頑張るお父さん!「体操ザムライ」ネタバレ記事 閲覧注意

引退に追い込まれた体操選手・荒垣城太郎は、忍者を名乗る謎の外国人・レオナルドと出会う。

城太郎は再び選手として返り咲けるのか?

レオナルドはいったい何者なのか?

公式サイト:https://taiso-samurai.com/?flom__lower

スポーツアニメでありながら、”家族”の絆とそれぞれの夢を描いた作品です。

また、OPは懐かしのORANGE RANGEの「上海ハニー」を主要キャラ3人が歌ったものです。

見ればきっと、明るい気持ちにさせらる、そんな作品です。

 

以下の内容にはネタバレが含まれます。閲覧の際にはご注意ください。

あらすじ

引退?

舞台は2002年日本、かつては銀メダルを取ったこともある体操選手・荒垣城太郎は、肩の怪我により引退に追い込まれていた。

 

鬼怒川の江戸村で、娘の玲に引退することを告白しようとするが、エージェントに追われている忍者・レオナルドが現れ、機会を逃してしまう。

レオナルドは江戸村からそのまま自宅まで付いてきてしまい、居候することになる。

 

その後も度々レオナルドに邪魔をされ、結局記者会見当日まで告白出来なかった。

まだやれるのにという思いと共に挑んだ記者会見で「現役を引退しま…」まで口に出したその時だった。

自分を応援する妻と娘が脳裏をよぎり、出てきた言葉は「引退しませぬ」だった。

 

クラブをクビになり、行く宛のない城太郎は、一人でどうにかトレーニングを続けようとするが、ことごとく失敗する。

 

マリの店で働くことになったレオナルドは、接骨院の医師のブリトニーと出会う。

レオナルドに川本を紹介してもらった城太郎は、鍼治療をされ、本格的なトレーニングは止められ、太極拳と定期的に鍼を勧められる。

 

ブリトニーの治療の中で、何度も天草コーチに体を休めろと言われ、それを無視してきた事に気がついた城太郎は、自分の事も天草の気持ちも見えてなかったと反省する。

 

もう一度コーチをしてほしいと頼み込み、二人は選手としては高齢で肩の爆弾を抱えているという未知の世界へ挑む。

 

クラブへ戻った城太郎のもとに、体操界の新星・南野鉄男が乗り込んできて、城太郎が負ければ体操を辞めるという条件の決闘を申し込む。

天草は城太郎の勝負の感を取り戻すために決闘を受ける。

 

技のミスを減らすことを目標に、体幹を徹底的に鍛え直し、勝負に挑む城太郎は、鉄棒で実力を出し切り、最高の演技をする。

だが鉄男は、城太郎が編み出したが今は使えない技「アラガキ(3回転)」を繰り出し、大きく差を付ける。

 

鉄男は城太郎に、約束通り体操を辞めろと迫る。

だがレオナルドが割って入り、城太郎から体操を取り上げないでほしいと天草と共に頼み込む。

 

城太郎が、どうして自分の体操を見たいのか、とレオナルドに訊くと、レオナルドは「荒垣家のシノビでござる」と答えた。

 

不安?

レオナルドは、玲が城太郎のことでからかわれているところを見つける。

玲は城太郎を心配させたくなくて、他の人には黙っておくように言う。

 

玲が心配なレオナルドは、学校まで行き、玲を見守ることにした。

レオナルドがいることに気づいていた玲。

母の墓石行き、憧れの母親について語る。

 

玲は弱いところを見せようとしなかった。

そこへ捨てられた授業参観の紙を見つける。

 

レオナルドは絶交を覚悟で、玲の授業参観へ行く。

陽気なレオナルドは必要以上に目立ってしまい、最終的に玲はブチ切れてしまう。

言いたいことを言い切った玲は、スッキリした顔をして、レオナルドと仲直りした。

 

城太郎はNHK杯へ挑む。

1日目の成績は、1位は鉄男、城太郎は15位だった。

しかし、城太郎はここ数年で一番の調子の良さを感じていた。

 

