心もバリアフリー! こだわりを捨て去って 映画「聲の形」みてみよう!

 

 

近頃は、映画館へ行かなくても、テレビで放送していなくても、動画配信サービスで好きな作品を見ることが出来ます。24時間どこでも、好きな映画やドラマ、アニメが見放題ですね。

たくさんある中から、あなたが作品を選ぶ基準は何ですか?私の場合、自分の好きなジャンルの話を選んで見る。という選択肢のほかに、身近な人のオススメの作品を見る。ということがあります。アニメに関しては、主に娘に薦められて見ることが多いです。

自分の好みでない作品を見て、意見を交換し、理解を深め合うことで、作品が好きになることも良くあります。映画『聲の形』もそのようにして新しい発見をした作品のひとつです。これから私が思う『聲の形』の魅力を紹介します。


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※以下作品のネタバレがありますので、ご注意ください。

登場人物紹介

 

・石田 将也(いしだ しょうや)

本作品の主人公。小学生の時の“ある出来事”以来、周囲から孤立しています。

・西宮硝子(にしみや しょうこ)

先天性の聴覚障害をもつ少女。コミュニケーションの困難や失敗を避けるために、愛想笑いが癖になっています。

・西宮結弦(にしみや ゆづる)

硝子の妹。中学生。大好きな姉を守るため、男の子のように振る舞っています。いつもカメラを持ち歩いています。小さな生き物の死骸の写真を撮って室内に飾るのは、姉が死にたいと言わなくなると思っているからです。

・永束友宏(ながつか ともひろ)

石田が高校で初めて出来た友達。同級生に嫌がらせをうけていたところを、石田が助けます。石田のことを「やーしょー」と呼んで慕っています。

・植野直花(うえの なおか)

石田や硝子とは小学校の同級生。相手の気持ちを考えずに、はっきり自分の意見をいう女の子。

・佐原みよこ(さはら みよこ)

石田や硝子の小学時代の同級生。手話を積極的に学んで硝子と交流していましたが、途中で転校してしまいます。

・川井みき(かわい みき)

硝子とは小学校の同級生。石田とは高校でも同級生です。正義感が強く、しっかりしていますが、自己中心的なところがあります。真柴智に好意をもっています。

・真柴智(ましば さとし)

石田の高校の同級生。石田に興味を持ち仲良くなります。川井のことが気になっている様子です。

この物語のはじまりは?

・高校生の石田将也は、部屋にあったものを売ったお金と、バイトをして稼いだお金を母の枕元におき、家を出ます。そして小学校の同級生だった硝子に会いに行きます。それは、小学6年生だった頃の“ある出来事”を詫びるためでした。

小学校での“ある出来事”とは?

・小学生の少年、石田将也のクラスに先天性の聴覚障害を持った少女、西宮硝子が転校してきます。硝子は、同級生にノートを使って会話して欲しいと自己紹介します。

・子ども達は硝子とコミュニケーションを取ろうとしますが、ノートだけではうまくいきません。硝子とのやりとりにが面倒になり、遠ざかっていく同級生たち。それでもノートを差し出し筆談しようとする硝子でしたが、みんなとの距離は縮まりません。

・その頃「きこえの教室」から手話の先生が来て、みんなに手話を教えます。佐原は積極的に手話を覚えて硝子と話しはじめます。しかし佐原は突然転校してしまいます。

・ある日の授業中、石田が硝子の耳のそばで大声を上げます。びっくりした硝子を見て「もしかして聴こえるの?」と思った植野は、その時、硝子の耳に補聴器を見つけ手に取ります。植野から補聴器を受け取った石田はそれを投げ捨ててしまいます。

・その後、何度も補聴器に手をかける石田。ある日硝子の耳にけがをさせてしまいます。硝子が休んだある日。校長が「補聴器が5ヶ月で8個紛失、故障してます」と告げます。「クラスでいじめがあったのでは?」と、問いただす担任。石田だけが同級生に犯人扱いされてクラスから孤立してしまいます。

・石田の母は、硝子の母に補聴器の代金を持ってお詫びに行きます。その頃から、クラスで石田への嫌がらせがはじまります。石田の机の落書きを消している硝子は、石田に話しかけますが、石田に分かってもらえません。思いが互いに伝わらないまま、ふたりはもみ合ってしまいます。その後、硝子は転校してしまいます。

担任の先生はもう少し、硝子や他の子どもたちの様子に気を配れなかったのでしょうか。手話の先生にも、もう少し早く来て欲しかったなと思いました。

あらすじを紹介しながら、印象に残ったシーンを振り返ります

再会

・小学生の同級生との仲を修復出来ないまま、石田は中学生になりました。「自分が犯した罪はそのままじぶんに跳ね返る。その罪を背負い罰を受ける人間だと思い知った。そして孤立した」孤立は高校生なってからも続きます。

