見よ!声優の底力!!アニメ「昭和元禄落語心中」を 楽しむために②

最近、声優という職業に注目が集まっていますね。声優の活動範囲も多方面にわたっていますが、やはり私が注目しているのはアニメーションのお仕事です。これからお話するTVアニメ『昭和元禄落語心中』は声優の底力を見せつけられた作品です。

八雲を演じた石田彰はみごとに青年期から老年期までを声だけで表現し、助六を演じた山寺宏一は大学時代、落語研究会にいた経験を生かし天才落語家を堂々と演じきっています。おふたりの落語をはじめ作中に登場する落語は実に本格的で、すべて声優が演じているものとは思えないほどリアルなのです。

ぜひあなたにも『昭和元禄落語心中』を通して声優の名演技と落語を楽しんでほしいです。ここでは『昭和元禄落語心中』2期の魅力を紹介します。

※以下ネタバレが含まれますので、お気をつけください。


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登場人物を紹介します

引用:公式サイトより

有楽亭八雲
戦前から戦後、平成まで長く活躍した落語家。前座名「菊比古」で、そのまま真打ちに昇進。その後、落語の大名跡である「八雲」を襲名しました。古典落語を中心に廓噺(くるわばなし)や怪談など、じっくり聞かせる噺を得意としています。芸者の家に生まれ、男子ながら踊り子の修行をしましたが、足の怪我でこれを断念。母が世話になったという七代目八雲に弟子入りします。

実家での修行で身に付けた踊りや三味線がその後落語家の道でも生かされることになります。助六夫婦が死亡した事故現場に居合わせたひとり。そのために娘の小夏から「親の仇」と恨まれてしまいます。しかし、養父として小夏が成人するまで立派に育てあげました。

与太郎
刑務所に服役中、八雲の落語に感激し、弟子入りを決意します。弟子を取らないことで有名な八雲に、体当たりで直訴。何故か許されて入門します。刑務所に入る前はヤクザと付き合いがあったようです。

2期では三代目助六を名乗るようになりますが、ここでは小夏の父の二代目助六との混同を避けるため、与太郎と呼ぶこととします。

小夏
八雲の養女。八雲の兄弟子であり、早世した落語家、有楽亭助六の娘。子どもの頃から父親と父親の落語が大好き。幼い頃はそば屋で落語をやっていました。大人になってからも父親のネタ帳を大切にし、弟子入りした与太郎の稽古に付き合ったりと落語への造詣があります。子どもの頃、両親が事故死。その場にいた八雲のことを「親の仇」と憎んでいます。

松田
七代目、八代目と二代にわたって有楽亭八雲の身の回りの世話や運転手を勤めている付き人。有楽亭一門の生き字引のような存在です。

樋口
学生の頃、真打に昇進して間もない菊比古(八代目八雲)に弟子入りを志願するも断られたことがある人物。現在は人気作家ですが、落語に深く精通していて、三代目助六のご贔屓筋(ごひいきすじ)。助六に自作の新作落語をすすめたり「落語の生きる道」の模索をしきりに提案します。また、心を閉ざす八代目八雲に落語保存の協力を求める等、有楽亭一門に深く関わることとなります。

有楽亭助六
八雲の兄弟子であり親友。憧れの落語家であり、永遠のライバル。前座名は「初太郎」。少年の頃、八雲と同じ日に弟子入りし、兄弟弟子として修行の日々をともに過ごしました。笑わせる噺、聞かせる噺、何でもできる天才肌の落語家。しかし師匠方といざこざを起こしたことがきっかけで破門されてしまいます。その後芸者だったみよ吉との間に小夏をもうけますが、みよ吉とともに事故に合い亡くなってしまいます。

みよ吉
向島の芸者。八雲が菊比古の名前だった時代に師匠の紹介で知り合いしばらく付き合います。しかし彼が真打に昇進する少し前に別れてしまいます。その後、破門された助六と夫婦になり、小夏を生みますが、故郷での不慮の事故で助六とともに亡くなってしまうのでした。

