自宅に残し、それがロンドンからドイツに送信されたことが分かれば、マリアンヌはクロだということになるのです。

マックスが与えられた時間は72時。マリアンヌがスパイだと証明されれば、マックスは72時間以内に妻を殺さなければなりません。

ここから、息を飲むハラハラの展開が待ち受けています。

信頼と裏切り

自分の妻であり自分の娘の母親であるマリアンヌが、スパイだとは到底信じることができないマックス。無実を証明してみせると意気込みつつも、妻を疑う気持ちを拭いきることができず、彼女に対してどこかぎこちない態度になってしまいます。

その夜、マックスは実験用の偽情報を受け取り、メモをわざと寝室に残します。

しかし、情報がドイツに伝わるかどうかの報告を待つ間いてもたってもいられず、勝手な行動をするなという上司からの忠告を無視。自らマリアンヌの潔白を証明しようと動きます。

まずはマリアンヌが本物のマリアンヌであるかどうかを調べるために、マリアンヌを知っていると思われる人物にあたります。ですが、なかなか確証が得られません。焦るマックス。

愛する妻への疑惑の念が払拭できず、妻の行動のひとつひとつが怪しく感じてしまう中、そんな自分もだんだん嫌になってしまいます。

更に同僚から、上層部はマックスを今後重要地に送る前に、適任かどうかを試しているだけじゃないかと告げられます。詳細を知らない彼の単なる憶測にすぎないのかもしれませんが、マックスは彼の言葉に激しく動揺します。

マックスは単に試されているのでしょうか。それとも、妻は本当にスパイなのでしょうか。

マリアンヌの真実

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次の日マックスは、マリアンヌが本人かどうかを確かめるため、ある人物を訪ねてフランスに一人で飛びます。その人物は、本物のマリアンヌを知っていると思われます。

マックスが問いただすと、その男は、マリアンヌはピアノが上手だったと打ち明けます。彼女は1941年ドイツ兵だらけのカフェで、フランス国家「ラ・マルセイエーズ」を弾いたというのです。

マックスは帰宅するとすぐに、マリアンヌを連れてピアノのあるバーへ向かいます。そこで彼女に「ラ・マルセイエーズ」を弾くように促します。

しかしマリアンヌは、ピアノを弾くことができませんでした。

そしてマリアンヌはついに、情報をドイツに渡したことを白状します。しかし、それには理由があったのです。

マリアンヌによると、娘のアンを人質にとられ、情報を渡さなければアンを殺すと脅されたというのです。そう、そうするしか選択肢がなかったのです。

マックスは彼女の言葉を信じ、家族で逃亡する決心をします。

1時間の決断

上層部の射殺命令まであと1時間しかありません。マックスがマリアンヌを射殺しなければ、2人とも殺されてしまいます。

マックスとマリアンヌはアナを迎えにき、軍の飛行場へ急ぎます。

マックスは着くやいなや、飛行機の離陸の準備をしましたが、そうこうしているうちに上司たちが駆けつけて来てしまいました。

離陸を止めようと立ちはだかる上司にマックスは、妻は脅されただけだと必至に弁明します。

車の中からそんなやり取りを見つめるマリアンヌ。彼女はアナを抱きしめ、車の座席に寝かせたあと、銃を持って外に出ます。

マリアンヌはマックスをまっすぐに見つめ、「愛してるわ、ケベック人」と一言残し、銃口を頭に向けて自殺をしたのです。

マリアンヌが取った、愛する夫と娘を守るための究極の選択でした。

そのあと「マックスがマリアンヌを射殺した」ことになり、マックスは大逆罪を免れました。

平和な生活

数年後、アナはすっかり成長し、マックスとともに牧場で暮らしています。マックスが夢に描いていた穏やかな生活、そう、彼らはメディスンハットにいるのです。

マリアンヌはアナとマックスに手紙を残していました。それは2人への愛をつづったものでした。もしかすると、こうなることを予想していたのかもしれません。

こうして、マリアンヌはマックスとアナの中でずっと生き続けていくのです。


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主要登場人物

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マックス・ヴァタン(キャスト:ブラッド・ピット) 

