心温まる物語【ソマリと森の神様】のネタバレ記事 閲覧注意 

森の守人であるゴーレムは、ある日人間の少女ソマリと出会う。

人間のいなくなった世界で、人間を探すために、ゴーレムと少女の変わった親子は旅をする。

公式サイト:https://somali-anime.com/

旅の果てにソマリとゴーレムが見たものとは、一組の親子は世界を旅して何を思うのか、ネタバレを含みながらご紹介したいと思います。

ゴーレムと人間の親子に、あなたもきっと癒されるはずです。

 

以下の内容にはネタバレが含まれます。閲覧の際にはご注意ください。

 

あらすじ

親と子

様々な種族(人間からは”異形”と呼ばれる)が生きている世界で、旅をする一組の親子がいた。

 

親は、森を守護する為に存在する、心を持たないゴーレム。

子は、人間の少女・ソマリ。

 

ゴーレムはソマリの本当の親を探す為に、人間を探していた。

しかし、人間は人間狩りによって生息を脅かされ、どこで生きているのかもわからない状態だった。

 

異形の者に人間とバレてしまえば、その場で食べられてしまうか、人間狩りに捕まってしまう。

そうならないよう、ゴーレムはソマリを守りながら旅をしていた。

 

旅の途中、ソマリは膝を怪我してしまう。

傷を手当てしようにも、市販薬は切らしていた。

 

そこへ、小鬼のシズノが通りすがる。

薬師であるシズノは、薬を取り出し、応急処置をする。

 

ちゃんとした手当てをするために、シズノの家を訪れる。

ゴーレムは自分の体の一部と引き換えに、シズノに薬作りの方法を教えてもらう。

 

ゴーレムは、怪我をした時のソマリの泣きそうな顔をもうさせたくなかった。

無いはずの心が傷んでいた。

表皮の一部と引き換えにそれが叶うなら安いものだと語った。

 

その間、ソマリは少しでもゴーレムの役に立とうと、シズノの助手のヤバシラの手伝いをしていた。

 

シズノとヤバシラと別れ旅を続ける親子は、通路が複雑に入り組んでいるアリの穴街を訪れる。

そこで砂漠を越えた先に人間の目撃情報があると聞く。

砂漠越えをするには金が必要だったが、ゴーレムは必要な分のお金を持ち合わせていなかった。

 

コキリラはアリの穴街で飲食店を経営しており、妻が腰を痛めて人手不足だったところにゴーレム親子が訪れバイトを頼むようになる。

 

その間息子のキキーラとソマリは店内で一緒に遊ぶのだが、室内で遊ぶのに飽きた二人は外へ出ようとする。

だがソマリが心配なゴーレムはそれを許さなかった。

 

キキーラは自分が守るからと、ゴーレムを説得し、二人でお使いに行くことを許される。

 

旅が終われば、ソマリはゴーレムと別れなければならない。

お金を集めて早く旅を終わらせようとするゴーレムに、ソマリは不安になる。

 

いつまでもゴーレムと一緒にいられるように、枯らさずに持ち帰ることが出来れば願いが叶うとヨザメの花を探しに街の地下へと向かう。

 

ヨザメの花を見つけ、一番大きな花を持ち帰ろうとするソマリだったが、巨大なキノコに襲われかける。

そこへムスリカが駆けつけ事なきを得る。

 

ムスリカの案内で、二人は枯れにくいヨザメの花を探しに行く。

枯れにくいヨザメの花を見つけたソマリの前に、花の番人であるツチトカゲが現れる。

 

ゴーレムとずっと一緒にいたいというソマリの願いを聞き届けたツチトカゲは、ソマリの願いを受け入れ、見逃す。

 

店へ帰り着いたソマリはゴーレムにヨザメの花を差し出すが、ゴーレムは暗くなる前に戻るという約束を守れなかったソマリを叱りつけてしまう。

 

