【感想】映画「プライベート・ライアン」あらすじ・ネタバレ・キャスト


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※この作品はネタバレを含みます。ご注意ください。

 

「戦争映画史に残る30分」と言われた、衝撃的な序盤の「ノルマンディー上陸作戦」が描かれた今作。一人称視点で、まるで自分も彼らと同じ場所にいるかのような臨場感は圧巻です。

飛び散る血しぶき、おもちゃのように吹き飛ぶ人間の体。そんな惨状の中、たった1人の一等兵を無事故郷に帰すため、8人の兵士が命をかけて救出に向かう、実話を基にした名作映画をご紹介します。

 

作品概要

出典:映画.com

 

作品名:「プライベート・ライアン」 (原題:Saving Private Ryan)
公開・制作:1998年・アメリカ
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス/エドワード・バーンズ/マット・デイモン/トム・サイズモア 他

 

あらすじ

 

出典:IMDb

 

1944年、オマハ・ビーチ。ジョン・H・ミラー大尉 (トム・ハンクス) 率いる部隊を含めたアメリカ軍は、ノルマンディー上陸作戦を実行しようと、荒れた海の上で船の扉が開く、その瞬間を待っています。

 

全員が緊張の面持ちで、船酔いで吐く者、ひたすら神に祈るもの、冷静に前を見つめる者、それぞれがこれから始まるであろう激戦に備えています。

 

やがてビーチに到着し、船の扉が開くやいなや、丘の上から構えていたドイツ軍が放つ弾丸の嵐に、ビーチに降り立つこともなく次々と兵士が撃たれ死んでいく。
弾丸から逃れようと海に身を投げた者は、海の中で撃たれるか、窒息して沈んでいきます。

 

運良くビーチに足を着けても、丘の上からの狙撃に倒れ、地雷で人の体がおもちゃの様に吹き飛んでいく…。まさにこの世の地獄そのもの。

 

激戦をくぐり抜け、なんとか上陸を無事果たしたアメリカ軍。
一息付く間も無く、状況報告に来たジョン大尉のもとに、新たな命令が下ります。

 

命令は、「敵地で行方不明となったジェームズ・ライアンを保護し、本国に帰還させること」。
どこにいるのか、生死すら分からない一人の一等兵を帰還させるため、ジョン大尉は率いる7人の兵士達とともに、保護に向かいます。

 

登場人物・キャスト

出典:IMDb

 

トム・ハンクス

ジョン・H・ミラー大尉を演じたトムですが、もはや彼の活躍のほどは言わずもがなですね。
この作品で最も印象に残ったのは、ウエイド衛生兵が戦死し、撃ったドイツ人をその場で処刑しようとした部下を諌めた後、一人離れて声を殺して泣くシーンです。

 

この映画で唯一、このシーンだけジョン大尉は “ジョン” に戻ります。普通の、一人の人間として、仲間の死を悲しみ、感情を表に出すのは、後にも先にもこのシーンしかありません。

 

部下に見られないように気にしながら、それでも堪えきれなかった涙を流していたのはとても胸にくるものがあり、その後一瞬で涙を止めて “ジョン大尉” に戻る姿は、まさにトム・ハンクスだからこそできた演技だと思います。

 

トム・サイズモア

ホーバス軍曹を演じています。彼は、その後公開されている 「ブラックホーク・ダウン」 でも同じく軍人を演じていますが、その時の演技も高く評価されている名優です。

 

肥満気味で足は遅いですが、「ass」 を連呼する姿はまさに軍曹といったキャラクターでした。
気は短いですがジョン大尉との付き合いが長く、お互い心から信頼している関係であることが作中の様々なシーンから伝わってきました。

 

また、彼は私生活で複数回逮捕歴があり、演技はピカイチですが、もともとアグレッシブなタイプなようですね 笑。

 

エドワード・バーンズ

ライベン一等兵を演じています。気が短く気性が荒い、ライアンへの恨みを隠しもしないキャラクターで、顔も含めて完全にハマっていました。

 

彼は俳優としての顔もありますが、監督・脚本・制作・出演全てをこなしている作品も多く、大変マルチな才能がある俳優です。

 

ヴィン・ディーゼル

カパーゾ二等兵を演じています。任務に同行したアパム技能兵を小馬鹿にするような面もありましたが、任務途中に寄った村で遭遇したフランス人家族の小さな女の子を保護しようとする、情に厚い部分もある、憎めない兵士でした。

 