イギリスの特殊作戦執行部(SOE)で、秘密諜報員。まじめで物静かですが、洞察力に優れています。演じるのはブラッド・ピットですが、彼はこの時53歳。この年齢ではありえない見た目の若さに乾杯です。

彼は作中でフランス語を流ちょうに話しますが、マリオン・コテイアールにフランス語の個人レッスンを受けたそう。なんとも羨ましい男です。

マリアンヌ・ボルセジュール(キャスト:マリオン・コテイアール)

フランス軍のレジスタンス。演じるのはフランスの人気女優、マリオン・コテイアール。セクシーで魅力的な彼女ですが、なんとこの時既に41歳なのです。ブラピとも最高にお似合いで、まさに絵になる2人とはこのことです。フランス訛りの英語も、キュートです。

原題の意味

邦題は『マリアンヌ』ですが、現代は『Allied』となっています。alliedには、

1.同盟している、連合している。

2.同類の

という意味があります。

そしてもう一つ、隠し言葉があります。それは、Alliedと言う単語をわけてみればわかります。そう、All lied。つまり、「全てうそ」ということになります。

何とも意味深で、うまくできた題名ですよね。

でも、邦題の『マリアンヌ』も原題に劣らず素敵な題名だと思います。マリアンヌはご存じマックスの妻の名前ですが、フランスの自由の女神の名前でもあります。日本人にはAlliedよりもこちらの題名の方がわかりやすい印象です。

用語解説

Vセクション

「Vセクション」とは、どうも架空の組織のようです。映画の途中でちょくちょくこの「Vセクション」が出てくるので何のことか一瞬立ち止まってしまうのですが、これが「機密部署の最高司令部的なところ」であり「命令は絶対」だということは察せられます。

レジスタンス

レジスタンスとは、「抵抗」を意味するフランス語で、権力や侵略者に対する抵抗運動のことです。特に、第二次世界大戦中、ナチスやドイツ占領下のフランスやヨーロッパ各地における対独抵抗運動のことを指します。

マリアンヌはこの、フランスのレジスタンスの一員でした。

見どころと考察

 マリアンヌの一挙手一投足に目が離せない。

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妻にスパイ容疑がかかっていることが分かった瞬間から、マリアンヌの一挙手一投足をじっくりと撮るシーンが頻出します。そこから、こちらも「何かあるのでは?」とマックス同様、マリアンヌを疑いの目で見ることとなります。

マックスがマリアンヌの姿を鏡越しに見る場面があります。妻を今までと同じように見ることができないマックスの気持ちが手に取るように伝わるシーンです。

妻がスパイではないと信じたくないが、100%違うとも言い切れない。この愛自体も本物か?妻は本当に自分を愛してくれているのか?そんなことをマリアンヌの一つ一つの行動から読み取って確信を得たい。揺れ動く彼の心情が読み取れます。

そして、最後に海外逃亡を決めたあと、アナを人質に取って情報をよこすよう脅した乳母と宝石商をマックスが殺しに行く場面があります。

その間マリアンヌはずっと車の中でマックスを待っているのですが、またこの時の彼女を映す時間が長いこと。そこから彼女の一挙手一投足をカメラが追うので、この人何かするんじゃないかという疑念が湧いてしまいます。

飛行場に着いてからも、マリアンヌは車内から夫と上司のやりとりを見つめますが、その間アナを座席に寝かせたり拳銃を手にしたりと不審な行動を取るため、彼女の行動から目が離せません。

やはりこの人はスパイの味方なのか。そんな疑念を最後の最後まで払拭することができない映画です。

ブラピの迫真の演技

マックスの揺れる微妙な心情を、ブラピは見事に演じていたと思います。

例えば、マリアンヌがピアノを弾くようにマックスから促される場面。彼の表情から「頼む、弾いてくれ」という声が漏れてきそうです。私も、弾くのか、弾かないのかどっちなのか、目が離せないシーンでした。