最終的に1位はそのまま鉄男、城太郎は6位で終わった。

 

レオナルドは再びエージェントに見つかり、修行に出ると書き残して荒垣家を出ていく。

城太郎は中国との合同合宿に誘われる。

だがその期間には、玲の誕生日も含まれていた。

 

荒垣家は家族全員で誕生日を祝うのがしきたりだった。

誕生日が近づいているのにレオナルドは行方不明になり、父は合宿に行ってしまう。

玲は寂しさを覚えるが、城太郎の前では特に気丈に振る舞った。

 

城太郎は会議で遅くなるため、玲は一人で夕飯を摂ることになり、フライドチキンを食べる。

フライドチキンを床に落としてしまい、それをビックバード(BB)が食べてしまう。

共食いをしてしまったと知ったBBは気絶する。

 

城太郎やマリに連絡を取ろうとするも繋がらず、玲は一人で動物病院へ行く。

玲はBBが倒れたのは自分のせいだと責め、一人で家に居たくないと、夜の街へ逃げ出す。

 

家に帰った城太郎は、玲がいないことに気が付き探しに出る。

マリの情報網により無事に見つかった玲は、マリに家出をした理由を話す。

 

レオナルドが居なくなって、これまで大丈夫だったことが、大丈夫じゃなくなった。

母のように完璧な人でいたいのにどんどん理想から離れていく。

 

だが憧れの母親は実はいつも笑顔で完璧な人ではないことを話され、我慢することは無いのだと言われる。

玲は城太郎に今まで遠慮して言えなかった、自転車に乗れないことを話す。

 

レオナルドも戻ってきて、元気を取り戻した玲は、張り切って城太郎を見送った。

 

行方不明の間、レオナルドはロンドンに連れて行かれていた。

ロイヤルの至宝として舞台に上がるように言われるが、レオナルドはまだ舞台には立てないと、日本へ戻りたいと懇願し、期間限定で許された。

 

合宿の最終日、城太郎は会食そっちのけで練習をする中国のトップ選手・リュウと会う。

選手としてのピークを過ぎたのに、何故まだ体操を続けるのかと問われた城太郎は、体が動く限り体操を続けると答える。

 

リュウに忠告されたこともあり、今のままでは勝てないと思った城太郎は、4回転に挑む。

だが前人未到の技故に、ビジョンが掴めず、難航する。

 

夢?

城太郎と玲レオナルドがロイヤルの至宝と呼ばれるバレエダンサーであることを知る。

玲は母のような女優になることを決意する。

 

城太郎はレオナルドのおかげで体操を続けられていることに感謝し、レオナルドがバレエの世界に戻るなら全力で応援すると言うが、話の途中で網に引っかかっているフクロウを見つける。

 

フクロウを助けた城太郎は捻挫してしまう。

大会には出られるとブリトニーに診断されるが、城太郎がダメになるところを見たくないレオナルドは大会に出ることを止めようとする。

 

だが城太郎の意志は硬かった。

それは、亡き妻知世や玲、レオナルドを始めとした様々な人に支えられているからだった。

 

城太郎の「出来るのに何故やらない」という言葉と視線で、過度な期待と妬みを向ける大衆の目を思い出し怖くなったレオナルドは、荒垣邸を去る。

 

全日本体操競技選手権大会1日目。

世界大会で銀メダルを取った鉄男に注目が集まる。

だが、鉄男は体調が良すぎて普段の調子が出ず、逆に点数を落としてしまう。

 

逆に城太郎はどんどん点数を稼ぎ、1位で1日目を終える。

 

城太郎はレオナルドが来ると信じて席を取っていたが、結局レオナルドは来なかった。

 

レオナルドを追っていたエージェントの一人・スカーレットは、今のまま連れ帰っても、舞台には立てず、いずれは踊ることすら止めてしまうかもしれないと危惧し、玲とレオナルドが会うように謀る。

 

