アニメ「寄生獣セイの格率」ネタバレあり！

「寄生獣セイの格率（原作・岩明均）」は1988年〜1995年までモーニング（講談社）、月刊アフタヌーン（講談社刊）で連載された漫画です。人間による地球環境の破壊を考えさせらる哲学的なテーマとなります。2014年〜2015年にアニメ、映画も放映された今も根強い人気のある作品です。

下記記事を読むことでアニメ「寄生獣セイの格率」の登場人物の魅力やストーリーがざっくりわかり、面白そうだからアニメを見てみたいと思っていただけたらうれしいです。今だとUーNEXTで無料で視聴できるのでおすすめです。

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※以下ネタバレあり！閲覧注意！

1 Stage１寄生生物の襲撃寄生獣となる
2 Stage２寄生獣との戦い
3 Stage３寄生獣の変化
4 「寄生獣セイの格率」の登場人物の紹介
5 「寄生獣セイの格率」の分かりにくい点を解説
6 「寄生獣セイの格率」の感想
7 まとめ
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Stage１寄生生物の襲撃寄生獣となる

引用元：「寄生獣セイの格率」公式サイト https://www.vap.co.jp/kiseiju/

地球に寄生生物の卵のような未知の物体が無数落ちてきました。卵みたいな物体の中に見たこともないような奇妙な幼虫が入っており、これらが不特定多数の人間の耳や鼻に入り脳を支配し寄生獣になります。寄生獣は見た目は、人間と変わりませんが首から上、頭が変形し化け物になります。

不特定多数の人間の脳を寄生生物が支配することで寄生獣となります。寄生獣は人間を惨殺しそれを捕食することで自身の食料としていますが、これがけっこう衝撃的なシーンです。この物語の主人公・泉新一の脳にも侵入しようしますがイヤホンで音楽を聞いているため寄生生物は侵入できません。

寄生生物はなんとかしようと右手から侵入し脳まで入ろうとしますが、泉新一は違和感に気づきイヤホンのコードで右腕を縛り侵入を阻止しようとしました。しかし寄生生物は右腕の中で消えてしまったのです。

そこで異変に気づいた両親がかけつけ右腕を縛り上げている泉新一を見て、薬物でもやっているのではないか、と問い詰めますがいったん場は収まったのです。

もし脳を支配されていたら、かけつけた両親を惨殺し捕食していたかもしれません。自身の右腕を縛り上げたことで侵入を許さなかったのだから両親は自分に感謝すべきだと思ったのです。

我々人間は様々な動物（牛・豚・鳥）や魚などの生命をいただいて当たり前のように生活していると考えさせられまます。

泉新一の脳の支配は失敗したが右手を支配することに成功。人間の脳が残っているのは特殊なケースです。泉新一は右手の異変に気づきナイフで右手を刺そうとした瞬間、右手がウネウネ変形し寄生生物があらわれました。

右手に寄生したのでミギーと名付けられ、ミギーは家の本を読み漁って学習をしていきます。

ある日、泉新一は通学中、同級生の村野里美に会います。好奇心旺盛なミギーは異性の村野里美の体を観察し右手で胸を触ってしまい泉新一は村野里美に怒られてしまいます。村野里美は物語の終盤まで登場する重要なキャラクターです。

寄生生物なので無感情ですが、ミギーの学習スピードが早く言葉遣いも知的なので感心させられます。ミギーは泉新一が休んでいる間は今まで通り右手を普通に使えるようにすると提案します。これは効率的な考え方ですね。ある日各地でバラバラ殺人事件がテレビで報道されますが寄生獣の仕業だと安易に推測できますね。

Stage２寄生獣との戦い

引用元：「寄生獣セイの格率」公式サイト https://www.vap.co.jp/kiseiju/

町を歩いているとミギーは近くに仲間がいると察知します。何も知らない泉新一とミギーが仲間に会いに行くと、そこで人間に寄生せずに犬に寄生した寄生獣に出会います。犬の寄生獣は人間の脳が残った泉新一を警戒し殺意を抱きます。

泉新一は一旦逃げますが戦うことを決意。犬は頭の一部分を翼に変形させ追いかけたところでミギーは泉新一の右手を伸ばし一撃で犬の寄生獣を仕留めます。

犬の寄生獣は頭の主要部分を翼に変形させたため注意力が散漫になりあっけなく仕留めることができたというのがミギーの分析です。家にあった教科書などで地球上のあらゆる生物を学習したミギーの知的な勝利と言えます。

家庭環境によって寄生生物の学習スピードや個性が変わるというのは人間と変わりないなぁと思いました。

泉新一はニュースになっているバラバラ殺人事件が寄生獣の仕業であると気づきます。なんとかしようとミギーに、情報提供やミギーの存在を公表しようと提案しますがミギーに反対されてしまいます。