今作では保護任務部隊の中で最も早く戦死する役柄ですが、この映画に出演後、「リディック」 「ワイルド・スピード」 「トリプルX」 など大作シリーズ映画に次々と主演、一躍人気俳優となっています。

 

バリー・ペッパー

ジャクソン二等兵を演じました。ピカイチの腕を持つ狙撃手役です。笑うことがなく、口数も少ないですが、戦車に撃たれて戦死する直前、共に戦っていた仲間を逃がそうと叫ぶシーンがあり、戦場でなければ心優しい人なんだろうなと思いました。

 

演じるバリー・ペッパーですが、「61*」 という野球映画では、「ミスト」 で主演を務めたトーマス・ジェーンとダブル主演で出演していますが、それ以外は主演というよりは “名脇役” という立ち位置かもしれません。個人的にとても好きな俳優さんです。

 

アダム・ゴールドバーグ

メリッシュ二等兵を演じました。ユダヤ人で、捕虜となったドイツ軍の兵士達に向かって 「俺はユダヤ人だ」 と何度も言うシーンは非常に印象に残りました。

 

また、彼は保護任務部隊の中で最も無残な死を遂げたと私は思っています。格闘の末、上からのしかかられて、目を見ながら心臓をゆっくりとナイフで刺されるのです。
初めてこの映画を観た時、このシーンを観ている間自分の心臓がとても痛くなったのを覚えています。

 

演じているアダム・ゴールドバーグですが、正直、私はこの映画以外で彼を観たことがなかったのですが、 「ビューティフル・マインド」 に出演しているのを見つけた時は、なぜかちょっとうれしかったです 笑。

 

ジョバンニ・リビシ

ウエイド衛生兵を演じています。人当たりがよく、戦場でも一人温かい空気を持っている兵士でした。

 

彼の最も印象的だったシーンは、やはり戦死するシーンでした。ドイツ兵に複数発撃たれ、全員が必死に止血する中、「ママ、ママ…」 「家に帰りたい」 と悲痛なセリフを繰り返していました。このシーンでは涙が止まらなかったです。

 

ジョバンニ・リビシもとても好きな俳優の一人で、一時期は彼の作品ばかり観ていました。
特に、知的障害者の恋愛を描いた 「カーラの結婚宣言」 での演技が素晴らしく、大作映画かどうかに関わらず、バランスよく様々な作品に出演しています。

 

ジェレミー・デイヴィス

アパム技能兵を演じました。もともとジョン大尉の部隊に所属していた訳ではなく、今回の任務のために通訳として同行することになった兵士です。

 

実戦経験がなく、戦場にいても 「人を殺す」 ということに抵抗を持っているアパムでしたが、ウエイド衛生兵の命を奪ったドイツ兵を処刑することに反対し、そのドイツ兵がジョン大尉を殺す場面を見てしまい、最終的にアパムが自らの手でドイツ兵を打つシーンは、非常に考えさせられるものがありました。

 

私はこの作品以外でジェレミー・デイヴィスを観たことが今のところ無いのですが、年に1本ペースで映画に出演し、その他ドラマの方にも多く出演されているようですね。

 

マット・デイモン

今作の “主役” ライアン一等兵を演じています。兄弟は全員戦死し、自らは戦場に残って仲間と戦いたいのに、「命令だから」 と自分だけ保護されるという事実を聞かされた時の葛藤は想像もつかないほどだろうと感じました。

 

また、この映画のストーリーのため、撮影時は意図的にマットと他の出演者たちを交流させず、敵対心を持ちやすくしたというエピソードがありますが、私なら一人だけ分かりやすくハブられたらそれだけで相当傷つきそうなので、そんな中でもあれだけの演技をした彼は、本当にすごい精神力だと思います。

 

演じているマット・デイモンの活躍は…有名すぎて皆さんご存知ですよね 笑。

 

戦争映画史に残る衝撃の序盤30分

出典:IMDb

 

この映画は、ストーリーの深さもさることながら、やはり最も強烈な印象を与えるのは序盤のオマハ・ビーチ上陸からの激戦シーン30分だと思います。

 

文字通り “雨のように” 降り注ぐ弾丸に次々と倒れ、爆破に当たって吹き飛ぶ人の上半身や手足。いわゆる 「グロテスク」 なシーンが続きます。

 

しかし、本当に衝撃なのはグロテスクさではなく、このようなことが実際に起きていたことだということです。降参したドイツ兵士に対し 「何を言っているのかよくわからないから」 と、いとも簡単に射殺したり、死体を調べながら冗談を言い合い、笑い合ったり。戦場での、あまりの 「命の軽さ」 に衝撃を受けました。