アニメ2期のあらすじ

引用:公式サイトより

八代目八雲に弟子入りして十年あまり、与太郎もいよいよ真打に昇進することになりました。襲名するのは、八雲の兄弟子であり小夏の父親でもある「助六」の名。

師匠の八雲は落語協会の会長なりますが、落語界はかつてのような活気を失なっていました。落語界は頼れる同世代がいない八雲が引っ張っていかねばならない状況です。

そんな時、小夏が与太郎に妊娠したことを告げます。しかし父親が誰かは言いません。与太郎は小夏に自分が子どもの父親になると言うのですが、小夏は受け入れようとしません。しかし数ヵ月にわたるアタックの末、小夏との入籍が叶ったのでした。

その頃、週刊誌に与太郎が元ヤクザで、背中に入れ墨がある前科ものであると報道されました。真打になり、結婚してこれからというときでした。それまであったテレビへの出演や寄席の出番も減少します。当の本人はあまり気にしていないようですが、小夏をはじめ周りのみんなが心配しています。

今後、与太郎改め三代目助六は、師匠を助け、また小夏を支えて、落語と一緒に未来を歩んでゆくことができるのでしょうか。

『昭和元禄落語心中』2期は、八雲との約束を果たそうと奮闘すりる与太郎を中心に繰り広げられる物語です。

原作、制作スタッフについて

引用:公式サイトより

TVアニメ『昭和元禄落語心中』(しょうわげんろくらくごしんじゅう)の原作は、雲田はるこによる同名の漫画(講談社)。『ITAN』(講談社)2010年零号(創刊号)から2016年32号まで連載されました。

アニメーション制作は『薄桜鬼』『ぬらりひょんの孫』のスタジオディーン、監督は『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~』の畠山守です。第2期は、2017年1月~3月に放送されました。

アニメ「昭和元禄落語心中」 (rakugo-shinju-anime.jp)

助六夫妻の死亡事故の真相とは?

引用:公式サイトより

八雲は自分を「親の仇」と呼ぶ小夏を、引き取り育てます。恨まれながらも小夏を育てた理由とは一体何なのでしょう。助六夫妻の死亡事故の真相を知れば、少しは八雲の思いに近づけるかもしれません。これから事故の真相に迫るお話をしていきます。

人気作家の樋口は、実は学生のころ、菊比古を名乗っていた八雲に弟子入りを願い出て、断られたことがあったのです。それからも落語を愛し続けた樋口は、与太郎には新作落語をすすめます。一方、八雲にはむかしのことを知りたいと付きまとうようになります。

ある日、八雲の過去を調べていた樋口は、四国の旅館に二代目助六の落語のフィルムが残っているという話を耳にします。それを見るために樋口は与太郎、松田とともに四国へ向かいます。

フィルムが見つかったのは、樋口がむかし利用していた亀屋旅館でした。フィルムには、むかしここで行われた二人会(ににんかい)の模様が収められていました。八雲と助六の落語をフィルム越しに見た松田は、当時を懐かしみ、与太郎はふたりの落語の素晴らしさに驚嘆するのでした。

その後、3人は助六とみよ吉の墓を訪れます。旅館の主人は、八雲は助六夫妻の命日には毎年墓を訪れていたと話します。ここで急に口を開いた松田の告白によると、助六とみよ吉が旅館の窓から転落した事故のきっかけは、小夏が母を突き飛ばしたことだったいうのです。小夏は事故後、ショックで記憶があいまいになっていました。八雲は小夏に真実を隠すために「自分のせいだ」と話していたのでした。

松田は与太郎と樋口に、真実を誰にも言わず、すべてを背負ってしまった八雲師匠を助けてほしいと頼むのでした。小夏を引き取って以来、八雲は小夏が自分に向ける悪意を静かに受け止めてきました。それはすべて小夏を守るためだったのです。私は八雲の小夏への深い愛情を知り、胸が苦しくなりました。


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それぞれの関係から生まれる作品の魅力

引用:公式サイトより

ここからは、私が印象に残ったシーンからキャラクターの関係性がわかる場面を選んで、紹介していきます。

八雲と与太郎

与太郎は刑務所に慰問にきていた八雲の落語に魅せられて、八雲の弟子になりました。八雲は弟子は取らないと決めていて自分の代で落語は終わりにしようと落語と心中する覚悟でいましたが、与太郎を見て落語を残したくなったのでしょうか。真打を名乗るまでに育てあげます。