むしろ存在が明らかになることを全力で阻止すると脅されます。ミギーにとっては自分の命が一番尊いものだという考え方なのです。それとは逆で泉新一は人間自体が尊い存在であるという考え方です。

私は、泉新一が言うことは人間社会の考えであって、ミギーの言うことの方が生物として正しいと思いました。ある日、町中でまた仲間がいるとミギーは察知します。ミギーは仲間が近くにいると波長のようなもので位置を図ることができるようです。

寄生獣は脳が完全に残った状態の泉新一に敵意をむけますが、泉新一は完全体の寄生獣の右手に肉体の移動をミギーに提案しました。完全体の寄生獣は自分の右腕を切り落とし、さらに肉体の移動を持ちかけますがミギーは逆に完全体の寄生獣の頭を切り落とします。

泉新一はミギーに感謝しますがミギーは肉体の移動に確信が持てなかったからと理由を説明します。ミギーがもし確信が持てたら肉体移動し泉新一は惨殺されたかもしれません。そう考えると怖いなぁと思います。

Stage３寄生獣の変化

引用元：「寄生獣セイの格率」公式サイト https://www.vap.co.jp/kiseiju/

泉新一は村野里美と通学していましたが、その時ミギーは近くに仲間がいると察知しさらには校舎の中にいると言うのです。全校集会で新任の先生・田宮良子が挨拶しミギーは田宮良子が寄生獣だと判断します。そして田宮良子もミギーが寄生獣と気づいたのです。田宮良子は授業後、泉新一に「放課後、進路指導室に来るように」と呼び出します。

田宮良子はお互いの情報交換を持ちかけ、後日喫茶店で会うことになりました。喫茶店に現れた田宮良子は見知らぬ男性Aを連れてきました。田宮良子はお腹に赤ちゃんがいると言うのです。幸いにもお腹の中の赤ちゃんは普通の人間のようです。田宮良子は「なぜ寄生獣は存在しているのか。」とつぶやきます。

田宮良子は繁殖能力がなくただ人間を食べる生物の存在意義はなんなのかと不思議に思っています。一緒にきていた男性Aは興味なさげに泉新一に敵をむき出し帰ってしまいます。田宮良子は「自分の正体を言うと、１クラス３秒で惨殺する。」と泉新一に警告します。寄生獣は顔を変形させることができるが顔を変えられない泉新一の方が不利なのです。

田宮良子は教師の職業を失わず正体もばれず日常を維持できている、とても賢い寄生獣と言えるのと同時に、知的好奇心が強く寄生獣の存在意義を模索している田宮良子はとても驚異的存在と言えます。田宮良子と一緒にいた男性Aが泉新一の学校へ単独で乗り込み戦いが始まるところでstage3は終了です。男性Aは白昼堂々と一人で学校を襲撃する短絡的な考えの持ち主のようです。田宮良子とはだいぶ違うなぁと思いました。

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「寄生獣セイの格率」の登場人物の紹介

泉　新一

物語の主人公、普通の高校生です。見た目はメガネをかけていてきゃしゃな優等生に見えます。

ミギー

未知の寄生生物です。泉新一の脳に寄生しようとするが失敗。泉新一と共生生活を試みます。生活する上で学習し知能が向上して行くところが見どころです。

村野　里美

泉新一と同じ高校に通う同級生。泉新一の右手の存在には気づかないが泉新一の性格の変化に戸惑いを見せます。

田宮　良子

泉新一の通う高校の新任の先生で寄生獣。なぜ寄生獣が存在するのか疑問に思い探求する。美人で冷静沈着な印象です。

「寄生獣セイの格率」の分かりにくい点を解説

寄生獣の特徴は寄生した生物の共食いを繰り返すことです。犬に寄生したら犬を捕食します。捕食の際は顔を変形させ鋭利な刃物のようなものが無数にあらわれ、とてつもないスピードで人間を切りつけます。一瞬で腕などを切り落とす威力です。また顔を違う顔に変えることができるので、捕食する際に男性好みの女性の顔に変形させたりします。

「寄生獣セイの格率」の感想

人間は地球上のあるゆる生物を捕食している雑食種です。寄生生物が人間をむごたらしく食い漁るシーンがありますが人間のみを捕食しているので地球上の生物、生態系で見るとどうなんだろうと考えさせられます。

まとめ

寄生獣の物語は人間を惨殺し捕食するシーンが目立ちます。人間が地球の害になっているため人間自体が減れば環境破壊が減るのではないかと提言があるかもしれません。その対策として寄生獣が襲来し人間と寄生獣の戦いが繰り広げられているとも考えられます。色んな視点で見れてとても面白い作品です。UーNEXTで無料で見ることができますのでおすすめです。