部屋へ引きこもってしまったソマリの代わりに、ムスリカがソマリの想いをゴーレムに伝える。

 

ソマリは風邪を引き寝込んでしまう。

食事も受け入れず苦しむソマリに、薬を買いにゴーレムは走るが、人間用の薬は買えず、高価な薬を買うことになる。

 

ゴーレムは、ソマリが風邪を引くほどに負担を掛けてしまっていた事を反省する。

そんなゴーレムにコキリラは、親として間違えてしまったら謝り、抱きしめ、一緒に成長していくのが親子なのだと諭した。

 

ソマリのずっと一緒にいたいという願いに、ずっと共にいるという約束をするが、寿命が近づいているゴーレムにとっては叶えられない約束だった。

 

人間

路銀が貯まり、アリの穴街を出て馬車に乗せてもらい、砂漠の途中にあるサカズキ村を訪れたゴーレムとソマリ。

そこでソマリ達と同じように旅をするウゾイとハイトラと出会う。

 

ソマリ達はウゾイとハイトラの馬車に乗ることになり、一緒に砂漠越えをする。

だが、ウゾイはハイトラの奇病を治すために、ソマリを殺そうとしていた。

 

殺そうとするウゾイに必死に抵抗するソマリは、池に落ちてしまう。

ウゾイは短い間だが一緒に旅をして愛着の湧いたソマリを殺すことは出来ず、池に落ちたソマリを助ける。

 

その晩、ハイトラは自分の過去とウゾイの母親を食べたことをゴーレムに話した。

ウゾイはその話を聞いてしまった。

 

それまでの優しい記憶が全て偽物だったのだと感じたウゾイは、ソマリと一緒に巨大な竜巻に飛ばされてしまう。

だがソマリは、大好きな気持ちは嘘じゃないとウゾイに言う。

 

カケアシドリに襲われたウゾイとソマリを助ける為に、償いの為に、ハイトラは死ぬつもりで囮になる。

だがウゾイは死んで償うことを許さず、生きて一緒に過ごすことを罰としたのだった。

 

砂漠越えを終え、ハイトラとウゾイと別れたソマリとゴーレムは、世界の知識が集められているという魔女の村へ向かう。

 

魔女印図書館へと案内された親子は、司書のヘイゼルに案内されて人間について書かれた本を探す。

人間について記された本は「ハライソの伝記」一冊のみだったが、本を食べるオトト魚に食べられてしまう。

 

本を読んだことのある人ならば、本の内容を知っているだろうと、貸し出し履歴を遡ると、現在の図書館の館長、イゾルダ・ネブゾルフの名があった。

 

だがイゾルダは既に老齢で、体調が優れず会うことは難しかった。

どうしても人間のことを知りたいソマリは、プラリネに渡された本に書かれた抜け道を通って会いに行く。

 

自警団に追われながらもイゾルダの元に辿り着いたソマリとゴーレムは、ハライソの伝記の内容を聞く。

 

【魔女のフェオドラ・ネブゾルフは、強風に巻き込まれて地上に墜落してしまう。

墜落したフェオドラを助けたのは、人間の娘・ミヤと、ゴーレムのハライソだった。

 

人間は未知の存在を恐れ、他種族とみなすと途端に攻撃的になる種族だった。

 

怪我が治るまでの間、魔女であることを隠し、村人たちと仲良くなるフェオドラ。

だが、帰る日の前日になり、風で飛ばされたミヤを助けるために、魔女であることを表してしまう。

 

村人はフェオドラを化け物と呼び追い出すが、ミヤはフェオドラを友達と呼んだのだった】

 

ハライソの伝記は1000年本にすることを館長になったフェオドラが禁止していたが、イゾルダは言いつけを守らず本にしてしまう。

その事によって人間が滅んでしまったのだと、イゾルダは悔いていた。

 

イゾルダはソマリに、自分が怖いかと尋ね、ソマリは「怖くない」とはっきり答える。

絆があればきっと大丈夫だということと、最果ての地に行けば人間が残っているかもしれないということを伝えて、イゾルダは蝶に変わり一生を終えた。

 