レオナルドと会った玲は、城太郎の体操を見に来てほしいと頼むが、レオナルドはやらなければならないことがあるからと断る。

翌日、それがレオナルドの嘘だと気がついた玲はBBも連れて空港へ急ぐ。

 

城太郎は自分と違って強い。そう思って意固地になるレオナルド。

だが玲は城太郎は強くないと言う。

 

レオナルドは、ずっと逃げ続けている弱い自分を知れば、みんな失望して居なくなることが怖かった。

だが玲は引かなかった。

 

レオナルドがダメな時は、自分や城太郎が側にいる。

だから、今ここにいるレオナルドに来て欲しいのだと説得する。

 

2日目、調子を取り戻した鉄男は高難度の技を繰り出し、高得点を出す。

一方、城太郎は足の痛みで点を落とし差を付けられていた。

 

最後の鉄棒にレオナルドと玲は間に合う。

城太郎はサムライさながらの闘志をみなぎらせ、高難度の技と4回転を成功させる。

城太郎の技に、会場は沸き立ち、世界中へサムライの生き様を見せた。

 

2年後ロンドンには、バレエを観劇しに来た荒垣家と舞台上で舞うレオナルドの姿があった。

登場人物の説明

荒垣城太郎

かつては世界大会で銀メダルを取ったこともあり、「サムライ」と呼ばれて民衆に馴染まれた体操選手。

度が過ぎるほどのポジティブ。鈍感で周りを蔑ろにしてしまうこともある。

引退に悩んでいたが、レオナルドのおかげでもう一度選手として活躍するようになる。

大女優の三船知世と結婚していたが交通事故で先立たれ、今は玲とマリの3人とBBの1羽暮らし。

荒垣玲

城太郎の娘。

城太郎を応援している。

いつでも笑顔で完璧だった母を目指して明るく振る舞う。

後に、母が大女優さながらの演技を特等席で見せられていたのだと知る。

レオナルド

江戸村から付いてきた謎の忍者。

正体は「ロイヤルの至宝」と呼ばれる、天才バレエダンサー。

周囲から評価されることや勝負の世界が重荷となり、上手く舞えなくなり逃げ出した。

忍者になった理由は忍びたいから。

子供の時に城太郎がアラガキを大会で初めて成功する場面を現地で見ている。

荒垣マリ

城太郎の母。池袋で「スナックマリー」を経営している。

来るもの拒まず去るもの追わずの精神で、他人のことに深く踏み込まない。

天草紀之

城太郎のコーチ。娘がいる。

滝沢友樹

城太郎と同じスポーツクラブの後輩。

チャラい。

荒垣ビックバード(BB)

南米から来た幸運を呼ぶ鳥。

流暢に言葉を話す。完全に意思疎通している。

知世が亡くなった時にマリが知人から貰ったと言って連れてきた。おそらくはまだ幼い玲が寂しくないように。

ワラエバエエンヤデ。

南野鉄男

体操界のニューウェーブ。バンダナ王子の愛称で親しまれている。

城太郎への当たりが強いが、実際は憧れが転じたもの。

あゆ

マリの店で働いている女性。

ガングロ女子高校生の格好をしているが、実年齢は不詳。

世界を股にかける傭兵設定らしい。強い。

ブリトニー

接骨院の医師。オカマ。

強いオネエ・オカマの出てくる作品にハズレはない。

考察・感想

他のスポーツアニメって、男と男のぶつかり合いだったり、若い青少年が主役の作品が多いと思うんです。

でも体操ザムライは、もう選手生命が終わってもおかしくない29歳、子持ちの父親が主人公で、テーマは家族と夢。

 

従来の通りなら、主人公はむしろ鉄男で、城太郎は引導を渡す側の人間。

その辺りが斬新で、物語の大きな見所です。

 

そして、作中に出てくる当時流行っていたものが懐かしさを彷彿とさせます。

カラーギャングにガングロ、ベッカムヘアーにギャル文字。玉川のたまちゃんも当時大きな反響を呼びましたね。

まとめ

いかがでしょうか。

「体操ザムライ」是非アニメをご覧いただければ幸いです。