 

その後も何度か戦闘シーンはありますが、やはり序盤の印象の強烈さは何度観ても変わりません。この映画に対する思いだけではなく “戦争” という歴史そのものを考えさせられました。

 


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激戦の直後に下る 「一人の一等兵を保護しに行け」 という命令

出典:IMDb

 

今作の軸となる 「ライアン一等兵の保護」 ですが、既述の通り、人の命が究極に軽んじられている環境の中で、どこにいるのか、生きているのかも分からないたった一人の兵士を保護するため、8人の兵士の命を危険に晒せという命令が下ります。

 

命令は絶対。ジョン大尉は従いメンバーを集めますが、その中で最初から最後まで任務に反発していたのがライベンです。言葉が荒く、短気なライベンですが、彼らの立場に立ったら、どれだけ理不尽な命令かと私も思うと思います。

 

何より、自分もいつ死ぬか分からないのです。自分の命すらどうなるか分からない状況の中で、家族でも友達でもなく、顔も見たことが無いどこかの一等兵を、自分の命を犠牲にしてまで救いにいけという任務。

 

戦場にいるわけでもない、安全な場所にいる偉い人から一言命令されれば、戦地にいる兵士の命の価値すら簡単に平等ではなくなってしまう、それが戦争なのだと感じます。

 

当たり前の死で溢れる状況下での “8人の犠牲”

出典:IMDb

 

結局、最終的に最後まで生き残るのはライアン、ライベン、アパムの3名のみで、ジョン大尉を含む残り5名は、次々に命を落とすことになります。

 

この任務につかなければ、もしかすると助かっていたかもしれない命。カパーゾは少女を救おうとして狙撃され、ウエイド衛生兵も次の戦地で狙撃され戦死します。

 

しかし、ウエイド衛生兵を狙撃したものの、ジョン大尉のおかげで命拾いしたドイツ兵が、救ってくれたはずのジョン大尉を狙撃するのです。

 

映画の最終戦では、それぞれがそれぞれの持ち場であえなく命を落としていきます。最後に生き抜くのが、最もライアン保護に反発していたライベンというのも複雑な心境になりました。

 

意志とは関係なく守られる自分の命

出典:IMDb

 

ここまでは 「救う側の葛藤」 を書きましたが、この映画では 「救われる側の葛藤」 も非常に大きなポイントだと思います。

 

そもそも、ライアンは 「助けてくれ」 と頼んでおらず、何より本人は仲間と一緒に戦い抜きたいと考えています。そんな中、突然知らない部隊が自分を保護しに来たと言い 「君の兄弟は全員戦死したから、君を保護することになった」 と告げられるのです。

 

こんな残酷な話があるでしょうか。ふとジョン大尉の部隊に目を向けると、自分に対して憎悪に満ちた目を向けた兵士たちがいます。それでも彼は、戦場で最後まで戦うことを宣言します。ライアンからしてみれば、勝手に命令が下され、勝手に保護に来られただけなのですから。

 

「お前のせいで仲間が死ぬ羽目になった!!」 と激昂するライベンですが、ライアンの立場を考えると 「そうだそうだ!」 とは、とてもなれませんでした。

 

ライベン自身も本当は理解していたのだと思います。最終的にはジョン大尉率いる部隊を含め、全員で戦うことを決めるのです。戦争そのものが不正解で、その中で起こる出来事は全て 正解、不正解は無いのだろうと感じ、絶望しました。

 

まとめ

出典:IMDb

 

この映画は、時間があれば何度も観てほしい作品です。最初は映像に衝撃を受け、次にストーリーに衝撃を受け、次にそれぞれの心境の救われなさに衝撃を受けます。

 

できることは 「戦うこと」 のみ。悲しんだり、仲間を思ったりする余裕などなく、ただただ目の前の戦場に挑むのみなのです。仲間が死のうと誰が死のうと、次の瞬間には自分の命が脅かされます。そんな中で生きなければいけなかった時代が実際にあったのかと思うと、いかに今の時代が平和で穏やかであるかと思い知らされました。

 

最後に歳をとったライアンが、「私はいい人生を歩んだだろうか?いい人間だったんだろうか?」 と妻に問うシーンがありますが、その場には無数の白い十字架が並んでいます。

 

その十字架ひとつひとつ、全てに物語があるのだと思うと、戦争の罪深さを感じずにはいられませんでした。

 


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