そして、その時ピアノを弾けなかったマリアンヌに対するマックスの行動が、泣けます。

マリアンヌ本人でなかったこと、つまり裏切られたことに怒ったマックスは、彼女を殴ろうとします。

しかし振り上げた右手はマリアンヌではなくピアノに向かいます。「どうしてピアノなんだ」と言っているようです。ピアノの話がなければ、マリアンヌは自分の中でずっとマリアンヌだったのに、とでも言いたそうです。

怒り、絶望、悲しみ、愛。全ての感情が一気に押し寄せてきますが、マックスはマリアンヌを殴ることなく、代わりに彼女をきつく抱きしめるのです。そして、マックスはマリアンヌにこう尋ねます。「この愛は本物か?」

マリアンヌは、「カサブランカからずっと愛してる。」と答えます。それまでの全ての疑惑が、良くも悪くも「確信」となった瞬間です。ここでまた号泣の波が押し寄せます。何度見ても泣けます。

 生と死のコントラストの映像美

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本作品では、「生」と「死」のコントラストが映像により色濃く表現されていたと感じます。

例えば、2人がカサブランカで大使暗殺を決行する日、砂嵐吹き荒れる砂漠に停めた車中で結ばれるシーンがあります。

それまではただの仕事のパートナーとして、一線を越えることを自制していた2人。しかしマリアンヌが「もし今日死ぬのなら、誰にも気づかれない。」とマックスに行ったことで、2人の中での自制心が崩壊したのでした。

大使暗殺計画という生きるか死ぬかの究極の状況の中で、最後かもしれない命を噛みしめるかのように、車内で激しく燃え上がる2人。

車の外で猛烈に吹き荒れる砂嵐と、2人の周りをぐるぐると弧を描きながら遠のいていくカメラワークが、2人の生命の激しさみたいなものとこれから何かが起こりそうな予感を彷彿させ、印象的なシーンとなっていました。

また、戦火の中での出産シーンがあります。マリアンヌが今にも出産をしようとしている病院は、空襲を受けていて崩壊寸前です。その建物から逃れ逃れにやっとのことで外に出て、まさかの屋外での出産となります。

無事に出産を終えた時、周りの看護師や患者さんが拍手で祝福しますが、背景の夜空に飛び交うミサイルと響き渡る爆音はまるで2人を祝福する花火のよう。

戦時中という、いつ死んでもおかしくないという状況での新たな「生」の誕生。そのコントラストが、背景の戦火によって強調され、とても美しいシーンとなっていました。

ラストでマリアンヌの取った行動は、究極の愛の形。

マックスがマリアンヌを殺さなければ、2人とも殺されてしまうという状況の中、マリアンヌは自らの死という選択をとります。

これは夫と子供を守るための選択であり、先ほども述べましたが、究極の愛の「証明」だったのだと言えます。自分が死ねば、夫は生き残ることができ、2人の愛の結晶であるアナを育てることもできます。

本当に2人を愛しているなら、それがベストな選択肢だったと言えるかもしれません。

最後死ぬ前に、マリアンヌがマックスのことを「ケベック人」と呼んだのも良かったです。なぜなら、ケベック人と呼んでいたのは、カサブランカで出会った時、つまり2人がまだ夫婦ではなかった時です。

「ケベック人」と呼ぶ事で2人が出会ったカサブランカを思い起こさせ、そのころからずっと愛してると伝えたかったようにも思えます。このシーンも何度見ても泣けます。  

まとめ

『マリアンヌ』は、ロバート・ゼメキス監督らしい映像美を駆使した、壮大なラブストーリーであり、究極の愛の形を表現したものとなっています。

その人が誰だってかまわない。愛だけが真実。そんなことを思わせてくれるような、ちょっぴり切ない物語に、皆さんも浸ってみませんか。


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