・高校生になった石田は、硝子に会いにいく決心をします。5年ぶりの再会。どう反応していいか困る硝子でしたが、石田は手話を覚えていて、手話で会話をすることが出来ました。

・2週間後石田は「本当は会ってはいけないと思った。友だちの意味をこの2週間ずっと考えていた。会う理由を探していた。」と告げると、硝子も「私も同じことを考えていた。」と答えます。相手が自分と同じことを考えていたことを知り、わだかまりが解けた2人は、友達として交流をはじめます。

・ある日、硝子は石田に手話を使わず自分の声で「好きだ」と告げます。しかし石田はそれを聞き取れません。思いが伝わらず落ち込んでしまった硝子。しばらく連絡が取れず避けられていると感じた石田は、結弦に硝子を遊びに誘ってみたらとすすめられます。そして「何人かで遊びにいくんだけど」とメールをします。

石田に告白する日、髪をポニーテールに結って出掛けた硝子が可愛かったです。大声で告白したのに石田に分かってもらえなかった様子を見て、もどかしくなりました。

遊園地

・石田は硝子のほか結弦、永束、佐原、植野、川井、真柴を誘って遊園地へ遊びに行きます。

・「友だちっぽい!」みんなで遊ぶうちに石田は友達と一緒に過ごす楽しさを思い出していました。一方、植野は硝子ひとりだけを観覧車に誘います。そして硝子に「空気をよまずに、ノートを渡してくるあなたが嫌だった」と告げるのでした。

観覧車で2人きりになった、植野と硝子。実はこの時の様子は、硝子の手の中のデジカメに収められていました。姉が心配で結弦が硝子に持たせたものでした。映像を後で見た石田は硝子が「私は私が嫌いです」と言ったのを聞いて、「西宮には自分を嫌いになって欲しくない」と呟いたが印象的でした。

橋の上

・真柴は、遊園地での硝子に対する植野の態度を見て、石田に尋ねます。「硝子がかつていじめにあっていたのではないか」と。

・川井が真柴に何か話したのではと思った石田は、教室で川井を問いただします。川井は、石田がかつて同級生をいじめていたことを、クラス中に聞こえるように話します。

・それにショックを受けた石田は帰宅。しかしその途中、いつも硝子と会っている橋の上で、硝子、佐原、結弦に出会います。後から石田を追ってきた川井、真柴、永束、植野もやってきます。

・石田に向かって硝子に謝れと促す川井。それをきっかけに、それぞれが“あの日の出来事”について、互いを攻めはじめます。むき出しの心がぶつかり合った結果、思いはすれ違ったまま、みんな別れていきました。

みんなが感情をあらわにして怒っている様子は、耳の不自由な硝子にも伝わったようで…。傷つけ、傷つきあったみんなは、これでスッキリしたとは思えません。とても心配です。

花火大会

・夏休み、石田は西宮家の人たちと一緒に、花火を見に行きます。石田と硝子は2人で花火を見ていましたが、硝子は突然勉強をするからと家に帰ってしまいます。

・結弦にカメラを取ってきてと頼まれ西宮家を訪れた石田は、ベランダに立ち尽くす硝子を見つけます。なんと、硝子はそこから飛び降りようとしていたのです。

・ギリギリのところで硝子を助けた石田でしたが、力尽きて自分が転落してしまいます。落ちたのは、川の中でした。何とか一命は取り留めました。

花火を見物している硝子は、お茶を飲んでいるのですが、お茶の入ったコップに花火の振動で波紋が出来ているのを見て、硝子は振動でも花火を楽しんでいるのだなと思いました。あと、ベランダに立つ硝子の浴衣が風になびく様子がとても綺麗で…。でも見とれている場合ではない!と思いました。

 

和解

・「わたしと一緒にいると不幸になる」と死のうとした硝子を、石田は「西宮を不幸にしたのは俺なのに」と思い、助けます。

・硝子は永束に「わたしが石田くんを築き上げてきたものを壊してしまった。壊したものを取り返したい」と言います。そして小学時代の同級生に会いに行き、想いを伝えます。

・石田はある夜、いつも会っている橋の上で硝子に会います。「昔のことは謝る。(あの時は)話したかっただけ。結局傷つけてしまった」と初めて謝ります。硝子も「変わらなかった自分が悪かった」と詫びます。そして石田は硝子に「君に生きるのを手伝って欲しい」と告げるのでした。

・石田が退院後、登校した日は、文化祭当日でした。一緒にいた硝子に「学校で浮いてるんだ。下を向いていると楽」と話すと、硝子は「下向いていて、いい」と励まします。永束も「橋の上のことは気にするな」と元気付けてくれます。

・文化祭に駆けつけた、小学時代の友だちも自分の回復を喜んでくれています。硝子もみんなとの関係を回復させていました。石田は自分もそろそろ前を向こうと決心します。

・石田は、閉じ籠っていた殻を脱ぎ捨てます。そして周りを見渡すと賑やかな話し声が聞こえ、明るい笑顔が見えてきました。石田はついに心を開き、孤独から解放されたのでした。