八雲曰(いわ)く「助六はどこへ出しても恥ずかしくないように育てた」とのこと。八雲は落語だけでなく、歌や踊りまで与太郎に仕込んだようで、お座敷でそれを見た演芸好きの樋口も驚くほど。まるで乾いた大地に雨水がしみこむように、与太郎は八雲が与えるものをすべて自分のものにしていきました。

八雲は樋口に対して新作落語は「邪道」といいながらも、「やってみたい」という与太郎に対しては「自分の責任でおやんなさい」と優しく声をかけました。与太郎が週刊誌にたたかれ、落語がうまくできなくなったときには、背中の入れ墨を見ながら「過去の罪を忘れるな、抱えて生きろ」と励まします。八雲が与太郎を思うシーンに触れるたび、心が温かくなるのを感じます。

一方、与太郎は小夏に求婚するとともに、八雲にも「家族になりたい」と話します。自分が小夏と結婚し八雲とも家族になれば、八雲と小夏の中の助六への思いも変えられるし、落語が生き残る道をつくることもできるというのです。そう訴える与太郎の思いを受け入れたのでしょうか。八雲は屋敷を出て暮らしていた与太郎を呼び戻し、再び一緒に暮らすようになりました。きっと与太郎の真っ直ぐな気持ちが八雲にも届いたのだと思います。

ついに八雲は与太郎に親子会をすると告げ「居残り」という大ネタの稽古をつけます。八雲は与太郎に「自分の我(が)をだしてやりなさい」と言いますが、与太郎が目指すのは、落語に自らの我を込めないことでした。与太郎は「自分を空っぽにして噺の主人公、佐平次になりたい」と本番にのぞむのでした。

しかし親子会当日、八雲は「反魂香(はんごんこう)」を披露した後、突然倒れてしまいます。与太郎が八雲に「居残り」を見てもらうのはもう少しあとのことになるのです。

私が特に好きなシーンは、10話で再び新作落語をすすめる樋口に対して、与太郎が「師匠の目の黒いうちはやらない」と返答したあとに「師匠の背中を見るのが好き」「師匠を越えちまったら愛せない」というところです。八雲について語る与太郎がとてもいきいきとしていて、八雲と八雲の落語を心から愛していることがよくわかります。

小夏と与太郎

与太郎が結婚しようと言った時、小夏はすぐにうんといわなかったのですが、それは与太郎のことが嫌いだったからではないはず。「あんたとならあまりに不安すぎる」とか「同情なんて勘弁して」と突っぱねているのは、何年も同じ屋根の下で暮らした仲で気恥ずかしかったのでしょう。

また「こんな自分でもいいのかしら」と不安な気持ちもあったのではないかと思います。そんな小夏に与太郎が「何の情か、わからない。けど大事なんだ。オイラといれば大丈夫」と詰め寄ります。それに対して、小夏が「ありがとう」と答えていることから、与太郎を受け入れようしていることがうかがえます。この後しばらくしてふたりは入籍を果たしたようです。

小夏が産んだ子は男の子で信之助と名付けられました。ある日、与太郎は料亭に勤める小夏の様子から、料亭の客で、かつて与太郎が世話になったヤクザの親分が、信之助の父親だと考えます。親分がいる料亭の一室を小夏を伴って訪れた与太郎は、ふたりの前で「信之助の父親は自分だ」と啖呵(たんか)をきります。たくましい与太郎の姿をみて清々しい気持ちになりました。

親分からもその心意気を認められた与太郎は、信之助の父親としてより一層落語の稽古に励むのでした。小夏はその後料亭を辞め、寄席で出囃子をつとめることとなります。一緒にいる時間が増えたふたりの仲は順調そのもの。のちにふたりの間には、女の子の小雪が誕生することになります。

八雲と小夏

小夏はここまで自分を育ててくれた八雲に向かって、いまだに「一生許すわけない」と暴言を吐きます。両親の仇だという思いは消せないのでしょう。しかしその一方で信之助にも八雲の落語を聞かせてやりたいという思いを持っているようです。

落語が大好きな小夏は、八雲の落語の素晴らしさも当然理解しているのです。それでも、八雲を許すわけにはいかないのでしょう。そのような態度をとる小夏に対して、八雲もいつでも素っ気なく接しているものと思っていました。