ソマリとゴーレム

引き続き旅を続けるソマリとゴーレムは、木ツツキ屋の小屋と呼ばれる、切り株小屋で泊まる。

そこでシズノとヤバシラと再会する。

 

シズノとヤバシラと旅をすることになったソマリとゴーレムは、治安のすこぶる悪いアリシギの町へ訪れる。

そこで腕の強さを見込まれ、用心棒を頼まれる代わりに、泊まる場所を提供される。

 

シズノはソマリが人間であることに気がついていた。

ソマリとヤバシラが寝静まり、シズノはゴーレムとソマリがどうして親子でいるのかを尋ねる。

そしてゴーレムは、ソマリと出会った時のことを語り始める。

 

”ある日ゴーレムは、森に人間が積まれた荷台が崖から落ちた形跡を見つける。

生存者は荷台にはおらず、ソマリは少し離れた場所で一人うずくまっていた。

 

ソマリはゴーレムと初めて会った時から、ゴーレムのことを「お父さん」と呼んだ。

ソマリには記憶がなく、名前もどこから来たのかも両親の存在すらも分からなかった。

ただ、外は危険だということだけは覚えていた。故に森から出なかった。

 

外のものに干渉しまいとするゴーレムだったが、ソマリはゴーレムの後を追いかける。

次第にソマリと打ち解けたゴーレムは、自分が停止した後のソマリを案じ、旅に出る事を決める”

 

ゴーレムの表皮はほとんど剥がれ、肉体にも亀裂が入っており、活動期間は残り少ない事を表していた。

ゴーレムは、この先壊れた時は、ソマリを頼むとシズノに伝える。

だがシズノは、諦めてはだめだと、ゴーレムを諭した。

 

資材の補給に宿を訪れたローザに、ソマリが人間であることがばれてしまい、人間狩りをする集団に報告されてしまう。

 

人間狩りは、ゴーレム達が宿を発つ前の深夜を狙って襲撃する。

それを察知したゴーレムは、シズノ達に早く逃げるよう促す。

 

ソマリが人間だと知らなかったヤバシラは、最初は驚くが、作ったお菓子を美味しいと言ってくれたソマリを守ることを決め、囮になる。

 

ソマリ達は坑道を抜けて通ろうとするが、別の人間狩りが次々と襲いかかる。

なんとか逃げ切った先で、ローザが待ち構えていた。

ローザはソマリ達を罠に掛けて閉じ込める。

 

ゴーレムはソマリを守るために、力を使おうとするが、既にボロボロだったゴーレムは、腕がもげ動けなくなる。

ソマリの連れて行かれる悲鳴を聞いたゴーレムは、自我を亡くし凶暴化してしまう。

 

ゴーレムは逃げ出した人間狩りを追いかけ、ローザを殺そうとする。

ゴーレムに人を殺させたくないソマリは、ゴーレムの前に立ちはだかる。

平静を取り戻したゴーレムは倒れる。

 

目覚めたゴーレムは、体が限界に近づいていることを悟る。

 

次の町では、収穫祭が執り行われていた。

ヤバシラと共に祭りに見とれるソマリに黙って、ゴーレムはソマリの元を離れる。

シズノにゴーレムは戻ってこないと言われ、ソマリはゴーレムを探して森へ駆け出す。

 

ゴーレムは、もう一度制御を失えばソマリを傷つけてしまうかもしれないからと、ソマリの幸せを願い、別れを告げる。

 

ゴーレムは心が無いから寂しくないと言うが、ソマリはゴーレムは優しく、心があると泣きながら伝える。

ゴーレムは心があることを認め、涙を流す。

 

世界の何者にも抗い、ソマリの父であることをゴーレムは願い、再びずっと一緒だと約束した。

 

