マイペースでいい。周りと比べないお互いの生き方を尊重する漫画「僕の妻は発達障害」

「僕の妻は発達障害」は、ナナトエリ/亀山聡による2019年12月~月刊コミックバンチ(新潮社)にて連載中のフィクション漫画です。

発達障害と診断された妻「知花」とその夫「悟」の日常を描いた作品です。

僕の妻は発達障害

コミックバンチweb公式サイトより

注意
”しょうがい”という言葉の表記の仕方は様々ありますが、こちらの記事では漫画のタイトル通り”障害”とさせていただきます。

あらすじ

発達障害の妻「北山知花(32)」とその夫「北山悟(30)」そして2匹の猫「かしこ」「ぺう」で紡がれる、お互いを尊重しあう「マイペースな生き方」

“どちらも「できた人」なんかじゃない”だからこそ助け合って生きていこう。お互いの気持ちをわかるまで聴き、相手を信じて自分の気持ちを伝え、周りの人にも頼りながら生きていく。幸せのかたちって人それぞれでいい。

「北山悟」は漫画家のアシスタントとして働いていて、猫を見る社会人サークルで「知花」と出会います。

社会人サークルで初めて知花と会った時、北山悟は知花の独特な感性の話に引き込まれていきます。

そして結婚した後、知花はある検査をするために病院に向かいます・・・。

発達障害とは?

生まれつき脳の発達がゆったりだったりムラがあったり、一口に「発達障害」といっても人それぞれ症状が異なります。

得意なものと苦手なものの差が開いていることが多く、その差の大きさに悩んでしまったり、周りから心無い言葉をかけられてしまう方もいらっしゃいます。

病気ではなく、生まれつきの特徴です。幼少期にわかる発達障害は知的なものが多く、学習の遅れなどからわかることが多い一方、大人の発達障害の場合は学習などは問題がなく、考え方が独特だったりいきなり会話が飛んだりと周りから見ると「ちょっと変わった人」という印象を持たれてしまうことも。

見た目などで判断することが難しく、それ故に周りが気づきにくく、本人は真面目に一生懸命しているのに、怠けているように見えてしまったり、会話が成り立たなかったり、発言や動きが独特だったり、迷惑事が多い面倒な人と思われてしまったりすることもあります。

薬などで症状を抑えている方もいらっしゃいますが、周りの方の接し方でも症状が落ち着くこともあります。

人物紹介

 北山悟

30歳。漫画家のアシスタントです。知花の夫で、自身のことを「ちゃんと生きていなかった男」と言っています。

 北山知花

32歳。発達障害と診断されました。悟の妻で、自身のことを「私みたいな出来損ない、とても一人じゃ生きていけない」と言っています。

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おすすめポイント

絵がかわいい

見出し画像

https://note.com/nana_kame/n/n7ae1d8054f6b

この作品の良いところはとても絵がかわいらしいというところです。

他にも似たようなヒューマンドラマ系の作品はありましたが、私が見た中でもとても絵がきれいでかわいらしく、すっと内容が頭に入ってきます。

今までいくつかのヒューマンドラマの漫画を読んできましたが、絵がシリアスなものが多かったように感じます。もちろんかわいらしい絵の作品もありますが、表紙の色合いが薄かったり、線が細い印象がありました。

表紙を見ただけで不安をあおるような、何となく最初の展開が読まずともわかってしまうようなそんな雰囲気を持った作品が多いイメージでした。

また、よく目にするようなタッチで描かれているということは、それだけ「発達障害」という言葉が世間に通用し、一般的で知名度があるものなのだと安心できる一因にもなっていると思います。

馴染みがない表紙デザインは何となく嫌煙されますし、少数派なのかもと思わせられる感じがします。それを払しょくしてくれる作品と感じました。

内容が読みやすい

お互いの気持ちが読み取りやすいというのも読みやすさの理由だと思います。

私が今まで読んできた作品は、主人公が発達障害を持つ人で、その主人公の心の動きをメインに描かれている作品や、逆に主人公の身近な人が発達障害で、どう関わって行けばいいのか思い悩む作品が多い印象だったのですが、この作品はお互いの気持ちがしっかり読み取れる作品だと感じました。

発達障害を持つ人の苦労、発達障害の方を支える人の苦労。それぞれ同時に感じることができるので、より理解が深まりやすく感情移入しやすいのではないかと思います。

ある夫婦の日常を読んでいるような感覚で、堅苦しい言葉などもほとんどなく全体的に和やかな雰囲気で進められます。

「発達障害」を重くなりすぎることなく、伝えるべきところはしっかり伝わってくる作品だと思いました。

監修がついている

「僕の妻は発達障害」は、しのみやクリニックの四宮滋子先生が監修しています。現役の精神科医の方が監修されているので内容も安心して読むことができますね。

感想

読みやすい。この一言に尽きます。絵にしても内容にしてもとても入りやすいです。

話についてはお互いの気持ちのズレをそのままにしないで、1つ1つの出来事を「どうしてそう考えたのだろう」「どうしてそんな行動をとったのだろう」と考えて観察し相手に確認しながら行動していくことで見えてくるものがあるのだなと思いました。

相手から何か言われたりされたりして自分が嫌だった気持ちを相手にそのままぶつけてしまっては相手を傷つけてしまうこともあります。

なのでそのままぶつけるのではなく、どうしてそう思ったのか、どうしてその行動をとってしまったのか相手に聞いてみたり、聞けそうになかったら詳しそうな人や第三者の人に聞いてみるのも大事なことですね。

いったんクールダウンして俯瞰してみることができるので、相手も傷つけず理解していくことができるのだと感じました。

まとめ

なかなか理解されにくい「発達障害」を題材にした作品で、同じ思いを抱えた方、どう接していいかわからない方々へ少しでも心が楽になるきっかけになるのではないかと感じました。

私は知花さんの感性や考え方がすごく好きだなと思っていて、素敵な部分があるのに、周りから抑圧されたり、仲間外れにされたり、毛嫌いされてしまう環境があることがすごく悲しいなと思います。

この作品を読んでくださる方が、身近にいる「ちょっとほかの人ととらえ方が違うな」「周りの人と同じことをするのに手間取ってしまっているな。」などと感じる方に、”どちらも「できた人」なんかじゃない”と、この作品のことを思い出して頂くだけでもお互い心が楽になるのではないかと思います。

生きていきやすくなるひとつのきっかけになると思いますので、是非一度読んでみてください。

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