しかしそうではなかったのです。ある日、八雲は昼寝をしている小夏がうなされているのを見つけます。八雲は静かに添い寝をすると小夏の耳元でささやくように落語を始めたのです。すると不思議と小夏は、落ち着きを取り戻します。幼い頃には助六に同じようにしてもらっていたようです。子どもが嫌いだと言っていた八雲が、まさかこんなことをするとは思いませんでした。

また、小夏の子、信之助に対しては、目にいれても痛くないほど可愛がっている様子が見られます。信之助を笑顔で抱きしめる様子を見て、私は感情をあまり表に出さない八雲がこんな優しい表情をするのかと驚きました。

八雲の晩年は、小夏も八雲のからだを気遣うようになります。ある日、小夏は八雲の乱れた髪をくしで整えたあと、優しく寄り添い語りかけます。そのとき、小夏の瞳からは憎しみが消えていました。「見捨てないで育ててくれてありがとう」それから小夏は八雲に「弟子にしてほしい」と頼みます。そして八雲はそれを許すのでした。

しかし、八雲は小夏に稽古をつけることなくこの世を去ります。その時ラジオからは与太郎の落語が流れていました。

八雲と小夏のギクシャクした関係を変えてくれたのは、明るく真っ直ぐな与太郎、そして幼い信之助でした。与太郎と信之助が潤滑油になって八雲と小夏の心をほぐしてくれたのでしょう。小夏が八雲に素直に「ありがとう」と言えたのは、このふたりがいたからだと思います。

それからの八雲

暗い闇の底で目を覚ました八雲は、ほどなく、三途の川の手前で渡し賃を払えずにとどまっていた助六とみよ吉に出会います。再会した3人は互いの胸のうちを明かして語り合います。そこにはもう生前のわだかまりはありませんでした。

実は、八雲と助六はこの世とあの世の境にある寄席で、落語を披露するのですが…。その模様はぜひあなたの目で確かめてほしいと思います。

 

まとめ

引用:公式サイトより

・『昭和元禄落語心中』2期は、八雲との約束を果たそうと奮闘すりる与太郎を中心に繰り広げられる物語です。

・原作は、雲田はるこによる漫画で『ITAN』(講談社)2010年零号(創刊号)から2016年32号まで連載されました。

・アニメーション制作は『薄桜鬼』『ぬらりひょんの孫』のスタジオディーン、監督は『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~』の畠山守です。第2期は、2017年1月 – 3月に放送されました。

・小夏を引き取って以来、八雲は小夏が自分に向ける悪意を静かに受け止めてきました。それはすべて小夏を守るためだったのです。

・八雲と小夏のギクシャクした関係を変えてくれたのは、明るく真っ直ぐな与太郎、そして幼い信之助でした。

・八雲は死後、助六と再会し、この世とあの世の境の寄席で落語を披露するのですが…。その模様はぜひあなたの目で確かめてほしいと思います。

八雲の死後、残された人々はどうなったのでしょうか。最終話では、その17年後が描かれています。与太郎は九代目八雲を襲名。息子の信之助は菊比古を名乗り、祖父の芸風を継承する噺家(はなしか)に成長しました。

そして小夏も落語家として高座にあがるようになっていました。また、与太郎と小夏の娘、小雪は父親の落語が大好きな高校生に育っていました。与太郎は見事に八雲の名跡を継ぎ、落語を未来へとつなげる道を切り開いたのでした。

この作品は、本格的な落語のシーンが魅力のひとつです。作品中では、「寿限無(じゅげむ)」や「死神」などの落語の演目が本格的に披露され、まるで寄席の客席でみているかのような錯覚に陥ります。

それもそのはず。キャストのオーディションでは、指定された落語を自ら3分間に抜粋して、スタッフへ提出するという異例の方法がとられたということです。そのように選び抜かれたキャストの声とアニメーションで描かれるキャラクターのリアルな動きの合わせ技によって、目の前に見事に名人芸が現れてくるのです。

TVアニメ『昭和元禄落語心中』は、大人がゆったりと楽しめる極上の作品です。あなたもぜひ一度ご覧くださいませ!


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