この映画の中では、石田が心を閉ざしてコミュニケーションを避けている相手の顔には、ばつ印がついて、見えなくなっています。高校のクラスでは、はじめはみんなの顔にばつ印がついていますが、永束、川井、真柴とそれぞれ会話をするようになると、その瞬間ペリッとばつ印は剥がれます。石田が最後のシーンで、殻を破ってみんなの声を聞き、大勢の顔のばつ印が一斉に剥がれた時には心が晴れやかになり、清々しい気持ちになりました。


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原作や制作スタッフについて

 

・映画『聲の形』は2016年、9月17日に全国の劇場で公開されました

映画『聲の形』公式サイト (koenokatachi-movie.com)

原作について

原作者は『不滅のあなたへ』の大今良時。『聲の形』は、第80回週刊少年マガジン新人漫画賞入選。『週刊少年マガジン』2013年第36・37合併号から、2014年第51号で連載されました。「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位受賞。単行本は全7巻。講談社から発売されています。

制作スタッフについて

アニメーション制作は、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『Free!』の京都アニメーション。監督は、TVアニメ『けいおん!』の山田尚子。脚本は、映画『夜明け告げるルーのうた』の吉田玲子。両氏は『映画 けいおん!』『たまこラブストーリー』『リズと青い鳥』でも、監督、脚本としてタッグを組んでいます。

・また、『聲の形』と文部科学省のタイアップも企画されました。いじめや自殺など子供のSOSに対する取組や障害のある子供への特別支援教育の促進という観点から実現しました。

この物語が私たちに問いかけるもの

 

『聲の形』は、確かにいじめから始まる物語ですが、そこには不器用だけどひたむきな子ども達の姿があります。物語が描きたいのは、自分の心にまっすぐな若者たち。私は、彼らが本当は見たくない過去の自分に、真っ正面から向き合うところに惹かれます。

石田と硝子は小学生の頃から互いのことが気になっていたのだと思います。しかしあの時は思いを伝え合う方法を知らなかったのです。石田が手話を勉強し、互いの思いが通じあってすぐに打ち解けたけれど、ふたりが仲良くなったことで引き寄せられた同級生たちの間には、まだ消えない傷が残っていました。

植野は空気を読まずに近寄って来る硝子が大嫌い。石田がクラスから孤立したのは、硝子のせいだと思っています。佐原は硝子と仲良くしていたけど、途中でいなくなったことを後悔し、気持ちを伝えられないまま暮らしてきました。川井は自分もこの件に関わっているのに、周りから責められると、他人事のような態度を取ります。きっと巻き込まれるのが嫌なのでしょう。

石田と硝子が互いの関係を修復しようと動くなかで、彼らの古傷がえぐられていきます。橋の上での出来事以降、それぞれが交流していくなかで、みんなの心が少しずつ癒されていく過程に、心が揺さぶれます。思いはぶつけ合ってこそ通じる。私はこの物語を通して心からそう思いました。

一方、子どもたちがこんなに悩み、傷ついている時に、親や教師をはじめ、大人たちには何が出来るのでしょうか。改めてこの映画を通して考えてみたいと思います。この物語は大人たちにこそ、問題を投げかけていると感じています。『聲の形』は大人にこそ見て欲しい作品だと思います。

まとめ

・『聲の形』は、硝子に嫌がらせをしたあと、クラスで孤立した石田が、五年後、硝子や同級生たちとの関係を取り戻そうとする姿を描く物語です。

・原作者は『不滅のあなたへ』の大今良時。『聲の形』は、第80回週刊少年マガジン新人漫画賞入選。『週刊少年マガジン』2013年第36・37合併号から、2014年第51号で連載されました。

・アニメーション制作は、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『Free!』の京都アニメーション。監督は、TVアニメ『けいおん!』の山田尚子。脚本は、映画『夜明け告げるルーのうた』の吉田玲子です

・また、この映画と文部科学省のタイアップも企画されました

この物語では、各キャラクターの心理描写がとても丁寧に描かれています。またその表情や仕草も繊細です。だから、よりリアルに、一人ひとりの人物の気持ちに寄り添うことができるのだと感じました。さすがは京都アニメーションの作品だなと思いました。

今回の記事を書くにあたっては、娘が公開時にもらったチラシなどを出してくれたり、私が分からないところを解説してくれたり、いろいろ助けてくれました。娘の視点も大いに参考にさせてもらいました。

「視覚障害者がいじめにあう」という場面から入っていく映画ですが、彼らの不器用ながらも相手に思いを伝えようと頑張る姿を、しっかりと見守って欲しいです。さまざまな葛藤を経て成長した彼らは、とても爽やかに、そしてまぶしく見えます。

ぜひ、こだわりや先入観を捨てて、楽しんで見て欲しいと思います。


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