登場人物の説明

ゴーレム

森の守人としての役目に準じていたが、ソマリと出会い、次第に心が芽生えていく。

ゴーレムは1000年きっかりに活動終了するが、シズノと出会った時点で残りの寿命は1年と112日だった。

 

ソマリ

人間の子供。人間とバレないように、ミノタウロスの子供を装う。

好奇心旺盛で、気になるものがあるとすぐにあちこち行こうとする。

ゴーレムと旅をする内に、どうして人間はいなくなってしまったのか知りたいと思うようになる。

ソマリという名前はゴーレムが付けた。ソマリを最初に見つけた猫型の獣・コミドリソマリから来ている。

 

シズノ

小鬼種の薬師。薬作りの腕はピカイチで、頭もよく回り、察しがいいが、片付けが苦手。

平和主義で、特に子供であるソマリの前では明るく振る舞う。

いちいち森に薬草を採りに行くのが面倒という理由で森に家を構える。

 

ヤバシラ

シズノの助手。鬼種。

お菓子作りが得意。圧倒的オカン。

 

コキリラとキキーラ

ムク毛シュリガラ種族の親子。

アリの穴街で飲食店を営んでいる。

 

ムスリカ

ツチノコ組(アリの穴街の地下世界を管理する組織)の一員。

顔は怖いが優しい。

 

ハイトラ

ファルコホル種族を名乗っているが、人間の男性。

過去に人間狩りに村を襲われ、命からがら妻と子共々生き延びたが、飢えたところにウゾイの母親を見つけ、食してしまう。その際に羽が生える奇病に罹り、妻と子供は死んだ。

幼かったウゾイにはそのことを話せず、以来一緒に旅をしてきた。

 

ウゾイ

ハラピュイア種族の少女。

気が強いが心根は優しく、病弱なハイトラを守りながら旅をする。

ハラピュイア種族の特性で耳が良い。

 

わかりにくい点を解説

”むかしむかし あるところ 奇妙なお客がやってきた

塩水わたった 旅人は 角生え尾をもつものを見た”

 

作中に出てきて、曲はBGMとしても度々出てくるこの童歌ですが、物語終盤で続きの歌詞が出てきます。

 

”異なる形とささやいて すべてまとめて鍋の中

スープの味見もおざなりに 赤いお花が砕けて散った”

 

これは、ローザも説明していましたが、異形の存在を知った人間は、自分たちと違うというだけで迫害し、ハイトラと同じように食べてしまったのです。

最後の”赤いお花が砕けて散った”というのは、異形の反感を買った人間が虐殺されて血の花が舞ったという意味なのか、ハイトラのように身体に異変が起こったのかはわかりかねます。

 

こういった少し怖い童歌や童謡というのは、現実でも割とよくありますよね。

日本のもりこ歌やグリム童話等がその代表です。

考察・感想

大きいもの×小さいもの、無機質・無感情×少女。人類の永遠のテーマですよね。(個人の感想です)

 

でも私はヤバシラとソマリの組み合わせ、好きです。お菓子美味しいって言われて懐柔されるヤバシラかわいい

でもそれはゴーレムがいてこその尊さなのでやっぱりゴーレムにはこれからも生きていてほしいしソマリがちょっとだけ反抗期に入ってショックを受けて凹むゴーレム(すぐに仲直りする)とか恋人が出来て過保護が発動してソマリに相応しい相手か見極めようとするゴーレムとか永遠に見ていたいですね。

 

…真面目に感想書きますね。

 

世界観がとてもファンタジーに溢れていて、見ているとあの世界を旅してみたいな、という気持ちにさせられますね。

 

ソマリがあまりにも不憫で辛くなるシーンも多々あるのですが、それでも絶対に守ろうとするゴーレムや、道中様々な人と仲良くなり心を通わせるソマリを見ていると、胸が熱くなってきます。

 

原作は漫画なので、是非見てみたいです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ゴーレムとソマリの旅を是非アニメで見てほしいです。